最凶の一族の長男はとりあえず自由に生きてみようとする   作:〇〇総統

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やっべい、話の構成力がないから1話で展開が急すぎる話になっちまう。でもよく言えば話がサクサクだからいい…のか?


圧倒的な差と改良神精樹の実

「……ここなら大丈夫だろう」

 

「よし、この洞穴の入口も破壊し埋めておけ。最悪リモコンで呼び出せば良いだろう」

 

「…ん?おいおいパークチー、ベジータ。強いパワーを持った奴らが俺らの所へ集まって来ているぞ?向こうから出迎えとは礼儀がなってるヤツらだな」

 

アタックボールを隠している作業をしていたサイヤ人達の元に、地球の戦士達がやってきていた。

 

「こ、コイツらがそのサイヤ人か!も…ものすごい気を感じる……!鬼気迫るってやつだぜ…」

 

「…念の為に聞くがサイヤ人…貴様らはここに一体何しにきやがった」

 

「その声は…そうか、ラディッツを倒したのは貴様だな?」

 

「声だと?俺の何を知っている?」

 

「ラディッツが言わなかったか?コイツが通信機にもなっている事を」

 

ベジータは自分が付けているスカウターを指でトントンと指しながら言う。

 

「おいパークチー、アイツナメック星人だぜ?」

 

「……ラディッツの戦闘力は高く見積もっても2,000。やられても不思議では無い相手ではあったって事か…」

 

「ナメック星人……?」

 

「ピッコロ、お前宇宙人だったのか!?」

 

「俺も驚いているが、おかげで祖先の事がわかってきたぜ…コイツらを倒してからじっくり調べるとするか!」

 

「ん?おいベジータ、何黙り込んでんだ?」

 

「………ナメック星人は並外れた戦闘力と、魔法とも言える技術を持っている…なんでも願いを叶える…そうか!貴様がナメック星人でこの星にいるということは、そのなんでも願いを叶えるという技術も貴様が作ったのだな?」

 

「!ドラゴンボールの事まで知っているのか!」

 

「俺達はそれが目的だったんだが、今はそんな事を言ってる暇は無くなってな」

 

「何?どういう事だ?」

 

ピッコロがどういうことか教えろと言う前にベジータと言われるサイヤ人がパークチーと言われたサイヤ人を顎で促した。どうやらお前が喋れということらしい。

 

「……1度しか言わん。今この星には未曾有の危機が迫っている。それは俺達の事を指しているのでは無い。もっと他の…強大な力がここにやってくるのだ」

 

「な…何!?」

 

「本来なら我々はドラゴンボールという物を求め、この星に向かう筈だった。だが、俺の上司…トスカー様からの連絡により我々はこの星の願いが叶うという噂を聞きつけた1団を仕留める為にここへやってきた」

 

「そ、それはお前達も同じじゃないか!何が違うんだよ!」

 

「言うなれば俺達は宇宙の一大巨大組織に勤めている者だ。だが奴らは違い、盗賊の様なものだ。奴らはソイツらが不都合だから潰しに行くだけだ。これでいいか?とにかく、我々は本来の目的を後回しにしてここで奴らを迎え討たねばならん。お前達もこの星の事が大事なのであれば、我々と手を組まないか?」

 

そう言って手を差し伸べるパークチーだがピッコロ達は直ぐにその手を振り払う。

 

「ふざけるな!元はと言えば貴様らがここに来なければ起きなかった話ではないか!」

 

「そうだ!どうせそれも嘘かなんかなんだろ!!」

 

「……やはり我々の印象は悪いようです王子」

 

「……チッ、まぁいい。使えんカスなど放っておけ。精々足掻けばいいさ。コイツら程度ではスラッグ一味になんぞ歯が立たんだろうしな」

 

するとまた新たな人物がやってくる。三つ目の男天津飯、白い肌をした小柄な人物餃子、長髪の顔に傷がついた男ヤムチャだ。

 

「よう、遅くなったな」

 

「ヤムチャさん!!」

 

「……王子、我々はここで止まっている暇はありません。早くしなければ…」

 

「わかっている。……ナッパ!サイバイマンを数体コイツらに使え!」

 

「よぉ〜〜し…この土ならいいサイバイマンが育つぜ…」

 

ナッパは懐から取り出した種を4粒程土に植え何かの液体を垂らした。

 

すると土から緑色の化け物が産まれてきたではないか。

 

「ギギギ…」

 

「ギギャギャ!」

 

「ゲヒヒヒ…」

 

「グエ」

 

「な…なんだアイツ…気持ちわりぃ……」

 

「サイバイマン。死なない程度に遊んでやれ」

 

そう伝えベジータは空高く飛び立つ。その後に続くようにパークチーとナッパも空へ飛んで行った。

 

「まっ…待て!」

 

「待てヤムチャ。まずはコイツらを倒してからだ」

 

「あ…あんなのが野生に行っちゃったら動物さん達が…」

 

「怯むな!修行の成果を見せてやる!」

 

「ゲギャギャーー!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピーーーッ!!!ガガガガガ!!!

 

「……!パークチー!ナッパ!!」

 

「……王子、どうやら我々は少し遅かったようです」

 

「……で、でけぇ…」

 

今、ベジータ達の目には空の方へ向けられている。だが、青い空は見えない。見えるのは…氷のような青い星だ。

 

その星が近づき風が発生し、その風に飛ばされそうになる。

 

「くっ…!」

 

「ぐおおおお!と…飛ばされる…!」

 

「……ふっ…ふっ…」

 

すると、星は爆発し中から宇宙船のような物が現れた。その宇宙船は、先程自分達がアタックボールで降りてきた街に着陸したようだった。

 

「あっちだ!急げ!!」

 

「ちくしょう!今日は移動してばっかりだ!!」

 

「………」

 

「どうした?パークチー?」

 

「……繋がらん…」

 

「何?」

 

「……スカウターの通信が繋がらん」

 

「今はそんな事してる暇はないだろ!さっさと行くぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

街の人々は、今日で2度目の宇宙からの訪問者の来訪に話が持ち切りであった。

 

「ご覧下さい!大きな宇宙船がやって来ました!この星は隕石が爆発した時に……」

 

テレビレポーターが中継によりその状況が全世界へ報じられ宇宙人がいるという話が地球では真実味が帯びていく。

 

すると宇宙船が開き、中からアーマーを着込んだ者が現れた。ソイツは太陽の眩しさに一瞬目元を隠すがすぐさま船から降り、後から出てきた同じアーマーを着た者たちと整列をした。

 

「この星は!これより大宇宙の王となるスラッグ様の物となる!」

 

その宣言により街の人は騒然とする。スラッグ兵はその人々を無視し号令をかけた。

 

「撃てぃ!!」

 

スラッグ兵からの一斉射撃が行われ街の人は直ぐさま逃げ出す。そして行われるのは街の破壊だ。

 

「撃て撃て!我々の求める物を探し出すまで破壊するのだ!」

 

すると、スラッグ兵の足元が急に光だし…

 

ドウン!!!!

 

と、大きな破裂音が響いた。

 

ナッパのジャイアントストームが炸裂したのだ。

 

「へっ…どデカい挨拶かましてやったぜ…」

 

「よくやったナッパ」

 

「……だが雑兵だ。油断するな、幹部連中は見えていない」

 

すると早速先程のスラッグ兵とは違うアーマーを着た戦士が4人もやってくる。その後ろにはマントで頭を隠した老人がいた。

 

「やつがスラッグか!行くぞお前達!」

 

「……ナッパ。俺達は周りの幹部連中を相手だ」

 

「覚悟しやがれっ!」

 

ベジータはスラッグの撃破、ナッパ達はその間に幹部の足止め、良くて撃退を目指しそれぞれ突っ込んで行った。

 

「コイツらフリーザ軍の奴らじゃないかダボ?」

 

「そんな事はいい。とにかく探すぞ!」

 

「ドロダボ、メダマッチャ。奴らを足止めしておけ。俺とゼエウンで探してくる」

 

「仕方ねぇな、早く帰ってこいよ」

 

各々がそう答えこの場でサイヤ人と相手をする事になったドロダボはナッパと組み合う。

 

お互いの両手を掴み合い押しあっているナッパとドロダボだったが、戦力に差があり過ぎた。ドロダボの力の方がナッパを上回っておりナッパの腕が逆方向に曲がっていく。

 

「ぐ!ぐぬ……ぐ...おおぉぉぉぉおお!!!!」

 

負けじと押し返そうとするが結果は変わらずナッパの腕はボキリと逆方向に折れ曲がってしまった。

 

「ナッパ!!」

 

「チィッ!あのバカなに力負けしてやがる!」

 

「ひゃーーーー!」

 

メダマッチャの柔軟な動きからノンストップで繰り出される攻撃にパークチーは翻弄されていた。

 

「オラオラどうした!俺はまだまだいけるぜぇーー!?」

 

「……くっ」

 

「パークチー!そいつを抑えておけ!」

 

ベジータはスラッグの元へ行くのを諦め、まずはナッパと相対していた奴から始末することに決めた。

 

「さて、これで終わりダボ」

 

「クソッ……タレがぁ!」

 

「死ねぃ!」

 

「でりゃぁぁぁぁあ!!」

 

「ごはぁぁ!?」

 

ドロダボのエネルギー弾がナッパに直に当たりかけたその時、ベジータがドロダボの横顔に蹴りをお見舞いし、ドロダボは吹き飛んでナッパは助かった。

 

「す…すまねぇベジータ…」

 

「チッ腕が使えなくともまだ行けるだろ?」

 

「あったり前だ!逆にウォーミングアップはこれまでにしてやるぜ!」

 

逆に折れ曲がった腕をゴキリと無理やり元に戻しそう言うナッパだった。すると瓦礫の中からドロダボが飛び出し、その剛腕でなぎ払おうとするがベジータとナッパは難なく避ける。

 

「くそう!フェイスカバーにヒビが……!」

 

ドロダボは自身の顔の部分がひび割れており太陽光が入って来てしまうことに気が割かれているようだ。

 

「お?あいつなんか苦しんでんな?」

 

「ふふふ…どうやらチャンスのようだな」

 

ベジータが攻撃を仕掛けようとしたその時…

 

「かめはめ…波ーー!」

 

「ぐおっ!」

 

ドロダボの上から他の攻撃によって邪魔をされた。

 

やってきていたのはヤムチャ、天津飯、餃子だ。

 

「アイツら、サイバイマンをやりやがったのか!!」

 

「ほう、サイバイマン程度でやられる筈がなかったか」

 

ベジータはラディッツよりは使えそうだなと考えを改めた。

 

「今の奴を攻撃したが、ほんとにあってたのか?」

 

「サイヤ人と敵対してるなら、あっている筈だ」

 

「僕の超能力、効かなそうだよ…」

 

話しながらサイヤ人の元へと向かうヤムチャ達、1度対立したからか距離があったが先程の行動で少しだけサイヤ人と地球人の距離を縮められたようだ。

 

「アンタ達の言ってること、ホントらしいな。微力ながら力になるぜ?」

 

「お前達とは一時休戦だ。俺達も地球を守らねばならんからな」

 

「天さんがそう言うから僕もそうする。仲間だとは思うな」

 

「へっ、そんくらい承知だわチビ」

 

「俺様達はスラッグをやる。邪魔をするなよ?」

 

5人の矛先がスラッグに向く。スラッグは手を震わせベジータ達を睨んでいた。

 

「使えんヤツだ…もういい。儂がやろう」

 

そう言ってスラッグは…ヤムチャに手を向けた。

 

「何……ぬぉ!?」

 

身構えたヤムチャだったがその手に吸い込まれ為す術なく頭を掴まれる。

 

「こ…コイツ!離せ!」

 

「なぁに、すぐ終わる」

 

そしてスラッグはヤムチャの記憶を読み取り始めた。

 

ドラゴンボール……神龍……ドラゴンレーダー……

 

必要な情報のみ集まっていく。

 

「おぉ……!成程な…儂の記憶は確実じゃった…!7つ…7つ集めれば願いが…!」

 

興奮していくスラッグは手に掴んでいたヤムチャを空に掲げ…

 

「協力してくれたお礼じゃ、苦しまずにあの世へ行け!」

 

「ぐああぁぁぁぁぁぁぁ!!!__________」

 

ドガガガガガガガガ!!!

 

手から大量のエネルギー弾をヤムチャに浴びせた。

 

「ヤムチャーー!!」

 

「クソッ!スラッグの野郎やりやがったな…」

 

そして攻撃が終わりスラッグの手から落とされたのは無惨な姿になったヤムチャであった。

 

「ふふふふ…さて、お前ら程度は儂でも相手に出来るが…さてどちらから相手をしてやろうかの」

 

そう意気込んだスラッグの横に勢いよくメダマッチャが飛び込んでくる。

 

「ぎゃっ!!」

 

「……まさかここまでの差があるとは」

 

メダマッチャとの戦闘で既に満身創痍のパークチーはそう呟く。

 

「何をやっている?」

 

「す、すみませんスラッグ様!もう一度だけチャンスを!」

 

「使えぬ部下は要らぬ」

 

そう言ってメダマッチャを始末しようとしたスラッグ。そこへアンギラが帰ってきた。

 

「スラッグ様!見つけました!」

 

それは真ん中に星が入っている球、ドラゴンボールだ。

 

「おぉ!これじゃ!今すぐコイツを使いレーダーを作るのじゃ!」

 

またしても戦闘力が高いスラッグの幹部が戻って来て戦況は更に不利になった。パークチーは王子にある提案をする。

 

「王子、ここは撤退するべきです」

 

「何を言ってやがる!怖気付いたか!?」

 

「いえ、こうなっては我々だけでは話にならない程でしょう。せめて少しでも邪魔をしながら援軍が来るのを待つべきです」

 

その理由を聞き一理あると感じたベジータは数秒悔しそうに力み直ぐに空へ飛ぶ。

 

「お前達!一旦出直すぞ!」

 

「くそっ!行くぞ餃子!」

 

「ま…待ってよ!天さん!」

 

「……ナッパ、しっかりしろ。まだ腕が痛むんだろう?」

 

「すまねぇ…パークチー…」

 

ベジータとパークチーの移動スピードが早く天津飯と餃子は着いていくのがやっとであった。

 

「逃げられるぞお前達。貴様らが逃したのだからきちんと始末するのだ。さもなければ分かるな?」

 

「は…はいぃ!ただ今!!ドロダボ!早くしろ!」

 

「ぬうぅぅ…まっ待てぇ!」

 

直ぐさま自分達を追いかけに来る。戦闘力に圧倒的な差がある為みるみる距離は縮まっていく。このままでは交戦は免れない。

 

『……くっ、このままではまた犠牲が出てしまう…せめてサイヤ人の特性が発動出来れば…こうなったら仕方がない…!』

 

パークチーは心の中で歯噛みしながら自身の懐から…真っ青(・・・)な神精樹の実を取り出した。

 

カリッ…ドンッ!!

 

「行くぞ!」

 

「何ぃぃ!?」

 

その瞬間パークチーの戦闘力や体格が飛躍的に上昇し、そのまま残像を残すほどの速さで天津飯と餃子、そしてベジータを回収しメダマッチャ達が見えなくなるまで飛び続けた。

 

この神精樹の実はトスカー軍が開発している中で一二を争うほどの極秘開発軍事アイテム。通称"改良神精樹の実"だ。

 

これはフリーザ達が戦闘員に神精樹の実を利用できないかを試行錯誤する為に作られた現状の最高傑作だ。

 

神精樹の実を口にした時のデメリット。口にし続けなければ戦闘力が落ちていくという部分を落とし、更に口にした時の戦闘力の上がり幅を通常の5倍以上に引き上げるという代物だ。

 

だが、それ故に他のデメリットも存在する。口にしたら最後数時間~数日まで戦闘を行うことが出来なくなる。超短期決戦、または撤退用に作られた戦闘力急上昇アイテムだ。

 

だがこれを口に出来るのは各軍の幹部級から。なのでベジータ達はこれを口にした事もないし、存在すら知らなかったのだ。

 

「ぬおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

パークチーは4人を連れて追っ手が来ない所まで飛び続ける。自分が隙だらけの間十分に再起可能になれる場所まで。

 

そして、ドラゴンボールがスラッグの手に渡るのも時間の問題となっていく…




幹部級が持つ改良神精樹の実はどういうやつが持ってるのか。
トスカー軍→クラッシャー軍団、側近のパークチーとラゴン(将来的にラゴンの後釜となるシシトーはラゴン引退後に授与予定)。トスカー。※ボニュー等の兵を率いる隊長格は持ってない。

フリーザ軍→ギニュー特戦隊、ザーボンドドリア、フリーザ。

クウラ軍→クウラ機甲戦隊、クウラ。
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