最凶の一族の長男はとりあえず自由に生きてみようとする   作:〇〇総統

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書きたい事が多すぎる。脳内ではセルゲームどうやって開催しようかってとこまで思いついてるんだけどさ?(尚そこまで俺のやる気が持つかは考えない事にする)


向かう者、立ち向かう者

「……繋がらん...」

 

「やはり妨害電波でも流されてしまっているのでしょうな」

 

現在俺達トスカー軍は地球に向かって全速力で向かっている。幸いにも地球からそう遠くなく全速力で行けば計算上あと30...いや1時間程で着くだろう。

 

「パークチーには一応改良神精樹の実を3つ程持たせてはいるが...大丈夫だと信じたいな...」

 

「クラッシャー軍団も何かあれば地球に突入する準備も出来ておりますので、そう心配する事など...」

 

「いや...そろそろ地球で何か起こっている筈だ」

 

俺には分かる。こういう移動中にこそ何か悪い出来事が起こるのがドラゴンボールだ。誰かがやられたりとかしてもおかしくは無い。そろそろ緊急事態発生の連絡とか来るんじゃないか?

 

そして俺の予想通り、ターレスから連絡が来た。

 

『よぉ、トスカー。元気してるか?』

 

「絶賛不機嫌中だよ。で?連絡寄越したって事は何かあったか?」

 

『へっ、大当たりだ。今地球が暗雲に覆われていてな。こちらから近づこうにも機械が凍りついてまともに入れやしねぇ』

 

「...成程ね、地球を惑星クルーザーに改造する気か」

 

そうなれば星にいる生き物植物全てが極寒の環境に生まれ変わりスラッグの配下の魔族達の住処へと変わる。勿論向かったパークチーやベジータ達も寒さに耐えきれなければお陀仏だ。

 

『一応ギニューらが乗ってきたアタックボールを使えば突入は出来るだろうが、星で何が起こってるのかまるで分からん。どうする?突っ込むか?』

 

「馬鹿言え、今この状況で突入するのは態々相手にとって有利な場所で戦うのと同じだ。俺らが来るまで待機してろ。ついでにシシトーとラディッツを迎えに行っといてくれ。最寄りの惑星フリーザに着いたらしいからな」

 

『へいへい、じゃあまたこのクソつまらねぇ任務をこなさせて貰いますよっと』

 

そしてターレスとの通信が終了する。俺は少し考える素振りをしてからフリーザへ連絡をした。

 

「...フリーザ今大丈夫か?」

 

『おや?どうしたんですトスカー兄さん?コチラの軍は何時でも出撃可能ですよ?』

 

「フリーザ、作戦変更だ」

 

本来であればベジータ達が少しでも時間を稼ぎ、特戦隊とクラッシャー軍団を援軍として送り出す作戦ではあった。特に何かを長年練り上げた物が無い年老いたスラッグは老いという弱体化があるので、数と戦闘センスの暴力で衰えた知覚範囲外からの攻撃を当てて行けばどうにかなっていたかもしれない。

 

だがその作戦はスラッグ一味の暗雲によって援軍は出せずベジータ達は孤立した状態。連絡も出来ず地球の状況も分からずじまいだ。よってこのプランは破棄とする。

 

そこでベジータ達が地球でやられ最悪地球が惑星クルーザーに変えられた場合を想定し、フリーザの軍は俺達の軍の後に来るように伝えておく。

 

まずは俺達の軍で最初に交戦し情報をとにかく集める。そしてフリーザ軍で叩き、最後にクウラ軍が中枢を破壊する。

 

そしてもし、スラッグが映画同様若返っていた場合...フリーザ単体でも勝てるかどうか分からない。俺とクウラとフリーザ3人の力があればスラッグを倒せはするかもしれない。

 

……そしたら、俺はフリーザ達が来るまで奴を地球に留めておかなければ...あの形態(・・・・)を使う事にならなければいいが...

 

「という訳だ。迷惑をかけるな」

 

『いや、寧ろそれが最善だと思うよ。その方が効率的だ』

 

「じゃあ、クウラにも作戦の共有を頼む。アイツには悪いが今回の出番は最後になるけど我慢してくれと言っといてくれ」

 

『わかったよ。じゃあ頑張って』

 

「おう」

 

フリーザとの連絡も終わった。俺は椅子から立ち、今この部屋にいる部下たちができるだけ目視できる場所へ移動した。

 

「さて、これより我々は地球へと向かう...が、その前に技術班等の非戦闘員は出来れば避難してくれたまえ」

 

俺の呼びかけに非戦闘員は素直に避難の準備を始める。残ったのは操縦士やある程度の護身術が使える医療班。そして戦闘員達だ。

 

「これより、作戦の説明を開始する。ラゴン、済まないがこれが終わったら直ぐに身支度を整えて避難してくれ。資料を頼む」

 

「了解致しました」

 

トスカーが地球へ到着するまで、後少し...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

改良神精樹の実によって一時的に撤退出来たベジータ達は、岩場の洞窟に身を潜めていた。

 

「くそぅ!奴らはどこ行ったんダボ!!」

 

「早く探せ!スラッグ様にお陀仏にされちまう!!」

 

外ではドロダボ達が血眼になってベジータ達を探していた。スカウター等の機械や気を探る術を持っていない彼らはいちいち探さなければならないので十分に隠れられた。

 

「ハァッ...ハァッ……すみません...王子...自分...は………………」

 

そして改良神精樹の実を使用した事によりパークチーは身体を動かす事が出来なくなってしまった。

 

「...すまない、助けて貰って」

 

「ヤムチャ……」

 

「……礼は...いい...」

 

パークチーが一緒に連れてきた地球人2人が礼を言うが、ベジータにとっては使えるサイヤ人のひとりがリタイア、重症1人、そして使えるかも分からない地球人2人しかいない状況に苛立ちを隠せずにいた。

 

「それで...これからどうするよベジータ」

 

「どうするとは何がだ?」

 

「このまま誰か来るのを待っているってのもアリじゃねぇか?援軍が来るまで耐え忍ぶんだよ」

 

「その援軍が、奴らを倒すまで俺達はここでビクビク怯えながら待っていろってか?ナッパ、まさかお前がここまで腑抜けた野郎だとは思わなかったぜ」

 

「!?腑抜けだとぉ!?俺様は確実に生き残る方法をだなぁ!」

 

「戦闘民族であるサイヤ人が生き残る事を考えるとは、お前は誇りを失ったらしいな」

 

「んな訳があるか!俺はサイヤ人だぞ!?全宇宙一の強戦士族の名門出のエリートだ!そんな俺が誇りを失っただぁ!?ふざけた事言ってんじゃねぇ!!」

 

「ならばお前も、ここで死ぬ覚悟はあるんだろうな?パークチーが苦戦する程の相手とやり合って生き残る事を視野に入れるつもりか?パークチーより戦闘力が低いお前がか?」

 

「そ、それは...」

 

「ふん、やはりな。戦闘を好むサイヤ人が生き残る事を考えるのか」

 

今回の口論で、ベジータは別に援軍が来ることを拒んでいる訳ではない。援軍が来るまで隠れることを嫌っていたのだ。1度目は体勢を立て直す為に甘んじて撤退を受け入れた。だが2度目は敵の首魁でも無い者に背中を見せて敗走するなど、ベジータにとっては屈辱以外のなんでもなかったのだ。せめて戦場で援軍が来るまで戦い抜く。もし敵わなければ戦場で散る事も考えていた。

 

そこでナッパから援軍が来るまで逃げ惑いまともに戦いもしないでのうのうと生き残るという生き恥を晒す提案を出され腹がたったのだ。

 

ベジータは洞窟から出ていこうとする。どうやら外にいるドロダボ達と交戦しに行くようだ。

 

「戦場へ行こうともしないサイヤ人など、必要ない」

 

更に続けて...

 

「今のお前なんかよりそこの地球人共の方がよっぽど使えるだろうな」

 

ベジータはナッパにそう吐き捨てる。ナッパはショックを受けたのか崩れ落ちて、四つん這いになった。

 

「お...王子……」

 

「パークチー、お前がそんな姿になるなんて情け____」

 

「こ、これを…………」

 

ベジータの話を遮りパークチーはベジータに改良神精樹の実を渡す。

 

「これは...お前が食ってた果実か」

 

「もし...危なくなったりしたらそれを食ってお逃げ...下さい...その場で戦闘力を格段に上げる代物ですが...時間が経つと……動けなく……」

 

「なる程な、お前が動けないのはこれが理由か。一応貰っておこう」

 

ベジータが改良神精樹の実をしまい、飛び出した。

 

「なぁ、アンタらはどうするんだ?」

 

天津飯がサイヤ人達にそう聞く。

 

「……俺は少し休ませて貰う...ナッパは...まぁそのままにしといてくれ。お前達は?」

 

「そうか、俺は微力にもなりはしないだろうがあのベジータという男を手伝ってくる。自分達が住む星は少しでも自分で守らなければならないからな」

 

「僕も、天さんと一緒」

 

「強いな……」

 

そう言ってパークチーは目を閉じた。

 

「急ぐぞ餃子」

 

「うん!」

 

天津飯達も出ていき、洞窟の中は反動により死んだように動かないパークチーと、ナッパだけになった。

 

「腑抜けだと...?地球人より劣っているだと?そんな筈がねぇ...俺は...エリートのナッパ様だぞ...!地球人に負ける筈がねぇんだぁぁぁ!!」

 

ナッパは雄叫びを挙げながら飛び出して行った。

 

パークチー以外が飛び出して行った洞窟の中...

 

「ん?アイツら...もうどっか行っちまったか?」

 

1人取り残されたパークチーにある人物が近寄っていた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いたぞ!!」

 

天津飯達はベジータがドロダボ達と交戦している場所に辿り着いた。

 

やはり戦闘力がベジータより大きいドロダボとメダマッチャを1人で相手するのは流石のベジータでもキツかったのか劣勢ではあった。

 

「餃子頼む!」

 

「うん!」

 

餃子は自身の超能力でドロダボ達を止めようとする...が

 

「て、天さん!コイツら僕の超能力が効かないよぉ!」

 

「何っ!?」

 

「こんの雑魚がぁ!!」

 

メダマッチャが攻撃しようとするがふといきなり動きが止まり出した。

 

「な、なんだ...?急に...」

 

「……この空気、それに空……ケケケ...おい!ドロダボ!!」

 

「あぁ!分かるダボ!これは始まったダボ!」

 

「惑星クルーザーに改造中って事は...」

 

「俺達の時間ダボ!!」

 

着ていたアーマーを脱ぎ始めるドロダボとメダマッチャ。空が暗雲に覆われ日の本に晒す事も出来なくなり更に劣勢になってしまった。

 

「あ〜暑すぎるダボ」

 

「ちっ、まだ早すぎたな。だが!」

 

メダマッチャの身体から小さなメダマッチャが生えてくる。アーマーによって自分の能力を使えなかったが、アーマーを脱いだことによって思う存分能力を使えるようになってしまったのだ。

 

「これで!本領発揮出来るぜぇ!」

 

「「「キィェェェェェーーーー!!」」」

 

小メダマッチャ達が餃子に向かって飛んでいく。嫌な予感を察知した天津飯は餃子を逃がそうと試みた。

 

「餃子!逃げろ!」

 

「わわわ!!天さん!」

 

小さい分身でも餃子とはまだ戦闘力に差があった。距離がどんどん縮まっていきついには餃子は捕まってしまう。

 

捕まり顔や体にしがみつかれ餃子は息もできなくなっていく。

 

「やめろ!今助けるぞ餃...がぁ!?」

 

「お前の相手は俺だぜぇ!」

 

助けようと向かう天津飯にメダマッチャが襲いかかる。2人がかりとはいえベジータを劣勢にまで追い込んだ相手に天津飯が有利を取れず徐々に押されて行く。

 

「クソォ!」

 

餃子がみるみる弱っていくのを気で感じ取り焦りが生じて動きが大雑把になっていきメダマッチャに軽々と避けられてしまう。

 

「ケッケッケ!仲間がもうすぐで死...」

 

「ぬおぉぉぉぉおりゃぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「ぎゃっ...!?」

 

するとそこへナッパが横からメダマッチャを殴り飛ばす。不意の攻撃にメダマッチャは大きく吹き飛ばされた。

 

「何ボサっとしてやがる!さっさとあのチビスケを助けやがれ!コイツは俺が受け持ってやる!」

 

「あ...あぁ...すまない。だがもう1人はいいのか?」

 

「へっ、パークチーは俺より強いやつだから見つからなけりゃ死ぬ事はねぇだろ。ベジータも心配するこたぁねぇ」

 

「……わかった、今行くぞ餃子!」

 

直ぐに大したダメージを受けたように感じないメダマッチャがナッパの前にやってくる。

 

「何ヒーローみたいに助けた気でいるんだテメェ!まさかその折れた腕で俺と戦おうだなんて思ってないだろうな!?」

 

「そのまさかだ」

 

ナッパは自分が戦闘時によくする構えをとる。

 

「勝ち負けじゃねぇ、立ち向かわなきゃ俺はサイヤ人でもねぇんだよ!」

 

「ほざけ猿が!!」

 

ナッパが自分の口から極大のエネルギー砲を放ち、メダマッチャがそれを避けてナッパの懐へ潜り込む。

 

ナッパによる格上への挑戦が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さーて、そろそろくたばる頃ダボ」

 

「…………」

 

一方ベジータはドロダボの攻撃を防御で受け続けていた。

 

「命乞いをすれば楽に死なせてやるダボ」

 

そう言いながらベジータを殴るドロダボだったが、ベジータが笑っているのを見て不審に思いだした。

 

「…………ふふふふふ……」

 

「ん?」

 

「……ふはははは...」

 

「何笑っているダボ?恐怖で頭がおかしくなったダボか?」

 

「何を馬鹿な事言ってやがる。俺が貴様らに命乞いだと?笑わせてくれるぜ」

 

ベジータ徐々にノーガードになっていく。ドロダボの攻撃がそのまま当たりベジータの身体には傷が増えていく。

 

「諦めたか!」

 

「ふっ……サイヤ人を甘く見るなよ!!!!!!」

 

そう言うとベジータはドロダボの腹に蹴りを一発入れた。今まで受けたことの無い衝撃でドロダボは思わず吐いてしまう。

 

「ゲホッ...ぐっ...な...何故だ!?何故そんなにも力を!?」

 

「サイヤ人は死の淵から生還すれば大幅に戦闘力をあげることは出来る...だが、そうしなくとも戦闘の中で傷を負っても少しずつだが戦闘力を上げることが出来るのだ!」

 

「な...何!?」

 

「お前が馬鹿みたいに俺を殴りつけたからな。俺の体は徐々に戦闘力を上げていったのさ」

 

「ま...待つダボ...俺達の仲間にならないか?今ならスラッグ様に忠誠を誓えば...」

 

バキッ!ブチィ!!

 

ベジータは話の途中でドロダボの腕をへし折りそのまま引きちぎった。

 

「ぐぎゃぁぁぁ!?」

 

「何舐めた事言ってやがる!俺は誰の指図も受けん!いつかはあのフリーザ達もこの俺様が追い抜き宇宙一になるのは俺だ!」

 

ベジータはヒートアップして話すが後ろからスラッグから新たに命令を受け地球にいる戦士の抹殺を命じられたアンギラが来ているのを気づかなかったのかアンギラに身体を拘束されてしまった。

 

「何ッ!?」

 

「随分と手間取っているなドロダボ!」

 

「アンギラ!よく来たダボ!!そのまま抑えとくダボ!!コイツは今ここで殺してやる!!」

 

アンギラの能力である腕を伸ばし身体に巻き付いて張り付かれてしまい解けずにいたベジータはそのままドロダボからサンドバッグのように殴られまくった。

 

「ぐっ...ごふっ...がはっ……!」

 

「そらそらそらそら!!へばられると張り合いがないダボ!!」

 

「おいドロダボ、俺の腕ごと殴んなよ」

 

「なら少し待ってやるからさっさとしろダボ」

 

そう言われアンギラはベジータから離れ腕を少し緩めようとした瞬間…………

 

「気円斬!!!」

 

ベジータとアンギラの間をすり抜けるように気円斬が通って行った。あるのは両腕を切断されたアンギラと拘束を外されたベジータ、呆然としているドロダボだった。

 

「うわあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!??」

 

「魔貫光殺砲ーーーーーーー!!!」

 

絶叫するアンギラに視線がいき、アンギラの悲鳴により周囲の音はかき消された。

 

そして何が起こったのかまるで分かっていないドロダボを今度は魔貫光殺砲が心臓の位置を正確に仕留めた。

 

貫かれたドロダボはそのまま息絶えた。

 

「な...なな...お、お前らは!!」

 

「よう、また会ったな」

 

「次はお前の番だ」

 

「な、何故貴様らがここに!!?ゼエウンはどうした!?」

 

「俺達がここに来た事で、結果は分かってるんじゃないか?」

 

「ひぃ!?ス...スラッグさ_____」

 

「させんぞ!!」

 

逃げようとしたアンギラをピッコロが仕留め、手刀が胸を貫いた。

 

アンギラはそのまま無くなった両の手が無くなった痛みと胸を貫かれ苦しみながら死んで行った。

 

「後は、悟飯の所のやつだけだ!」

 

「……待て、何かが来る...備えろ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

「きええぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

お互い愚直に殴り合い、時に不意打ちでエネルギー弾を放ったりとやり合っていた。

 

『こ...こいつ!俺と戦って力が強くなって……!』

 

「ちぃ!さっさとくたばれぇぇぇ!!」

 

「戦闘民族サイヤ人を!舐めるなよぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

ナッパ自身のオーラを込め、バチバチとスパークした拳がメダマッチャの脳天に直撃し、メダマッチャを中心にクレーターが発生した。

 

「ぐぶぇ!?」

 

「はぁ...はぁ...」

 

クレーターの中心で白目を剥いて動かなくなったメダマッチャをナッパはしばらく観察したが息をしている様子もないように見えたので気を緩めた。

 

「引っかかったな!!」

 

「なにぃ!?」

 

その瞬間を狙いメダマッチャはナッパに飛びつこうとした。小メダマッチャが餃子にやろうとした事をナッパにもしようとするつもりらしい。

 

「おじさーーーん!頭下げてー!!」

 

するとナッパの頭上からそんな声が聞こえた。ナッパは直ぐさま頭を下げる。

 

ナッパの上でメダマッチャの顔を蹴り上げた子供がいた。

 

孫悟飯だ。

 

「お前...カカロットの息子か!」

 

「手伝いに来ました!!」

 

「へっ!まだまだだが、中々いい攻撃してんじゃねぇ...か!!」

 

「!魔閃光ーーーー!!!」

 

メダマッチャに出来た隙を逃さずナッパはデラックスボンバー、悟飯は魔閃光をメダマッチャに浴びせる。

 

メダマッチャは断末魔をあげること無く消えていった。

 

「まさか俺の技と同じくらいの威力を出せるなんてな、やるなカカロットの息子」

 

「僕はまだまだですよ、ピッコロさーん!!」

 

お互いに軽く話ながらピッコロに向かって手を振る悟飯、だがピッコロの顔が険しいままなのを見た悟飯はまだ戦いが終わっていない事を確信した。

 

ピッコロとクリリン、悟飯とナッパ、メダマッチャがやられ消滅した小メダマッチャから解放された餃子と天津飯、そして結構やられたがまだ活動出来るベジータが揃っていた。

 

「悟飯、気をつけろ。強大な気が迫っているぞ」

 

「はい!」

 

「へへ...俺も今度こそ死ぬんだろうな...」

 

「すまなかったな、今回こそは活躍してみせよう」

 

「...助けてくれて、ありがとう」

 

「気にするんじゃねぇ、ただの気まぐれだ」

 

「そこまでにしろナッパ。地球人、お前らが使えるのはわかった。だが俺の邪魔はするなよ」

 

そしてやってきたのは...スラッグだった。

 

「この程度の奴らに殺られるとは、それでも俺様の部下か!!」

 

「...なんだ?アイツは...何故だか知らんが、俺と似たような雰囲気を感じる...」

 

「ピッコロさん?大丈夫?」

 

「ん?貴様は......」

 

何かを話そうとするスラッグをベジータが遮った。

 

「おい、スラッグさんよう」

 

「...なんだサイヤ人」

 

ベジータがピッコロ達より前に出てスラッグと向かい合う。

 

「お前はどうやらここにあるドラゴンボールとやらで若返ったようだな」

 

「それがどうした」

 

「だがそれだけだ、お前の時代は絶対に来ない。何故ならこのベジータ様に貴様はどうする事も出来ずに倒されてしまうからだ」

 

そう言ってベジータが取り出したのは改良神精樹の実だ。

 

「ベジータ!?それはパークチーが逃げる時に使えって...!」

 

「今ここでコイツを倒してしまえばいい事だ!」

 

そう言って改良神精樹の実を齧るベジータ。筋肉が膨張し戦闘力も格段に上がった。

 

「ふふふふ...このパワーならスラッグ、お前も倒せるだろうぜ?」

 

「...............ふっ」

 

この時、スラッグがニヤリと笑ったのをベジータは気が付かなかった。

 

「サイヤ人の王子、ベジータの力を味わうがいい!!」

 

ベジータがスラッグに向かって飛び込んで行き、そこに続いてピッコロ、クリリン、天津飯、餃子、悟飯、ナッパもスラッグに立ち向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「急げ!急いでくれ筋斗雲!!」

 

孫悟空が24時間限定で地球に帰ってきた頃には既に地球は暖かくなく、寒さに耐えながら震える動植物だけだった。

 

筋斗雲を飛ばし、占いババから聞いたスラッグ一味がやってきた街へ向かって一直線に飛んでいく。

 

「はぁっ...はぁっ...」

 

息を吐けば気霜が出てくる程寒くなり強大な気を感じる占いババから聞いた場所からさほど遠くない所へ向かう。

 

「なっ...!?」

 

悟空が戦場へ辿り着き、そこで見た光景は...天津飯、餃子、サイヤ人達の倒れた姿。スラッグの部下達の死体。満身創痍の悟飯とクリリン。そして...ピッコロを掴みあげているスラッグだった。




数万程度はあるスラッグ一味の幹部を数倍の差がある戦闘力の奴らが数人でよく倒せたなって思うでしょう?

大体気円斬と魔貫光殺砲で致命傷負わせればどうにかなるしサイヤパワー使えば格上もどうにかなるんですわ(クソガバ設定)
ハイ...次からこうならないよう気をつけます...こればっか使ってたら話がワンパターンすぎるからね...
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