最凶の一族の長男はとりあえず自由に生きてみようとする   作:〇〇総統

6 / 43
そろそろ最凶の一族としての無慈悲さを出して行け〜トスカーさんよぉ


テーマパーク(消す予定の星)に来たみたいだぜぇ、テンション上がるなぁ〜

突然だが、うちの軍のみならずフリーザ軍全体の強さについて語らせてもらおう。

 

まず、一般の戦闘員の平均戦闘力が1,000、そして突然変異でもなければ万を越えることはない。その戦闘力が1,000の兵士も本来は希少だ。それがうちに集まっている。

 

この時点で大体脅威であるのは間違いない。だが希少すぎるが故に再編が難しいのだ。この辺りの問題点もいつか解決したいものである。

 

さて、何故急に兵士の戦闘力について話したのかについてだが、俺は今惑星ベジータに向かっている。その惑星ベジータに住んでいるサイヤ人。そいつらを何人かうちに取り込みたいのだ。

 

何故って?そりゃサイヤ人は仲間に取り入れたいってのもある、悟空とかベジータとかの例を見て伸び代は無限大にあるんだ。まぁそれは奴さんらが努力の天才と戦闘の天才であるからってのが要因だと思うが…それでも強い奴は大歓迎さ。

 

だが長い目で見た場合のメリットは、何れ超サイヤ人等の強大な戦士になるであろう先行投資。今の時点でのメリットは下級戦士ですら平均1,000は行くであろう種族による戦闘力の確保、今回はそこら辺が目的だ。

 

いきなりエリートをバンバンうちに加入!なんてことはしない。まずは地道にコツコツと、戦闘力の平均値を上げていこう。

 

「それにしても、サイヤ人の星に行きたいだなんてトスカー兄さんも物好きですね。サイヤ人に興味があるのはクウラ兄さんだけかと思いましたよ」

 

「何、ちょっと少しは見応えのある種族を見たかっただけさ。それにクウラは力が全てみたいな節があるからな。戦闘民族を謳ってるアイツらは単純でわかりやすい指標だ」

 

「ボクには理解出来ないや。そろそろ着くよトスカー兄さん。一応視察と紹介を兼ねた訪問って言ってるから一日は滞在できるはずだよ」

 

「ありがとな。あ、それとフリーザ。一応お前の管轄だから聞いとくが、何人か気に入ったやつをうちに取り込んでもいいか?」

 

「サイヤ人くらい幾らでもいい…って言いたいけど、アイツらで言うところのエリート級とかだったら本人からの申請とかしてもらうからね」

 

「ホントか!これでまたうちはデカくなるぞ!」

 

よし、言質取った。映画に出てたブロリーとかバーダックとかに会えるかなぁ〜

 

「楽しそうだねトスカー兄さん」

 

「そりゃ自分のやりたい事を破滅しない程度に好きにできるんだから楽しくないわけが無いさ。じゃ、俺は星見てくるから」

 

綺麗な花火にはしないけど、モノマネみたいなことはしてみたい、まぁ俺のイメージ的にやらないけどな。

 

そんな呑気な事を考えながら俺はウキウキ気分で部屋を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フリーザ様、失礼ながらお伺いしますが…トスカー様は…その、本当にお強いのでしょうか?いや、その…疑っている訳では無いのですが…あまりにも悪人みたいに感じないので…」

 

部下の1人がそんな事を言った。その瞬間、部屋の温度が一気に下がったように感じた。フリーザが明らかに不機嫌になってるからだ。

 

「フリーザ様!申し訳ございません!何分コイツはまだ新人なもんでして!許してやって下さい!」

 

そう言ったのはフリーザの側近であるドドリアだ。

 

「ホホホホ…部下の躾がなっていないようだねぇドドリアさん?次こんな事言えるような奴が出ないように徹底的に教育しておくんだよ?」

 

「ハ…ハハッ!本当に申し訳ありませんでした!」

 

「ですが、確かにトスカー兄さんの強さを疑う者が出るのは仕方がありませんね。何せあの人は自分の戦闘力を誇示するような人でもありませんし」

 

「失礼ながらフリーザ様、私も人伝で聞いたものでトスカー様の強さを詳しくは知らないのです。不躾な願いではありますが、どのような強さがあるのかお教えして頂けないでしょうか?」

 

そう答えるのは側近のザーボン。彼はトスカーと共に仕事をした訳ではないのでどのような人物なのかあまり知らないようだ。

 

「ま、仕方ないですね。初めに言っとくけどトスカー兄さんは確かにボクたち家族の中では一番甘っちょろい。地上げ屋でも人の殺害や建物の破壊はできるだけ少なく済むように制圧するような人だ」

 

それは知っている。コルド軍だった頃から地上げ屋の基本として今でも語られるくらい自然なままの制圧を行っていたのだから。

 

「そして、ボクのもう1人の兄であるクウラ兄さんの稽古をつけていたのもトスカー兄さんだとクウラ兄さんからは聞いてるよ」

 

そう言われ何人かが震え始めた。泣く子は更に泣き喚き、鬼も道を開けると言われるフリーザ軍以上に恐れられてる超戦闘集団クウラ軍のトップである次男のクウラに稽古をつけたと言っているのだ。今この場にいる部下の中でトスカーの評価はしっかり恐れられるようになったようだ。

 

「ホホホ…そんなに震えていたらこれから言う内容では震え足りませんよ。何せそんな兄さんは確かに一族1甘っちょろい人ですが、戦いの中ではボクたち家族の中で一番用意周到、そして決して油断はしないボク以上に残酷でクウラ兄さん以上に力を求める向上心もあるんですから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「惑星ベジータか、悪くない…いや結構生活基準悪いかもな」

 

惑星ベジータに降り立ち、サイヤ人達の生活を見る。どう見ても原始人みたいな生活してんなぁ。設備は整っているのに…勿体ない。

 

「トスカー兄さん、ジロジロしてるとみっともないよ」

 

「悪い悪い、職業柄星の生活に気が行くんだ」

 

フリーザに窘められるが、この癖が抜けるのは本当に今は無理だ。マジで仕事から離れないと治らん。

 

すると、髭を生やした偉そうなサイヤ人がやってきた。あれは間違いない、ベジータ王だ。

 

「ようこそおいで下さいましたフリーザ様!そしてお初にお目にかかりますトスカー様。私の名前はベジータ三世です、お見知り置きを」

 

そう言って頭を下げるベジータ王、うわ絶対心の中で怒り狂ってるよこの人。正史通りなら俺らに勝てる見込み0だし、思いっきり煽ってハゲさせたろかな?

 

「ハハハ、今回は自分は付き添いみたいな感じなのでそう畏まらなくても大丈夫ですよ?」

 

いや、いらん喧嘩を売るより心象は良くしとくか、無駄だと思うが。

 

「ですが…」

 

「トスカー兄さんが良いと言ってるんだ。あんまりしつこいようなら少しムカつくね」

 

「は、はい…わかり…ました」

 

敬語似合わねー、サイヤ人はやっぱ粗野なイメージあるから畏まられると逆に気持ち悪いなぁ…

 

って危ない危ない…ここに来てからまた気持ちが緩んでる。しっかりしろ俺…

 

「じゃ、俺は色々見て回るから後は頼んだよフリーザ」

 

「ザーボンさん。いい機会ですからトスカー兄さんに着いて行きなさい」

 

「はっ!」

 

俺の後をザーボンがついてくる。一応護衛とか監視のつもりだろうか。まぁそれくらいは目くじら立てる位でもないし、権力者の血筋ならあながち間違ってない対応だしいいだろう。…6か

 

「ザーボン…さんでいいかな?」

 

「は、私めの事は敬称など付けずザーボンとでもお呼び下さい」

 

「そうか、ではザーボン。お前はもう気がついてるか?」

 

「は?いや、え?は?」

 

困惑してるザーボンの顔面スレスレにデスビームを放つ。その先には…武器を手にしたサイヤ人。コイツらは俺らの後を着いてきていたのだ。

 

自分の顔を恐る恐る撫でているザーボンに俺はそのまま話を続ける。

 

「安心しろ、お前の顔には当てていない」

 

「い…一体いつから気がついていたのです?」

 

「俺がこの星に降り立った時に周りを見渡した時だ、そして俺達が動いた時に移動したサイヤ人を確認。そして時間が経っても俺達から一定の距離を保った奴らを判別して攻撃しただけだ。これくらいスカウターがなくてもできる」

 

おーおー、ザーボン震えてる。多分残りのサイヤ人も震えてそうだな、まさに今コイツらの命を握ってるのは俺だからな。

 

「さて、聞こえてるか分かりませんが…10数える間に俺達から離れろ。命が惜しければな」

 

俺に気を探ったり操作する技術はないが、ドタドタと天井や部屋から聞こえてくるから逃げてるな。

 

「ザーボン。周りにいるか?」

 

「…我々の近くに生命反応はありません」

 

「そうかそうか、そりゃ良かった」

 

これで、今回の訪問で俺を狙うなんて愚かな考えは持たないだろう。多分。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は生まれて二度目の絶望を味わっている。

 

一度目は変身タイプの私の姿が変身すれば醜くなるという耐え難い絶望。

 

そして二度目はフリーザの兄の実力だ。

 

宇宙船で聞いたフリーザ以上の戦闘狂、クウラを師事したと言われるトスカー。フリーザからも評価が高いその兄は身内目線もある為過剰評価だと私は思った。

 

だが現実とはこんなにも無情なものだった。

 

スカウターを使わずに猿共の奇襲にいち早く気づき、無駄な殺傷はしない…いや、やる行為自体が無駄だと思っているのだろう。

 

勝てない…

 

勝てる訳がない…こんな化け物兄弟が3人も居るだと?命がいくつあっても足りるわけが無い…

 

ならここで甘い汁を啜っていればほぼ確実に私は安泰だ…

 

 

 

だが、ザーボンは知らなかった。戦闘が得意な幹部級の中で今の強さに満足し怠慢した者にはフリーザから無情の宣告、トスカーからの怒りの扱き、最後にクウラの元へと送られ鍛え直しが行われてしまうことを…




オリジナルサイヤ人を作るために名前被りしないよう野菜ジュースとか見たりググッたりして調べる男。多分次の回に出てくると思うよ。オリジナルサイヤ人は4人程出すつもりなんで
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。