最凶の一族の長男はとりあえず自由に生きてみようとする   作:〇〇総統

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投稿した後なんか筆というか指が乗ったので特別に今日は二本目でごわす。


運命の分かれ目

ベジータ王の謀反と同時にベジータ王の始末完了の報告を聞き、俺の脳内はまずこの言葉が思い浮かんだ。

 

惑星ベジータ…オワタ\(^o^)/

 

さてと、これで惑星ベジータが消える事がほぼ確定してしまった。一応パークチー達に親しい人物は居ないか聞いておくとするか…まともであるならボニューの元で部下として働いてもらうが。

 

「…俺の両親は戦いで亡くなったので。それに親しい友人らしき友もいませんので」

 

「私はずっとあそこに居たから仲間もいないし、親なんかうるさいから逆に来ない方がいいわ」

 

星についても未練はないので、これで内側からの裏切りの線は薄くなる。完全なる忠誠はいらないが出来ればこれからもよろしくやっていきたいメンバーではあるからな。

 

惑星ベジータに全サイヤ人達に招集がかけられた。その招集に何人かが不思議がったが、久しぶりに会う知り合いもいる為殆どが疑問を抱くことなく集まって行った。何人か招集を無視した者がいたが、そこにはフリーザ軍でも実力派の者たちによって始末されて行った。

 

俺はまたフリーザのところで手伝いをしている。パークチー達は置いてきた。幾ら星に未練がなくても自分の惑星が滅んでいく姿を何も感じずに見る事なんて出来ないだろう。思うこともある筈だ。

 

ドドリアがミート星へまたサイヤ人を始末しに行った。ミート星…バーダックチームか…俺なら助けられるだろう、彼らを特別に逃がす事だって可能だ。だがそれじゃあダメだ。

 

これは、俺達に刃向かったサイヤ人への制裁でもあるんだ。こんな温い理由で、生かすことは出来ない。せめてドドリアの攻撃を受けても瀕死のまま俺達が帰るまで生きててくれと願うしかない。

 

サイヤ人が揃い、もう帰ってきている者をここに留める事も限界だと感じ、ようやくフリーザは惑星ベジータを破壊する事にした。

 

すると、惑星ベジータから誰かが飛んでくる。あれは…

 

紅いバンダナを額に巻いたサイヤ人…悟空の父親、バーダックだ。

 

宇宙船にいた兵士達はすぐに宇宙船からバーダックを止めるために飛び出していく。だがバーダックの動きを完全に止めることも出来ず、どんどん宇宙船に近づかれて行く。

 

『フリーザァァァァ!!!』

 

何人も体にしがみつかれても、それでも尚闘志を燃やしてこちらにやってくる。

 

「…ザーボンさん、上部ハッチを開けなさい」

 

「…し、しかしまだ部下達が…」

 

「「………」」

 

俺達兄弟は無言を貫く。

 

「りょ、了解致しました!」

 

ザーボンは慌ててハッチの操作に向かった。

 

「フリーザァァ!出て来やがれぇぇぇぇ!!俺は貴様が許せねぇぇぇぇ!!!」

 

バーダックの怒声が船内スピーカー無しでもこちらまで聞こえる。

 

……俺が首を突っ込む状況でもない。

 

このまま事の顛末を最後まで目に焼き付けておきたかった。だがイレギュラーというものは簡単に起こってしまう。

 

『トスカー様、惑星ベジータから我が軍の小型宇宙船が飛来しようとしています。どう致しますか?』

 

どうも俺にこの状況を見せるのを邪魔したいらしいなサイヤ人。逃げようったってそうはいかんぞ。

 

「ザーボン、今戦えるメンバーを少しでも多く集めておけ。俺がその宇宙船を追う。この状況でおめおめと逃げられてもしたら俺の気が収まらん。俺が今全神経を使って焼き付けておきたい所を邪魔した奴を俺がみすみす逃がす訳にはいかん」

 

俺はザーボンに指示を出し、すぐに出撃できるようモニターを後にした。

 

『これで…全てが変わる…』

 

『この惑星ベジータの運命…この俺の運命…カカロットの運命…そして…貴様の運命も…!』

 

バーダックの手にエネルギーが集まる。

 

フリーザの指先にも小さいエネルギー弾が出来ていた。

 

 

 

 

 

「これで最後だァァァァァァ!!!!」

 

 

 

 

バーダック最後のエネルギー弾がフリーザに向かって飛んでいく

 

だが圧倒的な力の前ではそれは余りに無力であった。

 

「…ホッホッホッホッホッ……!」

 

フリーザの指にあるエネルギー弾……スーパーノヴァがどんどん大きくなっていく。

 

そして2つのエネルギー弾が接触し、バーダックのエネルギー弾がすぐにぶつかり消える…筈だった。

 

そのエネルギー弾はなんの奇跡か数秒だけ拮抗し、スーパーノヴァの拡大を少し抑え込んだ。

 

だが数秒だけでそのままエネルギー弾は消えてしまった。

 

「な…なに…ッ!?」

 

「ホーホッホッホッホッ…!」

 

そして、スーパーノヴァは放たれた。

 

「____ぁぁぁぁぁあああああああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」

 

フリーザ兵を巻き込みながらスーパーノヴァは惑星ベジータに向かって進んでいく。

 

「……カ…カ…ロッ…ト……」

 

バーダックの目に、自分の息子であるカカロットとフリーザがお互い見合っている光景が映る。

 

「……へへっ」

 

「カカロットよぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

 

バーダックは、そのまま惑星ベジータへ直撃するスーパーノヴァの中に消えた。

 

そして、惑星ベジータは爆発を起こし跡形もなく消え去った。

 

 

 

だが、このバーダックが放ったエネルギー弾によってズレた数秒は、何人かのサイヤ人の運命を変えたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃

 

惑星ベジータが爆破し、高笑いをしているフリーザがモニターに映っていた。

 

だが、あるエネルギー反応があり、すぐにモニターの画面が切り替わる。

 

「フリーザめ…討ち残しを出したな…」

 

画面を見ていたクウラは、苛立ちながらそう言う。

 

画面にはアタックボールの中に赤ん坊が乗っていた。そう、この赤ん坊こそカカロット…孫悟空である。

 

「どうします?撃ち落としますか?」

 

そう聞いたのはクウラの右腕であるサウザー

 

「放っておけ!フリーザが自分で蒔いた種だ。自分で刈らせろ!兄貴もそう言う筈だ」

 

本来ならここで悟空を見逃し、フリーザもまだまだ甘いと締め括る…筈だった。

 

だが、飛んできたのはそれだけではなかった。

 

「む?クウラ様!生命反応が2つあるアタックボールです!」

 

だが、それだけでは終わらなかった。なんとアタックボールがもうひとつ飛んできたのだ。

 

「サウザー、あのアタックボールを追いかけろ」

 

「何故です?また放っておけばいいのでは?」

 

「いや、これは俺の勘だ。アレを追いかければ何かがある」

 

普段なら絶対見逃さず、始末する筈のクウラの珍しい追跡宣言。それには少なからずクウラの元にいる部下もざわめき出す。

 

「静かにしろお前達!早くあのアタックボールを追いかけるのだ!」

 

サウザーの号令によりすぐに発進する宇宙船。目指すはあのアタックボールの到着先だ。

 

「フリーザや兄貴だけではなかった…俺もまだまだ…甘いな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幾つかあった小型の宇宙船に乗り込み部下を率いてギリギリ星の爆発から免れた宇宙船を追いかける。

 

「トスカー様!あの中には数人の生命反応アリです!」

 

「そうか、やはり逃げていたなサイヤ人。2グループほど先回りするぞ、あの宇宙船を囲い込め」

 

そう指示を出したトスカーだが、突然船内で警報が鳴り響く。

 

『こ、こちら!Cグループ!と、突如現れたアタックボールによってこちらの宇宙船は損傷!サ、サイ____』

 

『こちらDグループ!サイヤ人の強襲です!アタックボールで我々に攻撃を_____』

 

次々と俺に命令を求める声が増える。その度に俺は心の中でイライラが積もっていく…

 

「フ…フフフ…フフフフハハハ…」

 

だがその状況に笑いが込み上げてくる。でも俺自身全く愉快でもないしむしろ不愉快だ。

 

「…初めてだよ…俺はここまで苛立つ事はなかったんだ…だがここまでされたら…もう何されても構わないな…?」

 

俺は浮遊椅子から降りて出入口のハッチに近づく。

 

「今すぐハッチを開けろ。俺がここから降りたらすぐさま攻撃を受けてる他の奴らの援護をしろ」

 

「で、ですが!」

 

「命令だ!反故した場合は貴様を殺す!」

 

そう言われた兵士はビビりながらハッチを開ける。

 

俺はすぐに宇宙船から降り、宇宙空間に体が放り出される。俺は着ていた戦闘服を破壊した。

 

「貴様らを逃がすと思うかァァァァァ!!!!絶望する暇なぞない地獄すら生温い目にあわせてやるぞォォォォォ!!!!!」

 

そう俺は逃げる宇宙船に向かって言い放ち自分の体の内側に力を貯め始める。

 

「カアアァァァァァァ…!!!!」

 

すると俺の体が先程までの大きさの倍以上になっていく。角は曲がりくねり先が更に鋭利な角になり、腕、脚、尻尾、体全体が大きくなる。成長すればこんな姿になるだろうと思われる姿。俺は…第二形態に変身した。

 

「楽には死なさんぞ」

 

俺は一気にスピードを上げ宇宙船に追いつく、だがそのままスピードを上げて一気に中まで突っ込んだ。

 

「うおおおぉぉ!!」

 

俺の横でサイヤ人が殴りをかますが俺にはまるで効いていない。俺はそいつの頭を掴んで思い切り宇宙船の壁に叩きつける。あまりの威力に宇宙船が警報を鳴らすが俺は構わず奥にいるサイヤ人を見て笑みを浮かべる。

 

「まさかこんな所で再会するとは思わなかったよ、ターレス」

 

「お、お前…いや、あ…なた…は、トスカー…様、なのですか?」

 

ターレスは動揺しているのか命の危険を察知してるのか俺に敬語を使っている。だが今俺は非常に機嫌が悪いからその問いにはあえて答えない。というか答えたくない。

 

「…いや待てよ、そうだな。いい事を思いついた。この船を貴様らの棺桶にしてやるか」

 

俺はそう宣言し思い切り宇宙船を攻撃する。

 

サイヤ人達は騒いでいるが、俺の気はまだまだ収まらない。

 

「安心しろ。この程度で死ぬとは思っていないからな。まだまだこれからだぞ」

 

宇宙船は舵が効かなくなりそのまま近くにあった星に不時着した。




誰かトスカーのイラスト描いてくれ、俺絵は苦手なんだ(イラストクソ乞食)嘘ですほんとに無理して描かなくていいです。
…ほんとに大丈夫だからね?
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