1:名無しの転生者
わたし牧師ハッカー、今科学省にいるの……
3:名無しの転生者
突然のメリーさんやめーや
6:名無しの転生者
本編ど真ん中ですね やったぜ
7:名無しの転生者
ある意味安全な危険地帯だね……
9:1
久々に外でたら光少年に遭遇しちゃったのが運の尽きだよ……もう数日引きこもってればよかった……
10:名無しの転生者
もっとお外でろ
11:名無しの転生者
日光を浴びろ
13:名無しの転生者
規則正しい生活をしろ
15:1
ウグ----ッ怒涛のド正論ちゅらい……
あっ実験はじまるっぽい ディメンショナルエリアがてんかいさr
17:名無しの転生者
お?
18:名無しの転生者
どしたどした
23:1
大丈夫 ちょっと意識ブレただけです
26:名無しの転生者
どういうことだってばよ……
28:名無しの転生者
転生板、思考入力だから意識飛んだりとか問題が起こると書き込み途切れがち
30:名無しの転生者
イッチにいったい何が起きたのか
33:1
とりあえずCF実験は失敗 岬刑事は医療班に運ばれていきましたと
俺は飲み物を買いに大山少年(小)とラッシュと一緒に自販機にいくわy縦積みはあぶなーーーい!!!!!
35:名無しの転生者
草
38:名無しの転生者
思考入力にまで入ってんのめっちゃ焦ってるじゃん
39:名無しの転生者
というかしれっと締め出し側なってら
40:1
こども、すぐあぶないことする……ボタンは俺が押すから……
>>39
そういえばそうじゃん このあと光少年らは密室窒息事件じゃん 襲撃あること以外忘れてたわ
42:名無しの転生者
忘れるな
44:名無しの転生者
連続して命の危機なの一話からかっ飛ばしてるよね
45:名無しの転生者
イッチどうすんの
47:1
oh……目の前で閉じたわ……
名人がポチポチしてるけどダメそう プラグインして中から開ける方が早いか?
◆◆◆◆◆◆
『プラグイン。セレスト.exe、トランスミッション!』
PETから赤外線接続を通って操作パネルの電脳へ降り立ったセレスト。その目の前に広がっていたのは、無数のウイルスに侵された制御システムだった。
「……だいぶ、多いのでは?」
『と、とりあえず数を減らしていこう。名人、そちらも引き続き操作を試してください。ウイルスが減れば少しは制御が奪えるはずです』
若干笑みが引き攣るが、文句を言ったところでウイルスが減るわけでも、制御が戻るわけでもない。
ひとつため息をついて、セレストは光輪を展開した。
飛びかかってきたガルーを光輪で受け流し、その奥から迫るスパークビーの群れに〈スプレットガン〉を撃ち込む。
それが炸裂するさまを見ることなく、振り向きざまに光輪を放ちメットールのツルハシを弾き上げ、そのまま返す刃を胴体に叩き込んだ。
……以前よりも一撃の威力が上がっている。PETが最新型に変わったことで処理能力とカスタム性能が向上したためだろうか。
ようやくそこらのウイルスに苦戦しなくなった程度ではあるが、重要な進歩だ。
『バトルチップ〈エアホッケー〉、スロットイン!』
送られたチップデータを展開し投擲。床パネルを滑るように走るホッケーが地に足をつけたウイルスたちを薙ぎ払いながら進む。
跳んで躱したもの、飛行しているものには再び〈スプレットガン〉を撃ち、次々とウイルスを処理していく。
だが……
『いや、キリがないな……名人、そちらは?』
『……ダメだ、まだこちらの操作を受け付けない!』
「内部から直接操作するにも、やはりウイルスが多すぎて難しいですね……」
『結局地道に減らしていくしかないのか……ん?』
「八神、何かありましたか?」
『いや……あれは……気のせいか?』
ウインドウ越しに電脳空間の一点を見る八神。
セレストもそちらへ視線を向けるが、特に何か気になるようなものはない。
「……貴方に“そう視えた”のなら、何かはあるのでしょう。こちらでも警戒はしておきます」
『頼む。……残りのウイルスも手早く行くぞ、〈ワイドショット〉、スロットイン!』
換装した腕を向け、幅広の銃口からエネルギー弾を放つ。
着実に数は減ってきていると信じて、八神とセレストはウイルスバスティングを続けた。
◆◆◆◆◆◆
59:1
扉のコンパネもウイルス多いよォ!!!!!!
61:名無しの転生者
泣き言を言うな 中で熱斗くんらもがんばっとんのやぞ
64:1
イィン……
あっ待ってなんか消えて ウイルス消えちゃった 扉開いてうわっめっちゃ空気吸われる
66:名無しの転生者
襲撃第一陣終わったか
67:名無しの転生者
次は現実世界やぞ 気をつけな
68:1
いやです 来ないで 来るな(切実)
あっでぃめんしょなるえりあきt
72:名無しの転生者
イッチ???
73:名無しの転生者
またなんか途切れてるな ディメンショナルエリアって思考接続にも影響すんの?
76:名無しの転生者
>>73
そういう話は聞いた事無いな……何が起きてんのやら
◇◇◇◇◇◇
科学省全域を覆うように広がるドーム状のディメンショナルエリア。
空間を構築するデータが壁を、天井を、床を、空間を満たし、現実と電脳が重なり合っていく。
それと同時に、八神を感覚の嵐が襲った。
「っあ、ぐ……!」
空間を走るデータのひとつひとつが、視覚、聴覚、触覚……あらゆる知覚情報となり八神の脳へと叩き込まれていく。
急激な情報量に処理が追いつかず、頭を万力で締め付けられるような、中から針が突き出しているような……名状しがたい痛みにちかちかと一瞬視界が眩んだ。
周りで慌てたような声が聞こえるが、それを気にする余裕もない。
身体がゆらぎ、壁に手を付き頭を押さえながら大きく息を吐く。
思考の分割、知覚情報の遮断、取捨選択……
少しづつ
……まだ鈍痛は居座っているが、先程までの暴力的なそれよりは幾分かマシになり、だんだんと周囲の音が戻り始めた。
「八神さん、八神さん! 大丈夫!?」
「っ……だ、大丈夫……ちょっと、酔っただけ……」
「酔った……?」
それってどういう、と聞く余裕もなく飛来するスパークビー……実態化したウイルスの群れに追われ、逃走を余儀なくされる熱斗たち。
何とか滑り込んだ部屋の扉を閉じ侵入を防ぐが、ガン、ガン、と衝撃音と共に歪んでいくそれは長くは持ちそうにない。
覚悟を決めたように階下のクロスフュージョン実験設備へと駆け出す熱斗。
彼を止めようとする声を遠くに聴きながら、八神はガラス越しにその行き先を睨む。
「……来る」
空間を構築しているデータが歪み、影が姿を現した。
それは迷いなく機材へと手を伸ばし、乱雑にシンクロチップを掴み取った。
「(ダークロイドの出現……現実世界に出てこられると手が出せない……だが、)」
影はふわりと浮かび上がり、パーティクル変換されその場から消えていく。
……正しくは、電脳空間へ帰っていっただけだ。
「(“視えた”。この座標は……!) セレスト、そっち行ったぞ!」
PET越しに、別行動をさせていたセレストへと声をかける。
そこは、先程まで居た操作パネルの電脳。
……八神が“何か”を感じとっていた地点だった。
◆◆◆◆◆◆
「……なるほど、八神に視えていたのはこの“穴”の痕跡でしたか」
電脳空間上で再構築されたシェードマンの前に立つ、一体のネットナビ。
ウイルスが撤退した後、オペレーターが気にしていた地点を解析するためここに残っていたが、まさか“こんなもの”が釣れるとは想定外だ。
「ほう? 単独で我が前に立つとは、よほど命を捨てたいと見える」
「そういう訳では無いのですがね……このまま、その手にあるものを置いてお帰りいただくことはできませんか?」
「愚問だな。この私がわざわざ出向いてまで得たものを手放すわけがなかろう」
「そうですか……」
息を吐き、光輪を展開し身構える。
勝てるとは思っていない。それどころか戦いになるかも怪しいだろう。
それでも、少しでも相手の情報が引き出せたのなら、それは十分こちらの“利”になる……はずだ。
無造作に放たれた音による衝撃波を〈エリアスチール〉で躱しながら、セレストは相手を視る。
……片腕、そして余裕と慢心というハンデがあってなお、その実力差は明確な壁となって立ち塞がっていた。
「〈ストーンキューブ〉っ……〈エアシュート〉!」
生成した石材ブロックを、空気砲で打ち出す。
並のウイルスどころかネットナビでも当たれば致命ダメージを受けかねないそれを、シェードマンは片手で埃でも払うように打ち砕いた。
「はっ、はぁッ……ぅあっ!!!」
目の前に迫る腕に反応出来ず、ズダン!と床パネルへとねじ伏せられる。
「この程度で私の前に立ち塞がろうとは、舐めているのか? ネットナビ風情が……」
ギリ、と頸部を締められ、脳内にプログラムの警告が鳴り響く。このまま首を折られてしまえばデリートは避けられないだろう。
『ッ……バトルチップ〈メガキャノン〉!』
ヴン、と現れたキャノーダムが砲撃を放つ。
一発、二発と直撃はするがダメージを与えているようには見えず、煩わしいと言わんばかりに腕のひと振りで消し飛ばされた。
「フン、小バエが……」
「……………
「む、」
小さく掠れた声で呟いたセレストが、ゆらり、と腕を上げる。
それに気付いたシェードマンがそちらへ視線を向けると同時。
「……
先程自身が放ったものと同質の衝撃波が、シェードマンを吹き飛ばした。
「っぐ……おのれ、小賢しい真似をォ!」
自らの技を写され、あまつさえ傷を負わせたという事実に、シェードマンは怒りのままセレストへと飛びかかりその腕を振り下ろす。
轟音と共に、砕けた床パネルとパーティクルが舞い上がり視界を覆った。
……手応えはあった。アレは多少頑丈ではあったが、この一撃で確実にデリートしただろう。
早々に興味を無くしたシェードマンが、振り返ることなくその場を後にする。
舞い上がるパーティクルが収まった時、そこにはクレーター以外何も残っていなかった。
◇◇◇◇◇◇
「あ……っっっぶね~~~~~……」
PETを握り、壁に背を預けたままズルズルとへたり込む八神。
その画面には、致死相当のダメージを負いながらもギリギリで生き残ったセレストが居た。
「はー……あってよかった〈アンダーシャツ〉……」
手にした使用済みチップを掲げ、大きく息を吐く。
……あの一撃は確かにセレストを捉えていた。
ただ“それを耐えきった上で視界から外れた隙にプラグアウトした”だけだ。
あいつがこっちを舐め腐っていたおかげで命拾いした、とある意味で感謝をしながら、窓の外に視線を向ける
ちょうど現実世界での戦いも決着が着いたのか、ディメンショナルエリアが解除されていく。
視界が平常なものへと戻っていくのを確認しながら、八神はPETへと応急処置用の〈フルエネルギー〉を挿入した。
PETが変わって若干強化されてたセレストと八神の特異体質の話。
なお強化されたと言っても素の戦闘力はようやく周囲のナビに追いつきかけてるレベルである(追いついたとは言っていない)。
▽電脳共感覚
電脳内を構成するデータからあらゆる知覚情報を得る体質。
画面越しであっても感知することができ、これにより八神はプログラムの判別や改竄の痕跡、隠されたデータやバックドア/セキュリティホールなどを直感的に知覚している。
ただしディメンショナルエリアへ入った場合、一度に知覚する情報量が多すぎて脳の処理能力を超過してしまい、多大な負荷に対して肉体の無意識なストッパーが過剰に反応してしまう。そのためその間は常時頭痛と倦怠感、軽微な意識の混濁が発生する(電脳酔い)。
八神曰く、「パルストランスミッション実験のせいで脳に発生したバグみたいなもの」。
厳密には共感覚ではないのだが、「ひとつのデータ(感覚)から全く別の知覚情報を同時に生じさせる」という共通点からそう呼んでいる。
雑に言えば電脳空間の気配読みがめっちゃ上手くてディメンショナルエリア内で知覚にめっちゃバフデバフがかかる体質。
▼
対象との接触や特定の行動の視認など一定の条件を満たした上で対象のデータを解析・複製し、その行動や技を再現する能力。
発動時にナビのイメージデータを生成するか技のみ再現されるかはその時々による。ナビのイメージデータは基本的には定められた行動をするだけだが、ある程度であればセレストが操作することもできる。
複製したデータはブランクチップに移すことで記録・保存され、チップデータとして利用可能。
なお戦闘中に解析したデータをチップ化せずそのまま使用した場合、セレスト自身のエネルギー(HP)を大幅に消費する上、複製データが破損しチップ化ができなくなる。
すごく分かりやすく言えばナビチップ生成能力。