牧師でハッカーで転生者な>>1   作:星茸

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【プラグイン】牧師ハッカー、ナビ蒸発事件追うってよ【ユクエフメ】 1

 

1:名無しの転生者

停電からの復旧作業に追われる牧師さんを追加任務が襲う──☆

教会地下サーバーが自家発電じゃ無かったら死んでいたかもしれねぇ……

 

3:名無しの転生者

シンプルに可哀想

 

4:名無しの転生者

中々に広域に被害出てて草ですわよ

 

7:名無しの転生者

しれっと畝傍回終わってらァ……フレイムマン=サンとは遭遇しましたか

 

10:1

>>7 呼ばれなかったから行ってないヨ……まあそっちの物理被害もアレだったんだけどさぁ……

 

12:名無しの転生者

砲撃はね……

 

13:名無しの転生者

ゾアノすーぐなんでもぶっ壊して解決しようとする……

 

16:名無しの転生者

野獣だから仕方ないね

 

18:名無しの転生者

(少なくとも元がネットナビだから)人工物なのに……

 

21:名無しの転生者

野生解放……ってコト…?!

 

22:1

だれうま

あと今ネットシティに電脳獣(笑)が出たとかで街中泡だらけになってんだけどこれ何???蒸発事件に関係あるやつ???

 

23:名無しの転生者

(関係は一切)ないです

 

25:名無しの転生者

バブルマンおっすおっす

 

26:名無しの転生者

電脳獣っていうか宇宙人なんだよな……

 

27:名無しの転生者

設定をちゃんと練って出直してきて

 

30:名無しの転生者

まあそっちは水属性コンビに任せておこう……

 

33:1

とりま確保ォ!したので拷mもとい尋問ゲフンゲフン聴取よ……

 

35:名無しの転生者

暴力反対!

 

38:名無しの転生者

言うてまあわかることってトリルをどこで拾ったかってぐらいなんですけども

 

40:名無しの転生者

冷静に考えるとネットワーク上とはいえ泣き叫ぶ赤ん坊抱えてアメロッパからニホンまで歩いてくるバブルマン精神力と体力エグないか?

 

43:名無しの転生者

しぶとさだけは一級品

 

44:名無しの転生者

そこだけは褒めてやってもいい それ以外はまあはい(やらかしの数々を思い返す)

 

46:名無しの転生者

残当

 

48:名無しの転生者

いないと始まらなかったけど居残るとやらかしやがるので扱いに困る

 

49:名無しの転生者

まああの時期のアニメってだいたいみんなそういう感じだし……

 

52:名無しの転生者

転生して現実になってもその辺はね……謎の修正力が働いてやがるから……

 

55:1

ほーんまにもう……ネッ

ところで何故か伊集院少年にアメロッパへドナドナされそうなんですけどここから入れる保険ってありますか

 

57:名無しの転生者

(そんな都合のいいものは)ないです

 

60:名無しの転生者

レッツゴーアメロッパ

 

62:名無しの転生者

久々に副社長の無茶ぶりで振り回される牧師さんだ

 

64:名無しの転生者

スレタイ詐欺になっちまったなぁ……(そっちは蒸発事件とは直接関係ないため)

 

66:名無しの転生者

牧師さんは出荷よー

 

69:1

(´・ω・`)そんなー

 

72:名無しの転生者

いってらっしゃい アイリスによろしくね

 

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

……抵抗虚しく炎山に流れるように連れ出され、手配されたジェット機に乗り数時間。

八神と炎山はアメロッパのとある基地へとたどり着く。そしてそこからさらに車で砂漠を走った先に、目的の場所はあった。

 

閉鎖され、長いこと人の手の入っていない基地の中は砂漠という立地もあって非常に埃っぽい。

扉を開けたことで舞った埃にけほ、と軽く咳き込みながら、非常用電源のブレーカーを上げに行った隊員の背を視線で追いつつ八神は口を開いた。

 

「……バブルマンがシェードマンと遡った先は20年前。カーネルに封じられたという証言が事実とすると、バレル大佐らの状況的にそれをやられたのも20年前で、この基地の移転開始が10年前……そこから数年は電脳にも出入りがあったと仮定して……10ウン年以上も軍の人間やナビが気付かないような場所が基地内の電脳にあるのか? ……よっぽどの奥地か、普段使われない場所……?」

 

「でしょうね……表層だとさすがに目立ちすぎて、誰も知らないなんてことはないだろうし……バレル大佐やカーネルが何か言い含めている可能性は……もしそうならこんな風に放置はされないはず」

 

「だな。さっきの反応を見る限り、軍の方ではバブルマンのことは認知されていなかったと考えていいだろう」

 

大まかな推測だが、炎山も概ね同じ考えらしい。

一言二言言葉を交わしながら、ふたりは隊員が戻ってくるのを待っていた。

 

……そんな時。

カラン、とどこからか転がってきた空き缶が、炎山の足に当たる。

その元を辿ろうと顔を上げた視線の先で、何かがチカリと光ったのが見えた。

 

「ッ……誰だ!」

 

「ちょ、おいっ……あぁもう!」

 

反射的に駆け出した炎山に一瞬迷い、頭を掻きむしりその後を追う八神。

案内した奴が居なくなるの困るだろうなぁ……と内心で隊員に謝罪しつつ、思ったよりも早いその背を追いかけた。

 

 

 

「……気のせいか……?」

 

「じゃ、ないだろッ……急に走り出すんじゃ……」

 

ようやく追いついたもののぜえぜえと息切れしている八神に若干の呆れ顔を向ける炎山。

運動不足ですか、うるせえもう若くねぇんだ、などと軽い言い合いをしながら息を整え改めて周囲を見回す。……廊下の先の闇は深く、目を細めても何も見えそうにない。

 

「はあ……とにかく、一度戻るぞ。戻ってきたら誰もいないなんてあちらさんが責任問われかねん──」

 

ばちん、と音がなり、天井の灯りが次々に点灯していく。

どうやら電源が入れられたようだ。給電され明るくなっていく廊下を目で追って、先程の闇の先へ視線が向き……

 

 

──そして、その先に彼女はいた。

 

 

長いミルクティー色の髪を揺らし、翠の瞳をこちらへと向ける少女。

ここが一般人の立ち入りが禁じられている砂漠の、軍事施設の跡地であることを差し引いてもその存在は異質だった。

 

「君は……!?」

 

炎山が少女に問いかける中、八神は灯りが点ると同時に走ったチリ、と神経を逆撫でるような“何か”へ僅かに眉根を寄せる。

 

「(この感じは……電脳側か? こっち(現実側)に漏れ出るぐらいのエネルギー……?)」

 

それを無意識に辿るように視線が動く。

……ディメンショナルエリアのように、何かが視えるわけではない。ただ、何かしらの気配がうっすらと広がっていくような……言語化がしづらい感覚に、ぐ、と目頭を押さえた。

 

 

 

突然、警報とともに緊急事態を告げるランプの赤が視界を染める。

慌てて周囲を見回せば、廊下の先で次々と隔壁が降りていくのが遠目に見えた。

 

「ッ、来るんだ! 八神牧師も!」

 

「だーっ! もう走らせんの辞めろっての!」

 

少女の手を引き炎山が走り出す。

八神もまたそれを追うが、回復しきっていない体力では無理があったのか徐々にその速度が落ちていき、やがて追いつかれた隔壁により分断されてしまった。

目の前で閉じた隔壁に手を付き、荒い息を吐きながら八神はPETを取り出す。……多少通信状態は悪いが、繋がらないことは無さそうだ。

素早く通信機能を立ち上げ、コールを飛ばす。

 

「ッ……伊集院少年、無事か!」

 

【……こちらは何とか……しかし閉じ込められました】

 

「そっちもか。……原因は、基地内の電脳に影響を与えるほどの高エネルギー。それが基地内のセキュリティをバグらせてるんだろう」

 

【……プラグイン可能な場所を探します。このまま閉じ込められていても何も解決しない】

 

「だな。……怪我だけはしないように気をつけてくれ」

 

通話を切り、周囲を見回した八神ははあ、と息を吐く。

廊下は壁も床も打ちっぱなしのコンクリート製。ちょうどそこに運良くプラグインできそうな内線が……などという上手い話はないようだ。というか隔壁の解除端末もない。事故で閉じ込められたりしたらどうするつもりだったんだろうか……とつい関係ない方へと思考が飛ぶ。

そして、あえて目を逸らしていた床際の壁面に備え付けられたダクトの蓋を見て……やっぱりこうなるのか、とまたひとつ溜め息を吐くのだった。

 

 

 

狭いダクトを這うように進み、ようやくたどり着いたのは小規模な作戦室のような場所。部屋の中心には大きなテーブルが固定されており、実際の広さよりも部屋を狭く見せている。

いくつかの紙の束……劣化しているが、戦略構築に使っていた地図類のようだ。それらが詰められた箱が部屋の隅に積まれ、錆びてボロボロの座面を晒す椅子が何脚か転がっていた。

 

壁面に配置されたモニター下の操作パネルを軽く手で払い、埃を落とす。

触ってみた反応を見る限り使えないことは無さそうだが、電源を通され息を吹き返したらしいモニターはザリザリと砂嵐を吐き出すばかりで、直接こちら(現実)側から操作するのは難しいだろう。八神は諦めて懐のPETを取り出した。

 

「……ヒートマン、頼めるか」

 

『やっとオレの出番かよ、待ちくたびれたぞ』

 

「ハハッ、悪いな。…… 行くぞ。 プラグイン。ヒートマン.exe、トランスミッション!」

 

構えたPETをプラグイン端子へ向ける。赤いラインが真っ直ぐに伸び、ヒートマンが基地の電脳へと送り込まれた。

 




ドナドナ牧師さん再び(2ndエリアぶり)
書いてる途中でこれだいぶ長くなるな?となったので急遽かち割りました。この菌糸類、文章が長くなると徐々に失速して読みづらくなるから……ネッ
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