佐藤艦隊奮戦記   作:白雲しほ

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鎮守府に事務官が着任しました、これより書類仕事に着きます

ー73式小型トラック(新)車内ー

 

読者の皆様方ごきげんよう。まさかこんなところでも会うとは思ってませんでした。佐藤正司3等海佐です。

今は何をしているか…それは今日着任予定の事務官のことをすっかり忘れてたから慌てて帰ってるところです。

12時頃に来ると聞いてたそうですが今はもう1時過ぎてるので法定速度を守って全速力で車飛ばしてます、吹雪が。

お、基地の建物が見えてきました。わざわざ3話目まで読んでくれた皆様方に感謝を、そしてまた会えるように願ってます。それではこれにて失礼します。

 

ー呉地方総監部 第1庁舎 第5護衛隊群司令室ー

 

とりあえず深雪も連れてみんなで慌てて帰ってきて執務室の扉を開けると…

「司令官、着任初日から遅刻とは一体どうなっているのですか。第5護衛隊群関連資料をまとめる時間が出来てしまいました。」

黒髪ロング、メガネをかけた女性がいた。吹雪が何か言いたさそうな顔をしている。

「すまない、用事が思ったより長くてな…所でお名前は?」

「申し遅れました。吉武めぐ2等海尉です。以後お見知りおきを。さっそくですが司令官、海上幕僚監部より文書が届いています。お読みください。」

「ありがとう。もう知ってると思うが私は佐藤正司3等海佐だ。ここにいるのは艦娘の…」

「深雪だよ!」「吹雪です。」

「とりあえずそれ、読ませて頂くよ。」

『海上幕僚監部より佐藤正司3等海佐へ

まず初めに第5護衛隊群司令任命おめでとう。第5護衛隊群は艦娘の運用のために新しく創設された部隊だ。艦娘自体が我々にとっては未知の存在だ。よって君幹部になりたてで頭の柔らかい君が司令へと抜擢されたわけだ。艦娘運用のノウハウを我々全く有していない。そのため君にはある程度の裁量権がある。一応報告してくれれば大抵の事は許可されると思ってもらって構わない。それでも出撃命令など、こちらから出すこともあるから留意しておくように。

それと吉武二尉は優秀な事務官だ必ずしも君の力になるよ。それでは健闘を祈る。』

わかりやすく手短にまとめてありますな。ここに着任した理由はわかったけど何故転生したのかは不明だな。そういえば実家とかはあるのだろうか。それにしてもある程度好き勝手できるのはありがたい。

「それじゃ吹雪、吉武2等海尉と深雪に基地案内をしてくれ。さっきしてもらったばかりなのにすまないな。」

「いえいえ、とんでもありません。それでは吉武二尉、深雪ちゃん、着いてきてください!」

3人が執務室を出ていくと、急に静かになった気がした。それにしても、現時点では仕事が特に何も無いな…

そういえば急いで帰ってきてなんだかんだ時計は2時を過ぎた所だった。食堂で昼食を摂るとしよう。

ん?ちょっと待てよ…確かさっき吹雪が食堂を案内してる時…

『食堂は1200から1300まで利用可能です。気をつけてください。』

「…あぁー!!時間すぎてるじゃねぇかぁ!!」

大慌てで走り回った挙句昼飯を逃した佐藤3等海佐、彼の苦難はまだまだ続く。

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