ぼっち「リョウ先輩を赤面させるシリーズ…?」   作:気弱

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#10 リョウ「あなたの願望を叶えたくなる催眠術リターンズ?!」

最近私はぼっちに甘やかされたい…前に子供になった時の優しいぼっちを今の私にもしてほしいとずっと思ってしまう…けどそんな事を頼むなんて私の性格上は無理だし…どうしよう…

 

り「……これもぼっちの甘え力が強いのがいけないんだ、あれはもう麻薬に近いし」

 

ぼっちに抱きしめられたり褒められたりすると勝手に口角があがるんだよね…はぁ…と溜息をつきながらネットを見ていると懐かしいものを見つけた

 

り「あ、この催眠術懐かしい。虹夏の前で恥ずかしいことになったけどあれはあれで良かった」

 

私の無意識の性格を読み取って叶えてくれる催眠術…あの時はぼっちが私の姉になるような催眠術だったよね

 

り「…ん?更新されて新しい催眠術が出てる…なになに…「あなたの本心が叶えられる催眠術」?」

 

……怪しい…またこれをやったら絶対に恥ずかしい思いをするに決まってる…けど

 

ぼ(えへへ…リョウは今日も可愛いね…♪)

 

ぼ(りょ、リョウ!お姉ちゃんと遊ぼ!)

 

り「くっ…頭の中のぼっちがうるさい…///」

 

……私は自分の欲望に負け次の日ぼっちを家に呼び出すことにした

 

ぼ「お、おじゃましまーす…」

 

り「ん、ゆっくりしてて」

 

ぼ「あ、はい」

 

今日は私もぼっちも休みだし虹夏や郁代に見られることはないはず…ならこの機会に楽しんでもいいよね?

 

ぼ「あっ…それで…どうして私をここに…?」

 

り「最近ぼっち疲れてるよね?」

 

ぼ「え?あ、はい」

 

り「だから疲れを取れるってサイトを見つけたからやってみようかなって」

 

ぼ「サイト…ですか?」

 

り「うん、ダメかな?」

 

ぼ「あ、いいですよ」

 

ぼっちならそう言ってくれると思ってた。今回こそは私はあのサイトを逆手に取っていい思いをするんだ

 

り「ん、それじゃあいくよ…まずは私が指をぼっちの前でゆっくり回して…そのあとは手を叩く…トンボのとり方?」

 

ぼ「あ、似てますね」

 

り「と、とりあえずやってみよう…」

 

私が念じながらやることで催眠が完成する…ふふ…さぁ、姉ぼっちよ!私を甘やかしてくれ!

 

り「……どう?ぼっち…?」

 

ぼ「…へ?な、なにも起きませんね…」

 

り「え?」

 

………おかしい…これで私の性格を読み取って甘やかしてくれるはずなのに…

 

ぼ「あ…で、でも疲れは取れた気がします!快適だー!」

 

り「そ、そう…なら良かった」

 

私の欲望がそっちを取ってぼっちを回復させてくれたのかな…残念だけどまぁ、へんなことにならなかっただけマシなのかな。その日はぼっちの方に用事が出来たということで解散した

 

次の日のミーティングの日…何かぼっちから違和感を感じる…

 

虹「だから次のライブの時にー……」

 

ぼ「に、虹夏ちゃん…どうしました?固まって…」

 

虹「……うん、気のせいにしようと思ったけど無理だ。2人ともなんか距離近くない?」

 

何故かミーティングで座る時わざわざ椅子を移動して私の隣に座っている…なんなら肩に顔を置いてる…

 

喜「ひ、ひとりちゃん!私にもして欲しいわ!私の肩も空いてるし!」

 

ぼ「えっ…い、嫌です」

 

虹「え?」

 

あのぼっちがはっきりと断った??何が起きてるのか分からない…困惑している私を他所にぼっちは私の腕に抱きついてきた…胸が当たってる…大きすぎる…

 

虹「本当に今日のぼっちちゃんどうしたの?ほら…喜多ちゃん沈没しちゃったよ 」

 

喜「ひ、ひとりちゃんに嫌われた…」

 

ぼ「き、嫌ってません!?」

 

虹「じゃあなんでリョウには抱きついて喜多ちゃんは嫌なの?」

 

ぼ「へ?だ、だって浮気になるじゃないですか…」

 

り「は?」

 

浮気?何を言ってるんだ…私たち付き合ってもいないのに浮気になんて…

 

ぼ「えへへ…私の彼女です…♪」

 

虹/喜「……は?」

 

……2人の目が怖い…はやく何か言わないと喉を食いちぎられそうな勢いだ

 

り「ま、待って。なにか誤解だって私達何もしてない」

 

虹「じゃあそこで幸せそうに腕に抱きついてるぼっちちゃんはなに?はやく言わないと喜多ちゃんを離すよ?」

 

喜「ガルルルル…」

 

ぼ「ひっ…」

 

郁代…実は狼説ない?

 

り「ほ、本当に覚えがないんだって…告白もしてないし」

 

虹「なら昨日何かしたとか?」

 

り「昨日?…確かにぼっちに会ったけど何か…あっ」

 

虹「何?」

 

……ま、まさかね?私の裏の裏を読むサイトなんてありえないよね?

 

り「……さ、催眠術を…」

 

虹「………また?」

 

喜「へ?なんの事ですか?」

 

虹「こいつ、前に…確か願望を叶える催眠術?っていうのを試して恥ずかしい目に会ってるの」

 

喜「またまたー…催眠術なんて有り得ませんよ!」

 

虹「ちなみに前に猫化したりしたサイトのやつね」

 

喜「………」

 

前例があるせいで催眠術でも信用出来てしまうあのサイトはなんなんだ…それにしても…

 

ぼ「リョウ…先輩…?」

 

腕に抱きついたまま上目遣いは反則だと思う、そろそろ私の精神が死ぬから解決しないと…

 

り「このさい…と!?」

 

ぼ「だ、ダメです!」

 

虹夏達にサイトを見せようと近寄るとぼっちが凄い力で私を抱き寄せた…え!?なんで!?

 

虹「ぼ、ぼっちちゃん?」

 

ぼ「わ、私の彼女なんです!虹夏ちゃん達でも渡しません!」

 

喜「……ひとりちゃんって独占欲が強いのね!」

 

新たな1面を見れたと思うけど私にはピンクの谷間しか見えない、苦しい…

 

虹「と、取らないからリョウを離してほしいなー?ほら、苦しそうだし」

 

ぼ「い、嫌です!虹夏ちゃん達の目が怖いので信用できません!」

 

り「んんぅー!」

 

喜「これは…これでありね!」

 

虹「そこ!収拾つかないから黙って!!ほら!私達離れるから離してあげて!」

 

ぼ「むぅ…」

 

り「ぷはっ!?」

 

虹夏達が離れたのを確認すると渋々と私を離してくれた…あと少しでぼっちの谷間で窒息するとこだった…

 

り「……ロインで送るから確認して…」

 

虹「う、うん…」

 

喜「あ、見覚えのあるサイトですね…」

 

虹「なになにー?「あなたの本心が叶えられる催眠術」?……リョウ…」

 

喜「リョウ先輩…」

 

私が悪かったからその可哀想な人を見る目をやめて欲しい…甘えたかったんだもん

 

虹「えー…「貴方が隠してる恋心が相手に現れるようになる催眠!今回はシンプルにいきたいからね!」だって」

 

喜「え?てことは…ひとりちゃんが独占欲が強い訳じゃなくて…」

 

り「………////」

 

その書き方だと私が独占欲強いふうに見えるじゃん!!確かにぼっちと付き合ったら2人を近づけたくはないけどここまで甘えて独占欲強めには…ならない…はず!!

 

虹「うん、まさかとは思うけどこのサイトを利用しようとして裏をかいたつもりが普通に間違えた…ってこと?」

 

り「……多分…///」

 

虹「アホか」

 

私だってそう思う…あのサイト…今までひねくれたような感じだったのに今回に限って素直に本心を叶えてきた…性格を読み取ってとかじゃないの…?

 

喜「リョウ先輩…ひとりちゃんのことになると盲目ですよね…」

 

り「うるさい…」

 

虹「恋は盲目って言うしねー」

 

り「…うる…さい…///」

 

ぼ「………」

 

2人からの視線がいたい…ついでにぼっちからも「浮気…ですか?」というヤンデレみたいな視線も痛い…このままだと私はぼっちに刺されるか2人からの視線で死んでしまう…はやく解決しないと

 

り「そ、それで…元に戻る方法は…」

 

虹「……「あなたの1番望むことをしましょう」だって?」

 

り「私の望むこと…?」

 

いつもは具体的なこと書くくせにこういう時だけあやふやなのやめてほしい…私が望むこと…

 

り「えっと…ぼっち?」

 

ぼ「!は、はい!」

 

め、目がキラキラしてる…さっきまで仲間はずれみたいになってて呼ばれたからかな…可愛い

 

り「えっと…わ、私を…撫でて…ほしい…///」

 

虹「……子供みたいだね」

 

喜「てっきりもっと凄いものを頼むのかと…」

 

う、うるさい…撫でて欲しかったんだから仕方ないでしょ…

 

ぼ「へ?い、いいですよ?……こうですか?」

 

り「んっ…」

 

ああ…気持ちいい…2人からニヤニヤした視線があるけど…それを無視できるほど気持ちいい…私の望むことはこれだけだし…戻ったよね…?

 

ぼ「えへへ…♪」

 

……戻ってなさそう?あれ…なんで?

 

虹「……戻ってなさそうだね」

 

喜「ということは他にも願望が?」

 

………まさかね…私が思ってること全部叶えないといけないパターンとかはないよね?あと少ししたら戻るよね?

 

ぼ「…あ、あの…満足出来ませんか…?」

 

……やっぱりダメそう…ぐぅ…

 

虹「ぼっちちゃーん?ぼっちちゃんが「彼女」にしてあげたいことをしてあげたら喜ぶと思うよー?(ニヤニヤ」

 

喜「そうよー?例えば…壁ドンして褒めた後にキスとかー♪(ニヤニヤ」

 

り「!?///」

 

そんな願望は私にないから!?2人とも私だからって適当なこと言ってない!?

 

ぼ「……キス…」

 

り「ぼ、ぼっち?」

 

ぼっちが撫でるのをやめ固まってしまった嫌な予感がしたのでもう逃げよう…そう思いこっそりと出口に向かおうとするもぼっちに壁に追い込まれてしまった

 

り「ぼ、ぼぼぼぼっち!?////」

 

ぼ「わ、私…満足して貰えるなら…これくらい…」

 

り「ま、満足だから!満足!///」

 

虹「いけー!ぼっちちゃん!」

 

喜「カッコイイわ!ひとりちゃん!」

 

あの2人絶対に仕返ししてやる!?2人を睨んでいるとぼっちの顔が近づき耳元で囁き始めた

 

ぼ「えへへ…恋人っぽいですよね…♪」

 

り「ひぅ…///」

 

ぼっちの声ってなんでこんなに安心するの?もう腰が抜けてガクガクして産まれたての小鹿みたいになってるからね、私

 

ぼ「ふ、普段はクールなのにこういうこと望まれていたんですね…乙女みたいです…♪」

 

り「う、うる…ひゃい…////」

 

ぼ「……えっと…この後は…」

 

ぼっちの声が耳元から無くなり私の顔の前にきた…え、ぼっちの顔が…目の…前…

 

ぼ「に、虹夏ちゃん達が言うように…キス…ですよね…」

 

り「!?///」

 

まって!?この状態でキスなんてされたら私意識を保てる自信がない!?で、でもぼっちの顔が近づいて…覚悟を決め目を閉じる…しかしいつまで経ってもキスはされなかった

 

り「……?」

 

恐る恐る目を開けると同時にぼっちが私の肩に顎を乗せるように倒れた

 

り「……ぼっち?」

 

ぼ「……すぅ…すぅ 」

 

……寝息…?え、あの状況で眠った…?

 

虹「だ、大丈夫?…あれ、ぼっちちゃん寝てる…元に戻ったのかな?」

 

り「わ、分からない…」

 

喜「えーと…リョウ先輩、少し質問があるのですけど…」

 

り「う、うん」

 

喜「催眠をかけたのはいつくらいですか?」

 

り「えっと…確か昨日の今くらい? 」

 

喜「あー……1日限定みたいですよ、効果」

 

り「は?」

 

1日限定?前は私が何か行動をしないといけないみたいなこと書いてたサイトの癖に?

 

喜「リョウ先輩が開いていた所…お試しコースと書かれてましたし」

 

虹「あ、本当だ。本心コースは何かしないといけないけどお試しは1日だけみたい」

 

つまりは…何もしなくてもあと数分で解けてたんだよね?

 

り「…………ふ…」

 

虹「……り、リョウ…?」

 

り「……私の…負け…です…///」

 

喜「あ、撃沈しましたね」

 

今度から…催眠術はちゃんと読んでからやろう…そう薄れゆく意識の中心に決めた…目が覚めるとぼっちも目が覚めていて案の定何も覚えていないみたいだった。私も掘り返したくないから黙っていることにした…だけど…

 

り「……ぼっち、近い」

 

ぼ「え…そうですか…?」

 

お試しコースだったせいなのか分からないけどしばらくは私に対する距離感がバグってほとんど抱きついた状態になることが続いた…しかも本人は無自覚に…あまり言うと混乱する可能性もあるから言えないけど…これ、ぼっちが元に戻っても私が元に戻れない可能性あるよね

 

ぼ「…えへへ…」

 

り「……もう…催眠術なんかゴリゴリだ」

 

少し満更でもないけども…流石にもう…精神がもたない…

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