ぼっち「リョウ先輩を赤面させるシリーズ…?」   作:気弱

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#17リョウ「子供になれるならぼっちに甘えよう」

前回、私はぼっちに甘えたくて催眠術を使って見事に撃沈した…うん、我ながら見事な撃沈だったと思う。

けど私は思い出した。私には安全で絶対に恥ずかしくならないぼっちに自然に甘えられる方法を…!

 

り「このチョコ…まだ残ってるなら使えばいいんだ…無理に今の私を甘えさせてくれるんじゃなくてこの際子供の私でもいいじゃん」

 

もう私は恥を捨てよう、あの二人にバレずにぼっちにだけ甘えられるならそれでいい。早速ぼっちに連絡をしよう

 

ロイン

り(ぼっち、今大丈夫?)

 

ぼ(あ。はい)

 

り(良かった。今度の休みの日って何か予定とかある?)

 

ぼ(いえ、特には…あ…いえ!開けてます!)

 

り(そう、なら今度ヨウちゃんと遊びに行ってくれない?)

 

ぼ(へ?私がですか?)

 

り(うん、ほら…また会いたがってたし、ヨウちゃんも会いたいって)

 

ぼ(わ、分かりました…任せてください)

 

ふぅ…私の事だから恥ずかしいけどとりあえず良かったのかな?これで約束も取り付けられたし…あとは思いっきりぼっちに甘えよう。そう思うと何だかウキウキしてきたな…

 

……よ、よし!今日がぼっちと遊ぶ日だ。寝る前にチョコを食べたからちゃんと子供になれてるし…服も普段の私が着ないようなフリフリしたものを買ってきた、バレたらもう死ぬほど恥ずかしいけど多分大丈夫だよね…あ、チャイムがなったし来たのかな?

 

り「お姉ちゃん久しぶ…り…」

 

意気揚々と玄関を開けると私は目の前の光景に固まってしまった…

 

ぼ「あっ、お久しぶりです…ヨウちゃん」

 

虹「やっほー!私も来たよ!」

 

喜「確かにリョウ先輩と似て可愛いです!!」

 

……なんで2人もいるの??

 

り「ぼ…お、お姉ちゃん達…どうしてここに?」

 

喜「私はひとりちゃんに誘われました!」

 

虹「私も誘われただけだよー」

 

ぼ「あ、誘いました」

 

忘れていた、このピンクツチノコも私の計画を崩す要因で天然フラグクラッシャーなことを…バレないように笑顔になってるけど多分引きつってると思う…虹夏なんて後ろで笑いを堪えてるし…

 

喜「あ、私の自己紹介がまだでしたね!喜多ちゃんって呼んでね!」

 

り「………リョウお姉ちゃんからSNS中毒脳内ピンクって教えてもらった人だ」

 

喜「ぐはっ!?」

 

これくらい言っても罰は当たらないと思う

 

虹「それで?今日はどこ行くの、ぼっちちゃん」

 

ぼ「えっと、小さい遊園地に行こうかなって」

 

虹「え、ぼっちちゃんが遊園地に?珍しいね」

 

ぼ「あ、リョウ先輩が連れて行ってと言っていたので… 」

 

虹「へーあのリョウがねー(ニヤニヤ」

 

私を見るな、バレたら本当に恨むからね。私の計画は最初から大転けしてしまったけど…とりあえず、みんなで行くことにした。途中ぼっちから手を繋いでくれた時は嬉しかったけど虹夏はずっとニヤニヤしてた

 

虹「着いたね!そこまで大きくないから人も少ないし確かにぼっちちゃんでも大丈夫そうだね」

 

ぼ「あ、はい。これなら私一人でも大丈夫だったかも」

 

喜「まぁ小さい子の面倒ならひとりちゃんなら簡単よね!」

 

ぼ「ふたりで慣れてますし…それにヨウちゃんは大人しいので…」

 

……今は大人しいというより2人がいて恥ずかしくて騒げないだけだよ、ぼっち。行きの時の会話で私の面倒を見るのは1人では心配だからという理由で2人を誘っていたみたい。確かに心配性のぼっちだから有り得たのに楽しみで忘れていた…

 

虹「それじゃあ何から乗る?」

 

喜「ヨウちゃんが今回の主役ですしヨウちゃんに決めて貰いましょうよ!」

 

り「へ?わ、私が決めていいの?」

 

喜「ええ!いっぱい楽しみましょう!」

 

り「…えっと…なら、あれに乗りたいかな」

 

私はコーヒーカップを指さした。普段なら乗るもの郁代に任せてるけどこういうの結構好きなんだよね。恥ずかしくて大人の私の時は言わないけど

 

喜「そうと決まったら行きましょう!」

 

ぼ「あ…さ、先に行かないでください…」

 

虹「どちらかといえば喜多ちゃんのお守りだよね…」

 

子供の私よりはしゃいでどうするの…郁代…コーヒーカップではテンションの上がった郁代のおかげで楽しかった。いつもより多めに回れて私も途中からテンションが上がって一緒に回していた

 

まぁ、回しすぎたせいで今日の狙いのぼっちは…

 

ぼ「う、うーん…目が回る…」

 

虹「だ、大丈夫?ぼっちちゃん」

 

喜「ご、ごめんなさい…ひとりちゃん…回しすぎたわ」

 

り「わ、私も…ごめんなさい 」

 

と、ダウンしたりしたもののみんなで楽しく遊ぶことが出来た

 

虹「あ、そろそろお昼にしない?お弁当持ってきたよ!」

 

ぼ「!お、お弁当!」

 

り「ひとりお姉ちゃんが目をキラキラさせてる」

 

喜「ひとりちゃんは食べること大好きだからかなー?」

 

り「そういう喜多…お姉ちゃんもキラキラしてるよ?」

 

喜「ヨウちゃんと沢山遊べてるからね!」

 

り「えへへ」

 

何故かぼっちより郁代と仲が深まった…当初はこんな予定じゃなかったけど遊ぶとなると郁代が率先してくれたおかげでどうしても楽しくなってしまう

 

虹「ぼっちちゃんやヨウちゃんのために今回は唐揚げを多く入れてきたよ!」

 

ぼ「!」

 

り「……はい!お姉ちゃん!あーん!」

 

ぼ「うぇぇ!?」

 

キラキラしているぼっちが可愛くて唐揚げを目の前に差し出す、これも子供の無邪気さの特権だと思って欲しい。虹夏はもはや母親みたいな表情だけど

 

り「…食べないの…?」

 

ぼ「うっ…あむ!…んん…!おいひい!」

 

喜「ヨウちゃん!私にもお願い!」

 

り「うん!あーん」

 

喜「あむっ♪」

 

虹「うんうん、いい風景だね」

 

ご飯を食べ終えた後も沢山遊び、そろそろ夕日が落ちてきた頃

 

虹「そろそろ帰らなきゃいけないし…最後にどれか1つ乗らない?」

 

喜「こういう所の最後はあれですよ!観覧車!」

 

ぼ「うっ…リア充の巣窟…」

 

虹「ぼっちちゃんのイメージ分かりやすいよね…」

 

まぁ、確かにそういうイメージもあるよね………観覧車…ぼっちと2人で乗りたかったな

 

虹「……よし!喜多ちゃん!私と2人で乗ろうよ!」

 

り「!」

 

喜「へ?4人で乗った方が…」

 

虹「いいのいいの!ほらヨウちゃんぼっちちゃんの事気に入ってるし思い出つくりでね!」

 

喜「んー…それもそうですね!」

 

に、虹夏…唯一私だとしってる虹夏が私の気持ちを察して2人にしてくれた…郁代を引っ張りながら下で親指を立ててくれたし…うん、私も最後まで楽しもう

 

ぼ「そ、それじゃあ行こっか…?」

 

り「う、うん!」

 

その後私とぼっちは観覧車に乗り込んだ…幸い人は居なくてすぐに乗れたのは良かった

 

ぼ「わぁ…ヨウちゃん綺麗な夕日だよ!」

 

り「本当だ…綺麗!」

 

上り始めると夕日が目に入ってきた。普段は明るいだけだけどなんだかとても綺麗…リア充がここに来るのもよくわかる気がする

 

ぼ「えっと…ヨウちゃん…もしかしてなんだけど…」

 

り「?…どうしたの?お姉ちゃん」

 

ぼ「きょ、今日…2人の方が良かったのかなって…」

 

り「!」

 

あのぼっちがそんな事を言うなんて驚いてしまった…

 

ぼ「た、楽しそうにしてたけど…最初に会った時少し残念そうにしてたし…」

 

り「…うん」

 

ぼ「ご、ごめんね…私一人だと怖くて…」

 

……ぼっち…私こそ知らないからって騙してるんだからおあいこだよ…それに…

 

り「……ううん!謝らないで!」

 

ぼ「え?」

 

り「今日ね、とても楽しかったんだもん!お姉ちゃんも最後まで楽しも! 」

 

ぼ「!う、うん!」

 

最初はどうなるかと思ってはいたけど、正体がバレてる虹夏はともかく…郁代とは本当に楽しかったしぼっち達とご飯を食べたのだって楽しかったのは本当だしね。虹夏も私とぼっちのためにこんな時間を作ってくれたんだし…その後頂上に着く頃にはぼっちも先程の暗い雰囲気はなくなり楽しんでいた

 

虹「頂上綺麗だったよね!時間が良かったのかな?」

 

ぼ「た、確かに綺麗でしたね…」

 

り「うん!綺麗だった!」

 

喜「イソスタ用の画像も取れて私はもう満足です!」

 

下に降りて虹夏達と合流し最後ということで記念撮影も終わらせ帰宅することにした

 

り「……ふぁ…」

 

……やっぱりこの体になると眠気が早く来るなぁ…でも…流石に家に帰るまでは我慢…

 

虹「あれ、ヨウちゃん…眠くなってる?」

 

り「……ううん」

 

喜「沢山遊びましたもんね…」

 

ぼ「……」

 

虹「……ぼっちちゃん、おんぶお願いしてもいい? 」

 

ぼ「うぇえ!?」

 

虹「ほら、私達の中で1番子供の扱いに慣れてるでしょ? お願い!」

 

喜「そうね、確かに適任だわ!」

 

ぼ「は、はい……ど、どうぞ」

 

り「…うん」

 

私の前に屈んで背中を向けてくれた…恥ずかしい気持ちなんてもう眠気で吹き飛んでしまっていた私はすぐにその背中に乗ることにした。ぼっちの背中は温かくてなんだか安心してすぐに眠りについてしまった…目が覚めると私は自分のベットの上で眠っていた

 

り「う、ううん…ふぁ」

 

虹「あ、起きたー?」

 

り「あっ…に…お姉ちゃん? 」

 

虹「もうぼっちちゃん達は帰ったし元の体に戻ってるから無理しなくてもいいよ」

 

り「!?」

 

目が覚めると横には虹夏がいた。咄嗟にお姉ちゃんと言ったものの体は元に戻っていた…恥ずかしい

 

虹「それにしても、良かったね」

 

り「…何が?」

 

虹「最後の最後までヨウちゃんがリョウってバレなくて、私に感謝して欲しいくらいだよ」

 

り「……なんで?」

 

虹「あのあとねー…リョウの家に着いたのはいいけど誰もいないしぼっちちゃんが1人にする訳にはいかないからって残ろうとしたんだ、でもいつ元に戻るかも分からないしって事で事情を知ってる私が残ったわけ」

 

り「……ありがとう…でも、なんで今日みんな着いてきたの?」

 

虹「最初に言った通りぼっちちゃんに誘われたんだ、1人だと怖いからって」

 

そこまでは観覧車でぼっちが言ってた通りかな

 

虹「本当は1人で行かせるつもりだったんだけどね」

 

り「じゃあ…なんで?」

 

虹「リョウがぼっちちゃんになにか企む時は抜け穴だらけの作戦だからだよ」

 

うぐっ…確かにその通りだから何も言えない…

 

虹「最後だって1人だったらどうしてたの?」

 

り「……考えてなかった」

 

虹「だろうね …大方楽しみで浮かれてたとかじゃないの?」

 

り「………///」

 

虹「まぁ、そういう訳で私も着いてきたって訳!そうなると喜多ちゃんも誘わないと拗ねちゃうし可哀想でしょ?」

 

り「……うん」

 

まぁ、最初は本当に郁代についていけるのか振り回されないか心配だったけど楽しかったし今回の私はそちら側だったしで結果オーライだろう

 

虹「それと、もう1つ言いたいことがあってね」

 

り「なに?」

 

虹「そろそろ自分の本音に向き合ったら?こんな回りくどいことしなくて 」

 

り「本音?……甘えたい…ってこと?」

 

虹「それもあると思うけど…え?無自覚なの?」

 

り「?」

 

本音…甘えたいってことくらいだよね…他にはあるのかな…

 

虹「ダメだこいつ…まぁ、私は応援するからね」

 

り「う、うん?」

 

そのあとは何を聞いても教えてくれないせいで虹夏が何を言いたかったのかはよく分からなかった…私を応援するって何のことだろう?

 




虹夏が言っている本音とは一体なんなんでしょうね?リョウが忘れていることとは…
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