今日はぼっちと付き合って初めてのデート…少し緊張していつもとはちょっと違う可愛めの服を着て来てしまった…
り「…ちょっと恥ずかしいな…」
スカートなんて久しぶりだしね…違和感を気にしながらもぼっちとの待ち合わせの場所まで行くことにした。いつものピンクジャージのおかげで見つけやすい
り「ぼっちお待たせ」
ぼ「あ、いえ…私も先程…」
り「ぼっち?」
何故かぼっちが私を見て固まってしまった…や、やっぱり変だったのかな…
ぼ「…可愛い…」
り「へ?」
ぼ「ふ、普段のクールなリョウ先輩からは考えられないくらい可愛いです!」
り「そ、そう…///」
よ、よかった…似合ってないとか思われてなくて…ぼっちは付き合ってからは私をすぐに褒めてくるようになった。真面目な顔で言われるから私も照れちゃう…
り「と、とりあえず…映画館に行こう」
ぼ「あ…そ、そうですね…!」
り「今日見る映画…小さな探偵さんがカッコイイらしいよ」
ぼ「あ、私も原作見てました!」
今日見る映画の話をしながら2人で歩き出し映画館に入ることにした
ぼ「あ、ポップコーン…買ってきますね?」
り「ん、お願い」
ぼっちが店員に話しかけられるようになるなんて凄い成長だよね…昔なら溶けていたのに…しばらくしてぼっちはポップコーンとそれと同じくらい大きなジュースを持って帰ってきた…え?ジュース大きすぎない?
り「……ジュース大きすぎない?」
ぼ「……き、緊張して1番大きいサイズを頼んでしまいました……」
前言撤回、ぼっちは成長できてないかも…映画が始まってからは集中してあまりポップコーンを食べなかった…うーん…後で食べよう…仕方が無いので店員から蓋を貰い映画館を後にすることにした。暫く2人で歩き公園の椅子で休むことにした
ぼ「え、映画おもしろかったですね」
り「うん、あそことか予想外だったし」
ぼ「分かります!」
虹「あれ!ぼっちちゃんだ!」
喜「ひとりちゃん!」
2人で映画の感想を話していると後ろから聞き馴染んだ声が聞こえた。私は顔を隠すようにうずくまった
ぼ「あ、虹夏ちゃん」
虹「あれ?今日ってデートだよね。リョウは?」
ぼ「と、隣にいますよ」
虹「へ?……ふ、ふふ…気合入ってるね…♪」
喜「リョウ先輩のスカート…激レアですね!!」
り「う、うるさい!初デートなんだからあっちいっててよ!///」
虹「はいはい♪2人とも楽しんでね!」
喜「またね!ひとりちゃん!」
ぼ「は、はい」
……嵐のような2人が過ぎようやく私とぼっちの空間になれた…のだけど何故かぼっちがモジモジし始めた
り「どうしたの?」
ぼ「そ、その…映画館で飲みすぎて…」
り「…待っててあげるから行ってきなよ」
ぼ「す、すみません!」
ぼっちが慌ててトイレにかけんでいった…よっぽど我慢してたのかな…とりあえず私は待っていよう
「お、お姉ちゃん1人?」
「暇なら俺達とお茶しない? 」
……最悪だ…漫画で見たようなナンパ組に私が絡まれるなんて…普段は声をかけないくせに…
り「……待っている人がいいのでいいです」
「えー、そんなこと言わずにさ」
「ほら、行こうよ?」
り「!」
う、腕を掴まれた!振りほどかないと…け、けど…怖くて腰が抜けて力が入らない…
り「い、いやです、離してください」
「あーなんかもういいや、連れていこうぜ」
「お!いいね!」
り「ひっ」
な、なんで私がこんな目に…怖さで目をつぶると暖かい…そして安心する匂いに包まれた…ゆっくり目を開けるとぼっちが私を抱きしめてナンパ男を睨んでいた
ぼ「こ、この人に手を出したら許しません!」
「なんだこの芋ジャージ」
……ぼっち、手も震えて顔が青い…私のために無理してる…それでも私を離すように壁になって…
ぼ「け、警察を呼ばれたくないのでしたら帰ってください!」
「あーもう!こいつごと連れていこうぜ!こいつも胸あるみたいだしよ!」
ぼ「ひっ!」
ぼっちの必死の叫びもこの2人には聞こえない…もうダメだ…そう思っていると後ろから声が…
虹「お巡りさん!こっちです!」
喜「はやく!連れ去らおうとしてます!」
「!?やべ!逃げるぞ!」
「お、おう!」
……こ、この声って…虹夏達…?でも帰ったはずじゃ…
虹「大丈夫!?」
り「わ、私は…手を握られただけだし大丈夫…2人とも帰ったんじゃ…」
喜「本当に帰ろうとしていたんですけど…木の影から怪しい男達が見てるのが気になって戻ったらひとりちゃんの大きな声が聞こえて…」
ぼ「……た、助かりました…」
り「…うん、ありがとう」
虹「2人とも災難だったね…初デートがこんな形になって…」
喜「あの人たち…許せません!SNSで拡散してやります!」
その後…私達はデート所では無くなったので帰ることにした…途中まで虹夏達は一緒に来てくれていたけど駅まではぼっちと居てと帰ってくれた……
ぼ「……ごめんなさい…リョウ先輩…」
り「ん、何が?」
駅に行く道を歩いていると下を向いて一言話していなかったぼっちが急に謝ってきた
ぼ「……わ、私一人じゃ…助けられなくて」
り「……」
ぼ「て、手を掴まれた時私も怖くなって…何も出来なくなったんです…」
……確かに…何もできなかったとぼっちが思っても仕方ないと思う…でも
り「…ぼっちが助けに来てくれた時嬉しかったよ」
ぼ「…で、でも何も…」
り「結果的にね。でもね…私は怖かった気持ちが安心できたから私にとっては嬉しかった」
ぼ「あぅ…」
り「だから…これはそのお礼かな」
ぼ「へ…?…!?///」
落ち込んでるぼっちのほっぺにキスをした。これくらいしないとぼっちは自分への後悔で押しつぶされると知っているから
り「っ…ま、またデート…仕切り治してね…よろしく!///」
ぼ「あっ…」
私は恥ずかしくなって逃げる形でぼっちと別れた…まだ私には自分からキスをして恥ずかしがらなくなるのは遠そうだ。
り「……今日のぼっち…かっこよかった…///」