ぼっち「リョウ先輩を赤面させるシリーズ…?」   作:気弱

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このシリーズでは出てないぼっちちゃんの料理上手な話が出てきます。興味がある方はこちらまで!

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20018617


虹夏「リョウの料理?」

ぼ「お、おいひいです!喜多ちゃん!」

 

喜「えへへ…ひとりちゃんのレシピが丁寧だからよ!」

 

ぼ「そっそんな事はないです!このクッキーの食感はちゃんと計らないと出来ませんし…何度も練習した成果ですよ…♪」

 

喜「そ、そうかしら…嬉しいわ」

 

り「うん、郁代本当に美味しいよ」

 

今日は喜多ちゃんのお菓子披露会!ぼっちちゃんと練習していたみたいでとても美味しく出来てる…これはうかうかしていたら私の腕を簡単に抜いてくるんじゃないかな…それにしてもぼっちちゃんって幸せそうに食べるよね。やっぱり食べるのが好きなのかな?

 

虹「ぼっちちゃんって食べてる時凄いいい笑顔だよね」

 

喜「あっそれ分かります!私の試作品毎回美味しそうに食べてくれたので継続出来ましたし」

 

り「確かにぼっちって食べてる時は子供みたいに喜ぶよね」

 

ぼ「えへへ…色んな事で青春コンプレックスを発動しますけどご飯だけは忘れられるので…」

 

虹「なるどねー…最近美味しかったものとかある?」

 

ぼ「最近…ですか?…家での料理も美味しかったですし…虹夏ちゃんが作ってくれたご飯もおいしかったです」

 

虹「な、なんだか照れるね…やっぱり手料理が好きなの?」

 

ぼ「あっはい…ファミレスとかのご飯も好きですけど誰かに作って貰ったご飯は好きです」

 

喜「そうなのね!今度お弁当作って来ましょうか?」

 

ぼ「えっ!?い、いいんですか?」

 

喜「ええ!伊地知先輩程ではないけど…いつもギターを教えてもらってるお礼も兼ねてね♪」

 

ぼ「えへへ…楽しみにしてます…♪」

 

ふふ、なんだか2人を見てると和むなー…あれ?そういえばさっきからリョウが話さないけど何してるのかな…あっ…遠くから理解ある彼氏面してる!?お前はそれでいいの?!

 

喜「じゃあ今食べたいものとかはあるかしら?」

 

ぼ「食べたいもの…えっと…その…」

 

虹「どうしたの?」

 

喜「ま、まさか高いもの…?」

 

ぼ「い、いえ!…その…」

 

り「……なんで私を見るの?」

 

ぼ「……リョウさんの手料理…を食べてみたいです」

 

り「わ、私の?」

 

あー、そうだよね…私、喜多ちゃんと続いたら確かにリョウのも食べたくなるよね…しかも2人は付き合ってるんだし…でもねぼっちちゃん…そいつ料理をカップ麺って言い張るほど作れないんだよ。ほら、明らかに動揺してるし

 

ぼ「えへへ…だって…喜多ちゃんと虹夏ちゃんの料理は食べたので最後は好きな人の物を食べたくて…」

 

喜「ひとりちゃんがここまで惚気を出せるようになるなんて…凄いです!リョウ先輩!」

 

り「い、いや…あの…」

 

喜「ひとりちゃん!リョウ先輩の事だからきっと美味しいものを作ってくれるはずよ!」

 

ぼ「わっ私も初めて食べるのでワクワクしてます!」

 

喜「あれ…でもひとりちゃんは結構な頻度でリョウ先輩の家に行ってるわよね?頼んだりしなかったの?」

 

虹「そ、そうだよ。その時何か言ってなかった?」

 

多分出来ないことを伝えてるはず…いくら見栄っ張りのリョウだってそんなぼっちちゃんをワクワクさせるような事を言うはずがないよね!

けど、そんな期待は次のぼっちちゃんの言葉によって打ち消され私だけ(本人は除いて)絶望してしまった

 

ぼ「あっ前に頼んだ時に「ふっ時が来たら私の手料理を堪能してもらうから」って言われました」

 

喜「きゃぁぁ!リョウ先輩カッコイイわ!」

 

り「……………(ガタガタ」

 

リョウが青ざめて震える…多分料理が出来ないことを知ってるのは私だけだからぼっちちゃんも喜多ちゃんも本当にワクワクしてるんだろうね。もうここは素直に自白して謝った方がいいよ

リョウが私と目が合って察してくれたのか覚悟を決めてぼっちちゃんに話しかけた

 

り「ぼ、ぼっち…実は…」

 

ぼ「わっ私楽しみに待ってます!リョウ先輩の手料理が食べられるなんて嬉しいです…♪」

 

り「………任せて、今度美味しいもの持ってくるから」

 

虹「………」

 

あいつ…ぼっちちゃんがいつにも増してキラキラしてるから負けた…絶対この後泣きついてくるのが目に見えてるからね…

その後案の定2人が帰ったあと私に泣きついてきた幼なじみ…こいつには後退の文字がないのか??

 

り「に、虹夏…助けて…」

 

虹「自業自得でしょ…カップ麺も失敗するくせにあんなに啖呵切って」

 

り「だって見てたでしょ!?あのぼっちのキラキラした目!前々から思ってたけど食べ物が関わると本当に変わるって知ってたけどあのキラキラを見せられたら嘘って言えないよ!」

 

虹「初めて聞かれた時に嘘つくからでしょ…」

 

り「……ぼっちにはカッコイイ姿を見せたかった」

 

虹「付き合えた日薬の効果とはいえ涙でびしょびしょだったり子供になってぼっちちゃんに甘えようとしたり草を食べてる人をカッコイイと思える?」

 

り「……ぐすっ」

 

虹「あーもう!分かったから!本気で泣かないでよ!」

 

り「虹夏…優しい…ありがとう…」

 

虹「それじゃあ今日は遅いし明日練習するからね…言っとくけどふざけたら追い出すからね」

 

り「わ、分かってる…」

 

はぁ…なんでこんな事になったんだろう…?リョウに教えるのはいいんだけどふざけることが多いからなぁ…

次の日頭を抱えつつも簡単な料理の材料を揃えどう教えようか悩んでいると珍しく時間ピッタリにリョウがやってきた

 

虹「珍しいね。遅刻しないなんて」

 

り「まぁ、それだけ本気だから…」

 

虹「はいはい…早速やろうか。手は洗った?」

 

り「うん、洗ってきたよ」

 

虹「今日作る料理は卵焼きとお味噌汁だよ。私たちのお昼ご飯にもなるから」

 

り「結構無難だね」

 

虹「それじゃあ小手調べに卵焼きを作ろうか、私は横で見てるから」

 

り「分かった」

 

まぁ卵焼きなら多少焦げる事はあっても炭とかにはならないよね…初心者が最初に通る道だしこれからやってもらわないと

流石に卵を割って混ぜる所までは失敗のしようもなく味の素醤油を少し入れ温めていたフライパンに乗せる…今日のリョウは真面目だから教えるのが簡単で素直に聞いてくれるので助かった…のだけど…

 

り「に、虹夏!?卵の形崩れてきた!」

 

虹「だから周りを先に箸でしてからじゃないとダメだって!!」

 

り「に、虹夏…包丁怖い」

 

虹「抑える手は猫だって!それだと指まで切るよ!?」

 

り「ねぇ、お味噌ってどれくらい…あっ」

 

虹「ぎゃぁぁ!?お味噌が全部!?」

 

り「虹夏、お米ってどの洗剤で洗えば良かった?食器洗剤だよね」

 

虹「なんで食べるものを洗剤で洗うの!?」

 

り「あっお味噌汁が吹き出してるけどいいの?」

 

虹「焦げ臭い!?えっなんで!?」

 

その後も色々ありながら完成したお昼ご飯を前に私たち二人の空気は最悪まで落ちていた…真面目なのはいい事なんだけど不器用すぎない!?中学校の時家庭科習ったよね!?卵焼きはともかく包丁の握り方からダメだったし…なんで米を洗剤で洗おうとするのかな

 

り「虹夏…ごめん…」

 

虹「だ、大丈夫…お米はともなくお味噌汁なら…こ、濃ゆい…」

 

り「うっ…流石に私もキツイ…」

 

虹「一応確認だけど…真面目だったよね…」

 

り「うん、真面目にやってた」

 

虹「……ぼっちちゃん達には1週間猶予を貰って今日から特訓するよ」

 

り「!!に、虹夏…ありがとう!」

 

星「ふぁ…お前らうるせーぞ…ってなんだそのダークマター?」

 

り「……ぐすっ」

 

虹「お姉ちゃん!!」

 

星「な、なんだよ…むがっ!?…塩辛い!?やめろ!その味噌汁もどきを口に…ごぼっ…」

 

り「虹夏もそれはそれで酷い…武器扱い」

 

そこからはもう本当に思い出したくもない日々が続いた…リョウは本当に上手くなりたいと真面目にやってるけどことごとく失敗して私とお姉ちゃんは苦しみお姉ちゃんに至っては廣井さんの所に行くほど怯えてしまった

けど日にちが進む事に上手くなっていってお披露目会の前日に作った物なんて何故かパエリテを完成させ逃げ出そうとしていたお姉ちゃんに「う、うまい」と言わせる程に成長していた

そして迎えたお披露目会…今日は量が多くなるからと夜に集合することになった。リョウも珍しく緊張してるみたい…まぁ、かくいう私も教えた分緊張してるんだけどね

 

喜「先輩の料理楽しみー…♪でもなんでこんなに期間が空いたのかしら?」

 

ぼ「きっきっと決められなかったんですよ」

 

喜「なるほど…」

 

虹「あ、あははー…」

 

星「……」

 

虹「(お姉ちゃんには口裏を合わせるように言ってるから何も言わないけど初日の地獄を見せてやろうかって顔してる…)」

 

り「できたよー」

 

喜「待ってました!…わぁ…」

 

ぼ「わぁ……」

 

リョウが持ってきたのは前日に練習したパエリエとそのあまりで作ったであろうパプリカのマスタードマリネ、付け合せにミネストローネスープとぼっちちゃんが好きなポテトとジャーマンポテト…うん、張り切りすぎじゃない??いくら材料は自分で出してたとはいえほとんど私作り方教えてないからね?とくにマリネなんて私は知らないから

予想外の量にぼっちちゃんも喜多ちゃんも口が塞がらないみたい…

 

り「ふっ…私が本気を出せばこんなもの」

 

ぼ「す、凄いです!…早速食べてもいいですか?」

 

星「(おい、これ本当にあいつが作ったのか?お前じゃないだろうな)」

 

虹「(本当にリョウが作ったよ…しかも最終日辺りからは独学で私は味見だったし)」

 

星「(ってことは…私数日で料理の腕を越されたのかよ…)」

 

ぼ「あれ…虹夏ちゃん達何を話してるんですか?」

 

虹「な、なんでもないよ!ね?お姉ちゃん?」

 

星「お、おう」

 

喜「私も写真を撮り終えたのではやく食べましょうよ!」

 

り「うん、熱いうちに食べて欲しいな」

 

ぼ「で、では…いただきます」

 

虹「んっ…美味しい…」

 

星「……」

 

ぼ「…お、美味しすぎますね…」

 

喜「先輩…本当に料理が上手ですね…!」

 

ぼ「す、凄いです!私もパエリア作った事ありますけどここまで美味しく作った事ないです」

 

喜「このスープも美味しいわよ!」

 

ぼ「はむ…んー…♪ポテトも美味しい…これ市販や冷凍じゃないですよね!」

 

り「うん、生のじゃがいもから作ったよ。ぼっちが好きなMに近づけたつもり」

 

星「これはビール飲みたくなるな…」

 

虹「本当に美味しいよね…良かったね!ぼっちちゃん!」

 

ぼ「えへへ…笑顔がとまりません…♪」

 

り「…ふふ、良かった」

 

こうしてリョウの特訓は終わった…最初こそ本当に大丈夫なのかと心配したけどぼっちちゃんに振る舞いたいって気持ちでここまで上手くなったのかな?それなら本当に凄いよね

そして披露会から暫くして…喜多ちゃんが何故かお腹を壊してお休みになった、わけを聞くとリョウの手料理をもう1回食べたいと言ったら何故か黒焦げの卵焼きと濃ゆすぎるお味噌汁が出たらしく無理して食べたからだそう…あいつ…一夜漬けのやり方で覚えたな…

結局ぼっちちゃんにも料理が出来ないことがバレたらしくリョウのご飯係はぼっちちゃんになったみたい。ただ1品だけはリョウが作ってるらしい、それは…

 

り「ぼっち、できたよ」

 

ぼ「わぁ!…えへへ…リョウ先輩のポテト…美味しいんですよね…♪」

 

何故かポテトだけは作り方を覚えてるらしく私も食べたけどMとほとんど同じで買ってきた?と1回問い詰めた程美味しかった…なんで??

 

 

 




個人的に原作基準だとぼっちとリョウは料理下手くそだけどぼっちは真面目にレシピを見て反復すれば上手くなってリョウは一夜漬けになりそう←
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