今日はシフトも入っていなくスタ連もない、暇な1日だったなぁ…たまには地元をゆっくり散歩するだけでもいいかも知れない。私はさっきまで弾いていたギターを片付け、お母さんに出かけることを伝え外へ歩き出した。
引きこもりだってたまには何も無い日に外を歩きたい時だってあるんだし、いいよね。と誰に言うわけじゃないのに言い訳をし歩き続けた、たしかもうそろそろで初めてお姉さんとあった所だよね…あの時はびっくりしたなぁ…急に倒れるんだもん。そうそう、あんなふうに…昔の事を思い出しながら角を曲がると見覚えのある人が倒れていた
ぼ「お、お姉さん!?」
き「お、お水…しじみ汁…」
ぼ「す、すぐ買ってきます!!」
なんだか懐かしいやり取りをしながらコンビニで水としじみ汁を買いお姉さんに渡すことにした
き「いやー…またぼっちちゃんに助けられちゃったねー」
ぼ「え、えへへ…そんなことよりなんでこんな所にいるんですか?」
き「んー?昨日ねー飲み会した所までは覚えてるんだけど…それからは覚えてないかな〜?」
ぼ「あー…」
またいつものようにハシゴをしてここまで歩いて来たんだろうな…確か前に大阪まで行って他のメンバーに怒られてたって店長さんが言ってたような…
き「あ、毎回買ってもらうだけじゃダメだよね…んー…お金はないな…」
ぼ「あ…き、気にしないでください。また今度返してもらえれば…」
き「あ!これあげる!」
ぼ「え?」
お姉さんから何かを包んだ物を手渡された。多分外国のチョコレートなのかな…?
き「お金はまた今度返すから今はこれで許してねー?」
ぼ「あっ…は、はい」
そういうと懐から鬼ころを取り出しまた歩いて行ってしまった。散歩していただけなのにお姉さんを助けちゃったなぁ…これ以上は流石に疲れたので私は家に帰りお姉さんからもらったチョコを食べ、眠ることにした
んん…な、なんだ…寝苦しかった…朝は体が重いし…でもやけに胸は軽く感じる…なんでだろう…とりあえず…トイレに…私はいつものようにズボンを下ろそうとした瞬間、普段では感じられないものを下から感じた。
ぼ「んん…寝ぼけてるのかな…いつもと違う気が…」
触ってみるとフニフニと明らかに違うのが感じられ寝ぼけていた頭から血の気が一気に引いた
ぼ「……こ、これ…男性の…ひー!?!」
ふ「お姉ちゃん?どうした…おかーさーん!トイレに男の人がいるよー!」
ぼ「あ、ふたり。待って!?私!私だから!?」
なんとか通報しようとしていたふたりを説得し私は自分の部屋の真ん中で頭を抱えていた…
ぼ「ど、どうしよう…今日はスタ連の日なのに…仕方ない…お休みの連絡を…」
考えても仕方ないので私は虹夏ちゃんにロインを送ることにした。
ぼ「(すみません、朝から体調が優れないのでおやすみさせてください)」
虹「(え!大丈夫?こっちは気にしなくてもいいからゆっくりしててね!)」
心配のメッセージとクマがお大事に!と言っているスタンプを送って会話が終了した。やっぱり虹夏ちゃんは優しいなぁ…とりあえず…この状況をどうしようかな…家にいても解決しないだろうし…下北沢に行ってみようかな…
ぼ「で。でも休みの連絡を入れたのに普通の格好で行くのはダメだよね……そうだ!お父さん!服かしてー!」
つ、着いてしまった…謎のテンションでお父さんから服と帽子を借りてスターリーに来たのはいいけどやっぱり怖いな…でも虹夏ちゃん達が何してるのかも気になるし…お客さんとして行ってもバレないよね…勇気を振り絞り扉を開け中に入った
り「いらっしゃい。今日はどのバンドを?」
ぼ「え、ええと…○○○というバンドを…」
り「?…はい、楽しんで…?」
う、受付がリョウさんだったなんて…少し怪しまれたけどなんとか買えた…あとはドリンクを…
喜「あ!いらっしゃいませ!どの飲み物にしますか?」
ぼ「あ…こ、コーラをお願いします」
喜「……?」
ぼ「…あ、あの?」
喜「あ、いえ…ど、どうぞ!」
何故か首を傾げた喜多さんだったけどすぐにいつもの調子に戻ってドリンクを渡してくれた…これでミッションは完了!少し他のバンドを見てから帰ろう!
はぁぁ…なんだか店員じゃないときに見るのも少し違って良かったなぁ…満足したしバレる前にはやく帰ってこの状態の戻り方を考えよう…あれ?戻る方法を考えるために来たのに目的が逆に…ま、まぁいいや!ライブも終わりお客さんが少なくなった頃私も帰ろうとスターリーの扉に手をかけた
虹「ぼっちちゃん!スタ連がまだあるよ!」
ぼ「あ、そうでしたね…忘れて…ま…」
り「やっぱりぼっちだった」
喜「怪しいと思ってたのよね!」
虹「ぼっちちゃん分かりやすすぎる…とりあえず、こっちに来て?」
あ、死刑確定ですね。呼びかけられてしまいついいつもの感じで対応してしまった私の後ろには虹夏ちゃんと喜多ちゃんリョウ先輩がいた。しかもなんだか目が怖い…虹夏ちゃんに手を引かれ練習部屋に入った瞬間私は土下座をした
ぼ「さ、サボってすみません…このお詫びは腹を切っていたします…」
虹「しなくていいよ!それより…本当にぼっちちゃんだよね?」
ぼ「あっ…はい…」
り「でも、あの大きな胸もない(サワサワ」
ぼ「!?リョウ先輩!?」
急に後ろに回り込んだリョウ先輩にいろんな所を触られた。くすぐったいしいい匂いがするしやめてほしい…なんだか匂いがいつもより敏感になってるし…
喜「そ、それにしてもひとりちゃん…その服はどうしたの?」
ぼ「あ…お休みの連絡を入れた後お父さんに借りました…帽子のTシャツとジーパンでしたけどここまで着たらいつもジャージの私だとバレないかなって…」
虹「うん、でも…雰囲気までは隠せなかったみたいだね。リョウと喜多ちゃんすぐに分かって私を呼びに来たくらいだし…」
あ、やっぱりすぐにバレていたみたいです
虹「それと…ちょっと立ってみてくれない?」
ぼ「あっ…はい…」
喜「わぁ…普段のひとりちゃんより大きいわね… 」
り「うん、多分180は超えてると思う…」
虹「……カッコイイね」
ぼ「そ、そうでしょうか…えへへ…」
虹「ぶっ!?…そ、その格好でその反応はずるい…//」
喜「ひ、ひとりちゃんを守りたい欲が湧きます…!」
り「カッコイイの中に小動物の力まで…ぼっちはやっぱり女たらしの才能があるのかも…///」
私が照れると何故か虹夏ちゃんとリョウ先輩は照れて喜多ちゃんは何か決意してる…なんでだろう…
り「……ぼっち、ちょっと耳を貸して?」
ぼ「あ。はい」
り「ちょっと虹夏に壁ドンしてくれない?(小声」
ぼ「か、かべ…!?それってあの漫画とかでよくみるやつですよね!?」
り「うん、ちょっと見てみたくてね…してくれたら褒めて撫でてあげるから 」
ぼ「っ…わ、分かりましたよ…」
り「あとは…って囁いてね」
褒められるうえに撫でられるなんて自己肯定感が上がるに決まってる!私は誘惑に負けてしまい虹夏ちゃんの元に近づく
虹「へ?ぼ、ぼっちちゃん…どうしたの? 」
ぼ「に…虹夏ちゃん、後でどんな罰も貰いますので…今だけは許してください(ドン」
虹「…っ!?///」
ぼ「……可愛い虹夏、離さないから…」
虹「はひゅ…////」
喜「きゃぁぁ!!伊地知先輩羨ましいいい!!」
私が囁くと虹夏ちゃんは目をハートにして崩れ落ちてしまった…わ、私の汚い声を聞かせてしまったからでしょうか…あわわ
り「う、うん。想像以上の効果だったね」
喜「あれはだれでもそうなりますよ!私もされたいです…」
あ、あのー…この状態を楽しんでませんか…?
とりあえず虹夏ちゃんが起きるのを待つ間私と喜多ちゃんとリョウ先輩で原因を探すことにした
り「なにか心当たりない?何か食べたとか」
喜「ひとりちゃんが怪しいものを拾い食いする訳ないじゃないですか」
ぼ「たべる…あ」
喜「拾い食いしちゃったの…?」
ぼ「ち、違います!昨日散歩してたらお姉さんが倒れてて…助けた時にお礼としてチョコを貰って食べました」
り「……チョコ…包み紙とかある?」
ぼ「あ、はい」
美味しかったので余りを持ってきていたのでそれをリョウ先輩に渡すとすぐにスマホで調べてくれた。しばらくすると顔を手で多い大きなため息をし始めた
喜「りょ、リョウ先輩?何かあったんですか?」
り「前に私が催眠術をかけたの覚えてる? 」
ぼ「あ、覚えてます。確か願望を叶えたくなるって感じのやつでしたよね」
り「その製作者のサイトだった」
喜/ぼ「はい!?」
リョウ先輩がこちらに画面を見せると確かに見覚えがあるような感じだ。ということは解決するにはまたすごい恥ずかしいことをしないといけないのでは!?
ぼ「か、解決方法は何と書かれてますか…?」
り「………このチョコの効果を消すためにはあなたの大切だと思う3人とキスしましょう✨だって…馬鹿じゃないの!?ねぇ!?」
喜「あ、乙女リョウ先輩が壊れちゃった」
多分1番結束バンドでウブなのはリョウ先輩なんだと思う、喜多ちゃんも恥ずかしそうだけどリョウ先輩の狼狽えを見てなのか比較的落ち着いてみえる
ぼ「わ、私の大切な人3人ですか…」
り「…誰になるの?」
喜「1人は確定ですけどねー…」
虹「……(ぴくっ」
喜多ちゃんが倒れている虹夏ちゃんの方を向くと倒れて気絶しているはずの虹夏ちゃんが少し動いた
喜「このバンドの創設者でひとりちゃんを最初に誘って光をくれた人を大切になんて思わないはずがないわ!」
虹「………///」
ここからでも分かるほど顔が赤くなってる…?
り「じゃあ、やることはひとつだねぼっち(がしっ」
喜「そうね、やっちゃってひとりちゃん!(がしっ」
虹「っ!?2人とも!?」
2人して虹夏ちゃんの両腕を抱え立たせた…や、やるしかないのかな…でも、喜多ちゃんの言うとうり大切な人というのには変わりないし…ええい!やってしまおう!あとで切腹しなければ…
ぼ「…虹夏ちゃん…すみません…」
虹「ぼ、ぼっ…んんー!?///」
り「わぁ…///」
喜「ひとりちゃん覚悟が決まったら凄いわね…」
2人が腕を持ってくれていたので抱きしめてから唇を重ねた。しばらくは抵抗していた虹夏ちゃんも次第に目がトロンとして離れた時には動かなくなってしまった
虹「はぁ…はぁ…はぅ…///」
喜「す、凄い情熱的だったわ…あと2人は誰なのかし…」
り「もちろん郁代も入ってるよ(ガシッ」
喜「せ、先輩!?!?」
倒れた虹夏ちゃんを顔を赤くさせながら見ていた喜多ちゃんをリョウ先輩が羽交い締めにした。リョウ先輩今日の動き俊敏過ぎませんか??
り「ここに戻る時あんなに必死にしてくれたうえに文化祭ライブではぼっちを助けたしなにより初めての同級生の友達を大切に思わないわけないよね(ニヤニヤ」
喜「そ、そうだとしても…恥ずかしいですよ!?///」
り「虹夏の時はノリノリだったから有罪だね、ぼっち」
……そうですよね、喜多ちゃんも私にとっては大切な人…だったらこの条件にあってますよね。
ぼ「……す、すみません」
喜「ま、まってひと…んん〜!!///」
虹夏ちゃんと同じように抱きしめ逃げられないようにし唇を重ねる、次第に喜多ちゃんの目も蕩けてしまい虹夏ちゃんも同じように顔を真っ赤にして気絶してしまった
喜「も、もう…むりぃ……/////」
り「おお…やっぱり凄いね、ぼっち…じゃあ3人目を探しに行こうか?」
ぼ「………」
り「……ぼっち?なんで私に近づくの…私はほら、いつもお金借りたしてるし違うはず…」
ぼ「……確かに、お金は貸してますし私の水着で再生数を取ろうとしたりしてましたね」
り「(か、壁があってもう逃げられない…)う、うん…だから他の人でしょ?ファンの人とか…店長とか…ぼっち妹とひゃ!?」
私から逃げようとジリジリと後ろに下がったリョウ先輩が壁に当たった…もう逃げられないように虹夏ちゃんの時のように壁ドンをして静かにさせることにした
り「ぼ…ひとり…さん?」
ぼ「そんな先輩ですが…わ、私にとっては大切な個性を認めてくれた先輩です。だから…」
り「ま、まっ…ん!!」
そんな大切な3人の仲間から外したりしませんよ。リョウ先輩にキスをした、もはや弱々しくて抵抗されても私でも勝てるくらいには力のさもあった
だけど口では嫌がりながらも抵抗しないリョウ先輩は虹夏ちゃん、喜多ちゃんと同じように倒れてしまった。離れたあと私は強烈な眠気に襲われその場で倒れるように眠ってしまった
虹「…ちゃん!起きて!」
ぼ「う、ううーん…?」
虹「あ、起きた!もう体は大丈夫?」
ぼ「から…だ?…えっと…はい、いつも通りですね」
虹「良かった…そ、それにしてもぼっちちゃん…凄かったからね…///」
ぼ「へ?」
喜「もう…ひとりちゃん…責任取ってよね…///」
り「………///」
ぼ「えっと…な、なんの事ですか…?それに私は何故ここに…家で寝ていたような…」
虹「え?」
り「…ぼっち、あんなことしておいて逃げるのはずるいよ。ちゃんと責任取るのが礼儀」
虹「そ、そうだよ!私のファーストキスを奪っておいて!」
ぼ「えええ!?!?ほ、本当に覚えてないんです!すみませーん!!」
虹「あっ、逃げ足はや…あの反応は本当に覚えてないみたい…」
喜「先輩たち、これを見てください…」
虹「ん、どうしたの?…これは…」
り「……何が書いてあるの?」
虹「リョウ、発狂しないでね?」
り「う。うん…なになに…「鈍感な奥手なあの子の心を聞きたいけどあとが恥ずかしい人のためのチョコ!戻ったら変わってた間の事は覚えてないよ!オマケで3人目の方には積極的にする効果もあるしお買い得だね!」………」
虹「……リョウ?」
喜「せ、先輩?」
り「わ、私の……私のファーストキスと純情を返せー!!絶対にこの製作者を見つけてぶん殴る!!!」
虹「リョウ…自分から壁ドンされて自分からキスされたもんね…私達は押し付けあってたのに…」
喜「でも…ひとりちゃんも嫌がってませんでしたし…本当に私達3人の事が好きなのかもですね。ただ…」
虹「うん、リョウが3人目になったから効果が倍増されてたみたいだね」