虹「いやー!?蜘蛛!!?」
喜「きゃぁぁ!?伊地知先輩こっちにやらないでくださいよ!?」
り「おはよー…なんの騒ぎ?」
虹「リョウ!いい所に来た!確か虫大丈夫だよね!?追い払って!」
喜「お、お願いします!!」
り「仕方ない………………」
虹「りょ、リョウ?はやく…流石に机の上で喜多ちゃんと2人はキツイ…」
り「……む、無理…」
虹「なんで!?」
り「お、大きい蜘蛛は毒が…ひぃ!?こっち来た!?」
虹「こんな時に馬鹿なのが響いた!!?」
ぼ「あっおはようございます…あれ…虹夏ちゃん達何をしてるんですか…?」
り「ぼ、ぼっち!毒!毒蜘蛛!」
虹「だから毒はないやつだって!」
喜「ひ、ひとりちゃん助けて!」
ぼ「あっはい…もうここにきてはダメですよ」
何故かスターリーに入るとみんなが机の上で震えていた。確かに大きな蜘蛛だけど怖いのかな…特にリョウ先輩はそんなイメージがなかったからビックリしちゃった
蜘蛛を手で包んでスターリーの外に出してあげた、一応…アルコールもしてみんなの所に戻ろう
虹「ぼっちちゃん助かったよ…あんなに大きな蜘蛛初めて見た」
り「あれは絶対にタランチュラ…」
喜「日本に毒を持つタランチュラは居ない気がしますよ…」
ぼ「(ぞくっ)………?」
り「ぼっち、私を見てどうしたの?」
ぼ「い、いえ…」
何故だろう…震えてるリョウ先輩を見ていたらこう…背中にゾクゾクってしてなんだか心地いい感じに…?気の所為…かな…?
喜「それにしてもリョウ先輩が震えてるのってなんだか新鮮でしたね!」
り「震えてない」
虹「毒…って呟きながら震えてたよね…もう、そういう所は可愛いんだから」
り「う、うるさい…」
ぼ「あっ確かに可愛かったです…」
り「ぼっちまで…何も出来ずに震えてた2人に言われるよりかはマシだけど…」
そっか…この感覚は震えてるリョウ先輩が可愛いって感情なのかな…だって普段には見られない表情でしたしね
……もっとあの表情見たいな…
私は密かに心の中で納得しその日の夜インターネットである物を発注し、数日後届いた物をバックに入れウキウキでスターリーに向かった
ぼ「お。おはようございます!」
り「あっおはようぼっち…なんだか機嫌がいいね。何かあった?」
ぼ「あっいえ….な、なんでもないですよ?」
虹「確かに機嫌がいいよね?普段では見えない明るい光が見えるよ?」
喜「そうですね。挨拶の時も元気でしたし…?」
ぼ「えへへ…本当になんでもないので…」
そんなに私顔に出ていたのかな…で、でもまたあのリョウ先輩の顔が見れると思うとワクワクしちゃうんだよね…私が買ったのは私の手のひらくらいの大きさの本物ソックリのタランチュラの模型。これを油断したリョウ先輩の背中に…えい!
虹「それじゃあミーティング……り、リョウ…背中…」
り「背中?……ひぃぃ!?デカい!?毒蜘蛛!?!?」
虹「う、動かないで!?こっちに来るかもだから!!?」
喜「ひぃぃ!?大きすぎませんか!?どこから出てきたんですか!」
ぼ「あっと、とります!!」
り「ぼっち!はやく!お願い!!」
っっっ…りょ、リョウ先輩がウルウルした目で助けを求めてきてくれてる…この感じ!何故か背中の方にゾクゾクして気分が良くなってきます…!
リョウ先輩の肩に置いたタランチュラを掴み外に逃がすフリをしてポケットに隠す…うぇへへへ…これでリョウ先輩の泣き顔も見れるし頼りにされるので一石二鳥ですね…!
みんなの所に戻ると予想通りチヤホヤしてくれたので私はその後も度々リョウ先輩の肩に置いては逃がすを繰り返すことにした
り「ひっ!?またいた!?なんで!?」
ぼ「あっ任せてください」
り「っ!?ぼ、ぼっち!」
ぼ「あっはい!」
そんな事を続けていたある日…今日もスターリーに行く道を歩きながらウキウキで歩いている時に地獄は訪れた
ぼ「ふふふ…今日もリョウ先輩の可愛い顔を見ましょう…♪」
り「ぼっち」
ぼ「うぇぁあ!?!?り、リョウ先輩!?いつの間に…」
り「それはいい、聞きたいことがあるんだけどいい?そこの公園に寄ろっか」
あ、ああ明らかに怒ってる!?さっきの独り言聞かれてた!?
普段はポーカーフェイスなのだけど私と2人きりの時は表情が柔らかい…はずなのに…今のリョウ先輩からは鬼のような表情が見える…震えながらリョウ先輩に公園に連行されベンチに2人で座ることに…
り「さてと…まず1つ目の質問、私が大きな蜘蛛には毒があると最近まで勘違いしてたのは知ってるよね?」
ぼ「えっ…は、はい」
り「うん、それで最近似たような形の大きな蜘蛛が何度も私の肩に乗ってるんだ」
ぼ「そ、そうですね…」
り「しかも…ぼっちが隣にいる時だけ…なんでだろうね?」
ぼ「さ、さぁ…たまたま…かも…」
り「ふーん…?」
あばばば…せ、先輩の目がずっと私を見てる…こっこれ…バレてる…?…どうにかして逸らさないと…
私が次の一言を言う前にリョウ先輩に先を越された
り「……じゃあカバンの中身を見せて欲しいな?」
ぼ「へ?」
り「私の勘違いかもしれないけど昨日蜘蛛をそのバックに入れてたよね」
ぼ「……」
り「見せて?」
ぼ「………はい」
へへへ…私なんかに誤魔化す事なんて出来ないですよね…もちろん鞄の中には蜘蛛の玩具がすぐに出てきてベンチの横からリョウ先輩の前に正座で座ることになりました
り「…はぁ…ぼっち」
ぼ「ごめんなさいごめんなさい!」
り「一応理由を聞いてもいい?なんでこんな事したの?……私本気でビックリしてたんだけど」
ぼ「えっと… お、怒りませんか…?」
り「理由次第かな」
ぼ「ひっ!…せ、先輩が涙目になって私に頼ってくれる時…かっ可愛くて…」
り「………か、可愛い」
ぼ「はい!普段はクールで私と話してる時はお姉さんみたいな感じなのに怖がってる時のリョウ先輩の顔はこう…守りたい!みたいな…普段も可愛いのですけど見られない表情が可愛くてそれで」
り「わ、分かった…分かったから…///」
あれ…必死に弁明していたら何故かリョウ先輩が赤くなってる…?
ぼ「………?」
り「ふぅ…ぼっち」
ぼ「は、はい!」
り「反省した?」
ぼ「はい…もう二度としません…」
り「んっなら今日1日私を甘やかしてくれたら許す」
ぼ「りょ、リョウ先輩…!」
り「……私ってチョロいのかな…可愛いって言われて許すなんて…(ボソッ」
最後の方は聞き取れなかったけど…なんとか許して貰えました…可愛かったあの顔が見れないのは残念ですけど怒られるくらいなら我慢しなきゃ…
その日1日虹夏ちゃん達に迷惑をかけない程度に甘えてきたリョウ先輩に別の意味で心を打たれた私がいたのは秘密です
後日
り「ふぁ…おはようぼっち」
ぼ「あっおはようございます…」
虹「あれ?リョウ…背中に何か着いてるよ?」
喜「……く、蜘蛛!?」
り「……ぼっち?」
ぼ「へっ!?わ、私じゃないですよ!?……あっ…生きてる本物ですね」
り「へ?…きゃぁぁ!?!?頭にのぼってきた!?取って!?流石に無理!?」
こ、これは私のせいではないですからね!?
都会の方の蜘蛛ってどれくらい大きいのかな…ちなみに小さい蜘蛛の方が毒を持ってる確率が高いらしい?
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