あるミーティングの日、リョウ先輩から体調が悪いからお休みするとロインに送られた時のことです。3人でミーティングを進めていると喜多ちゃんが突然手を挙げ立ち上がった
喜「はい!今度リョウ先輩を赤面させるためにイタズラをしませんか!」
虹「ぼっちちゃん、あっちでお菓子食べない?」
ぼ「あ、いいですね」
喜「なんで二人共無視するんですかー!」
だってこういうときの喜多ちゃん…めんどくさいので…まぁそんなこと私が言えないですけどね…
虹「はいはい…それで今日はどうしてそんな提案をしたの?」
喜「ふっふっふ…最近いろんな事がありましたよね!ひとりちゃんが男になったりリョウ先輩が猫になったり! 」
虹「うん、確かに色々あったよねー…どれも最終的にリョウが恥ずかしい目にあって終わってたね」
ここ数日の話なのになんだか懐かしいなぁ…私が男になった時の記憶はないけど猫になった時は裸を見られたりしたんだっけ…
虹「うん、それとリョウを赤面させるって何が関係あるの?」
喜「それはですね…あれはほとんどあのサイトのせいでの赤面なので私達でやろうということです!」
ぼ「ええ…」
同じ日本語なのか怪しいくらい理解が出来なかった…喜多ちゃんの行動力というか発想力は凄い
虹「わけが分からないよ…」
喜「リョウ先輩を赤面させたいということ以外に理由はいりますか?」
虹「……まぁ、見たいけど…」
ぼ「……はい」
普段はクールでカッコイイのに戸惑って顔を赤くさせているリョウ先輩はとにかく可愛いので私もできるならまた見てみたい
喜「ではやりましょう!!」
虹「怒られたら喜多ちゃんを差し出すからね」
ぼ「あ、一緒に逃げましょう」
こうして私達は次の日から1人ずつイタズラをすることにしました
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喜多サイド
ふふふ…最近のリョウ先輩なら可愛いって言えば恥ずかしがってくれるはずです!さっそく一回目の赤面は貰いました!
喜「リョウ先輩!」
り「ん、どうしたの?郁代」
喜「今日も可愛いですね!(むぎゅう」
り「!?」
ふふふー…ほら!早速驚いてます!これで赤面をまたみれ…
り「……ふぅ…ありがとね、郁代」
喜「へ?」
り「まぁ、私が可愛いのは当たり前なんだけどね」
喜「あ…そ、そうですね!」
むぐぅ…手強い…さっきのは抱きついたことに驚いたのでしょうか…次の手を…と考えていると抱きついてる手を離され壁に押し込まれ…私の顔の横に手を置かれた…つまり壁ドン…へ?
り「でも…流石にイタズラするのは許せないからね…?ね…い、く、よ…?」
喜「は、はひぃぃ…//」
ああ…この状態で囁くのはずるいですよ…先輩…私はリョウ先輩を赤面させるはずが逆に返り討ちにあってしまった…
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虹夏サイド
まさかリョウが喜多ちゃんを返り討ちにするなんてね…前までのリョウならあそこで抱きしめられたことに赤くなってたのに…まさか体制がついたとか…?まぁ…私があのリョウに返り討ちにされるなんてありえないだろうし大丈夫だよね
虹「リョウ!今日もお疲れ!」
り「ん、おつかれ」
虹「いやー…本当に最近バンド波に乗っていい調子だよね…」
り「急にどうしたの?…まぁ、確かにその通りだけど」
虹「これもさ、ぼっちちゃんと喜多ちゃん…そしてリョウが頑張ってるおかげだよ!本当に感謝してるんだから!」
り「…う、うん」
ふふふー…名付けて褒め殺し作戦!リョウが話す隙も見つけられないくらいマシンガンのように褒めればあのリョウの事だ、すぐに赤くなるはず!
虹「ぼっちちゃんの作詞を支えたり文化祭の時だってなんだかんだ言いながら喜多ちゃんに親身になって教えてくれてたのかっこよかったよー?よっ!結束バンドの柱!」
り「……それは違うかな」
虹「へ?」
り「この結束バンドが出来たのは虹夏のおかげ、虹夏が私を誘ってくれたおかげで私も頑張れてるんだ。だから柱は私じゃなくて虹夏だよ」
虹「う、うん…でも、ほら私何もできてないし…?」
り「勉強にバンドの事にって沢山やってるでしょ?ぼっちは例外だけど1番練習してることだって私は分かってる。だから虹夏、無理しないように頑張って?(なでなで」
虹「……う、うん…ありがとう…///」
ふ、普段はそんな素直に言わないくせに…うう…負けました…//
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ぼ「えっと…それで虹夏ちゃん達全滅した訳ですね…」
虹「…うん」
喜「はい…」
私は2日間スターリーに来れてませんでしたが…その間に2人は特攻していたみたいです。しかも返り討ちにあって逆に赤面したとのこと…え、そのリョウ先輩に私が次行かなければいけないんですか!?
虹「あれは…ズルいよ…普段は素直じゃないのに素直に褒めてくれるし…」
喜「私の時は壁ドンされて耳元で囁かれました…」
たしかに普段のリョウ先輩ならあまりしないことですよね…壁ドンはやりそうですけと素直に褒めるのはなんだか違和感が…もしかして?
ぼ「あ、あの…もしかしてなんですけど…喜多ちゃんの時にバレて逆に仕返しされてるのでは…?」
喜/虹「……それだぁぁ!」
ぼ「!?」
虹「そうだよ!いくらなんでも普段と違いすぎるもん!」
喜「ぐうう…私が安易な行動で赤面を狙いに行ったからですよね…それでもずるいです!」
虹「うん!本当だよ!」
これは…逆ギレじゃないのかな…仕掛けてるのはこっちなのに…
虹「……じゃあさ、もうこっちもズルい手を使わない?」
喜「そうですね…次のひとりちゃんの番ですし…ね?」
ぼ「ひっ!?」
ふ、2人が猫みたいな目でこっちを見てる!?何をされるんですか私!?
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リョウサイド
ふふふ…2日前何故か郁代が私を可愛いと褒めて抱きしめてきた。わかりやすいやつめ…私を赤くさせたいって欲が見え見えだったから返り討ちにしてやった、次の日は虹夏も見え見えのイタズラだったから見事に返り討ちにした。種さえ分かれば簡単に返り討ちができる…今日は順番的にぼっちの番かな?何をされるか分からないけどまぁ…ぼっちなら大丈夫かな。意識したらダメなぼっちが私を恥ずかしがらせられるわけないよね…さぁ、今日は私が完全勝利で帰ろう!
り「おはよー」
虹「あ!いいところに来た!ぼっちちゃんが大変なの!」
り「ぼっちが?」
ふむ…今度は1人じゃなくて手を組んだのかな、まぁ何をしても私が勝つんだけどね!虹夏に手を引かれ練習部屋に入ると…一瞬で自信を失ってしまった。だってそこには…男の姿をしたぼっちがいたから
り「……ぼっち…だよね?」
虹「うん…前に食べたチョコを間違って食べたみたいなの…私と喜多ちゃんは終わらせたから次はリョウに…」
り「待って、冗談だよね?私を赤面させるためにここまでやる!?」
虹「何言ってるの!ぼっちちゃんは間違って食べただけだよ!」
はぁ!?そんな間違えするなら私の手を借りずに戻って!
喜「あ、ひとりちゃん!先輩が来たわよ!」
ぼ「………(ゆらぁ」
り「ひっ」
ぼっちが私の方にゆっくり近づいてくる…ジリジリと詰められていく…ぼっちの顔はなんだか表情が読めないし…ああ…後ろに壁があって逃げられない…
ぼ「……(だん」
り「っ!」
壁に追い詰められた私は逃げられないように壁ドンをされた。もはや前の事を思い出し顔は真っ赤になって心臓はバクバク言ってる…やっぱりこの顔はカッコイイ…そんな顔をマジ近に近づけないで…
ぼ「…先輩…可愛いです…」
り「っ…///」
ぼ「本当に可愛いです…普段はクールなのに…責められたら真っ赤になって…」
ぼっちの顔が近づいてくる…このチョコは3人目の時に積極的なるって書いてあった…ほ、褒めながら近づかないで…鼻と鼻があたる距離になると覚悟を決め目をつぶると…
ぼ「………大好き…♪…ふー」
り「ひゅっ…////」
キスをされると思っていた私は何故か耳元で囁かれ息を吹きかけられた…腰が…抜けた…
虹「ふふふー…ドッキリ成功!」
喜「可愛い顔をありがとうございます! 」
り「へ……?////」
目を開けるとぼっちの後ろにはどこかの番組で見たような「ドッキリ大成功」という看板を持った2人がいた……もはや頭が真っ白になった
虹「リョウがこっちのことを筒抜けだって甘くみてるだろうからってことでー」
喜「ズルいかもですが前の薬を使ったというドッキリでした! 」
ぼ「あっ…すみません…本当は薬なんて使ってなくてこれも男装で胸は縛って…台詞は…台本を読んでたした…」
り「……わ」
虹「?」
り「…私の純情を返せー!!////」
その後腰が回復し3人を正座させみっちり説教した。私だって乙女なんだ…あんなの恥ずかしくなるにきまってる!今回なんかぼっちも積極的に参加してるし…暫くはご飯を奢らせないと気が済まない!
り「次こんな事したら本気で怒るからね。郁代はSNS禁止、虹夏は店長に報告、ぼっちは新宿に放り出すから」
ぼ「ご、ごめんなさい…」
虹「うう…ごめん…」
喜「ごめんなさい…」
はぁ…とりあえず言いたいことは言えたので3人を解放する、郁代と虹夏はフラフラしながら外に行ったが何故かぼっちは私に近づいてきた
り「……まだ何かあるの?」
ぼ「あっ…いえ…その…イタズラで壁ドン等をしてセリフを読んでましたけど…これだけは言いたくて…」
り「?」
ぼっちは私の耳に顔を近づけ…
ぼ「……さ、最後だけは…台本もない私の本音ですよ?」
り「〜〜!?///」
ぼ「えへへ…あ、明日また練習で!」
……私は多分…その気になったぼっちには勝てないのかもしれない