ようこそ原作クラッシャー(モブ)のいる教室へ   作:ゆうき35

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坂柳有栖

夏休み最終日。俺は送信者不明のメールに呼び出され、とある場所を訪れていた。

 

「お久しぶりですね。西園寺くん」

 

「やっぱり有栖か…」

 

「随分とご活躍のようで。おかげで私達のクラスは大きな痛手を受けました」

 

「想定内だろ?葛城派の弱体化は。それがお前の計画じゃないのか?」

 

「流石です。しかし、Bクラスへの転落は想定外でした。葛城君はもっと使えると思ったのですが…二学期からは私がクラスを指揮します。そこで確認なのですが、西園寺くんはこれからどうされるのでしょう?」

 

「俺の存在なんて気にする必要はないだろう。身体能力を除いて、有栖に敵わない事は実証済みだ」

 

「バタフライエフェクト」

 

「それがなんだ?」

 

「貴方の関わりは少なくても、いつも私の想定外の結末に終わる。それが時にはおもしろくもあるのですが、Bクラスになった現状、早急な回復が必要です。当面、大人しくしてもらいたいんです」

 

「安心しろ。クラスでの目的は達成した。お前の邪魔をするつもりはないよ。あとは俺の目的の為に動くだけだ」

 

「…………」

 

「有栖さん?」

 

「バカですか?申し訳ありません。バカでしたね。どこに安心する要素があるんですか?」

 

「謝る所がおかしいぞ?」

 

「今回の無人島試験および船上試験のあらましはクラスメイトから聞きました。一見、貴方は何もしていないようにみえますが、私には分かります。確実に貴方の影響です。一之瀬さん、神崎くんでは、この結果になりません。あぁ…相変わらず自覚がないのですね。これまでもそうです。貴方が自覚なく行動したせいで私の計画がどれだけ崩壊させられたか…軌道修正も大変なんです。分かりますか?分かりませんよね?チェスでもそう!何気ない1手で無限の可能性を生み出すくせに、その後、直に敗着の1手をうつ。なんですか?舐めプですか?どれだけ感情をアップダウンさせれば気が済むんですか?そもそも義隆は何故Bクラスなんですか?実力を考えれば当然Aクラスでしょう?私の奴隷として死にものぐるいで尽力すべきでしょう?お父様にもオハナシが必要ですね。……それとも一之瀬さんですか?櫛田さんとも仲がよろしいようで…。やっぱりおっぱいですか?所詮男はおっぱいが大きいほうがいいんですよね?私はこれからが成長期です!とにかく!!この私がBクラスなんて、許容致しかねます!直ぐにでもAクラスに返り咲きます。わかってますよね?その為に義隆!何もしないでください。できたら呼吸も止めて頂きたいぐらいです」

 

「死ねと?」

 

「百回ぐらい?」

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