ようこそ原作クラッシャー(モブ)のいる教室へ   作:ゆうき35

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それぞれの夏休み

【櫛田桔梗の場合】

 

頑張った!私は頑張ったよね?パトラッシュ!

 

無人島での生活は辛かった。集団行動?24時間みんなの【櫛田桔梗】でいるのは辛い。にもかかわらず義隆はどこ吹く風か、この環境を楽しんでいる。私も一緒に楽しみたい所ではあるが、Dクラスの現状を考えると勝手な行動はできない。

 

夏季グループ別特別試験。無茶ぶりにも程がある。困って相談した結果、「優待者であるメールみせたら一発じゃね?」の一言。そして、その通りすれば上手くいくのが腹立たしい。というか何故私が優待者なのを把握している!

 

そんなこんなでもう限界だ。義隆を困らせなければ腹の虫が治まらない。そんな勢いのまま、デートに誘ってみれば、あっさりOKの返事が…どうする櫛田桔梗?

 

待ち合わせ場所に到着すると、当たり前のように義隆が待っている。いやいや約束の時間1時間前ですよ?

 

さて、今日の予定だ!男の子は女の子の買い物に付き合うのが苦痛らしい。散々付き合ってもらおう!

 

「う〜ん。こっちとこれどっちが似合うかな?」

 

そう!究極の選択!この問いに正解などないのだよ。

 

「うん?そうだな。こっちの服は明るい色合いで桔梗にはよく映えると思うぞ。でも、こちらも捨てがたいな。いつもと雰囲気が違う桔梗も見てみたい。そうだな。ずっと考えていたんだが、これも桔梗に似合うと思うんだ。臨時収入もあった事だし、全部プレゼントさせてくれ。お〜い。店員さ〜ん」

 

えっ。えーーー

 

気を取り直して、そろそろお昼だ。「何か食べたいものある?」との問いに「なんでもいいよ!」これがキラーワードらしい。

 

「そうだな。今日は暑いし軽めがいいだろう?ちょうどカフェを予約してたんだ。もちろん俺がだすから好きなもの頼んでよ」

 

Dクラスでの金欠経験舐めんな!もちろん美味しく頂きました。義隆には勝てない…

 

【綾小路清隆の場合】

 

思ったより厳しい。義隆の協力を得る事に成功したが、なかなか浮上のきっかけが掴めない。無人島試験。Bクラスを上回る事ができなかった。義隆を指名すべきだったか?いや。あの状況では無理だな。総合力の差は覆せなかった。そして、苦労して獲得したポイントは次の特別試験であっさり失う事になる。積極的な介入をしなかったのは失敗だったか。運悪く卯・辰グループともに優待者がDクラスだったのも大きい。そんな中でも義隆は最良の結果に導いてくれたのだろう。これからの特別試験。もっと関与していくべきなんだろうか…。

おっと、そろそろ時間だな。オレは思考を中断し、義隆との待ち合わせ場所に向かう事にした。友人として情けないが、当分、ポイントは義隆に頼るしかないな…

 

【一之瀬帆波の場合】

 

夏休み最終日。私はクラスのみんなとプールにきている。いつも通り西園寺くんはいない。

更衣室での一幕だ。

 

「で?帆波ちゃんは西園寺くんとどうなの?」

 

「にゃっ。にゃんのことかにゃ」

 

「え〜。帆波ちゃんが意識してるのバレバレだよ?」

 

「にゃっ?」

 

「西園寺くん。かっこいいし、優しいしね〜。他の男子と違って大人な感じだよね〜。でも、私達ではきっとダメ。憧れは憧れのままにしておくのが正解なんだ。だから、応援してるよ?」

 

「わ…私…そんなんじゃ…」

 

その後、Dクラスの生徒と合流。綾小路くんはいるのに西園寺くんは不在。まぁ、そうだよね。今頃何しているのかな~。

 

【星之宮知恵の場合】

 

ふふふっ。笑いが止まらない。私達があのAクラス。やっぱり西園寺くんはいい。一之瀬さんでは龍園くんと協力する発想はまだできないだろう。当たり前だが、このままAクラスをキープして卒業というわけにはいかない。それでも、今のクラスに期待せざるを得ない。上で待っているよ。佐枝ちゃん

 

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