ようこそ原作クラッシャー(モブ)のいる教室へ 作:ゆうき35
二学期が始まり、学校では体育祭への準備が始まった。
俺達がAクラスに昇格してしまった事でプランの見直しが必要かと思ったが体育祭では別に影響はないと判断した。2年生・3年生のAクラスが強力すぎる。1年生がどう足掻いだ所で赤組の勝利は揺るがない。また、全員参加競技の多さだ。どんなに上手く調整を施した所で結局はクラスの平均値に帰結する。そして、ほとんどの場合、クラスポイントが減って終わるクソイベントである。
今回は【龍園翔】と【櫛田桔梗】がポイントである。
まず龍園だが原作と異なり俺達一之瀬クラスを標的にするだろうか?おそらくだが、今回はないだろう。チームワークと総合力が問われるテストでは一之瀬クラスは強い。そして、体育祭が終わればドS銀髪ロリが襲来する。龍園が手をだす必要もない。
次に桔梗だが、龍園と組んでクラスを裏切る事はないだろう。なぜか堀北に対する執着がみられない。これがこの後、どう影響するか注視が必要だ。今後はもう少し桔梗と関わる機会を増やす事にしよう。
「お〜い!西園寺く〜ん」
「……」
「西園寺く〜ん!!!」
「あ…あぁ、すまない」
「ちゃんと聞いてたかな?」
「何をだ?」
「はぁ……今、推薦競技のメンバーを決めているんだけど、運動得意だよね?」
「そうだな。神崎以上柴田以下って所じゃないか?」
「なにか希望する競技あるかな?ないなら、私と…」
「四方綱引にはださせてくれ。あと可能なら最後のリレーで頼む」
「うっ…うん。わかったよ。それで検討してみるね」
体育祭の攻略法は戦略的には他クラスのメンバー表の獲得しかない。仮に櫛田が裏切らないとしても、何かしらの方法で龍園は手に入れるだろう。おそらくそれほど難しくない。何故かって?10万ぐらい積めば誰かが売るんじゃないか?龍園なら50万ぐらいは軽くだせる。
ふむ。結局、今回どうするかは清隆に相談だな。全力で協力した所で堀北クラスのポイントがマイナスになるのは変わらないはずだ。同じ赤組だ。今回は好感度を稼ぐ事にしよう。
「紹介しよう。同じクラスの軽井沢だ」
「よろしくね。軽井沢さん」
「な…なんで、Aクラスの西園寺くんがいるの?」
「友達だが?」
「えっ…あんたに友達って…」
「そんなに意外か?」
「それも西園寺くんって…」
「??」
「え…えっと…Dクラスの軽井沢恵です。できれば連絡先教えてもらえませんか?」
「いいよ。これね」
「おいっ!態度違いすぎないか?」
「西園寺くんの連絡先は知っているだけでカーストが1段アップするプレミアチケットでしょっ!!!!女子の中では絶対に出回らないんだよ。綾小路はいつから!?」
「し…4月からだが…」
「盲点だったわ。。。こんな所に金の卵が。。。」
「そう言われれば女の子で連絡先教えたの櫛田、一之瀬、坂柳、星之宮先生の4人だけだったな。男子はそれなりに知ってるけど」
「きた!5人目ゲットだぜ!」
「俺…なにモン?」
「何の事だ?話を戻したい。今回、オレは学年別最優秀生徒報酬を目指す。今後、何をするにせよプライベートポイントが重要となる。個人で獲得できるここで、できるだけ稼いでおきたい」
「西園寺くんに言っちゃっていいの?」
「協力者だからな」
「だって、西園寺くんのせいで私が優待者だったの当てられたじゃん(事実)」
「ごめんね。でも、龍園と取引した時点で軽井沢さんが優待者だったなんて知らなかったんだ(嘘)」
「あれは運が悪かったそれだけだ(確信)」
「という事は団体戦は勝ちにいくという理解でいいな。お前の希望があれば、ある程度は一之瀬と神崎に話は通しておく。ついでに俺は四方綱引とラストのリレーだ」