ようこそ原作クラッシャー(モブ)のいる教室へ 作:ゆうき35
勉強会に参加する事になり、クラスメイトと交流を深める機会を得た。折角なので少しBクラスにもテコ入れをする。まずは【一之瀬帆波】の保護だ。【綾小路清隆】と【南雲雅】の魔の手が届かないようにする必要がある。Bクラスは『ようこそ一之瀬帆波至上主義の教室』である。彼女のパフォーマンスがそのままクラスのパフォーマンスに直結するのだ。また、綾小路の選択肢を少しでも狭めておきたい。これからも一之瀬との交流は邪魔をしていく予定だ。
このタイミングで一之瀬には生徒会への参加意思を保留にしてもらった。俺(達Bクラス)にとって、一之瀬がどれだけ特別な存在であるかを真摯に説明する。まずはクラスを最優先にAクラスにあがるまで生徒会への参加は見合わせてもらう事に成功した。一之瀬は途中からずっと俯きながらも俺の話を聞いてくれた。彼女にとっては辛い選択だったかもしれない。少し時間を置いてしっかりとフォローはしていこう。
次にポイントの獲得である。クラス内投票に向けて可能であればBクラス単独で2000万ポイントを確保したい。貧乏は嫌なんだ。安定した生活を送る為には一定の貯蓄額が必要だ。誰がなんと言おうとお金は1番の精神安定剤である。
ポイントを確保する手段として、一之瀬学級委員長に星之宮先生と交渉してもらった。定期テストの成績優秀者にポイントが支給される事になる。もちろんここで獲得したポイントは一之瀬バンクに貯蓄してもらう事になった。
そして、一之瀬に内緒で神崎と白波に過去問の情報をリーク。全教科満点を目指してもらおう。
………
Dクラスでは大騒ぎだったらしいが、Bクラスは何事もなく中間テストが終了した。さすが平均的な能力は優秀なクラスだ。過去問を利用しなくても全員が高得点である。神崎と白波は全教科満点はさすがに難しかったようだが、しっかりとポイントをゲットしてくれた。さて、【綾小路清隆】だが、俺には想像もつかない方法で赤点を回避しにきた。原作で全員に配布した過去問を他のクラスメイトには秘匿するよう櫛田に依頼したのだ。3バカの点を向上させる事ができないなら、クラスの平均点を落としにきた。ここで重要なのは赤点は『クラス』の平均点の半数以下の点であり、『学年』の平均点ではない事だ。それでも須藤はしっかり英語があと1点届かなかったらしい。須藤と原作の強制力には感謝だ。
「西園寺君、これからクラスの皆んなで打ち上げに行くけど来るよね?」
「悪いが今回もえん…」
「過去問」
「なっ…」
「確か中間テストが終わるまでは一之瀬に黙っていてくれ。だったか?」
「神崎…お前…」
「これからクラスの皆んなで打ち上げに行くけど来るよね?」
「喜んで…」
「たまにはお前も付き合え」
「はぁ…」