ようこそ原作クラッシャー(モブ)のいる教室へ   作:ゆうき35

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無人島試験②

『生徒の皆様にお知らせします。お時間がありましたら、是非デッキにお集まりください。程なくして島が見えてまいります。暫くの間、非常に意義ある景色をご覧にいただくことができるでしょう』

 

無人島試験の開幕だ。さて、この試験だが少しだけクラスポイントを獲得したいと思っている。やる事は単純。BクラスのリーダーをCクラスに見破らせない。そう難しい事ではない。俺がリーダーに立候補しよう。その上でスポット専有で獲得できるポイントは捨てる。そうすれば万が一にもバレる事はないだろう。Bクラスの戦略として、らしいとも思う。あとは節約を頑張ろう。できれば、Aクラスのリーダーは指名しておきたい所ではあるが俺が動くわけにもいかない。綾小路にお願いしてみよう。

さて、本命のDクラスであるが、今回は妨害しないつもりだ。ここでクラスポイントを獲得できないと終わってしまう可能性が大きい。【綾小路清隆】の信頼を深める為にもしっかりサポートしていこう。

 

「ほえ〜。西園寺君がリーダーなの?意外〜」

 

「そうですかね。一之瀬や神崎では目立ちすぎです。俺ぐらいの地味なやつのほうが適任でしょう」

 

「地味?自覚ないの?」

 

「何の事ですか」

 

「まぁ〜適任という意味では正しいと思うよ〜。はい。これがカード」

 

「ありがとうございます」

 

「この試験。君はどうするのかな?」

 

「何もできませんよ。大筋は一之瀬の指示に従うだけです」

 

「「大筋は」ね」

 

……

「もらってきたぞ。さて、みんなにもあらためて、この試験の方針を確認しておきたい。ポイントの利用だが無理をしない程度におさえて生活する。他クラスのリーダー当ては積極的には狙わない。スポット占有のポイントは放棄する。これで問題ないか?」

 

「スポット占有のポイント放棄は西園寺が言い出した事だろっ。もったいなくないか?」

 

「ルールを確認すると、占有で得たポイントはリーダーを指名される事で消滅する。俺達のポジションで、そのリスクを犯す必要はないんじゃないか。俺達は王道を行けばいいんだよ。団結力ではどのクラスにも負けんだろ。みんなを信じているからな」

 

「うん。うん。いい事言うね〜」

 

「それでだ。一之瀬。もう1つ提案がある」

 

「なにかな?」

 

「食事に関して、ポイントの利用から調理の指示まで全て俺に任せてくれないか?」

 

「にゃ。料理できるの?」

 

「「俺達は賛成だ」」

 

「だ…男子が団結している…」

 

「西園寺なら問題ないどころか是非お願いしたい」

 

「神崎くん?」

 

「あぁ、何度か晩飯をご馳走になったが、店で食べるよりも美味いぞ」

 

「柴田くん?男子全員が西園寺君の手料理食べたことあるの?」

 

「複数人分作るほうが一人あたりの単価さがるだろ。別に一人前作ろうが、五人前作ろうが手間は変わらんしな」

 

(いやいや。その理論が通じるのはお前だけだ)

 

「はい!は〜い!!私達も男の子の手料理食べたいです!」

「私は帆波ちゃんの手料理が…」

 

「わかったよ。食事は西園寺君にまかせた!」

 

「かぎりなく節約した上で、みんなに満足してもらえるよう頑張るよ」

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