人の可能性を体現するもの。   作:れーべん

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ひゃっはー
汚物は消毒だぁー
作者のモチベは下がらないが道楽ゆえに更新速度はあとまわし&リアル重視
俺はコミケよりも更新とバイトを選ぶゼッ!
とらのあなとかに夜のはまた今度にしよう。
なのは映画のに作品を大人買いだぁぁぁぁぉ!?


第二話、強敵~とも達~

 

 

*バーリン・ジノーヴィー

 

 

不幸中の幸いか最初に保護してもらった、フェイト・T・ハラオウンという人物が悪人でなくて良かった。

 

しかもこの世界で警察的役割を持つ

時空管理局のエリート。

その上16歳で二児の母、二人とも9歳、妹や弟みたいなものだ。

 

(戦いのない世界…楽しい事もあるが知らない事ばかりだ、まさか八百屋でわざわざ会計をするとは思わなかった、大抵は銃を突き付けるか配給でタダになるか盗むかだったからな。)

 

 

そんな事を考えながら、私は所謂…朝の支度、というものを済ませていく。

 

まず顔を洗い、歯を磨く。

鏡の前には青い目の黒髪、これが私の顔、整った顔立ちでまだあどけない顔の美少女、

「はぁ…なんで…」

この朝は既に七回程経験した。

この場所に来てから今日で丁度一週間になる、まず最大の欠点が私が女性で有ること、間違えて男湯に入りそうになるし一人称も変えなくてはならんし何より女性用の衣服を着るのが辛い。

 

 

エリオという子がこの家に要るのだがつい気分に任せて適当に風呂に入ろうと思ったら、エリオがいて、そこにづかづか裸で入っていったという。

 

 

まぁ、私が男性なら、只の裸の付き合いだろう。

私も自分の身体が、女性のもので有るとは予想していなかった。

 

 

エリオもエリオで私に見とれて

動けなかった…とエリオはそわそわするし。

全く、難儀な身体だ、その上容姿が相当いいらしいので、道を歩くだけで目立つ、一度ウィン・Dに聞いておくべきだったか?その上ルシエはエリオに気があるようで、その時凄く睨まれた。

 

実に平和だ。

 

 

早々に歯磨きを終えて、着替えを済ませた。

フェイトさんの買ってくる衣服はとてもじゃないが着られない。

いささか…いや、女性なのだから普通なんだろうが、しかし…私には男性の記憶しか無いわけで、スカートなんて穿いたことが無い。

 

というわけで

黒いTシャツにワインレッドのズボン、ウェストポーチを装備(中身はナイフと救急セット、身分証明書)まぁ、端からみたら男性なのは置いておこう。

 

最後は椅子に座って朝食を済ませるのみ。

やがてエリオも合流し家族?全員が揃った。

四角いテーブルを四人で囲む 。

そして、頂きますという掛け声で皆が各々の食事を進める。

 

 

今日はフェイトさんが

仕事場に連れていってくれるらしい。

 

家で居候をしている私だが、

家事は全てキャロが一人でやると言って聞かないので、なにもできないのだ。

そこで私も何かしらこの家族に貢献したくてフェイトさんの仕事を手伝いたいと言ったのだ。

今日は、それの見学。

 

 

ハラオウンさんがする仕事には危険も伴うらしいのでちょっとしたテストをするらしい。

管理局にも仕事が複数あるのでそれのなかでどれが向いているか調べるためだそうだ。

「それじゃあ、行こっか、ジノーヴィー。」

 

フェイトさんの格好は青と白の管理局の制服で髪は束ねてある。

 

「ええ、私は準備できています、あと、私の事はジノでいいですよ。」

 

と少し微笑みを浮かべて言う、彼女は妙なところで律儀だ。

しかし、彼女も所々抜けていたりするのだ。

 

「うん!分かったよジノ!っとおっと」

そう言うと彼女は嬉しそうに微笑んてくれた。彼女が笑うと、とても…嬉しい気持ちになる。

 

 

「それじゃ行こっか。」

 

二人、フェイトさんと手を繋いで家を出る。

「「いってらっしゃーい」」

私の所謂弟と妹が元気よく迎えだしてくれる。その言葉で私がどれだけ救われるだろうなど。彼らには想像つかないだろう。

 

「訓練、ってどんなことを?」

 

車内でフェイトさんに話しかける。運転中なので、赤信号の時に。

 

「ちょとした模擬戦とかかな?」

 

 

戦い、その一言で身体中が震えた、不思議な昂りを感じた。

そう、このときまでだった、私が子供であれたのは。

 

車は十分もすると地上本部と呼ばれる地域住民の防衛などを主とする住民にとって最も身近な管理局施設。

故に対応する事件は災害における救助活動、ミッドチルダに密輸される違法取引の取り締まり、管理局に反感を抱くレジスタンスの殲滅。

私の世界で言うと、消防と警察と病院の全てを担う、その苦労もあり、

只でさえ全体的に労働力の不足が懸念される管理局において、もっとも人の少ないブラック職場らしい。

 

「此方の証明書を君は着けておいて、模擬戦の時は外しても構わないから。」

 

やけに厳しい管理だな、まぁ来客者との区別がなくてはな此れを着けてなかったら不法侵入者になるんだろう。

 

「ジノついてきて、ここ、広いから離れると迷子になっちゃうよ。

私も最初は迷っちゃったし。」

 

(彼女ならばまず間違いなく迷ってくれるだろう、期待どうりに。)

 

そうして迷路に足を踏み入れ、期待を裏切られ見事にフェイトさんは迷わず目的地に着くことが出来た。

 

 

 

管理局の模擬戦用の敷地。廃墟になって何年もたつ地域、そこに二人。

片方は剣を持ち長い髪を束ねた女性の騎士。

もう一人は槌を肩に担ぐ小さな少女。

 

 

 

目の前で火花が散る。

槌と剣相性なら槌が勝つ、剣がなまくらならば、槌は叩き潰す武器技巧を余り必要とせず自分の力がダイレクトに反映される武器。

剣は業の武器、槌よりもリーチが長く、一定の間合いを保つ事で最大限の威力を発揮する、まぁ彼女の剣は刀だが、それ故に剣よりも業にウェイトが掛かる。

刀は剣を何度も叩いて練り上げて薄く鋭くしたもの、剣とは違い片刃で様々な流派と業のバリエーションがある。

その中でも有名な業が居合いと峰打ち、居合いとは剣を鞘に納め、剣を抜き出すと同時に斬る業、構えが必要だが達人の居合いの速度は納刀状態ならば最速の部類、役に立たないことで有名、峰打ち、役に立たないことで有名。あくまで実戦に置いてだが、

交渉の場では間違いなく敵側を牽制できる武器になりうる。

でも実戦じゃあ意味がない。

あくまでも刀は活人剣なのだから。

 

「あの人、負けますね。」

 

それは必然だ人を殺すための武器では無いのに、それに刀は脆い、熟練の戦士ならば素手で叩き折れる、それほどに繊細かつ、美しいだがその流派の大半が活人剣だ、それに刀を槌で叩かれたらあっという間に折れてしまうだろう。

 

小さい少女を見る。

彼女の全てが見えたわけではないが、

そもそもデバイスとはいえ武器の愛称が悪い、

剣は近距離では槌に勝るがそれには圧倒的な踏み込みの速度が要る、

槌は先端の部分以外は只の棒なのだ、

先端の部分、そこに当てねば槌は威力を発揮しないどころか剣で受け流されたらその重さに自分が振り回される。

そしてあの騎士の技量ならば容易いだろう。

 

「なんでそう思うの?」

 

フェイトさんがニコニコしながら私に問いかける本当にこの人は戦いの中で生きてきたのだろうか?

 

「孫子、戦う前から既に勝敗は決している。」

 

孫子とはどこの誰だか知らんがそれは大当たりだ、実力含めて全てを知り、それに対して抜け目無く準備しているものが勝つ。

 

「それ、なのはの故郷のことわざだよね?ジノの故郷って地球?」

 

「そうですね、内戦ばっかで死体が其処らじゅうに転がってます、東洋人には無縁でしょうが。」

 

そう言うとフェイトさんが涙目で思いっきり抱きついてきた、この人一緒になるとダメになってしまうタイプの女性だ。

 

フェイトさんの胸で見辛かったが矢張と言うべきか、桃色の髪の騎士が勝利した。

必然の結果だがこの程度言い当てられなければ目も当てられない。

 

「所で私の用事は魔法適正のテストの筈ですが?」

 

(あっ、と顔をぽかんとさせる辺り、間違いなく忘れてたよこの人。)

 

「そ、そうだったね!それじゃあ、テストのためのデバイス選ばなきゃね!」

 

(フェイトさん…動揺しすぎだ。)

 

 

「それでね…まだ杖の登録とか、そもそも魔法が使えるかも分かってないんだよ、魔力適正のテストするために来たんだったね!」

 

フェイトさんは笑って誤魔化して走り出す、とてもじゃないがフォローできない。

 

「ほらっつ、ついてきてっジノ…」

 

フェイトさんはどうやら年上らしく振る舞いたいらしい、私(45歳)に先んじて行動できるとは思えないが。

 

屋外の模擬戦用の敷地から地上本部の建物の中に引っ張られていく、フェイトさんの手は暖かくて柔らかくて…ああ、これが幸せか。

 

 

地上本部の中でも厳重な管理エリアの先をフェイトさんに連れられて、デバイスの保管庫に来た。

 

「でね?貴女は元々持ってたデバイスが有るのだけれど、それを使うかどうか先に聞いておきたいの。」

 

そこには沢山のデバイスがあったけれど、その中で一番目を引いたのは、どこか見たような。

 

銃の形をしたデバイス。

 

私は何故か…

自然とそれを手に取っていた。

 

「フェイトさん、これ。」

私はフェイトさんにその銃を差し出す、懐かしさと熾烈さとを感じる。

 

実はね、その銃のアームドデバイス、あなたが持ってた物なの。

 

「04-MARVE」

 

(私はそのフォルムにそういう感覚を抱く、なぜ名前を知ってる?そう思う。)

 

「そういう名前なんだこれ、シャーリーが勝手に名前決めちゃったけどいいのかな?」

 

フェイトさんの言葉で自分が04MARVEと発音していたようだ。

 

「私、これ使います。

何となく、使ったことがあるような。

そんな気がします。」

 

「そっか、じゃ、知り合いに連絡するからちょっと待ってて。」

 

フェイトさんは何もない空間からホロウィンドウを出して誰かしらと会話しているようだ。

 

何かが響く。

そう、頭の中に声が響く、人の?声が

 

([よい戦士だ、感傷だが別の形で出会いたかったぞ。])

 

ベルリオーズ、その声はやがて霧が晴れるように消える。オリジナル、No.1ベルリオーズあの奴の最期の言葉が聞こえた、MARVE、奴の銃だったな。

 

「うん、分かったキチンと動作して危険もない、解読不能データにさえ触らなければ想定外の事態は起こらない、それでいいんだね、ありがとシャーリー今度奢るね。」

 

そして私の思考は幻聴から現実へと戻る、つまり…

 

「許可降りたからそれをテストに使っていいよ。」

 

この上ないだろう、元々自身のもの、大した事ではないが後々絶対に使う可能性がある。

 

 

「ありがとうございます!」

 

満面の笑顔をフェイトさんに向かって見せる、心からの喜びで

 

 

そうすると何故かフェイトさんは顔を赤くしてそっぽ向いてしまった、なぜだ解せぬ。

 

 

「そ…それじゃあ魔力保有量と魔力適正のテストね!」

 

フェイトさんは赤い顔のまま、私の手を引いて駆け出した。

 

「えっ?ちょっ待ってください!フェイトさ~ん!」

 

そう言っても、

フェイトさんに手を引かれるのも、悪い気はしなかった。




今回は短いぜヒャッハー!
誰かダメ出ししてくれぇ!
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