透き通る世界で黒く染まった復讐を   作:推しの曇り顔は最高なパピ厨

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前書き書いてたらアプリ落ちて萎えたので白紙


記憶-対アビドス高等学校戦

 

 

襲撃は失敗だ。

 

その事実を噛み締めながら内心で舌打ちをした。このまま続けても定時の方がどう頑張ったとしても先に来てしまう。

 

傭兵が弱かった?相手が強すぎた?地形が悪かった?そのどれでもないと内心で悟っていた。

 

「ちょっと!全然押せないじゃない!」

「うーん。これは厳しそうだね〜」

 

動きが良すぎる。

連邦生徒会長が率いた部隊ならば噂から考えてもおかしくない。しかし、この動きをただの廃校寸前の部隊がするなんてのは夢のまた夢のはず。

 

「確実に向こうには背後に誰かいるな」

「…あそこに情報にはなかったヤツがいる。しかもヘイローがない男の人」

 

傭兵を指揮していて見えてなかったがカヨコの言う通り向こうに知らないやつがいる。変な板をいじっているがあれの能力か?

 

「あいつだ。間違いなくあいつが原因だ」

「私が行ってきましょうか!?」

「いや、やめといた方がいい」

「というかもうバイトが帰るぞ」

「いや〜強いね〜」

 

全力を出してあいつを狙いに行ってもいいが…ここにそんな価値は無さそうだ。とにかく社長を説得するか。傭兵に指示を出し、一旦後方へ引いた。

 

「社長」

「あら?何かしら」

「時間切れだ。あと二分もしないうちに定時になるぞ」

「なんですって!?」

「どうする〜社長?」

「わ、私なんかがいたから…」

「いや、ハルカはちゃんと動けてたでしょ」

「うーん、こんな時間まで決着がつかないとはね」

 

キーンコーンカーンコーン

 

「定時だ」

「終わったってさ」

「帰りにそば屋にでも行く?」

 

そんなことしてる間に定時が来てしまった。初戦闘が時間切れとか…最悪だ

 

「俺が残って殿をしたいんだが」

「それ大丈夫?」

「本人が言うんだしいいんじゃない?」

「うぐぐ…」

「無様に逃げるより時間を稼いで上手く撤退したって方がいいだろ?」

「……任せたわ」

「帰ったらしっかり正社員として認めてくれよ?」

「既に正社員のつもりなんだけど!?」

「…とにかく、よろしく」

「頑張れ〜」

 

追撃されると面倒だから俺が残ることにした。何より戦闘データがまだ欲しかったのと昔の知り合いが1人見えたからちょっとした気分で、というのが実際のところだが。

 

「敵が1人残ってます」

「ん、あいつを捕まえるべき」

「うへ、まだ帰ってくれないの?おじさん疲れたよ〜」

「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!」

''もう少しだよみんな。頑張ろう''

 

戦闘データではないが1つわかったことがある。それはユメ先輩は現在アビドスにはいない。ということ。理由は2つ、そもそも学校前でこんな大規模な戦闘を起こしているのに全く表れない。それと情報にあった5人が既にそこにいることだ。

 

仮に今用事で外しているとしても、カイザーの情報にあったヘルメット団数十回の戦闘に1回も参加していないなんてことはありえない。つまり、死んだ。もしくは行方不明となる。

 

「大人しくしてくれたらこっちも楽なんだけどな〜?」

「随分と口調も見た目も変わったな?ホシノ」

「…………」

「先輩。知り合い?」

「ところでユメ先輩が居ないようだが?」

「黙れ」

''!?''

「先輩。落ち着いて」

「あの人そんなに嫌いなの?」

「そんなに俺と話したくないのか?」

「…みんな。行こう」

「事情は後で聞かせて貰いますからね!」

「ん、捕まえることに変わりはない」

 

デュランダルを構える。状況は1体5、この程度ならどうとでもなる。唯一の懸念点があるなら…あいつか

 

''みんな、もう少しだけ頑張ろう''

 

相手の動きは…ホシノがタンク、1人が後方支援、あとの3人が遊撃ってところか?ただ…

 

「1人で前に出たのは間違いだったな」

「その行動は流石に分かるよ」

 

デュランダルが防がれる。まぁあの時よく2人で限界までやり合ってたからな。流石に読まれ、防がれる。盾の向きを調整して横に吹っ飛びやがった。あれを追うなら横からの射撃で止められるだろうな。しかし

 

「甘いな」

「まさか!?」

 

そう、俺が狙っているのは後方支援のやつでもホシノでもなく間にいる3人だ。特にあの……砂狼だったか?あいつの戦闘スタイルは動き回る遊撃型。間違いなく真っ先に潰せるタイプだ。動き回りながら砂狼と接近戦に持ち込む。こんな近距離なら敵は誤射を恐れ撃てない

 

「これでお前の味方も動けないな?」

「ん、関係ない」

「‎……脳筋だったか」

 

デュランダルを振り下ろす、が相手のアサルトライフルで防がれる

 

「見た目は凄いけど、防げる」

「隙が多いな、前に行きすぎだ」

「!?」

 

軸をずらし相手を前のめりにさせて背後を取る

 

背中から切りつける。次はあそこの…と行きたいところだがホシノが戻ってきている

 

「ぐっ」

「シロコちゃん!」

「先輩!」

「………」

「……みんな、一旦1人でやらせて」

「先輩!?」

「先輩が言うなら」

''1人で大丈夫?''

「先生は気にしないで。シロコちゃん達のことをしっかり見ておいて」

「いざとなれば援護します」

 

ホシノが1人で前に出てくる。2年前と同じ光景だ。校舎の前。一対一。

 

「随分と久しぶりだな?」

「今更来たと思ったら敵側で来るなんてね?」

「仕事だ。知ってるだろ?俺のモットー」

「これはこれ、それはそれって?」

「そうだ」

「ふざけないで、どれだけ待ったと……」

「手紙を返したことも無かったのに?」

「それを言いたいのはこっちなんだけど?」

「?まぁそれは後で確かめるとしてだ。ユメ先輩は?」

「………」

「その様子は……死んだか」

「っなんでそんなにあっさりしてるの?」

「人が出会うことも、死に別れることも。この都市の裏ではよくある話だ」

「ふざけんな!」

 

胸ぐらを掴まれる。

 

「あんなに仲良くしてた人でさえどうでもいいって?!そもそも約束をしたのも2年前!その間1回でさえここには来れなかったって!?」

「事情があった。それだけだ」

「私達が苦しい時も!借金で首が回らなくなってた時も!補給さえなくて諦めかけてた時も!お前からしたらどうでもいいんだろうね!」

「あまり同じことを言わせるな。事情があった。あったんだよ……他の人なんか視界に入らなくなるくらいのな!!」

「っ!」

「お前らが大事じゃなかったって?そっちこそふざけるなよ!数少ない大事な友人だと思ってたさ!」

「なら……なら!」

 

熱くなってるうちにふとアビドスのやつらと謎の男が目を開いてこちらを見ているのが視界に入った

 

「……悪い、熱くなってた」

「まだ話は終わってないんだけど?」

「後ろを見てみろ」

「あっ」

「溜まった感情を吐き出すのは、また今度だ」

「……わかったよ」

「ところでタバコを吸いたいんだが火を持ってないか?」

「持ってるわけないでしょ」

「だよなぁ」

 

残念だ。二人とも戦闘をする雰囲気が無くなったことを察したのかアビドスの奴らも戦闘態勢を解いていた。

 

「今日はもう帰らせてもらう」

「次は敵じゃないといいね〜」

「無理だろ、そこそこ大きな依頼らしいし。てか今さら取り繕うのか」

「うるさい」

 

最後に軽く言い合ったあとアビドスに背を向け帰った

 

「先生…か。調べておく必要があるな」

 

あいつの胸に着いていた紋章は間違いなく連邦生徒会のものだった。今後アビドスを相手にする時は連邦生徒会が背後にいると考える必要があるかもしれない。そう考えながら便利屋のオフィスへ向かった。

 

後日、ホシノからあの後誤魔化すのが大変だったと愚痴を言われた。あの状況じゃ誤魔化し効かないと思うんだが?

 




戦闘シーンに悩んでたら5日くらい経ってました。時が過ぎるのは早い(確信)ローラン側の原作からパワー獲得とか描こうかなと思ったんですけど他の武器がめんどくさくなるのでやめました。仕方ないね。誤字報告ありがとナス!たすかるゥ〜

テスト週間だから再来週まで休暇を頂きます。失踪する予定はないよ
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