エベロン概説   作:CanI_01

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組織:カニス氏族/HOUSE CANNITH

マーク:創造のマーク

種族:ヒューマン

 

指導者

カニス東家:ゾラン・ド=カニス

カニス西家:ジョランナ・ド=カニス

カニス南家:メリックス・ド=カニス

 

本拠地

カニス東家:コース市(カルナス)

カニス西家:フェアヘイブン市近郊(アンデール)

カニス南家:シャーン市カニスタワー(ブレトランド)

 

 

カニス氏族はコーヴェアで魔法を日常生活に用いることができると気付いた氏族であり、消費と生産を司る氏族といえます。

ドラゴンシャードの加工技術では追随を許さず、必然的にドラゴンシャードを用いたアイテムの生産技術に圧倒的な優位性を誇ります。

街中を照らすエバーライトランタン、ノームの国ズイゴーラと共同開発したリランダーの精霊推進船など開発物は多くコーヴェアの日常生活を支える技術集団と言えます。

当然ながらオリエン氏族のライトニングレイルを共同開発しコーヴェア全土に先導石を埋め込んだのもカニス氏族です。

そしてカニス最大の発明と言えば物体に人工的に知性を付与することに成功したウォーフォージドと言えるでしょう。

このような我が世の春を謳歌するカニス氏族の権勢に陰りをもたらしたのはデイオブモーニングです。モーニングによりカニス氏族の本拠地であるホワイトハースの壊滅により家長と共に無数の進行中のブロジェクトはシャーンで実施していたウォーフォージド関連のもの以外は軒並み失われました。必然的にこれらのプロジェクトを支えた人員、生産施設の崩壊は本社、中央研究所、本拠工場の同時喪失も同様の莫大な損害を発生させました。

シャーンの責任者であるメリックス・ド=カニスはウォーフォージドから上がる収益によりホワイトハース再建に投資しますがスローンホールド条約によりウォーフォージドの生産を禁じられたことによりさらなる打撃を受けます。

カニス氏族が健全な状態であればウォーフォージド製造禁止の条約など蹴り飛ばすことも可能でした。しかし、家長を失い、氏族中枢を失い、新家長を立てることすらできないカニス氏族には条約を受け入れる以外の選択肢はありえませんでした。

通常家長が倒れた場合、先代の遺言に従い近親者か家長の名を継いだ人物が跡を継ぎます。今回は名を継いだ先代家長の一人息子も時を同じくしてサイアリで死亡しています。

通常であれば家令卿達が意見を取りまとめ投票により穏健に家長が継承されていたことでしょう。ところが氏族は中枢を吹き飛ばされ調整能力は失われています。結果的に次期家長に名乗りを上げた3人の三すくみによりカニス氏族は分断された状態が続いています。

 

そして現在の家長候補こそ以下の三人なのです。

 

メリックス・ド=カニス/Merrix d’Cannith

秩序にして悪、男性、ヒューマン、アーティフィサー9、ドラゴンマーク氏族3

ウォーフォージドの創始者の孫であり、先代の家長の大甥である最も若い候補者です。この年齢により政治的影響力が乏しく最も評価の低い候補者です。しかし、その伝説的な研究能力と開発力により一定の支持を取り付けています。

彼はシャーンのエングレイブに隠されたウォーフォージドの創造炉を活用した新世代のウォーフォージド開発を密かに行っています。

彼は表立ってこの研究を行うために家長を目指しています。

しかし、彼自身はカニス氏族を割ってまで氏族長の地位に固執してはいません。

ゼンドリック大陸の古代文献からのウォーフォージドに関する新技術の発掘とズィラーゴに秘匿する精霊束縛技術の取得を目指しおり、その結果ズィラーゴとカニス氏族の信頼関係を損ないかねないと危惧する者もいます。

影響力を持つ地区はブレランド、ズィラーゴ、ダーグーン、ゼンドリック、モーンランドとなります。最も拡張に対して積極的なリーダーでありゼンドリックへの工房製造を目指しています。すでに秘密裏に工房は製作しており、この追認を得るために動いていると言えます。

とは言え、ホワイトハースなき今カニス氏族最大の工房を保持するシャーンを支配下におくメリックスの影響力は無視できるものではありません。

メリックスはトラベラーを信仰していることから暗黒六帝への信仰がカニスサウスに広がっており信仰上のトラブルも増加しています。

 

ジョランナ・ド=カニス/Jorlanna d’Cannith

秩序にして中立、女性、ヒューマン、ウイザード8

50代の魅惑的な女性であるジョランナは先代の家長の2番目の妻であるエルザベッドの娘です。彼女は十二会と協調することでカニス氏族をまとめ上げると強く主張しています。しかし、彼女が若い頃にデニス氏族と恋に落ち盛大なスキャンダルを引き起こしており、年嵩のカニス氏族員は彼女を信用できずにいます。この恋は時の中で風化したと見なされていますが、まことしやかにデニス氏族の恋人の間に子をなしたと言われています。これはマーク戦争以後禁じられている行為となります。

彼女の影響力はアウンデール、エルデンリーチ、守護森林などに強くドルイドの魔法などをカニス氏族に持ち帰っています。このような立地もあり西方カニスのメンバーは様々な土地の調整役として機能することを求められています。この能力を活かし五王国の再統合を目指し活動しています。

彼女の無分別な恋は様々な波紋を呼んでいます。恋人はロード・オブ・ダストのエージェントのラクシャーサであり、末っ子はオリエン氏族に侵入しています。ラクシャーサはジョーランナを介して思いのままにカニス氏族を操ろうとしています。

 

ゾラン・ド=カニス/Zorlan d’Cannith

中立にして悪、男性、ヒューマン、アーティフィサー3、ソーサラー4、ドラゴンマーク氏族1

経済活動に天賦の才を持ち的確に利益を生み出すことができカニス氏族全体でアドバイザーとして絶大な信頼を受けています。しかし、冷酷な性格と冷たい態度により助言を受けるものは不安感に苛まれることになります。

また拠点としているカルナスで商売を取りまとめる中でヴォルの血を信仰しています。

主な影響範囲はカルナス、ムローホールド、ラザー連合王国などです。カルナスの国王カイウス2世から様々な商売の秘訣を学んだようです。これによりゾランはゴルゴンのアドバイザーと呼ばれる実力を身に着けました。デイオブモーニング以前はカニス氏族の師弟はカルナスでマネージメントを学ぶ期間が与えられ、これによりカルナスの強い指導力を支えてきました。

また、カニス東家ではカルナス文化に馴染みエングレイブの半数はヴォルの血を信仰しておりアンデットもウォーフォージドの1バージョンと、考えている節があります。

 

ギルド

 

制作者ギルド

カニス氏族内部の秘術呪文とドラゴンマーク能力の訓練機関であり、一般の商品飯場を取り仕切るギルドです。

何故ルールブックにある価格で同じ品質の武器をどこでも買えるかと言うと制作者ギルドが品質と価格を統制しているからなのです。

 

鋳掛屋ギルド

元々カニス氏族は旅の鋳掛屋として始まりました。現在でもこのような旅の鋳掛屋はカニスが独占しています。カニス氏族のドラゴンマーク保持者は最低でも2年間鋳掛屋ギルドでの奉公が義務付けられています。これにより創造マークの持ち主が地方を回ることになるのです。

これにより市井におけるカニス氏族とは鋳掛屋ギルドの印象が強くなります。

地方の生活を支えていることから、人に感謝されやすく、ドラゴンマークの強さに関わらず鋳掛屋ギルドに残ることを選択するカニス氏族の子弟も一定数います。

 

 




参考文献
『エベロン冒険者ガイド 最終戦争を越えて』日本語版
https://hobbyjapan.co.jp/dd/products/#ebg

Dragonmarked (3.5)
https://www.drivethrurpg.com/product/54305

EBERRON: Five Nations (3.5)
https://www.drivethrurpg.com/product/121301/
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