ドラゴンマーク:歓待のマーク
種族;ハーフリング
家長:ヨレン・ド=ガランダ/Baron Yoren d’Ghallanda
本拠地:ギャザーホールド(クレンタ平原)
紋章;ブリンクドッグ
ガランダ氏族は地元コミュニティと密接に繋がりを持ったうえでタバーンや宿屋を経営しています。素晴らしい料理、快適な椅子、エールで満たされたマグカップ、炉端の火、これらこそガランダ氏族の誇りであり財宝なのです。
このような快適なサービスを妥当な金額で提供しているのがガランダ氏族なのです。
彼らは様々な噂や情報を集めていますが決してスパイではなく情報の売り買いや犯罪者の捕縛への協力などは原則的に行いません。
腕を上げたシェフは貴族や王族へと食事を供する立場になったり、カジノやリゾートホテルの経営への参画など表立っての危険性は低いもののコーヴェアでの強い影響力を持つ氏族です。
最初のドラゴンマークである歓待のマークがクレンタ平原のハーフリンクに発現した際に平原のハーフリンク達は竜の予言について何も知りませんでした。この為これは神の加護であると考え、加護を得た者の責務として他者を助ける為にパワーを用いました。これによりマーク持ちの周りには人が集い新たなる部族を形成していきます。クレンタ平原の古い伝説に旅人をブリンクドッグが救う物語に因んで彼らは自らの部族名をガランダと名付けます。ガランダとはハーフリンク語で最も必要な時に助け手となる猟犬は来る程度の意味になります。
時は流れガランダ氏族は快適な食料と避難所をクレンタ平原で提供し続け、影響力を増していき平原の紛争からは距離を取りながら成長してきました。
その後現在のカルナスの兵士がクレンタ平原でガランダの歓待を受けたことから他のドラゴンマーク氏族にガランダの存在が知れ渡ります。奸智に長けたガランダの長老は他のドラゴンマーク氏族にサービスを提供する代わりにコーヴェア全土への展開を要請し、これにより現在のガランダ氏族が誕生することになります。
この頃ハーフリンクはゴブリンの親戚で奴隷種族であるとヒューマンからは見なされていましたが、ガランダ氏族の丁寧な活動により受け入れられ、マーク戦争では兵站を担うことで実力と信頼を勝ち取ってきました。
現代では最も信頼されるドラゴンマーク氏族であり、世界がどれ程変遷してもガランダ氏族のエールの旨さは変わらないと人々は考えています。
ガランダ氏族はハーフリングであり、ジョラスコ氏族のメンバーでなければ氏族員に受け入れることに抵抗はなく頻繁に受け入れています。中にはジョラスコ氏族の血を引く氏族員以外も少数ながら存在するようです。
ガランダ氏族はコーヴェアで最も広域に展開しているドラゴンマーク氏族です。多数の宿屋や酒場に加え、旅する氏族員のためのシェルターなどを運営しています。
現代氏族ではダグーンやドロアームへのライセンス店舗の展開を目指しています。
酒場のバーテンダーは物理的な脅威には見えませんが客を守るためには有形力
を行使を躊躇わない守護者でもあります。
ガランダ氏族は土地に文明を広げる際にと、ドラゴンマーク氏族の影響力を広げるためにシビス氏族とカニス氏族が合わせて展開する傾向にあります。
これらの領域は基本的に副王が統括管理します。
氏族は昔からの伝統的なサービスである旅馬車による宿泊サービスであるワンダリングイン/Wandering Innを未だにクレンタ平原で行っており、これをギャザーホールドの壁を超えて行えないかと検討しています。これによりワンダリングインはキュバーラとヴァラナーでも展開されています。噂ではモーンランドで潰走した冒険者が輝くワゴンを駆るワンダリングインに救われたという話もあります。ワゴンの中にはモルデンカイネンズワンダリングマンションが構築されていたと言われています。
ワンダリングインを運用するメンバーは孤立した状態で未開地を回るため都市のメンバーと立場が異なることもあります。結果敵対的な関係を持つこともありますが、その間を取り持つメンバーがいるのも事実なのです。
家長
ヨレン・ド=ガランダ/Baron Yoren d’Ghallanda
混沌にして善、男性、ハーフリング、エキスパート3、バード4
氏族内部の変わり者の1人であり副王はビジネスの調整の為に奔走することになります。ヨレン自身は調理の達人であり普段は議会のグレートホールにあるキッチンに基本的には滞在しています。
ギルド
旅行者ギルド/The Hostelers Guild
旅行者ギルドには宿泊サービスの全てが詰まっています。良質な食事に、快適な宿、公的なギャンブルなどです。
これらは氏族所有の店舗に加えてライセンス供給による氏族外の宿もあり、これらも品質を氏族が保証しています。
また、旅行者ギルドはチュラーニ氏族の影のネットワークとも密接な繋がりを持ち、フィアラン氏族の芸能ギルドと繋がりを持つことでショービジネスを独占しています。
竜尾ギルド/Dragontail Guild
このギルドは最終戦争の中で金銭と中立を保つ代償として軍隊に食料と居留地の提供を行いました。スローンホールド条約の締結以降驚く程縮小しました。軍隊が展開しない中でベテランのメンバーは自分達の新たなる市場を求めた活発に活動しています。
夜明けの建築者達/Dawn-Builders
建築家の異名を持つチェルビナ・ド=ガランダ(Chervina the Architect/Chervina d’Ghallanda)が率いるギルド。彼女は強力なウイザードであり竜の予言と不思議な繋がりがあります。
彼女はガランダのエングレイブの多くを建造し辺境の建造物であれば生半可な攻撃では陥落しない建造物を構築することで定評があります。夏にはシャドウマーチのエングレイブを、秋にはエルデンリーチのエングレイブを、そして春が来る前にアウンデールとブレランドの国境のエングレイブを仕上げていきます。誰もチェルビナがどのような順番でメンテナンスを行っているか理解していませんし、チェルビナも実際に着工するまで説明することも行いません。
しかし、ヨレンと強く結びついているチェルビナは今のところ氏族内での支持を維持しています。彼女のライバル達はチェルビナは狂っていると主張していますが、今のところ問題にはなっていません。
チェルビナは基本的にガランダの警備部隊や冒険者に護衛を頼みますが状況によってはデニス氏族やタラシュク氏族に護衛を持ちかけることもあります。
参考文献
『エベロン冒険者ガイド 最終戦争を越えて』日本語版
https://hobbyjapan.co.jp/dd/products/#ebg
Dragonmarked (3.5)
https://www.drivethrurpg.com/product/54305
Eberron Campaign Guide (4e)
https://www.drivethrurpg.com/product/150473