エベロン概説   作:CanI_01

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宗教:ウォーフォージドの信仰

多くのウォーフォージドは物質主義的な価値観を持ち宗教的信仰を持つものは多くはありません。それでも信仰を持つ者はソブリンホストの一柱であり工芸と鍛冶の神オナサーや無辜のものを守る力を授けるシルヴァーフレイムを信仰している事が多いようです。

シャーンの地下にある工房地区コグでは、オナサーの神殿があり、この神殿ではウォーフォージドのクレリックが神殿を取り仕切っています。コグはシャーンにおいて最大のウォーフォージド人口を誇ることからコグではオナサーを信仰するウォーフォージドが多いのではないかと考えられるます。もしかするとウォーフォージドが多く集う酒場赤鎚亭ではウォーフォージド同士の宗教談義が交わされているかもしれません。

そんな中でウォーフォージド内部でしか信仰されていない宗教があり、それについてまとめて行きたいと思います。

 

ロード・オブ・ブレード/THE LORD OF BLADES

モーンランドにはロード・オブ・ブレードを名乗るウォーフォージドに率いられたウォーフォージドの軍勢がおり、彼らは生きとし生ける者を皆殺しにしてウォーフォージドを真なるコーヴェアの支配者へと昇華させようとしていると言う話を多くの者が耳にしブギーマンと同様のおとぎ話と考えています。

残念なことにこれは真実です。カリスマ的な指導者であるロード・オブ・ブレードは配下のウォーフォージド達に目的を与え従順に従うことの報酬として彼らを鍛え上げています。ロード・オブ・ブレードは神ではないため魂の救済などの恩恵を与えることはできませんが、ウォーフォージド達は自分達に自由意志があることを知っており、それ以上に魂について思い悩むことがないために何ら不満を感じていません。

この外部から見ると軍事組織にしか見えない彼らですが儀式や祈りを通してロード・オブ・ブレードに仕える宗教組織であると考えています。

組織構造はシンプルでロード・オブ・ブレードに信者が従います。信者達はロード・オブ・ブレードの言葉を余さず覚え繰り返します。その言葉の最たるものは「我らはエベロンを支配するために造られた」というもので、残念なことに、これは真実なのです。

信者達は自らをブレーズと呼びます。組織はロード・オブ・ブレードの下に佐官がおり、その下に尉官がおり、尉官の指示で一般信徒が従います。彼らはまずロード・オブ・ブレードの言葉を正確に部下に伝えることを最優先に活動します。

彼らは宗教的な使命として肉体と精神を鍛え、いついかなる時でもロード・オブ・ブレードの命令に応えることができるように準備を整えます。この教団では宗教儀式として信念を高らかに叫び、武器を整え、軍事的な侵攻を行います。

ブレーズはロード・オブ・ブレードが神であるなどとは考えていませんが、神の加護を受けた勇者であると考えています。この為ビカミングゴッドを信仰しているブレーズはロード・オブ・ブレードこそビカミングゴッドの肉体であるとみなしています。

 

神格

ロード・オブ・ブレード

彼は抽象的な霊的な信仰対象ではなく明確に存在しているウォーフォージドです。ですが、少数ながらも彼のクレリックは存在し、その名のもとに魔法を行使します。

では、ロード・オブ・ブレードとは誰なのでしょうか。彼は最終戦争においてブルワーク/Bulwarkと呼ばれるウォーフォージドでした。ブレランドのボラネル王に仕え、彼の生命を救い、ウォーフォージドに自由を与えるきっかけを作った人物です。ブルワークはボラネル王に仕えスローンホールド条約により自由を手にした後は東に向かって姿を消し、次に現れた時にはロード・オブ・ブレードと呼ばれるようになっていました。

ですが、啓示呪文についてブルワークについて調べると彼は死んでいると啓示が下ることからブルワークとロード・オブ・ブレードが本当に同一なのか定かではありません。

普通のウォーフォージドか神聖を得た理由は不明ですが、何らかのアーティファクトの力によるものでは無いかと言われています。

 

ビカミングゴッド/The Becoming God

噂では最初にこの神を信仰したのはカルナスに住む1団のウォーフォージド達であり、彼らは自分達をゴッドフォージドと名乗りカルナスを脱走しモーンランドに潜伏したと言われています。

彼らはウォーフォージドには魂があると信じ、その魂は鍛造された神より授けられた物であると考えています。この鍛造された神は教団外では知られていませんし、未だに肉体を得ていませんが確かに存在していると考えています。ゴッドフォージドはこの鍛造された神の肉体を完成させ物質界に顕現させることを目的としています。この為彼らは自らの神格を到来しつつある神、ビカミングゴッドと呼ぶのです。

この活動は徐々にウォーフォージドの中で広がりつつあります。生身の肉体を持つものが死を恐れるように、破壊された後に恐怖を感じたウォーフォージド達は破壊後の救いを求めて、この神を信仰するのです。

ウォーフォージドの魂については一般的にはアンデット化しないため存在しないという者とリザレクションにより蘇生できるためあると考える者とがおり、結論は出ていません。しかし、ゴッドフォージドはビカミングゴッドより魂を分け与えられているからこそ、他の人造とは違いウォーフォージドにら自由意志があると考えています。

この魂は肉体と結びついており肉体の成長と合わせて魂も成長すると考えています。ビカミングゴッドがウォーフォージドに魂を分け与えるのは自らの魂の成長を行うために分け与えていると考えています。

この組織の指導者はアーキテクトやビルダーを名乗り、中堅指導者はプランナーを名乗ります。

彼らは古い創造炉などウォーフォージド関係の資料を探して神の肉体を建造しようとしていますが、今のところその技術は発見されていません。

噂ではビカミングのドラゴンマークが発現しているとも言われますが詳細は不明です。

また、シャーンを拠点とするカニス氏族南派を指揮するメリックスはビカミングに強い興味を持っておりシャーンの地下にあるウォーフォージド向け酒場赤鎚亭で情報を集めているようです。

 

神格

ビカミングゴッド

未だにその肉体を持たない神ですが、信者達はその存在を信じています。実際この神の名の元にクレリック魔法の行使が可能なのです。

 

リフォージド/The Reforged

これはハチェット/Hatchetと言う名前のウォーフォージドが提唱した宗教というよりも哲学に従う団体です。彼らは魂を保持しているという認識に関してはビカミングゴッドと共有していますが、ウォーフォージドの神については考えていません。

リフォージドのメンバーは生体部品の比率を増加させ生物のようになることを目指しています。




エベロン冒険者ガイド

Faiths of Eberron (3.5)
https://www.drivethrurpg.com/product/51636

Exploring_Eberron
https://www.dmsguild.com/product/315887

Races of Eberron (3.5)
https://www.drivethrurpg.com/product/27954
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