エベロン概説   作:CanI_01

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種族:ウォーフォージド

ウォーフォージドの肉体はカニス氏族の創造炉で作成されます。金属のフレームにダークウッドを根のように張り巡らせ筋肉とし、鋼や硬質な皮で皮膚とします。その肉体は錬金術による生成物なのです。ウォーフォージドは金属と木材から創成されたにも関わらず生きており、意識があり、愛や怒りの感情も持っています。

生まれたばかりのウォーフォージド製作者の話す言葉と肉体の動かし方を知っています。この頃のウォーフォージドは世界に関する知識がないために最初の教えにより価値観や倫理観が形成されます。ここで目的に沿った人格の形成が行われます。この工程はおおよそ数ヶ月かけて行われます。

この後武具の使い方、軍法、戦術、戦略などを学び互いに戦闘やウォーゲームを繰り返します。この過程で多くのウォーフォージドは誇りや恥、喜び、嫉妬心などの感情を始めて感じることになります。このようなシンプルな世界観である方が創造者や購入者にとってウォーフォージドは扱いやすくなるのです。

続いてウォーフォージドは死を自身の成長の終わる時と認識した際に恐怖を感じます。眠りが必要ないウォーフォージドにとって活動する限り外部からの刺激があり知識となり経験値となっていくと考えています。この外部からの入力がなくなルニも、関わらず時は過ぎていくというのは大変な衝撃をもたらすのです。

ちなみにウォーフォージドに性別はなく基本的には自身で性別を決定します。しかし、目的によってはここで性別を設定されるウォーフォージドもいます。

彼らはスローンホールド条約の締結により突然目的や命令を剥奪され呆然としています。多くは継続的に戦士や過酷な労働に身をやつしていますが、中には誰かの命令を待ってひたすら待機しているウォーフォージドもいます。

このようにしてウォーフォージドには目的意識と戦争の知識がその精神に刻み込まれています。しかし、当初の洗脳的な目的に縛られることなく後天的に学習した目的の為に自由に生きることができます。これこそがウォーフォージドが魂を持つとみなされる理由です。

最初のウォーフォージドは戦闘のために生産されました。ミスラルのプレートをまとった軽やかな斥候、力強い戦車、生きた杖としてソーサラーの力を増大させるもの。当初の設計思想はそのようなものでした。そしてこの人造を育てていくうちに多彩な能力を持っ文明的なウォーフォージドが生まれたのです。

カニス氏族で生産されたウォーフォージドは五王国に売られカスタマイズされ従軍しました。また、その目的によってパーツや知識をカスタマイズして出荷することもあったようです。ですが、戦士仕様で出荷されたからファイターをやってるとは限らないのも、またウォーフォージドの特徴であり物語となります。

創造炉でウォーフォージドは生産されますが魂は創り出される訳でも召喚される訳ではないと考えられています。様々な次元界からやってくると考えられています。それが、どの次元界なのかは諸説あり戦士の魂であればジャヴァラスから来るという者もいれば、ドルラーの魂が再利用されていると、言うものもいます。あなたの魂が身につけている技術や気持ちは前世から引き継いだものかもしれないのです。

本質がどうであれカニスの教師はウォーフォージドに必要な知識を与え感情を抑えて活動するように指導します。

ウォーフォージドは機械ではなく魔法生物であり進化をすることができます。これは肉体的にも精神的にもです。例えばクラス能力やボーナスを身につけた際に、それに最適な形に肉体が変化したりするのです。ソーサラーなら肉体に秘術紋が浮かび呪文を強化したりするのです。

 

最初に知性ある構造物を開発したのはメリックス・ド・カニス/Merrix d’Cannithであり、現在のカニス氏族南派の男爵の祖父に当たります。これが現在ウォーフォージドタイタンと呼ばれる存在です。彼はこれをガリファー王国最後の王ジャロット王に報告したところかなり偏執狂となっていた王から裏切らない軍事兵器として開発を進めるように命じられます。

当初カニス氏族はウォーフォージドを労働者や探索者などの分野に用いるつもりでしたがメリックスはウォーフォージドを戦闘用に設計を進めさせます。これはゴーレムに毛の生えたようなものであり、大変高価なものでした。

メリックスは寝食を惜しんでウォーフォージドの開発を進めますが研究は進みません。ブレークスルーの引き金はケドラン・ド・カニス/Kedran d’Cannithかゼンドリックから持ち帰った古代の文献です。これまたメリックスの息子であるアーレン・ド・カニス/Aarren d’Cannithはウォーフォージドとは別系統の研究として知性について研究をしていました。そのような彼が古代文献を足掛かりとしてウォーフォージド研究に合流し様々な実験によりウォーフォージドに知性を与えることに成功します。これにより極秘開発をしていたウォーフォージドの存在を公開し各国への販売を開始します。これが965年となります。

しかし、ここでアーレンはウォーフォージドは奴隷として扱うことに反対します。お互いに話し合いを繰り返しますが折り合いはつかずついには王国暦970年にアーレンは皮剥がれとして追放されます。その後の行方は知られていません。

各国で不眠不休での活動が可能なウォーフォージドは重宝されることになります。しかし、ウォーフォージドは任務に対しては忠実で裏切ることはしませんが、捕獲されて新たなる任務を与えられば迷わず任務を遂行する傾向にあり互いにウォーフォージドの奪い合いが発生し結果的にウォーフォージドの最終戦争での死者の減少に繋がったようです。そして戦場経験を積み能力を身につけたウォーフォージドを各国は無視できなくなりアンデールを皮切りにウォーフォージドを、指揮官につけるようになります。更に指揮官機の製造すら行われます。

最終戦争が終わりスローンホールド条約が締結されるとウォーフォージドは自由が与えられました。これにより軍に残るものと様々でした。この時に各国首脳はウォーフォージドが自国の機密を所持していることを思い出します。これまでは所有物と考えていたため気にも止めていなかったのです。結果かつての主君により殺害されるウォーフォージドもいたようです。

 

カニス氏族内部でも自由意志をもつウォーフォージドが故障しているとして修理するべきであると主張するトーヴェン‘ド=カニス/Toven d’Cannithのような人物も存在します。トーヴェンはゼンドリック大陸のストームリーチで強い影響力を保持しています。




エベロン冒険者ガイド

Races of Eberron (3.5)
https://www.drivethrurpg.com/product/27954/

Dragonmarked (3.5)
https://www.drivethrurpg.com/product/54305

Exploring Eberron
https://www.dmsguild.com/product/315887

ドラゴンシャード:ウォーフォージド1
http://dnd.achoo.jp/CDSPE/dragonshard/ds8_warforge_1.pdf

ドラゴンシャード:ウォーフォージド2
http://dnd.achoo.jp/CDSPE/dragonshard/ds9_warforge2.pdf
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