飛行船やライトニングレイルを中心としたエレメンタル駆動の乗り物の大半はリランダー氏族のウインドライトギルドにより保有され運用されています。
しかし、この生産を担うズイラーゴのノーム達は法外な支払いが可能であれば誰に対してもエレメンタル駆動の乗り物の販売を行います。
カニス氏族の援助を受けたうえでズイラーゴのウィザードとアーティフィサーはエレメンタル駆動の乗り物の技術を完成させました。これには緻密な製造工程、複雑な秘術知識、世界中から集められた希少素材が必要になります。一隻の飛行船を建造するために一軒の工房が数ヶ月間死ぬ気で働くことで建造できます。
ズイラーゴの各工房は自分達の技術を外部はもちろん競合する他の工程に対しても厳重に秘匿します。これにより工程毎に秀でた部分が異なり生産されるエレメンタル駆動の乗り物の特徴となっていくのです。
エレメンタル駆動の乗り物は最大級でなおかつ最高品質のカイバードラゴンシャードを用いて製造されます。このためのドラゴンシャードを依頼主が持っていなければノーム達は冒険者を雇い地下世界からカイバードラゴンシャードを調達します。依頼主がドラゴンシャードを用意した場合一割ほど安くエレメンタル駆動の乗り物の製造を受けてもらうことができます。
エレメンタル駆動の乗り物に精霊を捕獲し操舵輪を通じて意思の疎通を行うことは適切なドラゴンマークを持っていれば簡単に行うことができます。このため船やライトニングレイルをとりあえず動かすことはさほど難しくありません。
しかし、熟練の操縦士であれはその乗り物の限界を理解したうえで極限の運用を行うことが可能となり、その能力の差が安全な輸送を支えていると言えます。アクセルを踏むことができれば車を運転できる訳ではないと言う感じではないでしょうか。
結局ドラゴンマークと舵輪は精霊と操縦士の通信機であり、実際の操作は操縦士が行い、それを囚われている精霊がアシストするという構造になるようです。このため操縦士としての腕に加え精霊をたらし込むための魅力が操縦士には求められるようです。
このような機構となるため束縛されている精霊とコミュニケーションすることができればエレメンタル駆動の乗り物を操作することができます。しかし、その為にはドラゴンシャードに触れる必要があります。これはコミュニケーションを取るためだけではなく精霊に対して呪文等を行使する場合も同様です。ちなみにサプリにはチャームモンスターで精霊を魅了するのが効果的と身も蓋もない事が書いていました。
精霊達は捕獲こそされているもののなかなかに快適に暮らしているようですが、船に影響力を及ぼさないように力を封じられるのは流石に嫌なようです。封印状態は操舵輪から交渉でもできますし、魔法で無理やり抑え込むこともできるようです。
この捕獲容器は呪文で幾重にも守られており物理的に破壊することも魔法で破壊することも困難です。
参考資料
エベロン冒険者ガイド
EBERRON Explorer's Handbook (3.5)
https://www.drivethrurpg.com/product/28711/EBERRON-Explorers-Handbook-35