色々な精霊駆動装置
ストームシップ/The Stormship
最終戦争において猛威を奮った最強の海軍兵力です。戦闘における機動力を犠牲にすることで巨大で力強い帆船。それがストームシップです。終戦を受け多くのストームシップは沿岸警備や海賊退治に動員されています。
ストームシップの外観は前側は普通の3本帆の大型帆船と代わりがありません。しかし、船尾には雷の輝きを常にたたえた巨大なリングが備え付けられています。このリングより暴風を帆に向かって吹き出すことで駆動力とするのです。そしてストームシップの上空は常に雲に覆われ、この悪天候は船とともに移動するのです。
通常の帆船よりも速度は出ますが、移動速度は毎時8マイル程度となります。総積載量200トン、運用人員は32人となります。
しかし、ストームシップの真価は戦闘力の増強にあります。嵐のマークの持ち主が風と水の舵輪を握った時には、その、マーク能力を強化します。マークにより呼び出した雷鳴のダメージが増加するのです。またストームシップの帆柱より雷雲を生み出し周囲1マイルに雷雨を巻き起こします。このためリランダー氏族はストームシップを一般船の護衛につけることを好みません。
これらのストームシップの戦闘能力は開発中に束縛した精霊の力がうまく制御できなかった時の副産物であると言われています。最近では戦闘機能を除いた小型船も販売されています。
水中船/Undersea Ship
飛行船の開発が終わり量産化された後、ズィゴーラとカニス氏族は新型のエレメンタル駆動船の開発に取り掛かりました。それが水中船です。
カニス氏族は激化する最終戦争の状況から必ず水中船の需要が発生すると確信して開発を行いました。しかし、モーニングによる突然の終戦を迎えた結果、終戦時には開発機の3台がロールアウトしたのみでした。その後水中船は建造されていないと言われています。
その外観は飛行船に良く似ています。通常の船の周りにリングがついた形状です。幾分甲板は狭く、船体に窓はなく隙間なく密閉されています。
船には水の精霊が束縛されており、リングから水流を起こすことで駆動します。また、船内には小さな風の精霊が束縛されており船内の空気を維持します。
これらの機構により毎時10マイルの速度で水中を進むことができます。潜航限界は200フィートになります。
独自の装備として船内から外を見ることができるように前後左右船底天頂部の六箇所に外をが見える魔法の窓がついています。これにより周囲の確認を行うことになります。
水の精霊の力を停止させると船は自然に浮かび上がります。
現在3隻のうち1隻はカルナスに売却され、残り2隻はカニス氏族により諜報のために運用されています。これはブレランドやアウンデールとの関係を深めたいメリックス男爵の指示であると言われています。
ウインドガレオン/The Wind Galleon
リランダー氏族の保有する海上用の巨大な輸送船、それがウインドガレオンです。ストームシップとは異なり積載量と移動速度を優先して建造されており、戦闘力はほとんどありません。現在コーヴェアの沿岸都市では日常的に見ることのできる船です。
その形状は帆柱に帆を貼っているという意味では通常の帆船とよく似ています。しかし、艦船の後部には巨大な塔があり、ここに封じた超大型の風の精霊の力で風を吹き出すことで推進力とします。これに加え船体の左右にヒレのようパーツがあり、ここにも大型の風の精霊を封じ僅かに船体を海から浮かせ類まれな海上移動速度を保持しています。このヒレにより小回りが効き加減速も柔軟に行えます。これに加え船体は軽量な木材で建造されており通常の帆船よりも毎時10マイル以上速く海を行くことができます。このような説明をするとウインドガレオンは脆弱な船のように聞こえますが十分な魔法の強化も施されています。なぜなら未だに海の上は危険な領域なのです。
現在ほとんどのウインドガレオンはリランダー氏族が保有しています。これはカニスとズィラーゴのノームがウインドガレオンを開発しテスト運用した際に精霊の操作を誤り周囲へ被害を出したことから素人には操れない船と言う認識があることとその高額な維持費が原因と言われています。