エベロン概説   作:CanI_01

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次元界:カイバー/Khybar

エベロン世界にカイバーとは始祖竜の一柱の名前であり、他の多言世界におけるアンダーダークの名称でもあります。しかし、アンダーダークが闇と岩と泥濘の世界であることに加えてカイバーは多様な在り方をしています。何故なら過去に封印されたオーバーロードやデルキールと呼ばれるフィーンド達が封印内部を自分達のあり方に合わせて改変しており、デミプレーンとなっているためなのです。地下に向かって歩いていると異形で壮麗な宮殿に出くわす。それがカイバーなのです。

デミプレーンの大きさは歩いて1時間程度のこともあれば、国家に比肩する大きさのこともあります。そのおおきさが何であれ特定のサイズが決まっているのがデミプレーンであり、領域の境界には透明の壁があり、そこを越えようとするとデミプレーン内部でループされるようになっています。

デミプレーンに入るにはポータルを通過する必要があります。ポータルの中にはゲートキーパーのオークやドラゴン達により封印され使用できないものもあります。しかし、その多くは使用可能でただ静かに存在し、そこを知らずに通過したものをデミプレーンへと送り込むのです。ポータル自体は一箇所に留まるため場所を知れば何度でも使用可能です。

デミプレーンは数個のポータルを持ち、その全てが物質界に繋がっています。このことからエベロンのファストトラベルツールとしてデミプレーンを使用するものもいます。

デミプレーンは一般的には他の13の次元界同様に物理法則が物質界とは異なります。

これらのデミプレーンは中枢、牢獄、影の3つが存在しています。

 

中枢

オーバーロードとは最初に肉体を持って生み出されたフィーンドでありカイバーの子供たちです。オーバーロードからその他のフィーンドは生み出されました。これらのフィーンド達は本質的には不滅の存在であり、その精髄のみが物質界に顕現し力を振るいます。このためフィーンドを撃破すると生まれたデミプレーンへと精髄は戻り復活します。このため古代の悪魔大戦においてドラゴン達はフィーンドを殺さずに無力化する手段を編み出しました。それが、コアトルの献身であり、シルヴァーフレイムなのです。中枢のデミプレーンはせいぜい都市程度の大きさであり、そこは支配しているオーバーロードの性質や特性を反映したものとなります。場合によってはそのポータルの周りにまで影響を及ぼし権限地帯のようになると言われています。

 

牢獄

カイバーに囚われている存在はいくつかいます。それはデルキールが代表格ですが、不死の魂や定命の生物などです。

このデミプレーンに囚われている存在はデミプレーンから出ることはできませんが、他の存在はポータルを用いればデミプレーンへと出入りすることができます。

 

このデミプレーンには明確な目的は存在しません。ここは悪の要塞や牢獄ではありませんが、奇妙な物理法則に支配された場所です。アイアンルーツ山脈の地下世界には石の木が根を張り巡らし、太陽の光溢れる場所をドワーフ達は見つけています。ここでは生者は年を取らないと言われています。

これらのデミプレーンが影のデミプレーンと呼ばれています。これらのデミプレーンが他の次元界の影もしくはその雛形として存在しているからでかると言われています。しかし、これらの類似した次元界の

影響を受けている訳では無いようです。カイバーの見る夢ではないかとも言われています。

これらの影のデミプレーンは資源採取の場とも機能していますが、フィーンドが闊歩する危険な場所であり、長くデミプレーンに滞在すると汚染されるとも言われています。

エルデンリーチとアウンデールを繋ぐ影のデミプレーンをオリエン氏族が確保していることは有名な話です。オリエン氏族はモーニングの影響により失われた交易ルートやリランダー氏族との競合から生き延びるために新たなるデミプレーンを用いたルートの開拓をしていると言われています。




参考文献

Exploring Eberron
https://www.dmsguild.com/product/315887
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