ダル・クォールは夢の次元界であり、エベロンへと夢のエネルギーを送り込んでいます。そして全ての生物は眠りにつくと夢を見るためにダル・クォールへと意識は移動します。
そして、ダル・クォールを構成する支配者がいます。現在ダル・クォールを支配しているのは悪夢の形成者/shaper of nightmareの異名を持つイル・ラシュタバルです。ダル・クォールにはモータルと夢の為に生み出された想像物しか存在しません。このことからイル・ラシュタバルが目覚めるとダル・クォールは終わりを迎え新たなら夢が再び始まることになります。この終わりを経由すると全ては消え去りダル・クォールに存在するものは新たに作り直されます。しばしば、エベロンを侵攻してくるクォーリはイル・ラシュタバルの想像物のイモータルです。この為に彼らはイル・ラシュタバーの夢の終わりを回避するために様々な人の夢を悪夢に改変しています。
ダル・クォールにモータルが夢見るために訪問するとその人物の望みを反映する形で夢が形成されます。この夢は自身の投影であり、投影された願望をダル・クォールが具現化しているだけに過ぎません。このためモータルが去ればその具現化はすぐに消え去ります。クォーリはこの具現化した夢に干渉することでモータルに悪夢をもたらすのです。クォーリはこのためエベロンでは生物の肉体を浸食します。この浸食した肉体を破壊されたとしてもダル・クォーレに帰還します。
夢の海の中にはドラゴニックエイドロンと呼ばれる奇妙なオブジェクトが存在します。これはアルゴネッセンの奥地に秘匿されるエルドリッチマシンが死したドラゴンの魂をドルラーに送らないように捕獲固定して創り上げられたゲシュタルト化したドラゴンの魂です。彼らはこの場所から離れることこそできませんが、様々な課題の知識を保持し知的活動に明け暮れています。
ダル・クォールは他の次元界と異なり多層構造になっておらず一面の海が広がっています。ここにモータルが落ちてくるとその欲望や記憶に沿って島を形成します。このため眠るモータルに等しい数万の島が常時存在することになります。
サウロナ大陸のリエドラでは、画一的な夢を配信することで影響下にある相手全てに同一の夢を見せることができ、コレを、行うと対象は同一の島の領域にあることになります。クォーリはこれにより次元界の刷新を防ごうとしています。
そして、夢に大きく介入している存在がいます。それは、ジャザール・ダカーニ。古代のゴブリン王国であるダカーン王国のバードです。彼女のバード魔法によりダカーン王国の末裔達は呪いを受けたような状態になっています。ダカーン王国の末裔達は自らの夢の島を形成することができず栄光に満ちたダカーン帝国の幻影や歴史、かつての英雄の偉業を夢として見せられ帝国再建の意志を強く持ちます。この共通の夢こそウールダカーンと呼ばれ未だにダカーン帝国を結びつけるものなのです。
では、カラシュターはどんな存在なのでしょうか。数世紀前イル・ラシュタバルに反旗を翻したクォーリ達がいました。彼らは光の道の模索を決意しダル・クォーレを脱出しエベロンに楽園を見出しました。この際に脱出した魂は67人でした。彼らはサローナ大陸のアダランに到達しモンク達の魂と合一します。これによってカラシュターが生まれます。元のクォーレ達は血脈と結びつく事で力と導きを与える存在となったのです。エベロンでの肉体が破壊されてもダル・クォールに帰還するクォーレと違いカラシュター達はエベロンのカラシュターが根絶やしにされた場合死亡します。死亡すれば同数のクォーレが再びダル・クォールが生まれる訳ですが、それは通常のクォーレとして生まれることになります。いわば、カラシュターの根源になったクォーレ達はバグを発現したクォーレなのだと言えるでしょう。このような事情もありクォーレの組織ドリーミングダークはカラシュターの根絶を目指して活動することになるのです。
しかし、カラシュターはヒューマンやハーフエルフと混血することが可能であり、その場合両親のどちらの種族が生まれるかは法則性はありません。このためカラシュターコミュニティの外で育ったカラシュターは光の道への信仰を持たずに育つことになり、悪の道に志向したカラシュターは自らを導くクォーリとの教えに苦悩することも多々あるようです。