エベロン概説   作:CanI_01

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エベロン世界の根幹を成すドラゴンマーク氏族。使われる文脈でドラゴンマークの意味が変わってそうなので少し整理がてらまとめた行きたいと思います。


組織:ドラゴンマーク

ドラゴンマーク

体の一部に浮かび上がる魔法的な痣。

氏族ごとに固有の文様があり力が強くなるほど痣は大きくなる。

通常の入れ墨などでは模倣できないうっすらとした光を放っている。

ドラゴンマークを持つものは、そのマークに由来した魔法能力を得る。

この痣は魔法的な物であり仮に痣のある場所を失っても違う場所に痣は再び現れる。

主に思春期に発生し、ドラゴンマーク毎に発生しやすいシチュエーションがある。

この発生しやすいシチュエーションに子供を追い込むことをシヴェイの試練と呼ぶ。

この試練はろくでも無い内容が多く治療を司るジョラスコ氏族なら親友の死、探知を司るメダーニ氏族なら毒入りスープを飲まされるなど、極限のストレスを与えられ、それを解決する力としてドラゴンマークは発現するようです。

 

ドラゴンマーク氏族

現在ドラゴンマークを持つものは最初にそのマークを発生した人物群と血縁関係にあります。ドラゴンマークが発現するのは全体の半数であり親がマークを持つからと言って必ずしもマークを発現するとは限りません。ただし、一般的に強いマークの持ち主の子供はマークを発現しやすいと考えています。

このように同じマークの持ち主がより集まり特定の職能領域を独占したのがドラゴンマーク氏族であると言えます。

また、基本的にマークは特定の種族にしか発現せず、創造のマークを持つヒューマンとエルフの子供に創造のマークが発現することは決してありえません。

特定の血脈にだけ現れる魔法的な異能が一般的な世界で異能を持たない人物や組織があえて異能者集団に挑むかと言われればなかなかにハードルが高くなります。

結果的にドラゴンマーク氏族が特定の領域を独占していく形になったのです。もちろん競合相手を諦めさせるために暗躍していることは間違いないのですが。

ただし、ドラゴンマーク氏族も一枚板ではありません。ドラゴンマークは特定の時期に特定のエリアにいた一族に発現しシンプルな親子関係などではないのです。

このために外に対して氏族として団結しながらも内輪揉めにことかかないのもドラゴンマーク氏族です。

これが行き着く先は分裂した影の氏族や創造の氏族となるのです。

このようにエベロンの魔法経済を牛耳るドラゴンマーク氏族ですが弱みもあります。

当時コーヴェア大陸を統一したガリファー一世はドラゴンマーク氏族の保護を約束したうえで土地の領有の禁止や貴族との婚姻の禁止などの条件を約束させました。これによりドラゴンマーク氏族は経済活動により賄った資金で自分たちのエングレイブ(企業封土)を維持することを義務付けられ成長力に枷を課されてしまったのです。それでも各氏族は各地にエングレイブを持ち絶大な権勢を誇っています。

このようなドラゴンマーク氏族ですが血族だけがドラゴンマーク氏族に加わることができる訳ではありません。氏族により加入しやすさに差はありますが加入は可能です。しかし、どの氏族も出世するにはドラゴンマークを持つことが必要な事には変わりないのです。

ドラゴンマーク氏族メンバーは氏族名を名乗ることを許され、ドラゴンマークを持っていれば氏族名の、前に“ド”をつけることを許されます。

 

ギルド

ドラゴンマーク氏族はその権能に合わせてギルドを運営しています。このギルドのサービス拠点の多くは各氏族のエングレイブに置かれていますがギルドメンバーがドラゴンマーク氏族とは限りません。

また僻村などであればシベリスのメッセージステーション、ジョラスコの治療院、カランダの金竜亭が同じ人物の手で営まれていることもあります。この経営者は三つのギルドに所属して商売をしているのです。

では、そもそも何故ギルドに所属するのでしょうか。ギルドは通商に関する教育ネットワークを持ち教育をうけたと対価に卒業後にギルドで仕事を行うか、長期間にわたり売上の1割を上納するのかを選ぶことができるのです。

ギルドに所属しなければ様々な物資をギルドから仕入れることができなくなり日々の仕事が飛び抜けて大変になります。

 

階級

各氏族により支配形態は異なりますが一般的には家長を1人持ち、その人物が氏族全体を統括します。そして形式的に氏族長は男爵を名乗ります。

そして五王国や商業領域の責任者として家令卿が、その下に実務者として太守が置かれ、彼らに構成される議会により男爵に助言を行い氏族運営を行います。

この太守の下には地域責任者がおかれ国家間や氏族間の調整や不正の究明や処罰を行います。

地域責任者の下には副王を配置し各ギルドの統括を行います。

この下でやっとギルドを実務統括する管理者が存在します。

ギルドオフィスで働くドラゴンマークの発現者は卿やレディと呼ばれることになります。

 




参考文献
『エベロン冒険者ガイド 最終戦争を越えて』日本語版
https://hobbyjapan.co.jp/dd/products/#ebg

Dragonmarked (3.5)
https://www.drivethrurpg.com/product/54305
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