【カオ転三次】TS^2ようじょの終末対策   作:タマヤ与太郎

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そんなわけで99話。前回から直で繋がる話です。

そういえば大神の続編が出るとか。大神絶景版は大分やりこんだので発売が楽しみですねえ……


転生ようじょ、デートする。

【いのち】技術開発班ロボ部【だいじに】Part.186

 

 

 

799:名無しのロボ部

 

……で、あの幼女がGストーン*1作ったわけだが。一応探求ネキと新潟ロボ部と宮城ロボ部、後福島ロボ部によってGSライドはできたんだよな?

 

 

800:名無しのロボ部

 

出来たぞ、とりあえずイカルガに積める程度のサイズにはなった。問題はこれを何に使うかだが……とりあずこの第1号GSライドはイカルガの『魔竜の心臓』に代わる新たなイカルガの炉心として使おうと思う

 

 

801:名無しのロボ部

 

ま、妥当だな。そもそも作ったの幼女ネキを筆頭とした三馬鹿だし、このGSライドに使われてるGストーンも、元を辿ればイカルガの炉心が原料の1つになってるしな

 

 

802:名無しのロボ部

 

にしても随分早くできたな? あれからまだに三日しか経ってないだろ

 

 

803:オラシオ

 

探求ネキが本気出してな。元々あれの解析頼まれたの探求ネキだし、性質的には探求ネキ作のブルーウォーターと飛行石がベースになってるし

木分身併用で頑張ってくれて俺らに犠牲を出すことなく無事完成だ。しかしこのGSライド、原作通りの仕様ではあるんだが欠点もある

 

 

804:名無しのロボ部

 

というと?

 

 

805:名無しのロボ部

 

あー、あれか、勇気に反応するから勇気がないと出力がた落ちになるってやつだな

 

 

806:名無しのロボ部

 

そう。なので一応ラウドGストーン*2を並行して開発中ではある。幼女ネキみたいな子ならともかく、俺らにはそんなバンバン勇気を出せるようなやつがいなかったりもするしな

まあ別に必要がないと言えばないんだが……やっぱ安定した出力出せる奴は欲しいし、Gストーンのコストカットの研究でもあることはある*3

 

 

807:名無しのロボ部

 

現状製造コストがクソみたいに高いし錬金釜必須だからなぁ……そういえばアレ、ようじょはやっぱ勇者ロボ作るの?

 

 

808:名無しのロボ部

 

と言ってた。まあその辺は専用スレあるからそっち覗いてみてくれ。一応幼女ネキからは2種要望は出ているな

そもそもマガツイカルガ用のシルフィアーネの開発もまだだが

 

 

809:名無しのロボ部

 

そういえば本来シルフィアーネも開発予定だもんな。そんで、何作ってほしいって?

 

 

810:名無しのロボ部

 

自律起動タイプならマイク*4、操縦型ならガオファイガー*5を希望しておられる

ガオガイガーでないのは意外だが……まあ分かる。ファントムガオー*6かっこいいもんな

 

 

811:名無しのロボ部

 

あのようじょ、イカルガの外装として使う拡張パーツみたいなのを前から考えててな。このファントムガオーもそれを想定したものだ

原作と違ってイカルガがファントムガオーを着込む形になるな。変形する際の内部のあれこれは、まあ内部空間を拡張したりしてイカルガには影響が出ないようにするつもりだ

後は一応コクピットも作るみたいだから、ファントムガオー単体で動かすこともできる事はできるようだ……まあ実現するの俺らなんだけどな!

 

 

812:名無しのロボ部

 

まあ基本コンセプトやおおまかな設計をようじょが提示してくれるだけましと思おう……第一コストは度外視して良いっぽいからな

別に納期も急ぎはせんのだろ? シルフィアーネだって中心になってるのは宮城ロボ部だろうし

 

 

813:オラシオ

 

そうなるな。一応イカルガとシルフィアーネの接続術式はできてる。送っておくから参考にしてくれ

この件について宮城はシルフィアーネ建造とイカルガ改修で手が離せんので手伝えん、すまん

 

 

814:名無しのロボ部

 

OK任された! そういえばようじょはファイガーとマイクとどっち作るかって聞いてる?

 

 

815:オラシオ

 

その辺はマイク優先でいいらしいぞ。ようじょがガオガイガーでマイクが一番好きだったらしいからな

というかそもそも『作れるから・作りたいから』で作ってる所あるから実用するかは度外視らしいし

それにマイクは単体で成立するけど、他の連中は合体ありきみたいなとこあるしな

 

 

816:名無しのロボ部

 

まあイカルガ自体使ってはいるが趣味のの領域らしいからなあ、根本的に言うと

まあ両方並行で進めつつマイクを優先して作る感じで良いだろう

 

 

817:名無しのロボ部

 

そういや幼女ネキってどうしてる? 普段こんな感じで話してると「その話だな!」とか飛んでくるけど

 

 

818:探求者

 

その件ですが、幼女ネキはここ2・3日東京に滞在してGストーンの解析待ちだったんですよね。終末で吹っ飛ぶ前にお嫁さんたちと東京デートしてるそうです

一応こっちで話してる件も関知はしてますが反応は宮城帰ってからになると言ってましたよ

特に今日は文ちゃんとデートする日だそうなのでそっちに全力振り向けてるみたいですね

 

 

819:名無しのロボ部

 

あ、探求ネキだ。そっか、お嫁さんズとデートならしゃーないな、文ちゃんって確か幼女ネキの数少ない人間の嫁さんだしな

一応ガオガイガー&マイク建造計画の主任みたいな立ち位置になってるらしいけど大丈夫?

イカルガ改修計画の方にも一枚噛んでるって聞いたけど

 

 

820:探求者

 

ええ、その辺りは木分身併用でなんとか。分身併用なら実質休みなしで24時間行けますし

計画そのものは設計開発というよりはGストーン関係周りを担当することになってますし、機体そのものの開発はロボ部にお任せする感じになりますし大丈夫ですよ

まあ問題は幼女ネキの方なので幼女ネキが宮城帰るまではあんまり手伝えないかもしれませんが

 

 

821:名無しのロボ部

 

ん? 幼女ネキのデートに何で探求ネキが関わるん? まあ確かに一応東京に拠点のある黒札ではあるが……

 

 

822:名無しのロボ部

 

……ああそうか、幼女ネキのクソみたいな運命力の話か

 

 

823:探求者

 

ええ……幼女ネキは基本2・3か月ペースで厄介事が向こうから飛び込んでくるという宿命を背負ってますからねえ……

厄ネタの宝庫東京に幼女ネキがいる、というだけでトラブルの種になりそうなことは間違いないですし

直近だとアメリカ行きでの件とクリスマスのミサイルパーティがそれに該当するんじゃないかとは思いますが、それを考えるとそろそろ何か起こりそうなんですよね

 

 

824:名無しのロボ部

 

そう考えてみると確かになぁ……そう考えるとそろそろ何か起こっても不思議じゃないのか

東京、色々あるもんな……

 

 

825:オラシオ

 

本当に直近だとこの間のメシア教徒の一件が該当するかもしれんな。ただ連続して起こる可能性もあるし、正直東京のオカルト的治安考えると幼女ネキがちょっかいだされてキレそうだしな

カス子ネキによればこないだのメシア教との一件でちょっと精神的に不安定になってた*7らしいからな。それもあってここ暫くは好きにさせてたんだが

それにあのようじょ、ともすればペルソナ案件になる可能性もあるから探求ネキに警戒態勢を敷いててもらうのは正直助かる

 

 

826:探求者

 

人魚ネキから聞きましたが、人魚ネキの分身の夢さん(元になってる人格が元シャドウ)曰く、今の所は幼女ネキの人格が蓋になっているが、シャドウがいるのが何となくわかるそうで

幼女ネキの精神が弱った瞬間を狙ってシャドウが動き始める可能性もあるので一応警戒はしてたんですよね、元々

幼女ネキ、基本的にメンタルが鋼のように強いですが、セリリさんや人魚ネキの歌を欠かすとすぐに悪夢を見る程度にはトラウマも健在なので

というか……幼女ネキを霊視すると、胸のあたりにぽっかりと大きな亀裂が走ってるんですよね。今も昔もサイズ変わってないので、トラウマが全く癒えていないのは明白です

ノワールさん曰く「痛みを忘れることはできているが、傷は少しも癒えていない」そうなので

 

 

827:名無しのロボ部

 

それでなくとも東京はペルソナ関係異界が軒を連ねてるからな、警戒はしてて正解だわ

まあ妖怪タルタロス攫い*8も探求ネキのおかげで大人しいから、警戒すべきはマヨナカテレビかパレス・メメントスの方かね?

 

 

828:探求者

 

そうなりますね。まあタルタロスの方も『呼ばれる』ことはあるにはありますが、外的要因はノワールさんらによってシャットアウトできてるでしょうし

幼女ネキの内部に関しては、本当に幼女ネキの問題ですからねえ。外部からどうこう言って改善する問題だったらとっくに改善してますし

 

 

829:名無しのロボ部

 

幼女ネキはなぁ……下手にメンタルが固いから色々受け止められてしまってるのが問題と言えば問題だよな

俺らにできる事と言えば注文通りにロボを作るぐらいしかできんが、幼女ネキが喜ぶようなロボを作ってご機嫌になってもらうしかないかね

 

 

830:名無しのロボ部

 

まあそれしかないっしょ。そう言えばオラシオニキ、なんか先生ネキも一応ロボ用意し始めたんだって?

 

 

831:オラシオ

 

ああ、その件か。当人的にはそう急ぎでもないし、基本フレームはアルディラッドカンバー同様だから実質金獅子みたいなもんだ

まあ機体は死者の剣*9なんだが……いやあいつらしいといえばらしいか

あっちはあっちで出来る所は自分でやってるから、終末に間に合えばいいやぐらいでやってるらしいぞ

 

 

832:名無しのロボ部

 

先生ネキ、戦闘だと刀二本でバリバリ戦うもんな。方向的にもグスターボ*10っぽいというか

魔法以外は結構なんでも出来る天才肌だもんなぁあいつ。変態だけど

 

 

833:オラシオ

 

一応ホビー部であってロボ部じゃないんだけどなあいつ。*11でも、デモニカ作れるって事は逆説的にロボも作れるって事だ

少なくとも新潟及び宮城系のロボは人工筋肉系だし、操作系はデモニカ系と同様だしな

福島のドカルトニキは呉系というか、制御系にオカルトを使ってるが基本的に本体は機械なんだっけ?

 

 

834:ドカルト

 

ああ、オレのアースムーバーは基幹部分にオカルト技術を用いているし、整備性を考え低位とは言えシキガミ化してディアで治るように作っているが基本は機械だ

呉系とは方向性が近いし参考にしているが、実のところたまたま似通っただけなのだがな

ともあれ、ガオガイガーやマイク建造は支部の運営に支障が出ん程度にはオレも手伝わせてもらうぞ、幼女ネキには世話になったからな

……それに草神ネキとカミさんからも『馬鹿やってきくりちゃんを困らせた分真面目に働きなさい』と言われていてな……

 

 

835:名無しのロボ部

 

尻に敷かれてて草。……っていうかドカルトニキ結婚してたんだ!? これが今日一驚いた情報だわ!

 

 

836:ドカルト

 

そりゃあ当年取って78歳、ガイア連合の中では高齢者だぞ、嫁もいれば子も孫もいる。だからこそガイア連合参画を決めた所もあるしな

ちなみにこれがカミさんだ。美人だろう

 

[画像]

(「シャーマンキング」の「アイアンメイデン・ジャンヌ(大人版)」の外見の女性)

 

 

837:名無しのロボ部

 

大人ジャンヌ……!? わっっっっか!!!!!!

 

 

838:名無しのロボ部

 

犯罪じゃねえの!? 年の差ナンボよ!?

 

 

839:ドカルト

 

5歳差だ。ちなみにオレの方が年下だぞ? つまり今年で82になるな。ああ、言っておくとこれは現在の姿だ

色々あって一度死にかけてな、まだ生きてほしかったし、当人も生きていたいと願ったので使ってなかった専用シキガミ権を使ってシキガミ体にした

外見は若い頃の姿にして欲しいと言っていたので外見的には若返った形になるな

付け加えておくが馴れ初めとしては嫁に押せ押せで押し切られたのでオレからプロポーズしたわけではない。まあ、良い女に惚れられたと思うよ

将来的にはオレも体を改造して嫁と同年代ぐらいの肉体に作り替えるつもりだ。これが当時の写真になる

 

[画像]

(『ユンボル -JUMBOR-』の「アースオーガのドリル」を20代ほどに成長させたような青年)

 

 

 

840:名無しのロボ部

 

まあドカルトニキが若返るならドリルだろうなw

しかしまーロボ部もだいがい盛り上がってきたな!

 

 

841:名無しのロボ部

 

そうだなー。結構あちこちで活動が見られるのは良い事だ

頑張って幼女ネキに喜んでもらえるような奴を作らんとな!

 

 

842:カス子

 

ちなみにこれが今日の幼女ネキと文ちゃんだぜい

 

[画像]

(『ウマ娘』の「ツインターボ」風の服を着て髪をツインテールに結った幼女ネキと品のいいお嬢様のような服を着た文の写真)

 

 

843:名無しのロボ部

 

あらかわいい

文ちゃんは本当に清楚系美少女だし、幼女ネキも素材は極上だから可愛いかっこしてるとほんとに映えるなぁ

幼女ネキは普段Tシャツスパッツで大暴れする暴君だから分かりづらいが

 

 

844:脳缶

 

ちなみにボクらはほっとくといらん事しかしねえから幼女ネキ警戒態勢に参加しろって言われて遠巻きに周辺を監視中だよ。失礼しちゃうよね

 

 

845:名無しのロボ部

 

いやお前らは少し大人しくしてろよw

 

 

846:名無しのロボ部

 

言われるだけの事はしてんだろうがお前らはw

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京・葦原荘。掲示板でロボ部+αが話し合っているより少し前、葦原荘の廊下をのたのたと歩く何かがいた。

それは例えるなら四肢を持つ直立したサメ。布切れのような質感のだぼついた外皮、ボタンのような虚ろな目。

それは葦原荘に漂うMAGから発生した悪魔……ではなく、ノワールによって着ぐるみパジャマを着せられたリンであった。

元々非常に朝が弱いリン、起きたものの寝ぼけて部屋を脱走。そのまま夢うつつで葦原荘を徘徊していたのだ。

サメの口の部分から顔は出ているものの、こっくりこっくりと舟をこぎながら、前が見えているのか怪しいほど落ちた瞼で、辛うじて転ばない程度のおぼつかない足取りでのたのたと前へ進んでいる。

 

「ねむ、ねう……」

 

当然、そんな状態で歩いていれば足をもつれさせるのも道理。躓いて倒れ顔面をしたたかに打つが、そのまま起き上がる様子もなく、もそもそと這いずりながらどこかへと消えていった。

 

 

 

「サメが床を這ってる……」

 

葦原荘に住むペルソナ使いの1人、明石裕奈*12は、ある日の朝、廊下をもぞもぞと這うサメを見た。

否、よく見ればそれは人間であり、サメを模した着ぐるみパジャマを着ている、小学生ほどの少女だった。

 

「……何してるの?」

 

「……んぅ」

 

裕奈が声をかけると少女は顔を上げる。寝ぼけているのか目が虚ろではあるが、整った顔立ちに赤い瞳が目立つ、黒髪の少女だ。

葦原荘にはガイア連合の宿泊施設としての側面もある、とは黒札であり友人の汐見琴音から聞いている。宿泊している誰かの連れ、あるいは子供だろうか?

少女は体を起こして座り込むと、裕奈を見上げ、手を伸ばす。

 

「だっこ」

 

「えっ」

 

「だっこ……」

 

裕奈ににじり寄り足に抱き着く少女。反射的に振りほどこうとするが、不思議なほどに力が強く*13、逆に足を締め付けてくる。

少しの間押し問答していたが、これは無理だ、と判断。少女を抱き上げ、ひとまず本来の目的である食堂へと向かうことにする。

 

「大丈夫? お名前、言えるかな?」

 

「りん……」

 

「そっか、リンちゃんかぁ。うーん……琴音か瑞樹さんに聞いたら分かるかなぁ……」

 

「あれ、珍しい組み合わせだ。裕奈、いつの間に幼女ネキと知り合ったの?」

 

そこに顔を出したのは、学友である黒札、汐見琴音。ネキ、という事は、彼女もまたガイア連合の黒札なのだろうか?

 

「いや、なんかその辺で見つけて、抱き着かれちゃって離れなくて……ネキってことは、この子もその、黒札って奴なの? 琴音や瑞樹さんみたいな」

 

「うん。普段は宮城県の方で活動してる黒札なんだけど、瑞樹に用事があって魔法でスッ飛んで来たんだって。

 その用事が終わるまで2・3日泊まっていくって言ってたよ。こんなちっちゃいのにレベル80越えの腕っこきでねぇ」

 

「はちじゅう!? いやちょっと次元が違うなぁ……ぱっと見小学生だよねこの子」

 

「去年のクリスマスで8歳になったって。小学二年生」

 

「ガチ小学生なんだぁ……しかも低学年……」

 

頬を引きつらせながらリンを見る裕奈。可愛らしく小首をかしげる仕草からは、とてもそのようには見えず、威圧感も感じない。

ともあれ、知り合いが来たのなら、と琴音に渡そうとするが、リンはいやいやをすると裕奈にしがみつき、琴音に引き渡されるのを断固拒否していた。

琴音はその様子に苦笑すると、それならばとリンの頬をぷにぷにとつつく。

 

「ありゃ、嫌われちゃった。なんだかんだ親しい仲なんだけど、そんなに巨乳がいいか、このこの」

 

「こら琴音、そう言う事言わないの!」

 

「ようかいたるたろすさらいはやだ……じゃあく……」*14

 

「……琴音?」

 

「誤解です刑事さん」

 

リンの呟きに裕奈の声のトーンが一段下がり琴音が平伏する、という一幕はあったものの、その後もじゃれ合いながら食堂へと到達。

そこで待っていたノワール達に引き渡され、何とか解決を見るのであった。

 

 

 

「本当にマスターがご迷惑をおかけしたようですいません……後ほどマスターがお目覚めになられたら改めてお詫びに向かいますので」

 

「いやいや、大したこともしてないですし! ……その、まだ寝てるんです? あれで」

 

「マスターはとても朝が弱くて……朝ごはん食べ終わった後ぐらいでようやく頭が動き始めるんです。

 それまでの事は八割がた本能的に動いているのであまり覚えてらっしゃらないようで」

 

「アグレッシヴな寝ぼけ方だなぁ……」

 

「普段は家の中をうろつく程度なのでさして苦労もないんですけどね……」

 

苦笑し合う裕奈とノワール。当のリンは未だ寝ぼけたまま、ラプンツェルの膝の上に座り、左右から文とセリリによって世話を焼かれながらもそもそと朝食を食べていた。

向かいの席にはラフな格好をした脳缶ニキとカス子ネキが座り、動物に餌付けするノリでリンの口元に食べ物を差出し、リンが反射的にかぶりつく様子を見てからからと笑っている。

 

「ちなみにあっちの対面に座ってる2人も黒札だよ。女の子の方が道南支部のカス子ネキ、男の子の方が山梨の脳缶ニキ。

 幼女ネキの両サイドは、幼女ネキを膝にのせてるのがノワールさん同様のシキガミのラプンツェルさん、緑髪の人が悪魔で、鬼女マーメイドのセリリさん、

 黒髪の女の子が幼女ネキのいる宮城の霊能家系の子の文ちゃん。ノワールさん含め全員幼女ネキのお嫁さんで、なんだかんだ11人ぐらいいたかなぁ」

 

「琴音と瑞樹さんの関係聞いた時も大概だったけど、上には上がいたかぁ……でもハーレムって実際そんないいもんじゃないって聞くけど、どうなんです?」

 

「その、あまり大きな声で言う事でもないんですが……マスターは私達全員一度に抱いてもまだ余力がある方なので……」*15

 

「じ、次元が違う……っ!」

 

「あ、でも……マスターはハチャメチャですけど、私たちの誰も平等に愛してくれますし、一度だって私達をないがしろにしたことはないんですよ? だから、みんなマスターの事が大好きなんです」

 

そう言って困ったように笑うノワールの顔は、とても煌めいて見えた。裕奈は、後にそう語ったのだという。

 

 

 

「うむ、美味いな。よもや東京で夢澤のケーキに匹敵するケーキに出会えようとは」

 

「夢澤さんのケーキ、本当に美味しいもんね……私ももっと頑張らなきゃ」

 

喫茶店『有頂天』。*16ガイア連合黒札の1人、ナイトニキこと音群キドウの経営する喫茶店で、リンと文はケーキに舌鼓を打っていた。

覚醒者用の霊的食材をふんだんに使ったもので、本職のパティシエ並みの腕を持つ舎弟、夢澤のケーキに勝るとも劣らぬ味は、舌の肥えているリンをも満足させる逸品だった。

一しきり味わい、食べさせ合うなどしながら、リンは自分が膝の上に載っている人物に向けて顔を向ける。

 

「……で、良かったのか日向、文とのダブルデートになってしまうが」

 

「はい。まあ二人っきりというのも良いかな、と思いますけど……その、恥ずかしながら緊張してしまいそうで……」

 

「前から日向さんからそういう時は一緒にデートしようねって約束してたから、ちょっとノワールさんにお願いして、みつゆか? とか言う所のイナバニキさんに日向さんを連れて来てもらったの」

 

顔を赤らめて縮こまる日向。そう、気を利かせた文やノワールにより、宮城に留守居として残った日向を呼び寄せ、本来リンと文2人のデートだったところを、リンと文・日向の3人でのデートに変更することとなったのだ。

 

「そうか、日向が良いというなら構わんが……しかし東京デートとしゃれこむことにはしたが、正直ノープランだからどこ行ったもんかな。

 ……2人は水族館とか好きか? 遊園地とか……動物園……展望台とか……わからん……女の子の好きなものが良く分からん……

 カス子ネキの好きそうなものならすぐに思いつくが、カス子ネキは一般的な女の子に数えるべきではないし……ユリ姉キリ姉は一世代は上だし……

 近所にいる女はカジオーネキ(42歳)先生ネキ(38歳)だから塵屑ほども参考にならんし……ううむ……難題だ……」

 

等と言いながら頭を抱えうんうんと悩み始めるリン。普段の破天荒な言動とはまるで違う悩み頭を捻っている姿に、日向と文、店主であるナイトニキとそのシキガミロザリー、

そして気配を完全に消して変装し、一般客としてリンの周囲を監視していたカス子ネキと脳缶ニキは、その様子を微笑ましいものを見る顔で眺めるのであった。

 

 

 

その後、最終的に『悩むぐらいなら時間の許す限り全部行けばよいのだ!』と開き直ったリンは2人を連れて東京各地を巡り、

時に水族館や遊園地で歓声を上げ、時に目についた悪さをする悪魔をしばき、時にスイーツや料理に舌鼓を打ち、時に絡んできたダークサマナーを再起不能にし、時にリンが着せ替え人形にされたり2人にプレゼントを贈ったり、

時にメシア教過激派の陰謀を穏健派ごと叩き潰し、時に2人が共謀していたサプライズプレゼントにリンが目を輝かせるなどして大いに一日を楽しんだ。

――――――そして、日も落ちた頃。最後に東京駅へとやって来た3人であったが……

 

「ようやく見つけたわよ、葛葉ライドウ! 我が敬愛する父祖、アルカードの敵! 今こそ取らせてもらうわ!」

 

丸の内北口改札からリン達が踏み込んだ直後、周囲が異界化。人っ子一人いなくなり照明も落ちた空間に声が響き渡ったかと思えば、一人の少女が現れたのだ。

銀髪に赤い目、フリルのついたブラウスに裏地の赤い黒マントという、いかにもな吸血鬼のような恰好をした少女だ。

アナライズによれば【夜魔ヴァンパイア・Lv45】。腰のサーベルを抜くとリンに突き付け、「ミディア」と名乗った。

 

「……リンちゃん、知り合い?」

 

「いや全く。別にライドウの名は隠しておらんが、それでもあんなやつ知らんぞ。しかし言動から察するに『アルカード』なるものの子孫? なのか?

 ……ふむ、となると、先々代(十四代)ライドウの一件かもしれんな」

 

「……と、いいますと?」

 

日向の問いにリンは記憶をたどりながらもぽつぽつと語り始める。それはかつて十四代葛葉ライドウが活動を始めてすぐの事。

作品で言うならノベライズ『対死人驛使』で語られた一幕である。その作品において、ライドウは『アルカード』と名乗る吸血鬼と戦った。

単身で多くの悪魔を滅した先代、十三代ライドウですらついぞ滅ぼすことが叶わなかったほどの大悪魔であり、永世ライドウと謳われた十四代でも封じ込めるしかなかったほどの不死性を誇った。

もっとも、その直後にひょんなことから滅びるに至ったのだが……それはひとまずさておこう。

 

「それを父祖というならば、あいつはアルカードによって吸血鬼となった眷属。『親』が滅びてもなお生きているという事は、一個体の吸血鬼として存在を確立させられるほどの相手という事だろう。

 まあ、大方当代のライドウと名乗る私にリベンジでもしに来たのだろうが……頭の方は今一つと見える。実力差も考えず襲ってくるとはな」

 

侮蔑交じりのリンの視線にヴァンパイアは血色の薄い顔を朱に染めるが、すぐに咳払いをし、ぶわり、とマントをはためかせた。

 

「おほん。ま、物も知らない子供ならば仕方ないわね。確かに我が父祖アルカードはこの東京駅で滅びたわ。しかし、あの方ほどの存在が滅びたのならばいくばくかでも残滓が残る!

 私は何十年にもわたりそれを集め……この東京駅という場を利用することで、かつてのあの方をも超える力を手に入れたのよ! 見なさい!」

 

ヴァンパイアが懐から採り出したのは塵のようなものが収められた小瓶。それを掲げると、周囲に漂うMAGが小瓶に集まり、小瓶を経由してヴァンパイアへと注がれてゆく。

 

「リンちゃん、あの吸血鬼のレベルが……」

 

「ああ。恐らくは高位の吸血鬼のフォルマを媒介に、駅という環境に集まるMAGを増幅して取り込んでいるんだろう。文、日向、着替えて(・・・・)おけ。面倒だからさっさと片付ける。どういうわけか私達の他には誰もいないようだからな」

 

そう言い、二人が霊装を展開装着したのを確認し、リンは腰の瓢箪から【生き字引の筆】を取り出し、さらにCOMPを取り出し、操作する。召喚するのは今日連れてきている悪魔、【神獣タヌキのナマモノ】。

そしてリンはさらにもう一つのアプリを起動すると……【生き字引の筆】を持った右腕に、狸を象った手甲が装着される。これは知人であり悪魔変身能力の師でもある無惨ニキの開発したアプリ『シールフエッスル』。*17

相性のいい悪魔を一時的に魔晶化し、武器の形として召喚する機能を持つ。この魔晶化は通常高威力の一撃を放てる程度にしか持たないが、宿す悪魔カードを自力で魔晶化させる『オーバーソウル』技術を有するリンは、その効果時間を無理やり数分ほどに延長することを可能としていた。*18

タヌキのナマモノは『漫画を描く悪魔』。そして「書いた相手を書き記した字の存在として一時的に定義する」【生き字引の筆】で『描く』という行為を強化しながらリンが使うのは――――――

 

「【筆しらべ・光明】*19

 

「ひっ……光いぃぃぃぃぃっ!?」

 

リンが中空に筆で丸を書けば、その丸が太陽の如き光を放ち、照明の落ちた駅構内を真昼のように照らし出したのだ。当然吸血鬼であるヴァンパイアには身を焼く炎に等しい。

これはゲーム『大神』において使われる能力『筆しらべ』。それをリンなりに再現したものだ。

本来生き字引の筆は対象に字を書くことで効力を発揮するが、後に探求ネキにより改良され、中空に字を書くことで環境に作用させることも出来るようになっていた。*20

そこに『漫画(絵)を描く』能力を持つ悪魔を魔晶化したものを装備、相乗効果で能力を極限まで引き出し、そこに各種魔法を付加することで、リンはこの「筆しらべ」を実現するに至る。

 

「【筆しらべ・一閃】*21

 

リンは続けざまに小瓶にむけて横一線に線を引く。すると瞬時に小瓶が両断され、収められた吸血鬼の塵が露出。そのまま降り注ぐ陽光に焼かれ、今度こそ塵も残さず消滅してゆく。

陽光に焼かれ、媒介であるフォルマを失い、急速にパワーダウンしていくヴァンパイア。すかさずリンは筆を走らせ……今度はジグザグの直線、要するに雷マークを描いた。

 

「【筆しらべ・雷光】*22

 

瞬間、屋内であるにもかかわらず落ちた雷光はヴァンパイアを貫き……陽光が消え、『シールフエッスル』で魔晶化したタヌキのナマモノがCOMPに戻って行った時、その場にはリン達、そして黒焦げになった瀕死の吸血鬼が残るのみであった。

 

 

 

「本っ当にごめんなさい! どうか命だけは! 全裸土下座で足も舐めますし服従も誓いますからどうか命だけは!」

 

「いや、そこまでせんでもいいが。というかされても困るが」

 

少し後。吸血鬼特有の生命力で何とか一命をとりとめ、リンによって治療されたヴァンパイア。

その後にリンから敬愛していた(・・)『親』であるアルカードの死の真相を知らされ、自分の愚かさに恥じ入り全力で土下座を敢行していた。

アルカードの死の真相。それは、打倒したのがライドウではなく、ライドウの監査役である私立探偵、鳴海に殺されたというのが真相であった。

かつての戦いにおいて、黒幕に使役され敵対したアルカード。十四代の機転により全身金塗れにされ、その上で全方向から太陽光に近い波長の光を放つカーボンアーク灯で照らされ弱体化、拘束された。

最終的には欲をかき付着した金粉や金の欠片をつまようじ(白木の杭)でほじくり出そうとした鳴海のうっかりにより(心臓)につまようじが刺さり、滅びるに至ったのだという。*23

それを聞いて大いに愕然としたのはヴァンパイア。元々サイコメトリー能力を持つ人間であり、それを見込んだアルカードにより吸血鬼化。

元々持っていた才能により血を吸わずして己の存在を確立させるある種の天才であり、大悪魔アルカードの『子』であることを誇りに思っていた。

しかし、人間に使役され、策略によりやり込められたうえ、サマナーでもない一般人につまようじで殺される、そんな無様な死に様を晒したという話を聞き、

塵を収集する過程で朧げに読み取っていたその真相が肯定され、ヴァンパイア・ミディアのプライドは粉々に砕け散っていた。

 

「……ふむ、脱がんでもいいし土下座もしなくて構わんが、服従を誓うというならば良かろう。文、こいつは本当に人を殺しておらんのだな?」

 

「う、うん……少なくとも私にはそう霊視(見え)るよ。なんていうか、血の匂いというか、そう言うのが極端にしないの」

 

「確かに血の匂いはせんな。まあ、仮にそうしていたと言えどこれから殺らねばいい。レベル四十というならそこそこには使えよう。逆らえば殺す」

 

「し、しないわよ無辜の人を殺すなんて! 私はバキバキに折られたとはいえ誇り高き吸血鬼よ!

 ともあれ、殺されないならそれでいいわ……ほんとは何人かは殺してるけど、それも自衛のためで不可抗力よ。傷付けただけならもっといるけど……

 血だって催眠かけて一人からは献血程度にしか吸ってないから死人を出したことないのが自慢なんだから!

 それじゃあ改めて、私は【夜魔ヴァンパイア】、名をミディア。コンゴトモヨロシク……」

 

そう言いながらリンのCOMPに吸い込まれていくミディア。こうして、リンと文・日向のデートに端を発する激動の一日は終わりを迎えたのであった。

 

 

 

「……よし、着いたぞ」

 

「リンさん、ここは……代々木公園ですか? こちらに何が?」

 

「流石にまだ今に時期だと桜も咲いてないけど……」

 

あの後一度葦原荘に戻り夕食を済ませたリンは、文と日向を連れて代々木公園へと向かっていた。

桜の時期であれば見事な桜並木が見られる場所であったが、この時期はまだ桜は咲いておらず、いくらかつぼみを付けた桜が見える程度。

戸惑う日向と文を尻目に、リンは【生き字引の筆】を抜くとCOMPを起動。『シールフエッスル』を起動し、先程ミディアを相手にした時同様タヌキのナマモノを魔晶化して装着する。

 

「さっきは東京駅を観光してしめとするつもりだったがケチが付いたからな。せめてもの詫びだ――――――【筆しらべ・桜花花咲】*24

 

リンは花のない桜並木に向け、連続で丸を描く。すると見る間に花が咲き、周囲は辺り一面満開の桜で包まれた。

リンの『満開の桜』というイメージをベースに、〇印で【マーキング】を施し、それを起点としてMAGを流し込んで開花を促したのだ。

辺り一面の夜桜に歓声を上げる日向と文。それを見てリンは満足げに鼻を鳴らし、リンによる東京デート計画は大成功として幕を閉じたのである。

 

 

 

なお。デートのついでにリンに叩きのめされた方々の事後処理に警戒に当たっていた探求ネキと脳缶ニキ、カス子ネキを中心とした面々が大いに振り回されることとなったのだが、それは、リン達のあずかり知らぬことである。

 

どっとはらい。

 

 

*1
前話参照。錬金釜で闇鍋をやった結果生まれたブツ

*2
『勇者王ガオガイガーFINAL』で登場した敵の使うGストーンの派生品。感情に関わらず安定した高出力を誇るが出力の変動がなく特定波長のオーラを浴びると力を失う弱点がある

*3
Gストーンは一応再生産は可能だがコストが鬼のように高いし死ぬほど面倒臭い

*4
マイク・サウンダース13世。アメリカ産の勇者ロボで、ロックシンガーをモチーフとしたロボットに変形し攻防補助と万脳の働きを見せる

*5
ラウドGストーン同様『FINAL』で登場した新型ガオガイガー。先代はコア部分が異星文明の産物だったが、当機はコア部分も含めて地球さんのため安定性が高い次世代機

*6
ガオファイガーを構成するメカのコア部分を構成する機体

*7
割と類を見ないレベルでガチギレしてた

*8
ハムネキの事。探求ネキが加わるまでほぼソロでタルタロス攻略をしていた(本作での設定)為、一時期ペルソナ使いを見るとタルタロスに引っ張り込んだりしていた

*9
デッドマンズソード。全身に剣を装備したシルエットナイトで、原作では敵方の機体

*10
死者の剣のパイロット

*11
実はロボ部のネームドはオラシオニキのみ。ウェルニキ・先生ネキ・カジオーネキはホビー部所属

*12
『終末を約束された世界で心のままに生きていく「099:巌戸台の日常 一」』参照。ハムネキの友人であり黒札『銀鈴ネキ』の娘らしい。外見が「魔法先生ネギま!」の「明石裕奈」が成長したような姿

*13
レベル80台後半

*14
まだ修羅の領域に踏み込んでなかった頃にハムネキに連れられてタルタロスに行ったことがある

*15
なおノワールもそれに最後まで付き合った末翌日一番元気である

*16
『滅亡を防ぐ為、汝第七の竜を狩れ』に登場する黒札、ナイトニキの経営する喫茶店。霊能食材を使ったケーキがある

*17
『ファッション無惨様のごちゃサマライフ「見た目無惨様の何か色々開発記 半終末編」』より。COMP内に格納されている悪魔を武器型に変化させて召喚する

*18
タヌキ「結構きついんだけどねこれ」

*19
夜を昼にする技。アマテラスオオカミがモチーフとされる主人公アマテラスが最初から持っていた技

*20
パプワくんのSFC版ゲームでは原作での所有者である東北ミヤギが空中に字を書いて環境を変えていたらしい

*21
相手に線を引くことで斬撃する技

*22
雷を誘導する『迅雷』から派生する技。雷マークのサイズに比例した範囲に雷を落とす

*23
霊木を使ったものでもない本当にごく普通のつまようじと思われる

*24
ゲームにおいては枯れ木に花を咲かせる技




そんなわけで99話でした。ちょっと次回100話という節目で、ずっと書きたかった話があるので次回もようじょです。

■解説

・幼女ネキ
東京に来たついでに東京デートしてたようじょ。
前日まではノワール達と、今日は文と、と考えていたら日向が混じって来た。
嫁に対する気づかいは忘れないが、女の子の感性が良く分からないので日々悩んでいる。

・文&日向
人間のお嫁さんコンビ。ちょっとようじょからは過保護気味に扱われている。(人間なので)
実は文のワカモスーツは展開型デモニカに改良されたVer2.0に改造済、日向の霊装は展開型デモニカの技術を応用した瞬間装着が可能な仕様になっている。
お嫁さんとしては日向の方が後輩なので、そっち方面では文が日向に色々教えたりしている。

・ドカルトニキ
実はかなりの愛妻家で家族思いな人。娘の外見がユンボルのクレン、孫の外見がユンボルのペチカ。
遅くに授かった子なので娘が三十路後半ぐらい、孫が今10歳ぐらい。全員覚醒済み。

・筆しらべ
シールフエッスルで魔晶化したタヌキのナマモノを装備した上で、生き字引の筆を用いて使用する原作再現技。
光明はライトマ、一閃は斬撃系物理スキル、雷光はジオを用いた技。一応筆しらべは全種使えるようにはなっている。
実はビルドドライバーのニンニンコミックフォームでも似たようなことができる。

・ミディア
『ライドウ対死人驛使』に登場したアルカードの眷属。(無論オリジナル設定)
一応戦前から日本におり、東京近辺でライドウに復讐を誓いながら東京駅で散ったアルカードの残滓を収集していた。
その過程でアルカードが死んだ原因も何となく察してはいたけど、それでもライドウに復讐するために機を伺っていた……らライドウが自害させられ、復讐する相手をなくし途方に暮れる。
しかし最近になってDDSで「ライドウを襲名した奴がいる」と知り再起。
……したものの、宮城にいたので東京駅に相手が来るまで辛抱強く待ってたある種のおバカ。
結果ボコボコに叩きのめされた上で真相を改めて知らされ、アルカードが割としょーもない死に方をしたと理解してしまったことで心が折れ、ようじょに土下座して仲魔にしてもらった。

なおサイコメトリー能力を持ち、夕暮れぐらいの日光なら耐えられる吸血鬼としては上澄み層。
元々吸血せずに、血を吸われ転化してすぐに1個体の吸血鬼として『親離れ』をした天才で、どういうわけか人格的にも真っ当なので人に迷惑をかけるなんてとんでもない! と極力穏便に事を運ぶことを好む大分人畜無害な善人。
殺人も必要に迫られた自己防衛の為だけにしかしておらず(悪魔相手なら大分殺してはいるがこれも大体自己防衛)、血液自体も1人からは献血レベルの健康に支障のないレベルしか吸血してないのでその存在に気付かれてもいなかった。
それでもレベル45、割と殺す気でぶっ放したリンの『雷光』を受けて原型をとどめている程に生命力もしぶとい。

宮城においては「百鬼夜行」のリン直属の仲魔として認識されており、ポチやマシロ、赤兎馬にロボやブランカなどを先輩と仰いで可愛がられている。
外見は「式姫Project」の「薔薇姫」。
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