そしてちょっと禁断症状出てきたので掲示板パートも入れました。
やりたいことが、やりたいことが多い……!
【思い出を】京都沖海戦専用スレ【守れ】
1818:幼女
んー、あいつらなんか隠してるな。ヤヒロの言う所の『大いなる者』が欠片も姿が見えん
1819:カス子
あ、やっぱそうなん? まー確かに強いっちゃ強いけどウチらに取っちゃ雑魚の集まりっつーか
1820:探求者
そうですねえ。こう、うまいこと隠してはいるようですが、異界の中に何かがいるようですね
移動型……あるいは、その『大いなる者』自体が異界を生み出して隠れているような印象です
1821:カズフサ
それと、どうもあいつらの連れてる雑魚天使、そこから取り出してるみたいだ
数が減らないからおかしいなぁと思ってはいたが……
1822:美大生
あ、そっかぁ。だから種類でちょっと違うぐらいで似たり寄ったりの味なのかな。まあ沢山いるから食べではあっていいよね!
幼女ネキに借りた処理マシーンも好調に稼働してるよ!
[動画]
(ガーデン粉砕機のようなものに羽をもいだ後の天使を突っ込むと下の方からいくばくかのマッカになって出てくる動画)
1823:田舎ニキ
なぁにこれぇ(しろめ
1824:無惨
ふむ……構造的にはただの粉砕機のように見えるな。ただ突っ込んだ天使がマッカになっている、となると……
ああ、なるほど。この粉砕機、ブレード部分に【もうかりマッカ】*1を付与してあるのか?
1825:幼女
お! 流石無惨ニキ、理解が早いな! ラウズマカジャリバーの効果に目を付けて、これで悪魔を粉砕することでダイレクトにマッカを生み出す【デビルシュレッダー】だ!
面白そうだと思って作ったは良いけど使い道に困ってな。そもそも悪魔は死んだらフォルマが残る程度だし、シュレッダーにかけるより売った方が金になるし……
まあこういう場のゴミ処理に使ったりするのにはちょうどいいんだがなー。生かしたままぶち込むぐらいならぶっ殺してフォルマ売り飛ばした方が面倒が少ない
1826:脳缶
制作には僕らも協力したよ! 効率は悪いけど面白いからヨシ!*2
1827:カス子
幼女ネキと遊んでるとトンチキアイテムのアイディアもりもり湧くから面白いんだよなあ
1828:魔王
この3人ほっとくと加算じゃなくて乗算的に被害広がってそう……
1829:田舎ニキ
うん、それ大当たりなんだよね……*3
1830:琉球
まるでオーズのコンボみたいだなぁ……3つ揃う事で効果が累乗するっていうか
1831:人魚
まあいつもほど周りに被害もないし良いんじゃないですか?
それでもあんまりやりすぎて周りに迷惑かけちゃっダメですよ三人共
1832:幼女
はーい
1833:脳缶
はーい
1834:カス子
はーい
1835:破魔
幼女ネキもですが、人魚ネキの言う事は素直に聞くんですね?
1836:無惨
まあ、人魚ネキは幼女ネキの姉貴分というか、幼女ネキ自身恩義のある相手の話はきちんと聞くからね
それはそれとして無理やり押さえつけると反発してくるが、きちんと筋道立てて説明すれば理解はするよ
1837:旅人
理解はした上でそれはそれとして気に入らねえ! ぶっとばす! は十分にあり得るけどね*4
1838:カス子
え? 幼女ネキの姉貴分ってあたしじゃない? いっつもつるんでるし
1839:田舎ニキ
カス子ネキはお姉ちゃんって言うか近所のクソガキっていうか……*5
1840:はなこニキ
人魚ネキと幼女ネキ達は、年の離れた落ち着いた姉と台風の様な妹、カス子ネキと脳缶ニキがいつもつるんでる近所のクソガキ共、という印象かのう
1841:脳缶
ぬかしおる。まあ事実だけど
1842:カス子
ひどくない? 全く否定はできねーけどな!
1843:お弁当
あんたらなんであんな大暴れしながらこんなトークできてるんだ!?*6
1844:探求者
まあ……雑魚ですし?
1845:幼女
修羅勢ならこのぐらいはできて一人前だぞ*7
1846:脳缶
深層でやってると死ぬけどここぐらいなら掲示板やりながらでもないと退屈だよね*8
1847:カス子
マルチタスクとか基本よ基本*9
1848:人魚
まあ、息抜きもほどほどにしましょうね
1849:幼女
だな。一応連中にも隠し玉はあるようだし。いくぞー!
1850:脳缶
おー!
1851:カス子
あいよー
1852:はなこニキ
やっぱ姉と妹と近所の悪ガキじゃのう……
1853:黒死
配信でも暇があると無限に馬鹿やってるからなあこいつら
1854:カズフサ
その馬鹿の範囲が割とシャレにならないからほんと大変なんだけどね……
お弁当ニキ、田舎ニキ、多分地理的に君たちが最終防衛線だからマジ頑張ってね?*10
多分人魚ネキがやめようねって言えば止まるけど
1855:田舎ニキ
い、胃が痛い……
1856:お弁当
恨むぞセツニキ……
ずどん。そんな音が無数に重なり、海上に響く。リンが放った【ぷくぷくの術】*11が炸裂した音だ。
あれからリンは手を変え品を変え、お気に入りのおもちゃを振るって存分に大暴れしていた。そこに並走してくる金色の巨馬、そして仁王の如き大巨漢。はなこニキと、彼の知己である黒札バラゴニキより借り受けた魔導馬、ゴウテンだ。
馬上という不安定な場所ながら、その剛腕を振るい当たるを幸い敵を蹴散らし呵呵大笑する。
「派手にやっておるのう幼女ネキ! まさに水を得た魚じゃな!」
「セリリや人魚ネキと違って純戦闘用のビルドで作ってもらったからな! ショタおじに! 元々泳げんかったのでイズナの前で見栄を張るためにショタおじに作らせたやつだったが、まあ色々使ってて楽しいんだよな!」
「そんな理由で作らせとったんか……おっと幼女ネキ、後ろじゃ!」
言うなり、はなこニキが電光を纏った拳を振るい、リンを背後から攻撃しようとした天使を吹き飛ばす。
それをリンは興味深げに眺め、真似をするようにシャドーボクシングをし始めた。
「それがはなこニキお得意の魔法拳か。私も魔法と近接を交えた技は使うが、それはそれで楽しそうだなー。しかし、はなこニキの外見で雷パンチというのもこう、不思議な感じがするな」
「この【
彼ら。それははなこニキの外見の元ネタ、極道・砕涛華虎の登場する漫画、『忍者と極道』に登場する砕涛華虎と因縁のある忍者、覇世川左虎と邪樹右龍の事である。
作中において『呪血の忍者兄弟』と呼ばれる2人は、左虎が氷を、右龍が雷を扱い、兄弟による合体技も存在する。
「ほほう、一応私もどっちの技も使えるぞ! ……という事は、はなこニキも氷と雷を使えるのだな?」
「む? まあ、そうじゃが」
「私も一つ技を見せよう。
言葉と同時、リンの髪がざわめき、鞭のように振るわれ、空を切る。リンのいくつかある特技の1つ、変化スキルを応用した髪の操作術だ。
細く、しかし強靭なそれが振るわれるたび、空気がその温度を下げ、きらきらと輝き始める。氷結系魔法を込めた髪を振り回すことにより空気が極低温になり、空気中の水分が凍り始めているのだ。
天使達はその行動に警戒し下がり始めるが、煌めく氷霧が彼らを覆う方が早い。はなこニキはリンが何を求めているのかを察すると、両手を抜き手の形にして胸の前に揃え、魔法拳の要領で電撃系魔法を全力でスパークさせる。
「暗刃・双輪――――――」
「――――――〝氷帝雷公来駕〟!!」*12
戦場に散る水飛沫、そしてリンが散らした微細な氷の粒を触媒にして、はなこニキの電撃が一気に広がり、氷霧の範囲内にいた天使たちが一瞬で黒焦げになり、水面に落ちる事すら許されずにMAGへと還る。これがリンとはなこニキの連携技、『暗刃・双輪〝氷帝雷公来駕〟』である。
「ふはははは! やはりMAP兵器は爽快だな! さて、では私は他所へ行くぞ! はなこニキ、大いに楽しんでくれよ!」
「幼女ネキもあまり無理をするのではないぞ!」
仲間との連携で放たれた原作再現技に、リンも満足げに笑い、そして次の獲物を探しにその場を離れてゆく。
戦いは、中盤を迎えようとしていた。
「ノッブ!」
「てらほくん、取り舵いっぱいッスよー」
「じょうじょう」
「あ、ぼちぼち弾切れだっぺな。そういう時はここのボタンを押して……」
リンがご機嫌で大暴れをしている中、『浜風』の近辺では、リン達黒札以外も激戦を繰り広げていた。
上空では『メガネウラメモリ』によりオニヤンマ型テラフォーマーへと変異したてらほくん、そして頭にと胴体にハーネスで固定されているちびノブとナマズオのスリーマンセルによる部隊が高速で飛び回りながらも天使に攻撃を加えている。
オニヤンマの特性を持つてらほくんが戦闘機もかくやという速度で飛び回り、ナマズオとちびノブがそれぞれ手に持ったガイア銃を用いて射撃。またてらほくんはその屈強な肉体で天使をバラバラに解体するなどし、レベルでこそ劣るが、息の合った連携で天使たちを次々と撃破していた。
そして射撃を繰り返せば当然弾切れになる。そこでナマズオはマガジンにある謎のボタンに触れると、即座に弾丸が再装填。射撃を開始する。
これは呉支部開発の『フォルマ弾倉』と異なる方向での即時リロードを、とリンが考案したもの。マーキングを施したマガジンと孔雀明王などの母艦に積んでいる装填済みのマガジンを【飛雷神の術】により入れ替える事でリロードを行う、というものだ。
MAGを用いて弾丸を生み出すフォルマ弾倉と違って物理的に弾を用意しておく必要があるが、転送に必要なMAGは母艦持ちであり、使用者のMAGを消耗することがない。
なお、この技術を悪用し起爆札を連鎖召喚し無限爆破するようにしたものが、イズナが開発し中華戦線で使用された【互乗起爆札の術】である。
そしててらほくんの活動限界が来ると、周囲の仲間達に後を任せ、オニヤンマ型てらほくんは『浜風』へと戻ってゆくのだった。
「てらほくん着艦ッスよー! MAG補給開始ッス! 補給が終わり次第順次再出撃するッス!」
『負傷者は逐次報告と治療!! 幼女ネキや破魔ネキからはお前たちの負傷やその治癒のデータも欲しいと言われている! 簡易シキガミ達とは言え貴重な戦力、捨て身は控えろよ!』
そしててらほくんが『浜風』に着艦すると、周囲にいたプリニーなどの他の簡易シキガミ達によりさながらピットインの如く装備を外され、ナマズオとちびノブが離れた後変身を解除するてらほくん。
海戦型『防人』に搭乗した琉球ニキの声にサムズアップで応えると、このチームは甲板でバーベキューをしているデビルマン軍団の側にある【デビルシュレッダー】付きの簡易シキガミ達から数枚のマッカを受け取ると、そのまま【浜風】艦内へと入って行く。
そこには数基の自販機とベンチが用意された空間で、その中では今回参加した黒札たちが持ち寄った簡易シキガミがマッカで自販機から食べ物を購入し休憩したり、隅の方ではスパルトイの簡易メンテナンスなども行われている。
ここは『浜風』格納庫の一角に急遽設置された簡易シキガミ用の休憩所。戦闘で消耗した者達がデビルマン軍団のBBQ大会の副産物*13から排出されるマッカを用いてガイア連合製自販機を用い、思い思いの霊的食材やアイテムなどで心身を回復させているのだ。
しかしその中に、明らかに場違いな存在が1人。黒髪の長髪をなびかせ、もっきゅもっきゅと傍らに山と積んだ自販機で買ったと思しき霊的食材料理を食べている小学生ほどの少女。
そう、我らが幼女ネキことナマズオ達宮城系簡易シキガミのボス、リンである。ご主人様だ! とノブノブ騒ぐちびノブをよそに、思わずかぶりを振るナマズオとてらほくん。
「何やってるっぺな、リン様……?」
「小腹が空いたから……休憩所の様子も見ておきたかったしな。たまにはこういうジャンクなものも食べたくなるのだ」
「
「視察ついでの休憩だ、気にせず休め。特にてらほくん系はメモリ使うとごっそり保有MAG持ってかれるからな、たんと食え」
どこまでも自由な自分の主人に思わず天を仰ぐ宮城組。周囲の姫路組や沖縄組からは同情的な視線を感じる。
少しして山のように積んであった料理を片付けると、「まだまだ戦いは続く、みんな励めよ!」と声をかけてリンは立ち去って行った。
「……心中、お察しするッスよ。宮城組はほんと大変ッスね……」
「まあ、こういう場も作ってくれてオイラ達の事もまあまあ気遣ってくれる、頼れる親分ではあるっぺよ……」
「|じょじょじじじじじじ……《でもたまにリン様に作られたことを後悔する時はあるよな……》」
プリニーの1体にそう言われ、何とも複雑な顔でため息を吐く、ナマズオとてらほくんなのであった。
休憩を終えたリンがマーメイド姿で飛び出せば、そこには天使達を相手に縦横無尽に暴れまわるヤヒロ。
海中からジョーズの如く飛び上がり天使達を一飲みにし、それを警戒して高度を上げれば、孔雀明王や探求ネキの飛空艇からの砲火で頭を抑えられている。
当然上下だけに気を配っていれば、海上を滑るように駆けるお弁当ニキと北上、キノネキとエミール、そして琉球ニキの『防人』が容赦なく打ち据えていく。
「派手にやっているな!
『幼女ネキか! パワー・ドミニオンクラスの割合が増えてきたが……まだ対処できる限りだ! 上空は幼女ネキのキャナルちゃんと探求ネキ達が抑えてくれてるからな!』
そう通信で応えるのは『防人』を駆る琉球ニキだ。現状唯一のロボ戦力であり、『浜風』からの支援砲撃、ルカからの支援、その巨体から繰り出される大火力、そして海上・海中戦向けの機体という特性を生かし、ヤヒロとも即席の連携を行うなど縦横無尽に大暴れしている。
「琉球ニキも楽しそうで何よりだ! やはりロボはいい……私もそろそろ暴れたいが、まだまだ使いたいおもちゃは多いからな!」
『ガオファイガーはまだ合体のプログラム関係が進捗七割ってとこらしいぞ。ま、もう少し我慢するんだな』
「そうだな。あ、そうそう。『浜風』内の仮設休憩所はうまく回っているようだぞ。補給物資購入用のマッカが唸るほど手に入る現状だからこその潤沢な補給とは言えるだろうが。
簡易シキガミ達の多くは自律思考が可能だ、だったら補給や回復も各自でやらせておけば手間も減る。ある程度まとまったスペースはいるがな。
ま、最近はナマズオやてらほくんの生産マシーンも開発中だ、必要ならバンバン注文してくれ! 今度沖縄にお邪魔することになるしな!」
そう言ってリンが送って来た動画には、人形焼きの型の様な金属製の型にゲル状の何かが注ぎ込まれ、蒸気が噴き出し型が開くと中に入っていたてらほくんが起き上がり去ってゆく……という動画であった。
『……何これ』
「カジオーネキ協力の元開発中の簡易シキガミ生産マシーンだぞ! 信仰排泄ゼリーの応用でゲル状にしたMAGを注ぎ、シキガミコアと型に刻んだ術式を焼き付けて完成させる方式だ。
作り方そのものは以前と大差ないが、手作業で成形していたのを型を使うことでおおよそ以前の2/3のコストで生産できるようになったんだ! えっへん」
『そっかぁ……』
何でこの子はいちいちトンチキな作り方で物を作ろうとするんだろう……と琉球ニキはちょっと遠い目をしたが、自分もまたそのお世話になっているので何も言わないことにした。
「あ、そうそう。今回必要経費は全部私持ちだからな、休憩所、必要ならそのままにしとくぞ。あと弾の節約も不要だ! 補給が欲しければバンバン転送するから遠慮せずぶっぱなすといい!」
『ほんと至れり尽くせりだなあ今回!』
半ばヤケクソ気味にそう叫ぶと、琉球ニキはこの何とも言えない空気を日頃の恨みと共に天使にぶつけるべく、『防人』を駆り、蹴散らしていった。
同時刻。上空の飛空艇では、マリッサ達四人娘が必死に天使を迎撃していた。ハムネキと探求ネキにより万全の警護体制が敷かれているとはいえ、下限がプリンシパリティクラスという環境は、パワーレベリングには良いだろうが、心臓には大変よくない。
周りを飛び回る黒札たちの大暴れも配慮はされているとはいえ、ともすれば神話体系1つ壊滅させて余りあるだろう戦力の大暴れもまた、非常に心臓によろしくない。
「ったく、格上が下限でしかも雑魚とか笑えないぜ……」
「その上パワーやドミニオンの割合も増えてきましたしね……倒すたびに力になっている感じはしますけど」
「守ってもらえてるから大丈夫だとは思うんだけど、まあ心臓には良くないよね、うん」
「まあ、この大軍勢の中から倒せそうなやつを見繕う事で相手の実力を見抜く観察眼を養う事も出来るし、良い事で御座らんか?」
「おお、二代はよく分かっているな。まあ大半は周りに吸われようが、頑張ればレベル30も夢ではないぞ?」
マリッサ・ペリーヌ・裕奈がぼやけば、二代がキラキラと輝いて見えそうなほどに活き活きした顔で言う。
余りにも人生を楽しんでいるだろう二代に『お前な……』的な視線を注いでいると、4人の誰でもない声が二代を肯定する。そちらを見れば、下半身が魚になった小学生ほどの少女。そう、我らが幼女ネキである。
「一応主催者として様子を見に来たぞ! まあハムネキや探求ネキの嫁だし弟子だし万一も無かろうが、お前らになんかあるとイズナらも悲しむし、文や日向もお前らの事は気にかけてたからな。それで、大事無いか? 支援が欲しければキャナルに言えばなんとでもしてくれよう」
「いやぁ、周囲全てが下手すれば死ぬ格上というのもまた得難い経験で御座る。招待してくれた幼女ネキ殿には感謝しかないで御座るな!」
側にいるだけで気圧されるような存在感を放ちつつ言うリンと、がっしりと握手を交わし合う二代。
だめだこいつら強さが違うだけで人としての方向性が似通ってる。三人同時に同じことを考えツッコミを入れようとしたところに、入って来るのは仙女のような姿の女性。探求ネキだ。
「幼女ネキ、意気投合するのは良いですけど連れて行くのはやめてくださいね。前にミチルさんから聞きましたけど、悪路王異界に連れ込まれたミチルさん達みたいなことになりますから」
「いやぁあれに関しては私も汗顔の至りというやつなのだがな。でもまあ一応スカアハもいるし万全の蘇生態勢は整えてたんだぞ?」
「低レベルだとロストの危険性もありますからね。蓬莱島に来た時は大分マシになってましたけど、あの子基本的に自分に出来ることは死ぬほど頑張ればみんなも出来る、みたいな所ありますし」
「なまじアズサという自分に匹敵する才覚の持ち主がいるからその辺の感覚ちょっとバグってるんだよなあいつ。ミチル達は変に遠慮するから護身用の装備もあんま受け取ってくれないし」
「……ミチルちゃん達以前死ぬような目にあいながらパワーレベリングしたって言ってたけど、具体的に何してたの……?」
以前イズナ一行が蓬莱島に来た時に話をしたことを思い出しつつ裕奈が言うと、リンは小首を傾げ、暫し思案した後に口を開く。
「……レベル一桁で推奨30弱ぐらいの猛特訓に叩き込まれた? らしい? 私は現場見てないから良く知らんが、一応万全の回復・蘇生態勢は整えてたんだぞ?」
「ぞれ地獄って言わないかなぁ!?」
「地獄への道は善意で舗装されているという奴だな……一応悪意ゼロで、回復・蘇生を万全にしてくれるから死ぬような目に合ってうっかり死んでも大丈夫ですよ! とか言うてたが。まあ、探求ネキの言うようにあいつ基本的にちょっと認識ズレてるからなー、大分マシにはなったが」
あの娘にしてこの親ありか、と二代以外の3人がかぶりを振っていると、リンは探求ネキが持っていた重機関銃のような武器に目を付ける。どこか生物的な光沢をもつ素材のそれは、リンからすると非常に見覚えのあるものだったからだ。
「お、それはもしかしてヘビィボウガンか!? そうかモンハン階層とかあるしモンハンの再現武器もあるよな……私もいくつか欲しいなあ、後で作りに行こう!」
「幼女ネキは何派なんです?」
「使ってて楽しいのはチャアクとスラアクと操虫棍。太刀も齧ったが。やりこんだのはライズだったな」
「ああ、幼女ネキが好きそうな感じですねえ……まあ、暇なときに来てください。幼女ネキなら一人でも大丈夫でしょうし」
「うむ、いずれ行くぞ! さて、では私も面白いものを見せねばな……これだ!」
そう言ってリンが取り出したのは二本の刀。反りのない直刀で、片方の鍔が星型、もう片方が楕円形をしており、その鍔の中央部にそれぞれ『雷』『風』という文字の入った水晶玉のようなものが填まっている。
「『YAIBA』の雷神剣と風神剣ですか。*14相変わらず渋いチョイスをしてますね……」
「まあ刀部分はリンクニキとヘパイストス製だし玉部分の制作には先生ネキの協力を得たが。ざっくり言うとエンジンブレードの亜種*15だな」
「なるほど……おや、話の途中ですが
そう言って探求ネキが示す先には、リンと探求ネキが集まっているとみて群がってきたであろう無数の天使。
リンはそれを見て丁度いい獲物が来た、とばかりに獰猛に笑うと、半身に雷、半身に風を纏い、猛然と群れに吶喊していくのであった。
そんなわけで109話でした。ガイファイガー登場ならず……!
皆に順当に出番を出してからになるので多分次回で出るかがちょっと旗色怪しい。
でもみんなの反応考えながらようじょと絡ませるの楽しいんだ……楽しいので好き放題します。
□解説
・幼女ネキ
相も変わらず好き放題してるようじょ。色々作るのも好きだけど、欲しいものを手に入れるためなら他人に依頼したりも普通にする。
先生ネキはちょっと耳元で囁くとすぐいう事聞いてくれるからちょろいなー、と思っている。(キチンとマッカを払いはする)
好きなモンスはイヤンクック。
・はなこニキ
左虎・右龍兄弟オマージュの技が使えると聞いたので今回の合体技に動員。
将来的にようじょの息子の方の左虎・右龍兄弟と打ち合いしてそう。
・四人娘
概ねようじょの言動にドン引きしている子達。(約1名除く)
二代はようじょとすげー気が合うと思うんですよね、方向性的にw
これからもちょくちょくイズナに振り回されることになるでしょう。みちぅと仲よさそうな気がする。
・探求ネキ
感想でヘビィボウガン使ってた、と聞いたので持たせてみる。
まともにやりこんだモンハンがライズぐらいなので他作品の武器がいまいちわからねえぜ!
・琉球ニキ
今回の黒札の中で比較的真っ当な方の黒札。多分ロボに乗ってるんだろうな……と思い載せてみる。
嫁(浜風)の腹の中(格納庫)に変な施設設置したけど役には立つから……多分……!
・デビルシュレッダー
だいたいでかいガーデン粉砕機みたいな感じのやつ。ぶちこむのは悪魔だけど。
とりあえず悪魔とかMAG含有している物質をぶち込むと自動でマッカにしてくれる凄い奴です。効率は悪いけど。
普通に稼げる黒札なら普通に稼いだ方が早い。
・休憩所
ようじょ考案の簡易シキガミの補給場所として設置されたスペース。マッカでガイア連合製霊的食材や料理を買って各自で食べる感じの場所。装備やシキガミ・スパルトイらの整備場所併設。
一応自我のある各種簡易シキガミ達の事もまあまあ気遣うのがようじょ。
・雷神剣・風神剣
YAIBAのあれ。コンセプト的には多分シュラウドマグナムとかエンジンブレードとかのメモリガジェットの親戚。
闘神の剣もいずれ作る、予定。