なんか京都編がほとんど小説だけだった反動かやたら早く仕上がりますねぇ……掲示板パート描くのやっぱ楽しい。
【そろそろ】新入りの転生者のお話を聞くスレ 89【打ち止め?】
289:名無しの転生者
そろそろ新規の黒札もいなくなってきた頃かね? ショタおじ曰く半終末ごろには*1もう新たに黒札は産まれてないらしいが
290:名無しの転生者
あー、でもスレに書き込んでは来ないけど加わってるやつらはぼちぼちいるみたいよ? 大体未覚醒で引きこもってる連中みたいだけど
291:名無しの転生者
そういえばようじょと愉快な仲間達がこないだ転生者救出したって聞いたな
結構な大立ち回りだったらしい。幼女ネキのチャンネルに動画上がってたぞ*2
292:名無しの転生者
あーあれな。大分派手にやってたな……ようじょはなんかガオファイガーに乗ってるしさ
293:名無しの転生者
次元が違うよな……俺らもぼちぼち本腰入れてレベル上げせんとなあ
294:バハ
えーと……新入りはこのスレに顔を出すといいぞって幼女ネキに言われたんですが……あ、私の話してる
295:名無しの転生者
おお、噂をすれば?
296:名無しの転生者
バハ? ニキなんだかネキなんだか分からんけど、とりあえず自己紹介からお願いできる?
297:バハ
えーと、24歳女、覚醒したのは三年ぐらい前になるんですかね……? まあ、ここ3年ぐらいメシア教に捕まってて意識もなかったのであんまり実感はないんですが
298:名無しの転生者
ワオ、中々ハードな経歴……そうかさっき幼女ネキが救出したって言ってたもんな
299:バハ
はい。でまあ、レベル89、神獣バハムートのデビルシフター、ってことになるんですかね?
まだちょっと悪魔変身するのは怖くてまだ数回ぐらいしか変身できてないし、戦うのもやったことないんですけど
300:名無しの転生者
はちじゅうきゅう!? え、そんな高レベルなのに戦闘経験ないんです!?
301:名無しの転生者
あー、でも、京都沖海戦で殴り合ってたバハムートの本体がこの人って事なら納得はできるか?
修羅の中の修羅みたいな奴らとガチンコ出来るんなら100あってもおかしくないし、何より動画を見るに本能的に動いてたようだから意識はトんでたんだろう
いやほんと大変だったね……そうか、だから「バハ」なのか。バハムートネキってことなんね
302:バハ
そうらしいです。ほんとリンちゃ……幼女ネキにはよくしてもらってます
この後ももう少しこっちで色々やりながらシキガミ?を作ってもらって、その後宮城に行くことになってるんです
まあガイアニの方でお仕事させてもらうんで山梨にはちょくちょく戻って来るとは思いますけど
昔一緒にお仕事させてもらったガイアニに今所属することになるとは思わなかったなぁ……前の事務所とはちょっと折り合いがつかなくてやめちゃったから渡りに船ではあったけど
まさか傷心旅行で海外行ったらカルト教団に捕まって実験体にされるとかゲームみたいなことをリアルで体験するとは思わなかった……
303:名無しの転生者
あー、そっか3年間とっ捕まってたってんなら仕事なんかも……いや待て、三年前、ガイアニ関係、事務所と揉めた……?
あの、もしかして声優さんです……?
304:バハ
まあ、ガイアニさんとお仕事って言うと大体そんな感じですもんね、分かっちゃいます……?
305:名無しの転生者
うん……というかまあ、だいたい誰なのかも検討ついちゃった……まあリテラシーの観点から明言はしないけど!
個人的な意見だけど、生きててくれてめっちゃ嬉しい! ファンなんで! これからも頑張ってください!
306:名無しの転生者
なるほどあの人か……ほんとメシア教はよぉ……!
でもほんと無事……じゃないんだろうけど元気みたいで何よりだな。ガイアニならかなりホワイトだし、融通も効くし、何より幼女ネキ関係者なら万事問題はあるめえ、幼女ネキ関連で問題ある連中ってだいたい幼女ネキの巻き藁かナマモノネキだしな
嫁にも友達にも子供にも親戚にも、手厚すぎる位に支援してるしバハネキも遠慮なくお世話になると良いよ
大人が小学生に世話になることに抵抗はあると思うけど、幼女ネキなりにバハネキを心配はしてるんだと思う
ただでさえ家族関係で色々あった子らしいから、身内に何かあるっていうのがトラウマになっててもおかしくないしな*3
307:名無しの転生者
あの子はな……基本苛烈で筋が通らん事には躊躇なく噛みつく猛獣で敬遠されてることもあるけど、あの子はあの子なりに自分に出来る事を精一杯やってんだよな
だからあの子のためにも大人しく支援されてくれ。あの子の側にいる事が出来るレベルの黒札っていうんも貴重なんだよね
308:名無しの転生者
基本一緒に住んでるの嫁とかだし、最寄りが確か神事担当で忙しい奴*4だったはずだし、保護者のレン子ニキとは大分離れてる*5からな、トラポートはあるにせよ
自宅は幼女ネキの近所に住むの? 確かホビー部のやつが住んでたよな、近所に*6
309:バハ
えーっと……その、幼女ネキのお家に住ませてもらう事になってます。色々ありまして……
責任は取ってくれるそうなので……
310:名無しの転生者
あっ(察し
まあ、詳しくは聞かんけど、うん
311:名無しの転生者
そっかぁ……うん……その、カラダニキヲツケテネ……*7
312:名無しの転生者
まあ、あの人だっていうなら幼女ネキの好みど真ん中だもんな……*8
俺はあんたがまた仕事してくれるってだけで嬉しいからいいけど。なんか言ってくる馬鹿が居たら迷いなく幼女ネキに言うんだよ?
実は俺宮城の人間なんだけどさ、宮城のニキネキからすると末の妹みたいなもんなんだわ、あの子
上のやつも言ってるが、言動ですっげー好き嫌いは分かれる子だけど、色々あったらしいからさ。あんま心配かけたくねえんだよな
俺らみたいな木っ端覚醒者でも『頑張ってるしすごいと思ってるぞ』なんて言ってくれる子だし
313:名無しの転生者
まー、基本努力を是とし怠惰を嫌うタイプだしなあの子。それに身内にはすっげー愛情深いとこあるし、いろいろしてくれるのも愛情表現と思えばいいんじゃねーかな
多分、自分に出来る事で精いっぱい愛情を示したいと思ってるからこそあれこれやってくれるんだと思うんよ
色々世話になりすぎて申し訳ないと思うだろうけど、あの子の精神安定ためにも大人しく支援されてやってくれ
314:バハ
はい。その辺りは痛いほど知ってます。レベルも近いですし、私の方が年上だし、並び立てるようにならないといけないですね! 頑張ります!
シキガミ、でしたっけ、一応もうリクエストは出してるので楽しみですね! 色々特殊な背景もあるので優先してもらえるみたいですし!
315:名無しの転生者
最初の1人は魂の保護とかそう言う必要もあって必ずくれるからな。どんな感じにしたん?
316:バハ
アズールレーンの不知火改ですね
嫁シキガミ、というのはよく分からないですけど、私自身が水上・水中戦の適性が高いタイプだそうなので、水上での戦いが得意そうな艦娘かKAN-SENかなぁ、って
あの看板娘みたいな感じが前々から可愛いなぁって。着物にエプロンいいですよね! お世話能力とか家事能力もつけてもらいました
自炊も家事も出来ますけど、幼女ネキのお宅でお世話になるのに自分だけぐうたらしてられませんし
317:名無しの転生者
なるほどな、いいんじゃね? あ、原作そのままの言動や性格になるとは限らないからそこんとこ気を付けてな
シキガミはあくまで似て非なるものであって、そのキャラそのものではないし、シキガミ自身の情緒や人格が育ってくると割とそう言う事あるから
318:バハ
あ、それは分かってます。アイリスさんとかキャナルさんとか、原作と結構違いますもんね*9
それにシキガミにだって意思があり自我があるんなら、その子自身を大事にして上げないといけませんよね
319:名無しの転生者
そゆこと。あんまりないけど、その辺の認識のずれでシキガミの自我が崩壊したって例もあるしな
320:名無しの転生者
そういや、ネキは神獣バハムートなんだっけ? 配信見てた感じでっかい魚みたいな感じだったけど、今悪魔変身してもあんな感じなん?
321:バハ
あ、なんかちょっと違うんですよね。普通に変身するとこんな感じです。上手く表示されるかな?
[画像]
(青い鯨の様なモンスターの画像)
322:名無しの転生者
ポケモンのカイオーガやんけ!?
323:名無しの転生者
なるほど、確かにでっかい魚っつーか鯨っつーか
配信の奴は暴走形態みたいな感じだったんかね
324:バハ
みたいです。この姿自体4mちょっとぐらいなので*10大分小さくなってはいるんですが……まあそれでも大きくて
普段は人間体で戦うことになりそうですね。幼女ネキにオーバーソウルを教わってるんで、それを覚えられたらもっとやりやすくなるかな?
325:名無しの転生者
幼女ネキも似たようなこと言ってオーバーソウル開発してたからな、いいのかもしれんね
感性一般人だから殴ったりとかは大変かもしれんけど、ぶっちゃけ出来なきゃ前線に立つなんて無理だから頑張ってな
どうしても無理なら無理で、その選択を幼女ネキも否定はせんと思うよ。戦えないからって別に軽蔑はせんからねあの子
出来る努力をやらねえ奴とか、そう言うのが我慢ならないタイプだし
326:名無しの転生者
俺幼女ネキが覚醒修行に乱入してきてぶん殴られて覚醒したなあ
覚醒してわかる「あの幼女は一応手加減はしてくれてた」感……
327:名無しの転生者
未覚醒だからと見下したりはしてこないけど、ダラダラぬるい覚醒修行やってるようなのとか、霊的食材のドカ食いで覚醒しよう! とかやってるやつは容赦なく殴るよなあの子
痛いとか苦しいのは嫌だけど、この終末も迫ってるらしい状況で焦りを覚えないのはいかがなもんかと俺も思う
328:バハ
なんかその……すいません、幼女ネキが……
329:名無しの転生者
あーいいのよ別にその辺は。ダラダラやってるやつが悪い。その気持ちを否定はせんけど、今のご時世焦りを覚えないのは甘えすぎっつーか
あいつらだって覚醒できたんだから丸儲けだろうよ、たった1でもレベルがあれば世界はかなり広がるし、シキガミ電池やってるだけでも未覚醒よりは連合に貢献はしてる
330:名無しの転生者
働かざるもの食うべからずってな。それ言ったら幼女ネキ自身が常に最前線突っ走ってるし、幼女ネキにはそれを言う理由があんのよ
やり方が派手で過激なのは否定はせんけどな……ただ、理由もなく拳を振るう事は絶対にないとだけは断言できるよ
あの子が誰かをぶん殴る時は、そこに必ず理由があるからな。
……俺達に理解できるかはさておくけど
331:名無しの転生者
あ、そうそう。バハネキ、ナマモノネキっていうブルアカの姫木メル似の黒札には気を付けてな、あいつ無許可でナマモノエロ同人描くことに定評があるから
バハネキっていう最高の素材を見て何もしないというのは考えにくい
332:名無しの転生者
ま、あのようじょが身内でやられて報復しないなんてありえんけどな
幾度となく報復されてんのに一切懲りる事がないあのガッツだけは評価したい
333:名無しの転生者
エロ同人描かない時は幼女ネキもまあ容認することもあるぐらい漫画の腕はガチなんだけどなぁ……
334:バハ
……いや、無許可は不味いのでは? 肖像権とか
335:名無しの転生者
うん、それはそう
336:名無しの転生者
あいつ、憧れが止められねえ類のカスだから……
337:バハ
現役時代も変なファンとかはいたけど、人間恐いなぁ!?
338:名無しの転生者
ほんとそれな……
|
|
|
|
|
|
京都沖海戦より数日後。リンは山梨を発ち、再び京都へと舞い戻っていた。
事後処理は探求ネキや無惨ニキ、ハムネキらにより終っていたが、その後の顛末を駒姫に話すのはリンの役目だ、となっていたためだ。
その傍らにはノワールとブラン、そして凰音。何かあった時に取り押さえられる人間がリンだけであった為の帯同ではあったが、当の凰音は非常に困惑していた。
何故なら――――――
もぃんもぃん。
「おお……これが100%天然物の重み……」
「あの……カス子ちゃん?」
もぃんもぃん。
「150のTだそうだぞ。片乳おおよそ11kg」
「リンちゃん何で私が知らないようなことまで知ってるの!?」「キャナルに聞いた」
凰音のご立派な胸部装甲の下にカス子ネキとリンが潜り込み、その重さを堪能されていたのだ。カス子ネキは人魚ネキ程ではないがリンの手綱を握れる数少ない人材であるため、道南への帰還を先延ばしにして帯同していた。
同性ではあるし子供のいたずらのようなものであるので困惑する程度であったが、暫し堪能した後に抜け出し、今度は2人揃って凰音に向かって非常に堂に入った二拝二拍手一拝をし出すと困惑はさらに加速する。
「二人とも何してるの……?」
「シキガミでも悪魔変身による肉体変化でもねーバハネキのガチ天然モノを拝んだらあたしの鳥ガラボディにもちったぁ肉がつくかなって」
「右に同じ」
「2人はまだまだこれからじゃ……の、ノワールさん?」
しまいにはリンから抱っこを求められ、戸惑うものの抱き上げてしまう凰音なのであった。
そして抱き上げられ、ふんすと満足げに鼻を鳴らしていたリンであったが、ふと何かに気付いたようにはっとなるとカス子ネキに声をかける。
「あ、そうだ。凰音は私のだからな、本書いたらカス子ネキでも殺すぞ」*11
「あ、やっぱそうなん? まああたしや脳缶ニキはやらんだろうけどさ。ナマモノネキはそっちでどうにかしてよ」
「リンちゃん!?」
慌ててリンを取り落としそうになる凰音。最初の一度目はあくまで応急手当ではあったが、その一度で凰音の性癖は致命的なまでに歪められてしまった。その上体感的に
リン自身はあくまで応急処置とそれ以降求めてくることはなかったが、感性は一般人と言えど凰音の体はレベル90に届く高レベル。自分の手では満足できず、逡巡の末医療班を通じて我らがミナミィネキに相談。結果、元々責任を取るつもりはあったリンと協議の末、『12人目』としてリンの下に加わる事となったのである。
なお、加わったその晩、『応急処置』ではないリンの
それを思い出し顔を赤らめる凰音。それを知ってか知らずか、リンは凰音にぎゅっと体を摺り寄せる。
「ナマモノネキはまあどうせやるだろうから時機を見て襲撃するがな。凰音もナマモノネキに限らず何かあったら迷惑と思わず言うんだぞ。お前は私のだ。誰にもやらん。いいな?」
「うう、ちっちゃい女の子にとんでもない独占宣言されてるのに嬉しいなって思ってる自分がいる……」
「バハネキ、人間だと3人目だけど、黒札って点から言うと多分無二の立ち位置だと思うから頑張んなね。幼女ネキと物理的な意味で並び立てる嫁って恐らくバハネキだけだから」*14
「凰音さんはマスターを一人でご満足させられるポテンシャルを持っているはずですから……ちょっと妬けちゃいますよね」「同じく!」
リンの宣言にまんざらでもなさそうに苦笑する凰音とそれに茶々を入れりカス子ネキ・ノワール・ブラン。走行している間に、立派な門構えが見えてくる。目的地である倉橋邸だ。
門の脇にあるインターホンを押せば、応答するのはお手伝いさんらしい女性の声。それにリンが長次郎・駒姫らに会いに来た事を告げると、暫しの喧噪の後、リン達は中へと通された。
「―――息災のようだね、リンちゃん」
「
「まあ、頼りにはなるのだがね……頂いた装備にも何ら不都合はないよ。特にあの刀……斬魄刀*15と言ったかな? なかなか手になじむものだね」
「おっちゃんに是非にと作って送って来たんだよな。まあこれも私の人徳というものだ」*16
中庭に置かれたテーブル、そこに設えられたティーセットを挟んで、初老の男性と凰音に抱かれたままのリンが向かい合う。倉橋家現当主にしてリンの祖父倉橋楼幡の弟、倉橋長次郎だ。
ノワールとブランはお手伝いさんに混じり茶会の手伝いをしており、カス子ネキはリンの真横で茶菓子を貪っていた。そこへ大学が終わったのか駒姫も現れ、暫し和やかなお茶会は続く。
そしてリンのカップの中身がなくなったころ、リンがポツリと口を開く。
「京都沖の件、事後処理を含めて解決はした。減った魚が戻ってくるまではもう暫くかかろうが……わざ鮨の……そうだ、秋本さんにも伝えてくれ。
これでもあちこちに顔が利くんでな、調達できるものであれば援助は惜しまん。あの味をなくしてはいかんからな。コマ姉、まさかあの店、閉店してはおるまいな?」
「ありがとうね、リンちゃん。大丈夫、あの後結構リンちゃんの紹介だってお客さんが来てくれて……特に鈴原さんだったかな? その子が本当に気に入ってくれてたの。
他にもいっぱい美味しいって言ってくれる人がいて……大将ももうちょっと頑張ってみるって」
駒姫の言葉をカス子ネキが捕捉する所では、あの後、人魚ネキやるるネキを中心とした作戦参加メンバーがわざ鮨に来訪。山梨に搬送されたリンと凰音を除くメンバーは、事後処理が終わる間、折に触れ舌鼓を打っていたのだという。
それに触発されたのか、大将こと秋本は年齢から封印していた秘伝の握り技『
「それは良かった。いずれ文や日向達も連れてきたいものだな……そのためにもマルコーニキらには頑張ってもらわねば」
うむうむと頷くリンに微笑む一同。その後は雑談を交え今後の事を話し合い、駒姫が大学卒業後に住む場所の選定、倉橋家の権利関係の話し合いなど、リンと倉橋家の話し合いなどが続き……気が付けば夕方。
先の話の流れで『今日の晩飯はわざ鮨だな! 私が奢るぞ!』と拳を突き上げるリンに『流石に奢らせるのは』と長次郎が払いを持つと言ってちょっと揉めたりなどしたが、その晩一同は結局年の功で押し切った長次郎の支払いでわざ鮨で食べる事となった。
そして、わざ鮨についた一同。いつの間にか覚醒に至っていた秋本大将の『銃魚』を目と舌で楽しみ、満面の笑みで鮨を貪るリン。
デビルシフターとして覚醒した結果味覚が拡張され、密かにこれから食べる物どうしよう、と悩んでいた凰音も大満足であった。
その時、ひとしきり食べ終えて茶を飲んでいた長次郎が、リンに耳打ちをする。
「……所でリンちゃん、今日連れて来たご婦人はカス子くん同様のお友達で良いのかね? なんだかんだと聞き損ねていたが……」
「ん? ああ、凰音の事か。カス子ネキ達同様のガイア連合の黒札だ。色々あってな、今回の件で救出して加わった。今後連れて来る事も増えるし、おっさんたちとも無関係の人間ではないしな」
「ほう……? 我々と無関係ではない? 彼女もリンちゃんの親戚なのかね?」
そう言ってちらりと視線で示すのは凰音。事後処理に携わっていた関係で既に倉橋一家とノワールとブラン、カス子ネキに面識はあったので今回連れてきたことに不思議はなかったが、凰音はリンの妻の1人になったとはいえ長次郎も駒姫も知らぬ人間。そう思うのも無理はないだろう。
長次郎の質問にリンは寿司を口に放り込んで僅かに逡巡するが、寿司を呑み込んだ後軽く茶を啜り、唇を湿らせると改めて口を開く。
「いや、親戚ではないが……家族だ。正確に言うなら嫁。単独でこっちに来ることもあろうが、馬鹿が馬鹿をやらんように言い含めて置いてやってくれ。何かあれば……まあ、多分そいつが死んだ方がマシな目に合う」
その返答に長次郎は硬直。一拍置いて、眉間を揉み解しながら言葉を絞り出す。
「……既に10人ほどいると言っていなかったかね?」
「正確には11人だ。凰音で12人目になる。あ、一応言っておくが無理やり娶ったわけではないぞ。協議の末双方合意の上だ。人間の嫁にしては珍しく私から囲い込んだ形になるな」
「……っ、そ、そうか……」
余りにも常軌を逸した言葉に、どこか頭痛を感じる長次郎。その破天荒さは、方向性こそ違えど、どこか彼女の祖父に当たる実兄、楼幡を思い出す。思い返してみれば意志が強く、己の言葉を中々曲げない所も兄によく似ている。
懐かしさと頭痛が交互に襲ってくる状況にやや眩暈を感じながらも、長次郎は何とか呑み込んで理解し、改めてガイア連合、そして兄の孫とその家族への支援を約束したのだという。
どっとはらい。
そんなわけで114話でした。あらたなよめ!
バハネキの装備整える話も書きたいですねぇ……原作だと盾担いだタンク役なんですが。
□解説
・ようじょ
また嫁が増えたようじょ。人間の嫁に関しては当人の自由意思に任せてるけど、相手の脳をこんがり焼いてるという自覚はあんまりないので毎度『何で私みたいなの好きになったんだ?』とか思っている。
沢山嫁抱えてるくせに独占欲は強いので、手を出したり本を出したりすると殺しにかかってきます。本の場合内容にもよるけど。
・バハネキ
性癖を完全に捻じ曲げられたうえ、体感1人目がようじょだった上その後の本気のようじょに食われたので道を踏み外して転げ落ちた24歳。
ようじょが外見完全に幼女だけど身内にかなり愛情を注ぐタイプなのでそう言う意味でも大分脳を焼かれている。
なおこの後装備の選定とかでも遠慮ゼロで援助されるのでヒモってこんな気分なのかなぁと思ったりもした。
シキガミの不知火は改の方。(外見的に多分成人してるぐらいの外見なので)
余談ですがスリーサイズはB150/W80/H110のTカップ。
・わざ鮨
何とか廃業は免れた。かつての情熱を取り戻し、恩人のためにも全力を尽くして寿司を握り封印した秘技も解禁した結果いつの間にか覚醒してた。レベルは現状2ぐらい。
この後長次郎氏経由でマルコーニキを紹介されそっちの世界を知る事となる。
なお店名、大将の名前、秘技の技名はニンジャスレイヤーから。
・長次郎氏
あのあと製造部とかから雀部副隊長コスと斬魄刀を送られた。暇を見てレベル上げにいそしんでいるので今レベル5ぐらい。
少年時代から兄の破天荒さに頭を抱える日々だったので、ようじょのハチャメチャにちょっと懐かしいものを覚えている。
・駒姫
はとこが超恵体の美女連れてきて嫁とか宣ったのでちょっと現実を受け止め切れず硬直した人。
多分バハネキのちょい下ぐらいの年齢差。
□おまけ
黒焦げさんよりバハネキのFAいただきました! 大感謝!
【挿絵表示】
作中及びあとがきに書いたバハネキのスリーサイズとかは、この絵を貰った時のメッセージに書いてあった黒焦げさん調べの数値(そう言うのの計測用スクリプトを使ったそうです)を記載してます。デッッッッカ……