最近『MineMogul』というゲームをやってるんですがめっちゃ楽しい……こういう自動化系採掘ゲー好きなので気が付くと数時間飛んでる。皆もやろう!
雑談スレ(山梨) その××
997:幼女
なんかオービットベース支部が支部じゃなくてジムになりつつある件について*1
998:名無しの転生者
草
そりゃあ……現在移籍希望表明してる連中が大体筋トレ勢だからな……
999:幼女
とりあえず現状イザナギ・カナヤゴ*2の設計とカーペンターズ*3の量産を進めてはいるんだが、何があいつらを宇宙に引き付けるんだ……
いやまあおもろい連中だからいいんだが
1000:名無しの転生者
いいのか……
そういえばオービットベース、どうすんのさ? いや作れる資金力があるのは聞かなくても分かるが
宇宙で作るって結構大変じゃね?
1001:幼女
うむ、一応順序は考えてるんだ。まずイザナギ・カナヤゴとカーペンターズ、あとはサウンダース兄弟(のボディ)*4を宇宙で作るだろ
こうして工員を確保して、まずはヘキサゴンを作る。工事の進捗を指揮するメインオーダールームとかがあるからな
人間の滞在できる区画も必要だろう
そこから順次作って行って、という感じだな。スサノオとアマテラス*5も有用なので作ろうとは思うんだが……
地上から打ち上げるよりは宇宙で作った方がよさそうだしな、無惨ニキのラピュタ支部の工廠を隅っこの方でもいいから借りれんか交渉中だ
支部そのものはラニシリーズとか私作の簡易シキガミをメインにして動かすから本当にまあ筋トレ勢が筋トレだけしててもいいんだがな
1002:名無しの転生者
おお、割と考えてる
まあこのようじょ基本的に無茶振りはするがバックアップとかそう言うのはちゃんと考えてるからな*6
1003:名無しの転生者
そういえばラニシリーズって販売してんだよな。可愛いから俺も欲しい。非戦闘用だから部屋で待っててもらう感じになるが
1004:幼女
ラニシリーズは基本的に作業に全振りしてるからな、その分戦闘はラニ=Dを除いてクソザコだが*7特定作業に関して特化した設計になってる
一応オービットベースの管理シキガミも別途製造するんだけどな。設計は参考にしてるが、というか天堂姉妹には協力してもらってるが
[画像]
(『FGO』の『ネモ・シリーズ』と共にようじょと天堂姉妹がピースしてる写真)
1005:名無しの転生者
おー、ネモシリーズはいい考えかもしれんね、可愛いし
1006:幼女
なおネモ船長含め全員女の子として設計しているそうだ。確かあれ男女比3:3とかじゃなかったっけ?
1007:名無しの転生者
船長・マリーンが男性、ベーカリー・エンジンが女性、と明言されてるな
一応説としてはナースが男性・プロフェッサーが女性らしい。根拠としてはリボンのあるなしだそうだが
まあ別にいいんじゃね、そっくりそのまま同じに作る必要も無かろうさ
第一黒札の『原作持ち』だって性別や性格が違う事はよくあるしな
1008:名無しの転生者
そうか、男の子じゃなくなるのか……それはそれで興奮してきたな
1009:幼女
黙れ変態
まあ、私としてもオービットベースの管理ができればそれでよい
一応船長を統括体、マリーン以外のネモシリーズをその補佐として、その下にマリーンがたくさんいる感じだな
なお全員別人格だが船長を頂点として繋がってる設計だから悪さすると即バレるからな、やめとけ
1010:名無しの転生者
ちなみにやるとどうなるのん?
1011:虚空
生身で大気圏突入してもらいますよ
大丈夫です。断熱圧縮の温度が熱湯コマーシャル位の温度になるように調整しますし。物理耐性あるいは無効は自前でお願いします
1012:海魔
あるいは宇宙漂流刑でしょうか
大丈夫ですよ、死なないようにしますから。5kmぐらいのヒモは付けますし
1013:名無しの転生者
いっそのこと殺してくれよそこまですんなら!!!
1014:名無しの転生者
このJK怖くない?
1015:名無しの転生者
でもそこの幼女よりは怖くなくない? 怖いのベクトルが違う気がするけど
1016:海魔
ショタおじの厳しい方の修行にくらべたらまだ生ぬるいぐらいだと思いますが
まあさておきそんな感じですね。というかそもそも幼女ネキのお膝元で馬鹿やる人はいないでしょうから
1017:名無しの転生者
それはそう
1018:名無しの転生者
山梨ならともかくオービットベースジムは何か悪さすると割と即座に筋肉モリモリのマッチョマン集団に囲まれてとうとうと諭されるんやろ? 嫌すぎる
1019:名無しの転生者
既にもうジムよばわりで草
1020:幼女
失礼な奴らだな本当に! まあ筋肉の圧が凄いだけでいいやつらなんだけどな?
筋仮面ニキはホーラの地揺らしと称して怒剛裂波かますし、ミケラニキはミケラの光輪と称してクソデカ追尾気円斬撃つが
なおマレニアネキも水鳥乱舞と称した八艘飛び+燕返しみたいな技を使うが。化け物か?
1021:名無しの転生者
化け物ですね(素直な感想
1022:名無しの転生者
星祭じゃないのに何でこんな変態がいるんだよ!?
1023:名無しの転生者
言うて例の巻き藁ニキも山梨勢だぞ
というか地方山梨星祭どこにでも変態はいる
1024:幼女
なんだったら先生ネキとか元々山梨のホビー部だったしな
何をどうしたらあんな歩く尊厳破壊が誕生するんだろう。当人曰くガイア連合に参加してからハジけたそうだが
昔の写真見せてもらった事あるんだがまるで別人なんだよな。今もたまにするがハイライト消えた人斬りの目というか
1025:名無しの転生者
え、先生ネキってヘイロー開発したあの美人さんだろ?
歩く尊厳破壊ってどんなことになってんだよ今のあの人
1026:幼女
茶髪の巨乳美人が可愛い子見るとセンチュリースープ飲んだ小松みたいな感じの顔に崩れる
写真はないぞ。あんなもん撮ったら私のスマホが腐る
1027:名無しの転生者
顔面が崩壊しきってんじゃん……こわ……
1028:虚空
そういえば幼女ネキ、農業異界管理用のシキガミ作るって言ってましたけど、何作るんです?
1029:名無しの転生者
そういえばオービットベース支部って農業異界も作るらしいとか聞いたな、そこの?
1030:幼女
いや、そこの主な管理人は筋仮面ニキだから地上で使う用だな。メインの農業異界の管理神のカヤノヒメ*8のやつが『部下の管理、私にばっかり丸投げしないでくださいよぉ!』とか言ってて……
ラニシリーズも作業員として増やしたからそろそろ1人じゃキツくなってきたらしくてな。そこ用だ。まああそこもタマの管理異界並みの規模になってきてるから流石にあいつ1人じゃ厳しかろう
1031:海魔
ああ、そう言えば神社ニキのとこの農業異界もありましたね。あそこのカヤノヒメなんだかんだ農業カテゴリじゃタマさんに次ぐ地位になって来てますし、部下も必要でしょう
それで、何作るんです? もちろん協力させてもらいますよ
1032:幼女
冒険王ビィトのフラウスキー*9だ
1033:名無しの転生者
あれかよ!? 確かに植物系の魔人だから農業異界との相性は良さそうだが……
1034:名無しの転生者
本当に幼女ネキってチョイスがシブいっていうか……
1035:幼女
一応作業員悪魔の統括としてこないだイギリス行った時に仲魔にしてきた3匹を付けてるし、特性のアガシオンも補佐につけてるんだぞ?
まああいつらカヤノヒメよりレベル高いし、万一もなかろうがなんかあった時のために備えは必要だろう
1036:名無しの転生者
うーん、なんか嫌な予感がする。またどうせトンチキ仲魔押し付けられたんだろうなあの子
1037:名無しの転生者
信頼(できねえ)と安心(できてたまるか)のようじょチョイスだもんよ……んで、何がいるんで?
1038:幼女
トロールとスケルトンとトレントだが
1039:名無しの転生者
おや以外、スケルトンがちょっとアレだが妖精系で固めた感じ?
1040:虚空
まあ外見はこんなですけどね
[画像]
(ローブを纏った筋骨隆々ながら細身の巨体をしたトロール、軍服のようなものを着たトレント、四本腕のスケルトン、しわくちゃの老人を戯画化したような悪魔)
1041:名無しの転生者
待って?
1042:名無しの転生者
初代ハドラー四天王*10じゃねーかよ!!!!!!!!
1043:名無しの転生者
うわー、ガンガディア、キギロ、バルトス……ブラス爺ちゃんまでいるじゃん……
1044:幼女
だってあの3人が1回の遠征でそろうなんて思わなかったし……
ならもうアガシオンをブラス爺ちゃん型に作るしかなかったろ、これは
1045:名無しの転生者
いやまあ、気持ちはわかるが……
1046:名無しの転生者
ほんと人外戦力が異様に充実してんだよなあ宮城……
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ある日の
「……あれ?」
「どうしたんです、サスケニキ。変な顔して」
「いや、この道、さっきも通ったよな?」
「そういや、そこの張り紙はさっきも……いやなんだこれ!?」
ヨロイニキが壁の張り紙を見て驚きの声を上げる。先程通った時、そこには『素材は分別して提出してください』という事務課からの張り紙があったはずだ。
しかし、今そこにはサイズや位置、紙質は同一だが全く違う文章が書いてあった。
「えーっと……」
「これは……」
「アレですね……」
『『『8番出口だこれ!』』』
そんな絶叫が廊下に響いたのである。
8番出口。それは前世の世界に存在したゲームであり、簡単に言えば間違い探し。無限にループする地下通路を歩き、何か異常があれば戻り、無ければ進む。
そうして通路の表記が『8番』の時に異変がない通路を引き当てれば脱出、というルールだ。
しかしその異変も分かりやすいものから分かりにくいものまで様々あり、異変に気付かないまま進んでしまえば最初からやり直しとなる。
また、この作品影響を受けた『8番ライク』と呼ばれるゲーム群も存在し、一ジャンルとして確立しつつある。
「……で、事故だと思うかこれ?」
「ありえないとも言い切れませんが……山梨ですし、自然発生よりは誰かのいたずらの方がありそうですよ」
「
3人の脳裏によぎるのは、
特に幼女ネキは最近自分達を
死ぬようなことにはならないと思うが、死んでも復活させればノーカンだろなどと言っていたこともあるため即死トラップを食らう可能性も全く否定できない。
ただ、ルール通りなら確定で異変が起きないこの最初の廊下にいれば安全である。3人は顔を突き合わせ、相談を始めた。
「ドクターネキが知ったら止めてくれねえかな?」
「そもそもここが異界のようなものとして、時間間隔弄られてたら終わりですよ。
幼女ネキとも仲いいですし、抱きこまれてる可能性は高いですね」
「それ考えると普通に突破した方が早いのはあるぜ。少なくとも完全にルール無視して脱出不能トラップ仕掛けては来ねーだろ。
よしんば幼女ネキ達以外の仕業で俺らを閉じ込めるのが目的だったとして……まあ最悪ドクターネキが助け求めてくれる……と、思いたい」
その後も暫く相談を続けるが、段々飽きて来て横道にそれ、性癖の相違で殴り合いが始まり、終わり、肩で息をし始めた後、3人は最終的にルール通り廊下の突破を目指すのであった。
「よし、まずは基本的な所を確認です。まずここはコの字に曲がった廊下です。奥の方に『零』とある張り紙がありますから、この『ご案内』の張り紙から奥の張り紙までのどこかで異変があるのでしょう」
少し後、クロマニキが音頭を取り、この廊下を脱出するための基本的な所の確認を始めていた。
この廊下は星霊神社、厳密に言うならば後に増築された山梨支部部分の廊下を模した異界であると思われる。
その中のコの字の縦棒の部分のどこかに異変が発生するため、発生していれば戻り、発生してい無ければ進む、そうすることで奥の方にある数字が大きくなり、8回連続で成功した上で異変のない廊下を引けばクリアとなる、はずだ。
廊下には張り紙や掲示板、自販機や時計などがあり、恐らくどこにも繋がっていないドアがいくつか。
そして奥の方から歩いて来る誰ともいえない曖昧な印象の男性。彼は廊下の中ほどで一度立ち止まり、周囲を見回してから手前側へと消えてゆく。
これらのどこかに発生している異変を見逃さず、あるいは異変がない事を確認した上で前後どちらかへと進まなければいけない。
……が、このしょっぱなから彼らは躓いていた。なぜなら――――――
「それは分かったんだけどさ、俺らの頭で全部覚えきれるか? スマホで写真とるとなんか妨害されるし」
そう呟くヨロイニキ。そう、これは動画や実際にプレイした人ならばわかるだろうが、長いとも広いともいえないこの廊下だが、その廊下の全てを仔細漏らさず覚えるというのは非常に難しい。
それが彼らならば何をか言わんや。何だったら使役しているアガシオンの方が利口で賢明では? と思う者もいるであろうぐらいにはアレなのである。
一応彼らもまたレベルにして20を超えた一廉の覚醒者。知能が低いわけでもなく、時に熟練の修羅勢をも驚嘆させる発想の持ち主たちだ。その頭の使い方と基本的に出力される結果がアレなだけで。
「一応ざっくり覚えようとはしてるけど……俺達は何か異変が起こるとそっちに頭が言ってその辺すっぽ抜けるぞ、確実に」
「それを言っちゃあおしまいでしょう……ともあれ、3人いれば文殊の知恵とも言います。出来る限り覚えて突破しましょう」
その事を一応は自覚しているサスケニキが、妙に自信満々に言い、クロマニキが頭を抱える。
ともあれ前に進まずには脱出も出来ぬ、そう決意を新たにした3人は、次の廊下へと歩を進めるのであった。
一方その頃。
ドクターネキ宅のリビングではドクターネキ、リン、セツナ、黒死ネキの4人がソファに座ってお菓子とコーラをお供にTVを見ていた。
周囲ではゾイドたちやノワール・ラムダ・チャイカなどのシキガミ達が主人たちをかいがいしくもてなしており、4人は上げ膳据え膳でTVを楽しんでいる。
画面の中にはどこかの廊下を全周警戒しながら進む忍者装束・魔法使いルック、鎧姿の3人。そう、我らが三馬鹿ラスである。
彼らが警戒した通り、この『八番廊下』はリンと黒死ネキが共謀して作り出した異界。元々リンが考案していたものを、
その理由はと言えば――――――
「笑ってはいけない人生録*11特別編、三馬鹿ラスin八番廊下!*12 こいつらならきっと予想の斜め上の行動をしてくれるに違いない! ドクターネキ、すまんな。あいつらちょっと借りるぞ」
「別にわたしはお兄ちゃんたちの保護者じゃないんだけどなぁ……*13いやまあ、わたしも人生録は好きでよく見てたから楽しみではあるけど」
ふふんと鼻を鳴らすリンと苦笑するドクターネキ。その横ではセツナが心配そうに三人を見ていたが、黒死ネキはそれに気づくと肩に手を置き、にやりと笑った。
「何、命にかかわるような異変はないから大丈夫だろう。まあ即死トラップがないというだけでバカをやると痛い目を見る可能性はあるがな」
「いいのかなぁ……まあ、何か大丈夫そうって気はするけど」
それでも釈然としない顔をしているセツナだったが、今度はリンが心外な、とでも言いたそうな顔をする。
「セツナ、いくら私でも何もしてない友人のヒモをデストラップに巻き込みはせんぞ。第一殺しちゃったり心を折ってしまったらその後のこいつらの行動で笑う事も出来ん。
第一やつらにも報酬は出すぞ? 事後だが。まあ人生録の収録という事は伏せるがな。面白そうな異界を考えたからテストしたかったとか適当に丸め込めばいい。事実ではあるし」
「リンってそう言うとこあるよね」
「あいつらは私にこのぐらいされても文句言えんだろ。そもそもあっちにも得のある事だ、うぃんうぃんという奴だな!」
「ドクターネキ、本当に駄目って思ったらセリリさんに通報してねってさっきノワールさんが言ってたから……その時は……」
「あはは……まあ、その時はね。大丈夫だろうけど……」
そんなセツナの心配をよそに、三馬鹿共は――――――
『おいヨロイニキ! お前今異変はないって言ったよな!?』
『言ったけどお前だってそれ聞いて確認しないで突っ込んだろうが!』
『六番まで行ったのに……! ああもう、喧嘩してないで仕切り直しますよ!』
トントン拍子で『六番』まで行ったものの『掲示板の素材がコルクボードになっている』という些細な異変を見逃し振出しに戻ったり。
「ふふふ、私渾身の『掲示板の素材がしれっとコルクボードになる』異変を案の定見逃したな!」
「ちなみに概ねランダムで異変が起こるが、派手な異変程前半に、地味な異変程後半に集中する仕様だ。無論例外はあるが」
「本当にリンってそういう所あるよね」
「まあ幼女ネキらしいというか……」
渾身の
セツナはその意地の悪さに呆れ混じりの溜息を漏らし、ドクターネキもまた苦笑で返したり。
『止まれヨロイニキ! 罠だ!』
『止めるな2人共! 罠でもいい! 罠でもいいんだ……ッ!』
『普段の状況ならともかく今ここで突然ナマモノネキ作のキノネキ×正実ちゃんハーレムの総受けエロ同人なんて落ちてたら1000%罠だって分かってるでしょう!?』
この状況下で突如廊下に落ちていたキノネキモデルのエロ同人に見事ヨロイニキが引っかかって他の2人が止める羽目になったり。
なお。この後本に触れた直後床全体が割れ、まとめて奈落の底に落とされて振出しに戻るものとし、残る2人の分も当然のように発生し当然のように引っかかるものとする。
「……引っかかるかぁ、いやまあ引っかかるとは思ってたが」*14
「まあ、そこで罠だと分かった上でも行くところにある種の男らしさを見たがな」*15
「お兄ちゃん達……いやまあエロ本落ちてた時点で何となく予想してたけどさぁ……」*16
「まさか三連続で発生して三連続で引っかかるとは思わなかったよな」
「別にわざとじゃないんだ……?」
怪しい廊下で怪しいエロ本トラップという見ずともわかる罠に会えて踏み込んでいく3人に呆れ、関心、羞恥、様々な感情でその様子を見守る幼女4人組がいたり。
『…………』
『…………』
『…………』
『ででーん、三馬鹿ラスさま、ケツバットです』
『『『グワーッ!?』』』
『曖昧な印象の男性』に代わり凰音がその見事なお山を揺らしながら横を通り過ぎて行き、それを無言で見送る3人組。
凰音が廊下の曲がり角に消えた後視線を前に戻せばそこには不知火が立っており、3人に対し無情にもケツバットを告げる。
八番ライクでもたまにある『じっとしているとアウトになる』類の異変である。
「……リン、あの凰音さん本物なの?」
「不知火も含めて偽物だぞ。一応本人に許可は取ったから問題ない。まあ造形の再現度は完璧だがな!」
「まあ、バハネキさんはわたしでも見ちゃうかも……」
「性的な目で見れるかはともかく、圧倒されるな、あそこまでの威容は……」
こっちはこっちで慎ましやかな肉体の四人がそれぞれに感想を漏らす。
なお、再現するための計測方法*17に言及した結果リンによる凰音との夜のあれこれが暴露されかけ、セツナが慌てて止める羽目になったりもした。
そして、暫く後。
「はあ、はあ……よ、ようやく突破出来た……!」
「八連続異変無しを引いた時は何か見落としてるんじゃねーかって戦々恐々したけどな……」
「……多分ですけど、異変全部出尽くしたんじゃないでしょうか。あれ1回出た異変はその周回では出ませんし」
「それってあれか? 俺達がそんだけ引っかかりまくったって事か!?」
「
どうにか廊下を突破し、ドクターネキ宅へと帰りつく三馬鹿ラス。
突破とは言うものの、その実『実装済みの全ての異変に引っかかったため異変が発生しなくなった』という『今日はこの辺にしといたるわ』的な慈悲で解放されただけである。
ぶちぶちと文句を垂れながらもリビングのドアを開ければ、そこにはソファに埋もれるようにして眠るリンとセツナ、ドクターネキ。
そしてその傍らで1人だけ体を起こしながら、こちらに向けて『静かにしろ』とジェスチャーをする黒死ネキの姿があった。
「静かにな。遊び疲れて眠ってしまったようだ。ああ、そうそう。『八番廊下』、脱出おめでとう。これは幼女ネキからの報酬だ」
そう言って黒死ネキが差し出してきたのは5枚つづりのクーポンのようなものが三人分。見れば『ホビー部・制作物引換券』とある。
ホビー部で制作している者に配布される、1枚でホビー部制作アイテム1つと引き換えられるものだ。基本的には製作を行っている者が友人に渡しているものだが、リンはスポンサーになっているホビー部員からスポンサー特権で渡されている。
とは言え当人は基本的に金で買う為、イズナや知人に渡し、欲しいものを自分で選んでもらっている。報酬としては十分だろう。
「報酬、ですか?」
「やっぱあれお前らの仕業だったのかよ……」
クロマニキが怪訝そうな顔をし、ヨロイニキが疲れたような溜息をつく。大方そんな所だろうと思っていても、事実と知らされるとげんなりする。
その様子を見て、黒死ネキはさも愉快そうに笑い、肩をすくめた。
「面白そうな異界を作って試したかったが新鮮な反応が欲しかったのでな。一応ドクターネキの許可は取ったぞ? 私からの報酬は……まあ、おいおいだな。何か考えておこう」
「ま、この引換券だけで十分おつりは来るけどな。別に命の危険があったわけでもないし……」
「命の危険があったわけではないですけど、ベンチに座ったくそみそニキ*18から『やらないか』とか言われた時は貞操の危機を感じましたけどね」
「あの時は秒でダッシュして通路戻ったよな……」
「ああ、それは私も見ていたさ。実に笑わせてもらった。幼女ネキもドクターネキもセツナも十分に楽しんでいたようだぞ」
それ言われると何も言えねえよなー、と苦笑する3人。
そうしてその日、リンにしては珍しく何もなく、穏やかに一日が過ぎていったのだという。
――――――表向きは。
何処とも知れぬ、深く、暗い闇の底。その中心に、一つの影があった。周囲の闇に溶け込むような、黒い鎧に、漆黒のマント。
それ故に、その銀の髪と白い肌、そして怪しく輝く金色の目が、くっきりとその輪郭を浮き上がらせている。
彼女を見れば、セツナであれば思い至る事もあるだろう。かつて『折田』と名乗った、あの女性だ。
両手に槍を携えながらも、その目は闇の遥かはるか上、一つだけ灯った星のような光を、じっと見つめている。その光は眩く輝きながらも、その光が女性のいる闇の底を照らすことは決してない。
それでも、女性は『
「……リン」
ぽつりと、女性が呟く。純粋に、身を案じ、存在を慈しむ様な、穏やかな声。
「近く、試練の時が来ます。その時に、あなたが何を選ぶのか。あるいは、何一つ選ばないのか、それとも新たなる解を導き出すのか。
どうか、後悔のなきよう。いつだって、
だから、どうかあなたの心の赴くままに。きっと、それは貴女にとって、正しい事なのですから」
そう呟く声は誰にも届くことなく、周囲の闇に溶け、消える。
どこまでも続く闇の底で、女性は語り終えてもなおそこに佇み、静かに星を見上げていた。
そんなわけで127話でした。戦い以外で黒死ネキに報酬を、と考えると人生録系かな……とw
三馬鹿ラスってこういう実況プレイ系やらせるとめっちゃ面白そうなんですよね。
あと幼女四人組でわちゃわちゃやらせたかったんです。
□解説
・ようじょ
順調に宇宙進出しようとしているようじょ。多分真空中でも普通に生存できそうだけどターミナル置ける区画が出来るまではシキガミまかせ。
何故かたまに筋肉勢が手伝ってるのを見て宇宙猫になったりもした。
・三馬鹿ラス
ようじょと黒死ネキのドッキリに巻き込まれたやつら。
なお
『黒死ネキ! 八番ライクな異界考えたんだけど三馬鹿共にやらせる(無断)から人生録用に収録せんか』
『よしやるか』
みたいなノリだったという。なおあの後しれっと情報を抜かれた。
・八番ライク異界
さほど難しい理屈ではないが、悪用する輩も多分いるのでようじょの知り合いにしか広まってない。
・ネモシリーズ
ラニシリーズをベースに制作中のオービットベース管理用シキガミ。
統括体のネモ、整備系のエンジン、医療系のナース、研究開発・情報系のプロフェッサー、調理・消費アイテム系製作のベーカリー、雑務用のマリーン。
完成後ラピュタ支部経由でカナヤゴ建造・オービットベース建設の指揮を行う予定。
・フラウスキー
コアを包む種状の本体と外すことで武器になる肉体という大体原作そのままの仕様。
本体を植える土が豊かであるほど再生能力が強くなる。
原作より残虐性は低いが、農業異界の用心棒みたいなもんなので敵には一切容赦しない。
・ハドラー四天王
ガンガディア大好きなので……バルトスやブラスじいちゃんに容姿がいるかは考えてない。
・折田
実は本格的な出番まではまだまだある謎の人。
具体的に言うとお礼行脚編終わるまではまだ本格的に動くことはない。