このペースなら夏か秋には終末行くかな……?
集成工業システムに魂を引かれている昨今、いかがお過ごしでしょうか。
最近は武陵でも電力不足にならずに色々生産できるようになってきました。
【車】自動車好き集まれ! そのxxx【バイク】
1697:幼女
よう、私だ
1698:名無しのマニア
あ、幼女ネキだ。その節は現我が愛車の輸入ありがとうございます……アメ車とか本当に絶望的だと思ってた*1からマジ嬉しい
1699:名無しのマニア
あれ、何でこの子がおるん?いやいちゃいけないわけじゃないけど、珍しい
1700:幼女
>>1698
まあ物のついでだ、別に構わん。元所有者とは終末対応型の最新型バイクと交換することになったから心配はいらんぞ
>>1699
なんかキノネキからツーリングやってるとかって聞いたから……*2
楽しそうだってのもあるが、るるネキ……美大生ネキ*3がこのスレ見て興味持ったらしくてな、バイク乗ってないのない? とか聞いてきたからその流れでキノネキに聞いてここに来た
前にるるネキに依頼した件の依頼料を中々受け取ってもらえなんだが、その依頼料代わりにバイクとその辺の話聞いて来るという事で手打ちになった
一応免許はあるらしいぞ、大型二輪までは乗れるらしい。今私のコレクション*4から良さそうなのを見繕ってる
1701:名無しのマニア
へー、そうなんだ。まあ大学生だし車ぐらい乗れても不思議じゃないよな
そういえば幼女ネキのコレクションって聞くと大分特撮系に偏ってそうだけどどんなもんなん?
1702:幼女
トライチェイサー・ビートチェイサー*5・ガードチェイサー・ダークホッパー*6とオートバジンにサイドバッシャー*7、ハードボイルダー*8あたりは実機があるな
マシンビルダー*9・サクラハリケーン・ローズアタッカー*10なんかの召喚系バイク*11もあるが。あとライドベンダーは自販機形態で格納庫内に置いてある
あれ垂直に立てて置いとけるから地味にスペースとらんからいいよな
1703:名無しのマニア
うーん実に特撮
そういえばツルギだっけ? あれでバイクになるのもあったよな
でも乗れんの? 小学生じゃん?
1704:名無しのマニア
シキガミちゃんの後ろにくっついてるんじゃない?
1705:幼女
それもあるが、自分で風を切りたい時は欺瞞術式走らせて誤魔化してる
あと足が届かんのは外見的に中高生ぐらいに外見弄って乗ったりもしてるぞ。文(二歳年上の嫁)とかセツナ(友人の黒札)後ろにのっけてお出かけしたりもしてる
[画像]
(黒い革ジャンにジーンズを履いた高校生ぐらいに成長したようじょっぽい少女の画像)
1706:名無しのマニア
8歳児の言う二歳年上の嫁というパワーワードよ、つまり10歳って事じゃん
しかし本当にツラは最高に良いんだよなこのようじょ……
1707:旅人
あ、幼女ネキ来てた。cubネキとかLLENNネキはまだいないかな? 一応メッセージ送っておくね
そういえば幼女ネキも実在バイク割と持ってるよね、カブもあったし
1708:幼女
おお、キノネキか。そうだな、とりあえず私が来たという事だけ伝えておくついでに雑談でもとな
実在バイク系だとまあ普通にカッコいいのとかサイドカー付きのとかいろいろあるぞ
一番お気に入りなのがあれだな、 モトコンポ! 面白いよな、折り畳み式バイク
1709:名無しのマニア
おー、モトコンポ。いいよねえ。前世だと後継機みたいな感じの折り畳み電動バイクなんかもあった気がする
1710:幼女
一応カスタムしてたりはするぞ、モトコンポは特にお気に入りなので乗り回してたら付喪神化してた
1711:名無しのマニア
するんだ……まあ幼女ネキ自体高レベル覚醒者だしな、そのMAGに触れてたらそうもなるか
1712:幼女
あ、るるネキがバイク決めたみたいだぞ
[画像]
(一輪のスクーターのようなバイク。ホイールカバーには目玉のようなものがついている)
1713:名無しのマニア
ウィリースクーター*12じゃねーか!!
1714:名無しのマニア
いやまあ幼女ネキなら持ってそうな気はちょっとしたが
1715:名無しのマニア
なんか横にウィリーバイク*13とレックスウィリー*14がいるんだけど、動くのこれ?
1716:幼女
うむ、ホビー部製シキガミバイク「ウィリーシリーズ」だ!
上で言ってた単輪バイクに変形するデモニカ、零零式のバイク形態をベースに開発したんだそうな
ちなみにガイアモータースからただのバイクになってるもの*15が発売中だぞ
最新鋭のバランサーで転ばず安心の名機だ。皆買おう!*16
1717:名無しのマニア
なんでこんな非効率的な機構のために全力出しちゃうんだよ!?*17
1718:幼女
そもそもバイクなんて乗り物自体危険性バリバリの非効率的な乗り物では?
安全性と爽快感・ロマンのトレードオフだろ
1719:名無しのマニア
正論はやめるんだ!
1720:名無しのマニア
わァ…あ…
1721:幼女
ないちゃった。
1722:LLENN
わ、なんか珍しい人が来てる
1723:名無しのマニア
あ、LLENNネキ。*18なんか幼女ネキがツーリング行きたいらしいよ
1724:幼女
厳密には美大生ネキなんだがな。今度行くときには教えてくれ、私らも行きたいから
cubネキ*19にもよろしくと伝えてくれ
1725:美大生
こんるるー。なんかこのスレROMってたら楽しそうだなって思って!
良かったら一緒に走らない? ごはんぐらいは奢るよ
1726:幼女
我々が押しかけてる形だからな、ガソリン代とか飯代ぐらいはこっちで持つぞ
もしかしたら追加で何人か来るかもだが
1727:LLENN
うわーキノネキの時もだけど至れり尽くせり。まあ今度行くときは声かけるね!
1728:名無しのマニア
うーん微笑ましい
でもこの奢るって言ってる方ガイア連合でも有数の修羅なんだよな……cubネキ心臓止まらんと良いが
幼女ネキとか特に荒っぽいエピソード多いし
1729:旅人
いやまあ大丈夫じゃない? 幼女ネキは基本何もしてなければ殴ったりしてこないし*20
常々言われてるけど、殴られる方には殴られるだけの理由があるんだよ?
……まあ、会話で収めるラインを越えたと判断するとノータイムで殺しにかかるけど
でもcubネキってちょっとコミュ障だけどそう言う子じゃないし
1730:幼女
理由もなく手は上げんぞ? 巻き藁共を巻き藁にしていたのは一応辛うじてギリギリ反省のチャンスを与えていただけだったんだがな
まあそれも無駄だと分かった今、やるなら初手で心を折るがな。あの手の奴らには慈悲を掛けるだけ無駄だと思い知らされた
まあ、そんなことはどうでもいい。ルートの選定などはそちらに任せる。我々はあくまでそっちが行くのに便乗する形だからな
1731:LLENN
聞いてた話と大分違うなぁ……まあいいか
普通にしてればいいって事だもんね
1732:幼女
そうなるな。善意からの忠告だが、何をしたってショタおじが守ってくれる、などと思わんほうがいいぞ?
ショタおじが転生者に甘いのは周知の事実だが、巻き藁共も私も同じく転生者だ。ショタおじが巻き藁の行いを許すなら私の行いも許さねばならん、とはレン子ニキの言葉だが
ならばあとは当事者同士の問題にしかならんのだ。こと転生者同士の問題に対してショタおじは無力と言っていいだろう。どちらに良い顔もできんのだから
まあ、喧嘩を売るなら相手を選べという事だな!
1733:名無しのマニア
うーん小学生とは思えないお言葉……
まあエルデンリングで言う所の貴人*21にオラついたらルーンベア*22だった、みたいなもんだろうからな……
1734:旅人
まあそんなわけだし、何かあれば幼女ネキ達が守ってくれるだろうから安心じゃないかな? ツーリング楽しんでね!
1735:美大生
はーい。連絡待ってるね!
1736:幼女
私も色々準備はしておこう。休日ならいつでもいいぞ、平日は基本学校あるしな私も*23
1737:名無しのマニア
あ、一応小学校は行ってるんだ
1738:幼女
依頼とか遠征で行けてないことも多いがなー。友達とかも割といるんだぞ
ほぼほぼ未覚醒だから私の休んでる理由知ってるのはおらんが。半覚醒ぐらいの奴はちらほらいるから、折を見てお守り渡したり私の部下を護衛につけたりしている
1739:名無しのマニア
部下なんているんだ? いやバカにしてるわけじゃなくて
誰かつけたりすると不審者とかで通報されそうだなあと
1740:旅人
あ、その辺は大丈夫みたいだよ? 幼女ネキの部下ってだいたい妖怪とか覚醒動物だから
傍目には野良猫が居付いてるぐらいにしか見えないんじゃないかな
1741:美大生
幼女ネキってほんとそう言う人外の配下がめっちゃ多いからねぇ。現地名家ならレン子ニキ、現地動物・妖怪なら幼女ネキって感じ
赤兎馬(FGO)とレッドラ(FGO)見た時は唖然としたけど
1742:名無しのマニア
何でUMAがいるんです??????
1743:旅人
でもあの辺はまだマシな部類じゃないかな、なんかケツだけ星人みたいなのもいたよ
1744:幼女
我が配下、怪異オオテノシロケツことケツだな。登米の妖怪のまとめ役だぞ! レベルは20ちょいある
1745:美大生
幼女ネキって人間、非人間問わずどっから連れて来たのって感じの部下が多いんだよねえ
人間だとなんかヤクザ系が大半だし。舎弟に忍極の夢澤さんと暴走族神(ゾクガミ)と愉快な仲間達、如くの荒川真澄と春日一番パーティがいるって聞いた時は流石に二度聞きしたよね
1746:LLENN
……大丈夫だよね?
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そして、そんなこんなでツーリング当日。集合場所にはLLENNネキとcubネキ、そしてcubネキのシキガミである礼子。
少ししてお天気ネキと黒一点の250ニキ*24が到着し、そこからさらに少し待った後、数台の……種々様々なバイク群が集まって来たのだ。
「ねえ、LLENNネキ? 私こんなに来るって聞いてないんだけど」
「言ってないからね! サプライズ? 的な?」
「まあそう言ってやるな。私らが勝手についていくと言ったのだからな。幼女ネキだ。よろしく頼む」
半眼で睨むcubネキに視線を逸らすLLENNネキ、そんな2人を仲裁しながらも胸を張るリン。その後ろには数人の人々が苦笑しつつも控えていた。
「あなた達がcubネキさんとLLENNネキさんですか?
「よ、よろしくお願いします……」
メカメカしいサイドカー付きのバイク……『仮面ライダーファイズ』に登場するライダーマシン、サイドバッシャーに跨り、快活に微笑むブラン、側車に収まりつつおずおずと挨拶するヴェール。
「こんるるー。なんかスレ見てたら楽しそうだったからバイク手に入れてきちゃった! 鈴原るる、美大生ネキで通ってるよ! 幼女ネキにはるるネキって呼ばれてるけど」
上着の色に合わせたのか桃色のウィリースクーターに乗って元気に声を上げるのはるるネキ。
今まではほとんどペーパーだったらしいのだが、今回のためにと猛特訓を重ね、リンの駆るビートチェイサーとチェイスを繰り広げられるぐらいには腕を上げていた。
「あ、セツナです。よろしくお願いします……」
リンの背から顔を覗かせ、おずおずと頭を下げるのはセツナ。
『お気に入りはモトコンポ』と言っていたリンであったが、セツナを連れて行くにあたり2人乗りのできるバイクが必要、とるるネキの物とは色違いの青いウィリースクーターを用意し、2人乗りできるように改造してここまでやって来ていた。
「新入りの有木凰音、バハネキ、でいいのかな? えへへ、ツーリングだって聞いたからおニューのバイク買いました! 折角だからリンちゃんに頼んで探してもらっちゃった……」
「……おぉ」
「……おぉ」
「おいお前ら、気持ちはわかるがバイクに目を向けてやれ。嫁の頼みだからと八方手を尽くした名車だぞ」
「……はっ!? あ、あはは……よ、幼女ネキ達は後2人だっけ?」
そう笑うのは凰音。乗って来ていたのは映画やドラマなどで有名なベスパ、その中でも『探偵物語』の工藤俊作の愛車で有名なP150Xであった。
2mに近い凰音にはやや小さく映るが、cubネキ達の視線は凰音の爆弾の如きスタイルに釘付けで、リンの咳払いでようやくこちらに戻ってきたのだが。
じろりと睨むリンに視線を外しながらも、cubネキの視線が向いた先には2人の男女。ぼさついた白い長髪に縫い痕だらけの顔の青年と、小柄で赤髪をサイドポニーに結った女性。
それぞれ男性が白、女性が赤のヤマハ・ビーノに乗っていた。
「ねえ幼女ネキ、今私の目の前に呪術廻戦の真人とFateのエリちゃんがいるんだけど……」
「お前らだってスーパーカブの小熊とGGOのレンだろうに。多分この中だと最年長の2人だぞ、確かどっちも三十路ぐらい」
「や、初めまして。福島支部の真人ニキだよ。まあ本名も『島崎真人』なんだけど……幼女ネキから話を聞いてね。気晴らしがてら混ぜてもらえないかな」
「初めまして。同じく福島支部、真人の妻の
『夫婦なんだ!?』
驚きの声を上げるcubネキサイド&凰音。そんな一幕を挟みつつも、騒がしくも和やかに自動車部のマスツーリングが始まるのであった。
排気量の低いcubネキ達に合わせてそのスピードは緩やかだったが、わいわい騒ぎながらLLENNネキやリン、お天気ネキ達が先頭を行くcubネキ達を追い、その後を大人勢やブランたちが追従する。
途中、休憩を挟みつつ道中のキャンプ場でリンが持ってきた材料や機材でのバーベキューを楽しみ、各々のバイクの話などを語り合い、賑やかな時を過ごした。
それからしばらくして。リンとるるネキが猛然と肉を焼いては貪る中、cubネキが少し離れた所でその様子を眺めていると、そこに現れたのは島崎夫妻。にこやかに笑うと、衿座がcubネキの隣、衿座の隣に真人ニキが座る形でcubネキと並ぶ。
「今日はごめんなさいね、大勢で押しかけちゃって。あんまり真人以外とツーリングなんていかないものだから、リンちゃんから話を聞いた時に飛びついちゃって」
「あ、いえ……大丈夫です。まあ、ちょっと、その……外見でちょっと警戒しちゃったとこはあるので……」
「真人とエリちゃんだもんなぁ。ほとんどガワだけみたいなものだけど、警戒するよねそりゃ。福島支部の仲じゃまあ顔は比較的まっとうな方だと思うんだけど……」
「……どんな人たちがいるんです?」
黄昏るようにあらぬ方を見始める夫妻に、思わず口を開くcubネキ。この2人でも大概だというのにそれ以上がいるというのは俄かには信じがたい。
「00のアレハンドロ、FGOのリンボとカリオストロとキアラ、ユンボルのロード・ドカルトかな、代表的な所だと。全員良い人なんだけどね? いやほんとに掛け値なしの善人」
「あの人達皆いい人なんだけど、顔面が致命的に胡散臭いのよね……いや私達もあんまり人の事言えないけど。一部メンバーの顔面の胡散臭さを除けば黒札も現地民もみんな仲良くやってるアットホームな支部なのよ? 本当に」
「こういうと失礼なんでしょうけど、福島って魔境かなんかなんです?」
「俺外科医なんだけど胃薬調合するスキルが異様に磨かれてるんだよね」「悪い人たちじゃないんだけど……」
「あっ(察し」
一瞬だけどんよりした目になる夫妻に何かを察したcubネキ。慌てて話題逸らしを敢行し、その話題を中心に夫妻があれこれと広げ、和やかに話を続けて行く。
そこに凰音、LLENNネキやお天気ネキも加わり、コミュ障の気のあるcubネキもいつの間にか笑顔で会話をするに至る。
その様子を周囲が微笑ましく見守る中、リンとるるネキもまた猛然と肉を焼いては貪りながらも耳だけをそちらに向けてその様子を伺っていた。
「もがもご(やはり真人ニキ達を連れて来たのは正解だったようだな、私ではこうはいかん)」
「あぐあぐ(LLENNネキとは気が合うけど、cubネキみたいな子は初手から陽の気全開だとひいちゃうからねえ。キノネキからcubネキの事頼まれてたから心配してたんだよね)」
肉を咀嚼しながらもcubネキの事について語り合う2人。
そもそも今回るるネキがツーリングに混ざりたい! と言い出したのも、半分は楽しそうだから自分もやりたいが半分、もう半分が陰の者の気のあるcubネキを気にかけているキノネキから話を聞いたからである。*25
お天気ネキ達ツーリング仲間もいるにせよ、何かあった時の為にも気にかけておいてほしい、と言われていたのだ。
なおブランはかいがいしくリンの口元を拭ったりしていたが、ヴェールは咀嚼音で会話をする2人に普通に引いていたし、セツナはそんなヴェールを見て同情していた。*26
「はぐむぐ(私もセツナに色んなものを見せてやりたかったし丁度良かったがな)」
「もごもぐ(幼女ネキも大概世話好きだよねぇ。まあ、これなら安心かな?)」
「がぶがぶ(専門は外科だが真人ニキはそう言うの得意だしな。鉄球ネキも確か本職は学校の保険医だとかどうとか。スレにあんまり上がってこないから良くは知らんが)」
「あの四文字にどんな語彙が圧縮されてるんだろう……会話してるんだろうなってぐらいしか分かんない……」
「分かるだけすごいと思うよヴェールちゃん……」
そんな事がありながらも、ツーリングは一応の大成功であったのだという。ヴェールとセツナが何やら黄昏ていたのは誰もが見ないふりをしていたが。
その日の夜。ツーリングを終え、cubネキ達自動車部と別れ山梨に泊まる事となったリン達一行。るるネキや居合わせたデビルマン軍団と共に遊び、騒ぎ、最終的に遊び疲れて寝落ちしたところでお開きとなる。
その流れでるるネキはブランらと共に部屋までリンを送り、鼻歌を歌いながらも自室への帰途についていた。
「ふんふふーん……あれ?」
ふと、自分に向く何者かの気配を感じた。どこか覚えのあるような、ないような、曖昧な気配。デビルシフター故の鋭い感覚でもはっきりせず、首を捻る。
その位置もまたうまく感じ取れず、こちらに何がしかの感情を向けている、その程度しか感じ取れない。
「んー……? 見られてる? 何処から? 隠れるのが上手い……いや、違うかな、これ」
隠形に長けているという訳ではない。シンプルに気配が『薄い』。しかし、ただ存在感が薄いというのとも少し違う。
今にも消えそうな幽霊のような、そんなうっすらとした気配。るるネキの中にある『スイッチ』が、ゆっくりと入っていく。
「―――そこ」
ぎゅるん、と音がしそうな勢いで感じ取った気配の方を見遣る。果たしてそこには何者かがいた。
それは、幼い少女だった。黒い長髪、金色の目、薄汚れたぶかぶかのTシャツを着たその少女に、るるネキは覚えがあった。
「幼女ネキ……じゃない。誰?」
そう、視線の先にいる少女は、リンそのものであった。外見そのものは目の色を除けばリンと瓜二つ。しかしリンではない。
リンであればその眼には普段覇気が宿り、自信に満ちた表情でずかずかとこちらへ近づいてくるだろう。
しかしその少女からは覇気という物が感じられず、るるネキに見られてびくりと体を竦ませ、近くにあった自販機の影に隠れ、顔だけをこちらに向けている。
その表情は硬く、怯えてはいるが別の感情も混じっている。こうして面と向かってようやく理解できた。敵意だ。るるネキの
「ねえ、誰? かくれんぼなんてしてないでさ。そんな顔でこっち見たりすると危ないよ? 手が出ちゃう人もいるし……」
声だけは穏やかに、ただし向けられた敵意に応ずるように、殺意を込めつつ。少女は今にも泣きそうになりながら、それでも敵意の籠った眼差しでこちらを睨んでいる。
「……嫌い」
「え?」
「り、リンをいじめる奴は、みんな嫌い。お前もだ。リンを
覚えてろ、いつかわたしたちがリンを助け出す。お前たちなんか、なな、何もできずにおろおろしてればいいんだ!」
どもりながらも涙目でそうまくしたて、まばたきをした瞬間、少女は消えていた。転移ではない。隠形でもない。存在そのものがかき消えたように、姿は消えていた。
「……あれ、何で私、
そして、るるネキの意識からも少女は消えていた。先程のやり取りごと。
その真意が明らかになるのには、今しばらくの時間を必要とする。が、その時はきっと、遠くはない。
そんなわけで130話でした。るるネキ編の皮を被ったツーリングクラブ編。
俺も……関わって見たくて……!
□解説
・ようじょ
基本的に面白全部で行動しているので楽しそうなことには率先して参加しようとしている。
cubネキ達に対してはかなり好意的に見ているが、自分が基本的に陽のものであるという自覚はあるので距離感には気を付けていた。みちぅみたいなことになるし。
・島崎夫妻
実は既婚者だった真人ニキ。苗字に関してはふなぐちさんのを採用させてもらいました。
大分前から決めてはいたんだけど明かすタイミングが無くて……
元々幼馴染で、ガイア連合参入前(10年ちょい前)に現代伝奇ジュブナイル作品の主人公とヒロインみたいな経緯で結ばれて以来そのままストレートに結婚まで行った。
夫婦仲は非常に良好。
鉄球ネキはあんまりスレには上がってこないので福島ではあんまり目立ってないけど真人ニキと同じぐらいには強い。
グライ系魔法の使い手で、重力魔法で構成した鞭で鉄球を振り回すので鉄球ネキというあだ名がついた。当人は流星錘と主張するが、絵面がどう見てもグラビトンハンマー。
本人を含む彼女を知る全員が「Fateのエリちゃん」のガワの「原作持ち」だと思っているが、実はFGOの『終わりのエリザベート』がモデル。当人たちは『ファイナル・ハロウィン2025』を知らないのでその事に気付くのはかなり先。
また、4姉妹の長女だったが、真人ニキと結ばれるに至った事件で死に分かれている。
旧姓小張野。
・ウィリーシリーズ
バイク系ちょっと考えて見たくて考えてみた。エアライダーも出たし!(なお与太郎は未プレイ)
まさかなー、と思って調べたら、1輪バイクって実在すると知ってかがくのちからってすげー、をリアルで痛感しました。
・金眼のようじょ
本当にようじょではない。正体はいずれ。
〇おまけ
黒焦げさんとマカーブルさんから人魚凰音とアロハようじょのFAをいただきました! 大感謝!
黒焦げさん
【挿絵表示】
マカーブルさん
【挿絵表示】
【挿絵表示】
【挿絵表示】
【挿絵表示】