【地獄が】技術開発班ロボ部【もう一山】Part.182
158:名無しのロボ部
イカルガが! 完成しました!
159:名無しのロボ部
HOOOOOOOOOOOO!!!!!!!
160:名無しのロボ部
やっとだ……やっとだぜ……!
161:名無しのロボ部
動力部とコックピット以外全損したトイボックスが戻って来た時は頭抱えたけどな……
162:名無しのロボ部
何したらあんなに壊れるんです?????*1
163:オラシオ
当人曰くリミッター全解除+同調率強制上昇とかやったらしい
あとは構成MAGを爆発的に燃焼させて一時的にパワーアップとかもやったとか
メカニック的に言うと出力全開のさらに数歩向こう側でエンジンにニトロぶち込んだようなもんらしいな
リンクニキはウルトラダイナマイトとかトリコのオートファジーとか言ってたが
結果MAGバッテリー以外の人工筋肉内のMAGも何もかも強制的に絞り出された結果全身崩壊したようだ
いやああれ見た時は変な声出たよ、ちなみにG1も同様のぶっ壊れ方してたが
……どうもG1大破させるレベルで酷使した末にこのパワーアップ法を体得した臭いな
164:名無しのロボ部
えぇ……(ドン引き)
165:名無しのロボ部
そりゃ壊れるだろ!!!!!!
166:オラシオ
エル君がフルコントロールした上で大破したグゥエール*2を見た整備組の気持ちを図らずも理解してしまった
まああの時点の幼女ネキからしても格上の大悪魔と実質タイマンしてコクピットと動力部が残っただけでも……
167:名無しのロボ部
まあオラシオニキに罪はないし、幼女ネキがそこまでしないと勝てないと踏んだんだろうからな……*3
ちなみに幼女ネキはその後どうなったの?
168:オラシオ
医療班直々に精密検査のお達しが出て山梨に連行されていったぞ
捕獲されるまであのクッソ広い悪路王異界を散々逃げ回ってたけどな……
リンクニキ曰くちょっと魔力使うだけで全身に激痛が走るレベルで経絡系に負担がかかってたはずらしいんだが
どうも魔力不使用の素の身体能力だけで暫く逃げ回っていたらしいな
169:名無しのロボ部
何そのハイスペック幼女……
170:オラシオ
なお連行後も隙を見ては脱走して訓練用異界の浅層でジョギング感覚で暴れようとしたので、
龍騎の浅倉みたいな感じで拘束されてたぞ。さもあらん
当人は「重めの筋肉痛みたいなもんだろあんなもん」などと言っていたが
171:名無しのロボ部
……実際のところは?
172:オラシオ
全身ぎっくり腰+毛穴から熱湯流し込まれるぐらいの苦痛のはず、と医療班が言ってたらしい
173:名無しのロボ部
ほんと何なんだあの子……まあ今はもう何ともないようだが
今日も本部で元気に走り回ってたしな。なんかブルアカのイズナみたいな子もいたが新しいシキガミ?
174:名無しのロボ部
あ、俺も見たな。すげー仲よさそうだった
まあマーメイドちゃんにとっ捕まって「まだ検査残ってんだから逃げ回らない!」とか怒られてたが
175:オラシオ
あーイズナちゃんか。あの子は……まあ、幼女ネキの娘だ
母親は宮城のウカノミタマ神。生後まだ一か月も経ってないとは聞いた
176:名無しのロボ部
????????????
177:名無しのロボ部
待って待って情報が玉突き事故起こしてる
幼女ネキの? 娘? 生後一か月? あのJKぐらいの身長で? しかも日本神との子供?
178:名無しのロボ部
どういうことなの……
179:オラシオ
俺も詳しい事情は良く分からんが、間違いなく幼女ネキの娘ではあるらしいぞ
その辺はショタおじと医療班が断言してた。色々あって急成長したそうな
本部に来てたのはその辺の事情からの定期健診だな
180:名無しのロボ部
まあ、仲は良さそうだったしいいか!(現実逃避)
181:名無しのロボ部
そうだな!
というかあれだ、イカルガできたって事は幼女ネキが取りに来るって事だろ?
もう伝えてあんの?
182:オラシオ
一応伝えてはおいてあるぞ。定期健診後に取りに来るとの事だ
183:名無しのロボ部
あら、意外だな? 一も二もなく取りに来るかと思ったが
184:オラシオ
ちゃんと定期健診受けたら探求ネキんとこの食材分けてくれたりするんだと
探求ネキの作る霊的食材のリピーターだしな
後なんか分身の術とかも教わるんだとかどうとか
185:名無しのロボ部
餌付けされてて草。まあ幼女ネキ燃費悪いらしいもんな……
それに味覚の幅が常人より広いらしいから一般的な食材だけだとなかなか満足できないらしいな
186:名無しのロボ部
あの子にはあの子なりの悩みとか苦労があるんだな……
187:名無しのロボ部
所で俺達も俺達なりの悩みと苦労があるんだぞ?
188:名無しのロボ部
そうだな。かつての宮城県沖海戦の際、
「銃装剣予備一丁頼んでたけど+2丁の計3丁よろしくな!金とマッカは追加で振り込んでおいたぞ!」
と言う幼女ネキの無茶振りがあったりとか
189:名無しのロボ部
イカルガ建造の際の苦労のあれこれとか……
190:名無しのロボ部
飛竜戦艦開発チームに何人か引っ張られて地獄を見た事とか……
191:名無しのロボ部
最近で言うとトイボックス全損して送り返されてきたこととか……
192:名無しのロボ部
……分かっちゃいたけどだいたい幼女ネキが原因だな?
193:名無しのロボ部
まあ潤沢な資金とマッカを遠慮なく振り込んでくれる大口の依頼人ではあるが
194:名無しのロボ部
なお飛竜戦艦が完成したとしても幼女ネキの無茶振りは収まるとは限らない件
何より幼女ネキ個人所有の飛行艦はほぼ確実に依頼されるぞ
195:名無しのロボ部
娘のイズナちゃん用のロボも依頼される可能性が割とあるな……
幼女ネキの事なのでウィードメーカー*4を依頼してきても驚かんぞ
196:名無しのロボ部
なんせ自分用の飛行艦に孔雀明王をチョイスするからなぁ……
一応トイボックスやイカルガの技術の蓄積はあるからそれっぽく作ること自体は可能だが……
197:オラシオ
まあ仮定の話はよそう*5。とりあえず今は飛竜戦艦に注力することが肝心だ
あとイカルガのテストもするし、気晴らしに見にきたらどうだ?
198:名無しのロボ部
いいねえ、俺もちょっと見に行くか
199:名無しのロボ部
イカルガの雄姿、確かに見れるうちに目に納めておきたいよな……
200:名無しのロボ部
いつスクラップになって戻ってくるか分かったもんじゃないからな
201:名無しのロボ部
やめろよ割とあり得そうなこと言うの
202:オラシオ
まあそんなすぐ壊しはせんだろう、トイボックスぶっ壊したのだって必要だったというのはあるが、
イカルガがあるからちょっと派手にやっても構わんだろうと思ってたらしいからな
替えがないのに壊しはすまいよ、特にイカルガに乗ってしまえばもうトイボックスには戻れんだろう
203:名無しのロボ部
喜べばいいのか……悲しめばいいのか……
204:名無しのロボ部
まあぶっ壊れるまで酷使するぐらい使い込んでくれたと言う事で喜んでおいた方が精神衛生上良いんじゃないか?
205:名無しのロボ部
そう思おう……
206:オラシオ
そういえばだな、幼女ネキが多腕系のロボを動かせるのは悪魔変身で人間にない部位を動かすコツを知っているからなんだが
最近また変身悪魔増やしてな? 今度はマーメイドだそうだ*6
207:名無しのロボ部
やめろー! それ以上は聞きたくなーい!
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「ふはははははは! ついに完成だ! どうだイズナ! このイカルガのフォルム! そして込められたMAG!」
「鎧武者や阿修羅像のようでとても力強く勇ましいです
「そうだろうそうだろう! すごいぞーかっこいいぞー!」
かつてトイボックスの動作試験を行ったここで、今まさにリンの新型専用デモニカ「イカルガ」の動作試験が行われようとしていた。
トイボックス同様の青を基調とした装甲だが、西洋甲冑を模したトイボックスとは様相を異にする外見をしており、
鎧武者を模した外見、トイボックスのものよりしっかりした造りの副腕を2本の計六本の腕を持っている。
顔もまた歯を剥き出しにした怒りの形相を象っており、イズナの言う通り三面でこそないが阿修羅にも通づる威圧感を放っていた。
念願叶った新たなる愛機にテンションMAXのリンと、一緒になって我がことのように喜ぶイズナ。
その様子を見ながら、セリリがぽつりと呟く。
「あんなテンション上がってるリン見るの久しぶりだわ……やっぱああいうの好きなのね、あいつ。
イズナ関係でちょっと滅入ってたみたいだけど、元気になったみたいで何より、かしら」
「マスターはロボットが大好きですから……トイボックスが壊れてちょっと落ち込まれていたようですし、
やっぱり喜んでいるマスターを見るのは嬉しいですね」
「私はアレを全開で動かすマスターのお世話をしないといけなさそうなのがなんとも先が思いやられますけどね……
正直トイボックスの時でさえ寿命が縮む思いでしたし。寿命ないですけど、私達」
「……そんなにとんでもないんですか、ああいう奴動かすのっt……すいません何でもないです」
キャッキャとはしゃぐリンを見てほっこりするノワールとセリリ、
興味本位でアイリスに聞いてみたらハイライトの消えた笑顔を返されたラプンツェル。
そんな一同を眺めながらも、オラシオニキを筆頭とするイカルガ開発チームは手元の端末をあれこれと操作している。
「さて、幼女ネキ。そろそろやるか?」
「おお、始めるか! よし行くぞアイリス! イカルガの動作試験だ、気楽に行け!」
「マスター、それトイボックスの時にも言ってましたけど気楽に行けませんからね普通?」
地面からせり出したタラップ伝いにイカルガに乗り込み、アイリスが接続したのを確認し、リンは周囲を見回す。
部分的に違う箇所も散見されるが、おおよそトイボックスのコックピットレイアウトに近い、これならばほぼ同じ感覚と考えてもいいだろう。
そもそも搭乗型デモニカは思考制御であるためレバー操作はおまけらしいが、そこはそれ。気分の問題だ。
むふー、と満足げに息を吐いていると、オラシオニキからの通信が入る。
『トイボックスのストレージCOMP*7はそのまま移植してあるから中身は同様に使えるはずだ。
というかまあ、コックピット周りも移植できるものは移植してある。触り心地に違和感とかはないか?』
「ああ、道理で手に馴染むと思った。特に問題はないぞ、アイリスの方はどうだ?」
「問題ありません。システムとの接続・掌握は完了、いつでも起動できます」
「始めろ」
リンの言葉に応じ、アイリスがイカルガのシステムを立ち上げる。
始めは僅かな振動、そしてその振動がだんだんと大きく、強くなっていく。
「第一炉心『
マスターとイカルガの同調率正常値。人工神経への負荷、正常値。定格出力内での稼働問題ありません」
リンは、己の霊感覚に2つの大きな炎が灯ったのを感じた。
イカルガの胴体中央部、コックピットのすぐそばで、イカルガを支える二つの炉心が稼働し、
リンと同調し莫大量のMAGを産み出している。天地を揺るがすような爆音をまき散らしながら、
リンの顔が、満足感から獰猛な笑みを形作る。
「動くぞ」
返答を待たず、一歩踏み出す。二歩、三歩と踏み出し、小走りに、疾走に変わる。
その淀みない動きに、観戦していたロボ部の面々から感嘆の声が漏れた。
「そりゃあ幼女ネキ専用に作ったとはいえ、トイボックスの時と言い初見の機体をあそこまで動かすか……」
「あ、やっぱあれとんでもないんだ?」
わが身のようにイカルガを動かしているリンを見て呆れ交じりの感嘆の声を上げるオラシオニキに、セリリが言う。
常々軽々とトイボックスを動かし、複数の悪魔変身を使いこなすのだからこのぐらいはする、
というのがセリリの見解だったが、どうもそれだけではないらしい。
「基本的にデモニカっていうのは自分で体を動かして操作する『鎧』なんだよな。
でも、ああいう搭乗タイプのデモニカは思考操作してる関係上どうしても多少なりラグがある。
アイリスが制御してるにしたって、自分の身体じゃない身体を動かすんだからな」
「そういうもんなの? あたしは人間態も悪魔態も特に違和感なく切り替えてるけど」
「そりゃあセリリは純粋な悪魔だろ? 悪魔は情報生命体だからな、その辺りの切り替えはやりやすい方のはずだ。
でも、あれだ。人間は所詮肉の体に縛られた生物だし……だからこそデモニカは人型をしているんだが、
トイボックスやイカルガはそうじゃない。人間の体には腕が二本しかないだろ?
普通はあんな何本も腕があるデモニカなんてもんを動かすには相当の苦労と練習があるはずなんだよな。
それを幼女ネキは軽々使いこなしている。当人は『ヌエの時尻尾を動かす感覚に近い』とは言ってたが……
まあ、才能なんだろうなあ。あの子は非人間的な動作をすることに天賦の才がある、そんな感じだ」
「そう言えばマーメイドになった時も案外サクっと動けるようになってたっけ……
まあ、動かせるんならいいんじゃないの、あたしはその辺よくわかんないけど」
「まあ、おかげで非人間的体形の動作データとかはたっぷり集まってるんだけどな……」
2人の視線の先では、トイボックスのそれと比べて段違いに良い動きの飛行を行うイカルガの姿があった。
仮想敵として放たれているシキガミドローンをちぎっては投げちぎっては投げ、
手首から先を射出して掴み、爆炎で焼き払い、トイボックスの四本を超える銃装剣六刀流のアギダイン一斉射を放つ。
色々あって鬱憤溜まってたのかしらねー、と暢気に眺めているセリリの横で、オラシオニキがぽつりと呟く。
「イカルガ建造に当たり潤沢な資金と時間を注ぎ込んでほぼ要望通りに仕上がったと自負はしているが……
まあ、ぶっちゃけて言うとあれは幼女ネキじゃなきゃろくに動かんポンコツだ」
「……どういうこと?」
「まずトイボックスもだが、幼女ネキとの同調を高めるために人工筋肉を専用の物にしてるし……
基本的にMAGをバカ食いする仕様で、高出力の炉を2つと幼女ネキという莫大なMAGタンク、
その上アイリスという高性能な制御シキガミを用意する必要があるからな。
あれだ、文ちゃんのワカモスーツと同様さ。採算度外視の高性能機ってやつ」
「……そんなとんでもないのを平然と動かしてんのあいつ?」
話していて興が乗って来たのか、セリリをよそにオラシオニキはさらに言葉を続ける。
「基本的にイカルガやトイボックスの元になった士魂号なんかは、誰が乗っても同じなんだよ。
まあ当人の戦闘センスで違いは出るだろうが……レベル限界もあるしな。
イカルガはそういうのを取っぱらって高性能を実現してるけど、だからこそ制約も多い。
莫大なMAG、乗り手の性質やセンス、そう言ったもんを持ち合わせてないと性能を十全に発揮はできない。
幼女ネキ以外で可能性があるとするなら……幼女ネキの肉体ベースのシキガミボディを持つノワール、
幼女ネキの娘で黒札に迫る素質を持つイズナちゃんぐらいなもんかな、あの子はアギ系が得意というのもあるし。
俺らもテストで何度か乗ったけど……まあ、ミサイルみたいな勢いでカッ飛ぶからなアレ。
墜落しないようにするので精いっぱいだったよ……ほんとなんであんなサクサク動かせてんだろうなあの子?」
「……何であんなもん作ったのかしら、リンのやつ。正直あいつそのままぶち込んだ方がよくない?」
「趣味って言い切ってたぞ*8」
「言い切っちゃってたかぁー……」
遠い目をしてご機嫌でイカルガをブン回すリンを眺める2人。
イカルガの爆音に混じってアイリスの悲鳴が何度か聞こえた気がしたが、気のせいだろう。気のせいであれ。気のせいだ。(断定)
外部スピーカーでリンがかつてないレベルで哄笑を上げているのも聞こえた気がしたが、本人が楽しそうなので良いのだろう。
2人は、そして動作試験を見ていた一同は、そんな風に考えてちょっとだけ現実逃避をしていたのだという。
どっとはらい。
そんなわけでイカルガ完成したよ! というお話。
なおイカルガが出来ても飛竜戦艦はまだできてないのでみんな現実逃避していたともいう。
ガンドライバーは……いいぞ! 全八巻!(ダイマ
■解説
・幼女ネキ
イカルガが完成してご機嫌でブン回していた幼女。
必要なこととはいえトイボックスやG1の大破で若干凹んでもいたし、
イズナ関連のあれこれでちょっと精神的にブルー入ってた。
でもイカルガ完成したので超ゴキゲン。その日はイカルガの中で寝たんだそうです。
イズナ専用機を作るかどうかは実際まだ未定。もしかしたらロボより変身ヒーローの方が好きかもしれないので。子の性癖も尊重する親の鑑。
・アイリス
トイボックスやイカルガを全開でブン回せるのはアイリスが死ぬ気で制御してるからです。
なので喜んでいる幼女ネキを見るのは楽しいけどアイリスの目のハイライトは消える。
制御を任された日は数割増しぐらいで夜が激しくなる。(でも勝てない
・オラシオニキ
1つ肩の荷が下りた幼女ネキ係。なおイカルガが完成しても飛竜戦艦があるのでだいぶおつらい。頑張れもうちょっとだ!
辛い事があるとシキガミのメイプルちゃんによしよししてもらっている。