【カオ転三次】TS^2ようじょの終末対策   作:タマヤ与太郎

44 / 132
なんのかんのと43話、少し前から引っ張って来た大物の完成です。


転生ようじょ、大物完成す。

【月に】ムラクモ計画関連スレ その8【ムラクモ】

 

 

 

 

 

 

 

43:オラシオ

 

野郎共生きてるか! 死んでる奴が居たら手を挙げろ!

 

 

44:名無しの転生者

 

死んでたら手を挙げられないと思うんですけど!

 

 

45:オラシオ

 

それもそうだな! 死んでる奴が居たら地返しの玉ぶつけとけ!

それは! それとして! ついに! ついにだ! 飛竜戦艦完成だーっ!

 

 

46:名無しの転生者

 

イエエエェェェアアァァァァ!!!!!!!

 

 

47:名無しの転生者

 

長く……辛い戦いだった……

計画は立ち上がったものの幼女ネキの依頼制限で資材調達が滞ったりとか……

 

 

48:名無しの転生者

 

それでもコンスタントにそこそこの量のマッカや資材を調達してきたあの幼女ほんとなんなんだろうな……

 

 

49:名無しの転生者

 

オラシオニキを中心とした宮城のロボ部・ホビー部の中心メンバーが悪路王異界攻略に引っ張られ……*1

 

 

50:名無しの転生者

 

解決したと思ったら今度はトイボックスがスクラップになって帰ってきて……*2

 

 

51:名無しの転生者

 

まあなんとかかんとか順調に作業は進んではいたがイカルガ建造にやっぱりオラシオニキが引っ張られ……

 

 

52:名無しの転生者

 

まあ色々と波乱はあったがようやく完成だ! あと残ってるのはMAGバッテリーの充電ぐらいか?

 

 

53:オラシオ

 

そうだな。キャナルも先生ネキ達によってレベリングされてなんだかんだとレベル25、

セリリやラプンツェルらのレベル50台には届かないものの大分レベルも上がったし、

これからは幼女ネキの下でレベリングに励んでもらおう

 

 

54:名無しの転生者

 

幼女ネキPTもまたレベル上げたよなぁ……確かノワールさんがレベル60行ったんだっけ?

 

 

55:先生

 

イズナちゃんは35に届いたしね……

お堂内部でスカアハ’sブートキャンプ*3参加できるようになったからレベル上がる上がる

一応私も50には届いたけどあの勢いには流石に負けるわ……

幼女ネキと一緒に嬉々としてあの地獄に突っ込んでいくのはほんと親子って感じだよねぇ……

頭ケルトというか薩摩というか

 

 

56:名無しの転生者

 

ホント宮城の最精鋭の集まりだよなああそこ……

あれで幹部であるという以外に特に肩書もないからフットワーク軽いのなんかのバグだろ*4

 

 

57:名無しの転生者

 

一応肩書上宮城支部幹部ってだけで当人は一兵卒のつもりでいるみたいだぞ

あっちこっち傭兵に行ったりミサイル迎撃に出たりしてるしな、イカルガで

 

 

58:名無しの転生者

 

いやー笑ったよなこないだの配信。神々の高位分霊たちが唖然とした顔してたし

すいませんねうちの幼女ネキがMVP掻っ攫ってっちゃって……

 

 

59:名無しの転生者

 

なんかあの子血統的にもサラブレッドだし本霊もなんか訳アリらしいな、前に当人に聞いたけど

血統と魂の強さと意欲がとんでもねえシナジー出してる……

 

 

60:名無しの転生者

 

イカルガでもしれっと螺旋丸してたの見た時は唖然としたわ

あれイズナちゃんも幼女ネキもサクッとやってたが結構キツいぞ?

 

 

61:名無しの転生者

 

アレなー。下手に魔法が使えるとそっちに引っ張られるから素の状態のMAGを出すというのもなかなか難しいんだよな

自分の体でやるならともかく、基本的に火属性のイカルガでやるんだからなぁ

下手に魔法系より物理系覚醒者の方がやりやすいかもしれんぞアレ

原作でも印が不要でチャクラコントロールだけで使う技だしな、それ単体で出すなら

 

 

62:名無しの転生者

 

まあ幼女ネキとイズナちゃんはそもそものセンスが飛びぬけてる感はある

四代目火影とナルトみたいな

 

 

63:名無しの転生者

 

そう言えば幼女ネキといえば今どうしてるんだ?

 

 

64:レン子

 

こちらをご覧ください……

[画像]

(飛竜戦艦の鼻先まで飛び上がっている幼女ネキ)

 

[画像]

(艦橋でふんぞり返っている幼女ネキ)

 

[画像]

(格納庫の中でイカルガのコクピットに乗り込んでいるドヤ顔の幼女ネキ)

 

[画像]

(杭に磔にされている幼女ネキ)

 

 

65:名無しの転生者

 

 

 

66:名無しの転生者

 

滅茶苦茶喜んでるのはすげー伝わってくるw

 

 

67:名無しの転生者

 

四枚目はいったい何があったんだよw

 

 

68:オラシオ

 

テンションが上がりに上がりすぎてヒートアップしてきたからぶん殴って縛り上げた

流石に主砲の試射なんてしたら演習用異界が吹き飛ぶからな……幹部会の日でよかった

ハム子ネキとか霊視ニキとか幼女ネキを力づくで抑え込める人材結構いたし……

 

 

69:幼女

 

いやーすまん、嬉しすぎてちょっと自分を抑えきれなかった

お詫びに面白いもの置いとくぞ、ショタおじに螺旋丸と螺旋手裏剣の原理を教えたらサクッと再現して笑ったわ

 

[画像]

(ショタおじが数m級の赤く燃える螺旋丸を掲げている)

 

 

70:名無しの転生者

 

あの……俺の勘違いじゃなければこれ熔遁・螺旋手裏剣*5では?

 

 

71:幼女

 

そうだな。流石ショタおじ、サイズが桁違いだ

私もイカルガを使えばこのサイズのは作れそうだが……

 

 

72:名無しの転生者

 

星霊神社が消し飛ぶわw

 

 

73:名無しの転生者

 

まじで やめて

所でこの後どうすんの? 宮城にどうやって輸送するん?

流石にトラポートは……厳しいよなあ

 

 

74:幼女

 

出来ない事もないが*6……まあ普通に試運転がてら飛ばすぞ

クウガゴウラムに使ってた認識阻害も強めにかけるから一般人やレベルの低い覚醒者には見えんようにするし

 

 

75:名無しの転生者

 

そっかぁ、安全運転でな。アレをどう動かせば安全運転になるのかは知らんが

 

 

76:レン子

 

流石に動かすのは幼女ちゃんには任せないから大丈夫よ……まあ、異界でテストはしてたみたいだし、

オラシオニキを中心としたロボ部メンバーにお願いすることになるかしらね

 

 

77:オラシオ

 

そうなるな。一応俺が暫定艦長、制御はほとんどキャナルやサブ電霊式神にやってもらう事になる

幼女ネキはイカルガ内部でイカルガを起動しながら待機してもらうことになるな

 

 

78:幼女

 

私が乗ってないとイカルガはまともに動かんからな、艦橋からの景色は仕方ないのでコクピットで見ることにする

一応この試運転の結果如何においては中国行きで使うかどうかが決まるからな、ちゃんとするさ

 

 

79:名無しの転生者

 

中国行き? 何かあったっけ?

 

 

80:レン子

 

中国の避難民の受け入れを最近進めてるんだけど、その回収にロボ部の軍艦の他に飛竜戦艦を使おうって話になってるのよね

幼女ちゃんの母方の一族がこの間見つかったってKSJ研究所から連絡がきたものだから

 

 

81:名無しの転生者

 

あー、幼女ネキの。そうかぁ、母方の血縁も生き残ってたか

 

 

82:幼女

 

うむ、避難民の中にその一族がいてな。関係者をこっちで引き取るという話になっている

高レベル覚醒者や中華系の魔獣・聖獣系の悪魔が宮城支部に加わってくれるそうだ

一応ウチの出張所預かりという話になっているんだったか?

 

 

83:レン子

ええ、そうね。悪魔達の方は『百鬼夜行』*7に組み込むことにしているから、幼女ちゃんの配下と考えてくれていいわ

それに幼女ちゃんのいとこにあたる人達もいるらしいじゃない? そういう人たちはそっちに回すわね

幼女ちゃんの所なら近くにジュネスもあるしい立地的にもちょうどいいでしょう

 

 

84:名無しの転生者

 

いやー、良かったな幼女ネキ。お母さんの話とか聞けそうなんじゃないか?

 

 

85:幼女

 

そうだなあ、親父の方は婆さんから色々聞けたが、お袋の方は婆さんも会ったことがないらしいからな

悪い人ではないようだが、気にならないと言えば嘘になるか

 

 

86:名無しの転生者

 

その為にも今回のテストはきっちりやんないとな、頑張れよ

 

 

87:オラシオ

 

まあ主に頑張るのは俺達だが……まあキャナルは幼女ネキのシキガミ扱いだからな

孔雀明王の完成までには代用できるシキガミも用意できるだろうさ

幼女ネキはどっしり構えててくれ

 

 

88:幼女

 

うむ、船旅楽しませてもらおう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やれやれ、なんとかここまでこぎつけたな……」

 

飛竜戦艦ムラクモ・艦橋。

そこには宮城支部長、レン子ニキと、ムラクモ計画に参加しているロボ部ホビー部の面々が出航の時を待っていた。

艦長の椅子の側にはオラシオニキが立ち、目の前に投射される立体映像の数値を睨み……

隣にいる専用シキガミのメイプルの頭を撫でると、メイプルの逆サイド、数歩分離れた位置にいる緑髪の少女に視線を向ける。

 

「キャナル、ムラクモのコンディションはどうだ?」

 

「メイン・サブ共にシステム全てオール・グリーン。

 主動力炉『竜血炉(ブラッドグレイル)』、及び機体各部の五行増幅回路正常稼働中。

 MAGバッテリー蓄積率99.8%、イカルガとのMAG伝達経路正常値、いつでも発進できます!」

 

「よし! ムラクモ……いや、ここは俺が言うべきではないな。幼女ネキ、通信越しで悪いが頼めるか!

 この計画の発起人である幼女ネキにこそ、一番最初の発進命令を出す権利がある!」

 

そう言い切ったオラシオニキの声に、緑髪の少女……ムラクモの管制シキガミであるキャナルの表情が明るくなったのは、きっと見間違いではないだろう。

キャナルのシキガミとしての契約者、幼女ネキこと鵺原リンの幼くも凛とした声が、通信越しに艦橋を揺らす。

 

『ふむ、そのぐらいは譲ってやろうと思っていたが……まあ頼まれたならやぶさかではないな。

 キャナル、認識阻害の強度を最大にしつつ上昇開始。予定高度に達したなら教えろ』

 

「了解しました!」

 

一瞬の振動、そして、モニターに映る風景がだんだんと上昇していく。

そして、眼下に広がる星霊神社が芥子粒ほどに小さくなった後、上昇が止まる。

 

「マスター、予定高度に到達しました。ご命令を!」

 

『よし、機関最大出力、飛竜戦艦ムラクモ、発進! 目的地は〇〇町工業地帯、飛竜戦艦格納庫!』

 

その声に応えるように、徐々に高まってゆく甲高い音。そしてそれが頂点に達した時、空気がはじけた。

 

「――――――――ッ!」

 

どん、と、進行方向の空気がすべて圧力に変わったかのような感覚。

直ぐに艦内全域に張り巡らされた緩衝術式で中和されるが、一瞬息が詰まるほどの圧力、そして加速。

見ればモニターに映る風景が高速で流れてゆくのが見える。オラシオニキは我知らず、感嘆の息を漏らした。

 

「……はは、飛んでる……」

 

周囲の計画参加者からも口々に飛んでる、やったぜ、などと声が聞こえてくる。

リンに付き合うようになってから種々様々な地獄を味わってきたが、この大仕事をやり遂げた達成感。

これがあるからこそ様々な無茶振りに耐えて来た甲斐もあった。心底からそう思う。

思わず熱くなる目頭を押さえ笑みを浮かべるが、次の瞬間、艦橋のモニターに見慣れた少年(ショタおじ)の顔が映る。

途端、急降下する艦橋の温度。リンの無茶振りを散々撃ち返してきた直感が、全力で嫌な予感を訴えている。

 

『やあオラシオニキ、ちょっといいかい?』

 

「良くはないけど、聞いといたほうが良い奴だろう?」

 

『そうだね、ぶっちゃけて言うとメシア教のミサイルがカッ飛んできてるから迎撃してくれない?

 一応いつもの神々が迎撃に出てはいるけど……ちょっと今回日本海側と太平洋側で同時に発射されてるからさぁ、

 手が足りなくてもしかしたら一発ぐらいは着弾するかも。一番近いのが君らなんだよね現状』

 

「「「「こちとら処女航海なんですけどぉ!?」」」」

 

一同の魂の叫びを笑って聞き流し、ショタおじはさらに言葉を続ける。

 

『何、その位はどうにか出来ると確信できるスペックはあるはずさ。そうだろ、幼女ネキ?』

 

『――――――そうだな。ショタおじ、座標を寄越せ。キャナル、全速力だ。

 緊急トラポート移動圏内に入り次第イカルガで出る』

 

「了解です!」

 

「幼女ネキィ!?」

 

管制シキガミの契約者(実質的に艦の全権を握っている奴)による命令によりムラクモが急加速。

慌ててそこらにしがみついた艦橋にいる全員による悲鳴の尾を引いて、ムラクモは飛んだ。

 

 

 

「マスター、良かったんですか? ……良さそうですね、その心底からの疑問顔を見るに」

 

「やるしかないのならばやる、それだけの事だ。オラシオニキ達も分かってはいたろう。

 分かってはいたが抵抗はしたいからやいのやいのと言っていただけだ」

 

「キャナルが管制を行いマスターが搭乗している現在、実質的にこの艦の指令系統の最高位はマスターですが……」

 

ムラクモ、格納庫。イカルガのコクピットの中で、リンはアイリスからのお小言を受けていた。

とはいえ基本がリンにだだ甘な三人娘であるので、ややきついお言葉程度のそれではあったが。

ムラクモの運用においては基本キャナルがほぼ全権を握っており、リンから指揮権を委託された(キャナルに言い含めて置いた)暫定艦長により運用される事となっている。

しかし動力炉である竜血炉やイカルガとの相性もありキャナルと契約しているのがリンである関係上、

ともすればリンの命令一つで飛竜戦艦は動く。動いてしまう。

リンもそれは理解しており、ともすれば今回の様な緊急時でもなければ命令権を行使するつもりもないのだが。

 

「それに、イカルガの緊急トラポート、あれえげつないぐらいにMAG食いますけど……大丈夫なんですか?

 理論上ムラクモの最大貯蓄の1/3で済みますから、現状のMAG残量なら余裕を持って宮城に帰港できるとは思いますが」

 

「緊急時だ、仕方あるまい。どこかでテストもせねばならなかったからな」

 

緊急トラポート。これはイカルガを現場に急行させるためにかねてより検討されていたシステムである。

デモニカとして、と言うかそもそも物体としてあまりにも巨大なイカルガやトイボックスを転移させるのは莫大なMAGが必要とされ、

さしものリンがアイリスにMAGを貸し与えたとしても転移するだけでイカルガの機体を含めた全魔力を消費しかねなかった。

そこでさらに外部からMAGを(今回の場合ムラクモのMAGバッテリーから)供給し、転移を行う。それが緊急トラポートである。

 

「まー、理想はムラクモごと転移させられれば良かったんだが、大質量過ぎて流石に現実的ではないからな。

 イカルガ一機を飛ばす程度のトラポートしかできんのが関の山だが。緊急時に使う程度だ、問題はあるまい」

 

「マスターの場合それを気軽にポンポン使いかねないのが心配なんですが」

 

「ちゃんと使った後の充電はするぞ?」「いえそう言う事ならいいという訳ではなく」「?????」*8

 

コクピット内でのそんなやり取りが終わったころ、モニターにキャナルの顔が映し出される。

ムラクモから送られてくる情報を見るに、緊急トラポートの転移範囲内に入ったようだ。

 

『マスター、キャナルです。緊急トラポートの安定転移圏内に入りました。準備はよろしいですか?』

 

「問題ない。やれ」

 

『了解です。竜血炉・五行増幅路のイカルガへの接続安定、MAG注入開始します。

 ……マスター、アイリス先輩、ご武運を!』

 

「ああ、任せろ。アイリス、術式展開、MAG注入量が規定値に達したらすぐに転移しろ」

 

「ああもう……分かりました。しっかりシートベルト締めました? 私の精神安定のためにもちゃんと締めてくださいね?

 ――――――MAG注入量、予定値まで50……40……20……到達しました。トラポート開始します」

 

 

 

同時刻、日本近海、太平洋側。

ミサイル防衛に回っている神々に先んじて、多神連合の実質的盟主、ギリシャ神話の主神ゼウスがそこにたどり着いていた。

雷を象ったパーツの付いた白い右半身、鎌の付いた黒い左半身*9を海風にさらし、ギリシャ神話最強の神は不敵に笑う。

 

「ハッ、こっちは俺が一番乗り見たいだ……あぁ?」

 

空間の歪む気配。後続の連中が【トラポート】でも使ったか? と思いそちらをむけば、そこには青い鬼神(イカルガ)がいた。

こちらに気付いたのかちらりとその鬼面がこちらを向くが、直後、不快なものを見た、とばかりの舌打ちが聞こえてくる。

 

『……チッ、わざわざ緊急トラポートを使ってやってきたが、最初に見るのがこいつとはな』

 

「オイてめぇ! 人間みてぇだが……って事はガイア連合の奴か?! 喧嘩売ってんのか!?」

 

『転移早々ギリシャ神話に名だたる下半神(たねうま)と出くわした方の身にもなれ。

 流石はオリュンポス神族随一の種馬、腰だけではなくフットワークも早いと見える。

 まあいい、そこで見ていろ、すぐに終わる』

 

なおも食いついて来るゼウスをスルーし、イカルガ(リン)はイカルガの六本の腕を掲げ、そこへMAGを集める。

無属性のMAGを4、火属性(アギ系)のMAGを2。それらを一瞬で延ばし、ねじり、かき混ぜ(乱回転し)、数mはある四枚の刃が生えた灼熱する球体を作り出す。

 

『ゼウス、大サービスだ。私の新技を見せてやろう―――【熔遁・超大玉螺旋手裏剣】』

 

振りかぶり、投げる。螺旋手裏剣(それ)が彼方に飛んで行き……一瞬の閃光。

直後、視界の端までを埋め尽くす爆炎の華が、水平線の先に咲いた。

 

『ふむ、ミサイルの反応は……ないか。精々撃ち漏らしがいくらか飛んで来ただけのようだな。

 見物料はいらんぞ、――――――ではな』

 

あっけにとられているゼウスをよそに、鬼神(イカルガ)は爆炎と爆風の尾を引きいずこかへと飛んで行く。

 

「何だぁ、あいつは……」

 

イカルガが居なくなった後、ゼウスはそんな呟きを漏らす。

鉄の巨人を作り出し、それを用いてあれほどの術を使いミサイルを叩き落した事にも驚きはしたが、

ゼウスの気がかりはそれとはまた、別の事であった。

 

「何で人間からあのクソ野郎(・・・・・・)の気配がしやがる……?

 こいつは少し、探りを入れておくのもいいかもしれねえな」

 

ゼウスはそう呟きを残すと、自分もまた姿を消す。

一抹の嫌な予感を、その胸に抱えながら。

 

 

*1
オラシオニキ・先生ネキ・ウェルニキ。先生ネキのシキガミ達は事務作業なんかも得意なのでその分作業が滞る

*2
なお一応直してくれとは言われた模様

*3
悪路王異界最深部にあるお堂内部での空間と時間を歪めた地獄の(実質)短期集中訓練。死んでも蘇生させられて訓練続行である

*4
というか一応『宮城支部幹部』と言うだけで基本自分の好きに動いている人間弾道ミサイルである

*5
螺旋手裏剣の派生技。原作においては尾獣と呼ばれる怪物の力を借りて放っている技

*6
できない事もないが、大質量なので消費MAGがえげつない量係現実的ではない、と言う設定にした

*7
幼女ネキの出張所の下部組織に当たる非人間特殊部隊

*8
必要と判断すれば一切の躊躇をしないので警戒されている

*9
真4以降の外見




そんなわけで飛竜戦艦完成というお話でした。だいたい120mぐらいを想定。
一応この小説はカオス転生ごちゃまぜサマナーの三次創作です。一応。
ちょっとだけ今後の伏線、というか、大分前に置いた複線の回収にかかり始めます。

■解説

・幼女ネキ
イカルガを早々に使いこなして螺旋手裏剣まで使えるようになっているようじょ。
あの後頑張ってムラクモまで戻って無事おうちに帰りました。
ちょくちょくミサイル防衛に参加して「またあいつかよぉ!」とか言われている。
ゼウスの事は神話的な逸話(あれこれ)から『うちの奴らの半径10km以内に入るなよ』と思っている。

・ムラクモ
大本の飛竜戦艦だと悪者っぽいし『エル君が飛竜戦艦を作ったら?』というイフの奴作ろうぜ! と幼女ネキが音頭を取って建造してた例のデカブツ。
端々エル君風になってるけどだいたい飛竜戦艦そのまんま。
キャナルとサブ電霊シキガミでかなり自動化されているのでバッテリーさえあればキャナルだけでも飛ばせる。
一応レン子ニキとかオラシオニキみたいな宮城支部の黒札が暫定的に艦長となってキャナルに命令するが、
基本的に命令の優先順位のトップが幼女ネキなので今回みたいなことも起こりうる。
(一応その辺認識はしているので滅多に口は出さない)

・キャナル
ムラクモ管制シキガミ。後々孔雀明王(幼女ネキの艦)の管制シキガミになる予定。
普段は幼女ネキの家に居住しムラクモまで毎日通勤している。
〇〇町出張所メンバーで唯一通勤先があるやつ。
なお夜に開かれた歓迎会()では真っ先に犠牲になった模様。

・ゼウス
ご存じギリシャ神話の主神かつギリシャ神話きってのトラブルメーカー。
AAだと悪魔将軍だけど今回は真5とかのファングジョーカーな半分こ怪人。
ゼウスというとケラウノスが有名ですが、アダマスの鎌も持ってるし、
あの白黒の体はケラウノスと鎌、「光輝」「恐怖」という鎧がイメージ元になっているらしいです。

・イズナ
修羅の領域を踏み越えてさらに上を目指そうとしている。修羅の子は修羅。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。