UA10万を越えました。ありがとうございます……
中国編の前にちょこっと日常回。
【天高く】地方防衛スレ(宮城) その60【馬肥ゆる】
509:幼女
うーん、文用に制作するシキガミのデザインで迷う、ニキネキ達、意見を貰っていいか
510:名無しの転生者
いや良いけどさ……確か綾女さんに似たような感じでシキガミあげてたし、
ショタおじの許可は取ってるんだろ?
511:幼女
まあな。まあ質で言うとナマズオとどっこいなのでぶっちゃけメダロットやガーディアンと同等なんだがな
最近アガシオンもジャックランタンに合体させたんだが、ミヨリもどっちかっていうと補助型だし、
純物理型の仲魔をあげたくてな……でも文のレベル帯だと厳ついのが多いからなぁ
ムラクモも完成して私もあちこち飛び回る事になるし、せめて強めの守りを置いておきたくてな
流石に文はまだ小学生だし、アメリカや中華戦線には連れていけん
512:名無しの転生者
なるほどなぁ……ネコショウグン自体、ペルソナとかだとレベル高いし結構強めのスキルあるけど、
ミヨリはまだまだ20行くかどうかってとこだったはずだしな
文ちゃんも幸せもんだわ、こんなに思われてるんだからさ
513:名無しの転生者
……で、デザインで迷ってるって言ってたけど、候補とかはあるん?
514:幼女
うむ、三つぐらいまでは絞れてきたんだが……女の子のセンスが分かんなくてなー
ナマズオはちょっと目が怖いらしい。最近慣れてきたようだが
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(『ちいかわ』の『うさぎ』*3)
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(『ONE PIECE』の『トニートニー・チョッパー』*4)
515:名無しの転生者
幼女ネキが比較的メジャーな出展のキャラを……!?
516:名無しの転生者
驚くところそこかよw
517:名無しの転生者
でもこの幼女自分用デモニカにトイボックスやらG1やらチョイスしてるし、
専用飛行艦に孔雀明王を作るつもりだぞ?
そこからすればすっげー考え抜いた末のチョイスなのでは
518:名無しの転生者
女の子向けのチョイスってよりは男の子が頑張って女の子に似合うようなキャラをチョイスしましたって感じがなんかいいな……
519:幼女
そりゃ文が連れ回すんだぞ、可愛いほうが良いだろうし
私の性癖でチョイスさせると乳バン! 腰ギュギュッ! ケツドーン!のムチムチ巨女になるからな……*5
流石にこう、自分のスタイルを最近ちょっと気にし始めている文にそれは酷だろう
私の直感からするにあと数年あればもっとムチムチボインのスタイル抜群に育つと確信しているが*6
520:名無しの転生者
愛されてるねぇ……
521:幼女
嫁だからな。さてこの三つの中でどれがいいか……変形とかさせると余計なコストがかかるし、非変形とするとチョッパーは外れるか?
522:名無しの転生者
だなあ、チョッパーは変形してこそって感じだし……高級シキガミレベルの何でもありでないなら俺はうさぎを推したいな
523:名無しの転生者
その心は?
524:名無しの転生者
ちいかわの内容はともかく、キャラとしては純粋に可愛いしな
あとは……レベル20のシークルゥが個人的に解釈違いってのはあるよ
やっぱあいつは高レベルであってこそそれっぽくなると思うし……
525:名無しの転生者
あー分かる。ガワを似せるだけって考えもあるけど、あいつは俺も好きなキャラだからな……
あいつは高級シキガミクラスのコストをかけて強く作ってほしいとは思う、作るなら
526:幼女
そうだなぁ……確かに言われてみればそうだ。ならばうさぎで行くか……
あいつも一応爆発する棒とか持ってるし武器を持たせれば多少は下駄も履かせられよう
お悩みも早めに解決したし来客に備えねばなー
527:名無しの転生者
お客? 綾女さんとかでも遊びに来るん?
528:幼女
いや、ショタおじがなんか多神連合の奴が私に会いたいとか言ってるから会わせたいらしくて
……そう言えばギリシャ神話系とかいってたな、この間ミサイル叩き落す時にゼウスを煽ったのを根に持ったか?*7
529:名無しの転生者
なにしてんの……*8
530:名無しの転生者
多神連合でギリシャ系ってことはまあゼウス関連だよな……
ショタおじがいるならまあ安心だろうが
531:幼女
だってワープしたら目の前に下半神(ぜうす)だぞ、舌打ちぐらいするだろ
ショタおじに事前に『ゼウスとヘラは出禁な』と伝えておいたからまあ喧嘩にはなるまいが
532:名無しの転生者
だいたいあいつらがギリシャ神話のトラブルメーカーだからな……*9
533:幼女
それにゼウス&ヘラといえば近親婚の神だ
イズナにあいつらのいらん後押しでもあったらそれこそ引っ込みつかなくなるぞ
まあ腐っても日本神の娘だ、連中も波風立てるような真似はせなんだろうがな
534:名無しの転生者
草
まあ続柄上イズナちゃんはスサノオの孫、イザナギ・イザナミの曾孫とも言えるしな
535:幼女
後まかり間違って文だのセリリだのが見初められるようなことがあったら私は殴り込みも辞さん
一応日本のミサイル防衛に貢献している神であるから舌打ち程度で済ませたのだ
536:名無しの転生者
ヒェ
537:名無しの転生者
やめよう? マジで
538:名無しの転生者
まあやるかやらんかで言うなら確実にやるよなあ幼女ネキなら……
539:名無しの転生者
タマちゃんも今は嫁だがかつてはガチで殺意を抱いて殴りこんだもんなぁ
540:名無しの転生者
あの時は神社ニキが大変でしたね……俺はあの時真っ先に逃げた神社ニキを笑わんよ
541:名無しの転生者
自分のチョンボとはいえ幼女ネキが殺しに来ると考えたらまあ逃げるよな、俺も逃げる
542:幼女
失敬な、アフターケアはきちんとするぞ、タマの時だって蘇生と回復は欠かさずしたしな
543:名無しの転生者
それ殺される苦しみを何度も味合わされるだけなのでは?
544:幼女
だいたいそう
部分的にそう
というかそれが主目的だが
545:名無しの転生者
やっぱ逃げて正解だったってあれ
546:名無しの転生者
そんなタマちゃんも今や幼女ネキの嫁か
最近割かしつやつやしてるけど、ご満足いけてるんで?
547:幼女
キャナルも混じるようになって毎日割と満足してるぞ
イズナに付き合って影の国アスレチックしてたら72行ったし
流石にここまで来るとあそこでもそうそうレベルが上がらんなぁ
流石に夜の生活のためにレベリングをさせるのもアホみたいだからな
548:名無しの転生者
ホントどこ行こうってんだこの幼女は……
549:幼女
これでイズナが嫁でも連れてくればなぁ……
あとこないだイズナ宛に父子相姦もののエロ本送って来たクソッタレは後で殺す
秘密裏に所在は掴んでいるんだ、次の定期健診の時に血祭りにあげる
550:名無しの転生者
Oh……
551:名無しの転生者
なんつう命知らずよ……
552:幼女
アレのせいでイズナからのアプローチがさらに激しくなったんだぞ……絶対に許さん
文でさえ最近本番をようやく解禁したというに……まあそれもあると言えばあるらしいが
あ、避妊はきちんとしているぞ、お赤飯はまだにせよそこは気をつけている
553:名無しの転生者
待って待って待って新たに別の情報でぶん殴ってくるのやめて
554:名無しの転生者
幼女ネキほんととういうとこやぞ……
推奨するわけでもないが生殺しやん
555:幼女
そうは言うがな、娘に手を出すわけにはいかんだろう……
私とセリリ以外は『もういっそ手を付けてあげることも優しさじゃないですか?』とか言い始めてるんだぞ?*10
556:名無しの転生者
幼女ネキ、自分がすこぶる子供の教育に悪い奔放な性生活送ってるの自覚してる?
そんな中でパパ大好きな女の子が真っ当な恋愛観育つと思う?
ただでさえ実の母親が容認してんのに
557:幼女
まあ歪むだろうな、自覚はしている。しているが私に我慢しろと言われてもな……
欲求を発散しないとどこで暴発するか分からん、下手をすると文を壊してしまいかねんし……
あとだな、正味な話人肌がないとうたた寝ぐらいしかできんのだが、私
疲れ果てるまで体力を消耗して夢も見ずに寝ないと高頻度で悪夢を見るんだ、覚醒の時のアレがトラウマになっているようでな
山梨にいた頃は人魚ネキ*11の子守歌があったから寝れていたんだが……今もやってるんだろうか人魚ネキ
デビルスリープキメてセリリに歌ってもらうのも手か?
558:名無しの転生者
唐突な闇深トークやめてもらっていいです??????
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「遠路はるばるご苦労様だ、まあ入ってくれ。
「一応私の両親なんだが……まあ、そう言いたくなる気持ちは分からんでもないがな」
〇〇町出張所、その入り口で、リンは多神連合からの来客を出迎えていた。
ショタおじに伴われて現れたのは3人。1人は大柄な男。
赤銅色の肌、スーツを着てはいるがはっきりとわかるほどに発達した筋骨隆々の肉体。
その顔は大きな鼻に吹き出物の後が目立つ整っていると言えない容姿であったが、その眼には深い理知の輝きを宿している。
次の一人は男よりは幾分か小さいが、それでもノワールと同等程度の身長とスタイルをした美女。
白を基調としたメイド服のようなドレスを纏い、どこか神聖な雰囲気を漂わせている。*12
最後の1人は紫がかった黒の長髪をなびかせた長身の美女。
肩を大きく出したパンツルックで、豊満な肢体を見せつけるかのように自信にあふれた佇まいをしている。*13
目が合えば気安げに手を振って来る彼女に、リンはどことなく既視感を覚えた。
「日本神も大概だけどギリシャ神話系は奔放な逸話に事欠かないからねぇ……
ともあれ立ち話も何だし、幼女ネキ、応接室に案内してもらえるかな?」
「そうだな。ついてきてくれ、こっちだ」
少し後。応接間でリンとショタおじ、宮城支部長であるレン子ニキは、テーブルをはさんで多神連合から派遣された3人と向かい合っていた。
後ろに控える
「さて、では改めて名乗ろう。私はヘパイストス。オリュンポス十二神の1人にして、主神ゼウスが第1子だ。
こちらの白いドレスの方がミネルヴァ。スボンを穿いている方がエキドナだ」
「ほう、ギリシャ系と聞いていたが、ローマ神話の方なんだな?」
その問いにヘパイストスはため息を吐き、エキドナは肩をすくめ、ミネルヴァは申し訳なさそうに縮こまる。
どうやらその辺り色々と事情があったらしい。
「
「
「かの戦女神とやり合えるというなら多少なりいい経験にはなりそうなんだが……
まあ、多分殺し合いになるだろうからなぁ、私は殺すと決めれば老若男女人神悪魔、分け隔てなく殴るし殺すぞ」
「何ともコメントしづらいですね、これ……」
申し訳なさそうに縮こまるミネルヴァをよそに愚痴と血腥いトークで盛り上がりつつあったが、
ヘパイストスははた、と我に返ると咳払いをし、改めてリンを見据える。
「ごほん。……話が脱線したな。ともあれ、今日は要請に応じてもらい恐縮だ。
一応神主殿には伝えていたが……今日はヨウジョネキ、君に用がありこうして席を設けてもらった」
「ああ。それは私も聞いている。この間のゼウスを煽った件か?
あれは仕方ないだろう、下半神などと呼ばれたくなければもう少し節度を持つべきだ。
私とて奔放な自覚はあるが、
おまけにアフターケアすら適当ではないか、種を付けたなら最後まで責任を持つべきだ」
「自覚あったんだね幼女ネキ……」
ぽつりと呟くショタおじをスルーし、リンはヘパイストスに言葉を促す。
ヘパイストスはリンの物言いに軽く頭を抱えるが、少しして気を取り直したのか口を開いた。
「まあ、それも多少はある。一応父上からのクレームを伝えに来た……という体で派遣されてきたわけだからな。
だがそこはまあ……伝えた所で改めるまい? 父上の行状に思うところがなかったわけではないしな……
ともあれ、伝えはした。これれで父上からの命は果たしたとして……
ざわり、と、空気が塗り替わった感覚がした。今いる応接室に、部屋を包むように
レン子ニキはは眉根を上げ、視線だけをちらりとショタおじに向ける。
「……ショタおじ?」
「何、ただの防諜用の結界だよ。流石に今から口にすることを聞かれると、ね」
「どういうこと……?」
怪訝そうに首を傾げるレン子ニキに笑って大丈夫と告げ、ショタおじはヘパイストスに次を促す。
「そうだな……しばらく前だ。人の暦で五月か六月頃だったか?
ヨウジョネキ、君は
その言葉にリンははっとする。思い当たる節があるからだ。そのぐらいの時期に抱いた神に対する激しい怒り。
それは、かつて文に過剰な加護を与え殺しかけた、ウカノミタマに対して怒り、襲撃した時の事だろう。*15
「加えてつい最近、一月ほど前だ。君は魂の奥底に眠る力とひと時繋がっただろう?*16
その結果どうなったかまでは知らぬが……まあ、君の疑問はもっともだ。
なぜその事を私が知っているのか、そう言う事だろう」
「……そうだな。取り立てて隠してはいないが、大っぴらにしている話でもない。
何故あんたがそこまで知っているのか、大いに気になる」
「それは僕から話そうか。ガイア連合の、幼女ネキのようないわゆる黒札。
君達がなぜ大きな力を持っているのか、それは前に話しただろう?
魂の奥底に眠る高位悪魔、それらはまあ根本的には君たちの魂と相性が良い存在達なんだ。
呑まれることこそほとんどないけれど、多少なり影響は受けるものさ。
当人がその悪魔の本質に寄ったりすることがあれば、特にね。
今回の話、実は幼女ネキがウカノミタマ神の異界に殴りこんだ後ぐらいにはもう要請が来ていたんだよ。
まあ色々あったり悪路王異界の攻略とかもあったから延び延びにはなっちゃってたけどね」
「ヘパイストス……エキドナ……おい、つまり私の『本霊』とは……」
何事かに気が付いたリンが顔を上げれば、ヘパイストスは重々しく頷く。
「どうやらギリシャ神話には明るいようだな。恐らくはその推察の通りだ。
ヨウジョネキ、君の魂の奥底に眠るのはテュポーン。
我が曾祖母、大地母神ガイアの怒りによって生まれ、一度はわが父ゼウスをも下した最強の巨人。
どうやら世には『ティホン』という下位の分霊が存在しているようだが……
君の内にいる
テュポーン。それはギリシャ神話史上最大最強の怪物の名である。
上半身が人で下半身が蛇、翼を持ち、肩からは無数の蛇が生えている姿をしている。
頭が天体を擦るほど、両腕が世界の端から端にまで届くほど大きく、
その声は山々を揺らし、あらゆるものに通じる声を持つ。
ティタノマキア、ギガントマキアに連勝し驕るオリュンポス神族に怒ったガイアにより生み出され、
後に不死の魔女エキドナとの間に、ケルベロスを始めとする多くの怪物たちを産んだのだという。
それを聞いてリンは大きくため息を吐くと、ソファに深々と身体を沈める。
流石にいつものように「そうか」一言で切り捨てるには大きすぎる情報であった。
「なるほど、悪路王異界で本霊と繋がった時に湧き上がった、神族への無作為な怒り、
そしてそっちの
……だが、だからこそ腑に落ちん。なぜそれをわざわざ私に伝える?
それも父親からの命令を建前にしてまで押しかけて来て、だ」
「何、
最近はずっと眠るばかりであったからな……たまの願いだ、聞いてやってもいいだろうと思ったまで」
「……そうか。余計なお世話……とは、言えんな。私は事実として一度繋がり、暴走している。
次が前のように周囲の被害が少ない状況で起こるとは楽観できんし……
これから先戦う相手が、
だから私はそれを制御する必要がある。強くなるために、そして、私の手の内にあるものをすべて、私の意思で守るために。
だから……ヘパイストス神、どうか協力してほしい」
そう言って深々と頭を下げるリンに、目を見張るガイア連合サイド。
基本的に他者に敬意を表することこそあるが、この少女は平素から尊大で傲慢な態度を崩しもしない。神が相手でも。
それはウカノミタマ、かつて宮城県沖海戦において遭遇したスサノオ、そして多神連合盟主、ゼウスにすらそれは変わらない。
実に珍しい態度に、静観していたショタおじが口笛を吹いた。
「いやぁ、これが見れただけでも今日同席した甲斐はあったね。
幼女ネキが頭を下げて協力を頼む、それもガイア連合ではない外部の、それも神になんてさ」
「そうなのか? まあ、偉そうなガキだと父上は言っていたが……」
「幼女ネキにとって神も人も大差がないのさ。一応ガイア連合盟主である僕にすらタメ口だし。
幼女ネキ自身の目で見て、敬意を表すに値すると判断したんだろう。
彼女なりに、最大限の敬意の評し方だと思っていいと思うよ」
「……うるさいぞショタおじ。だがまあ、ショタおじの言う通りだ。
私は神だから敬う訳ではない。敬うに値すると判断したからこそ頭を下げたのだ。
それに、私はヘパイストス神には借りがあるからな」
その言葉に、ヘパイストス達は首を傾げる。
ショタおじらも同様に首をひねる中、口を開いたのは後ろで控えていたアイリスだった。
「マスター、もしかして……イカルガの事ですか?」
「その通りだアイリス。イカルガの第一炉心にはロボ部が手に入れた『ヘパイストスの炎』を使っている。
ゼウスとの伝手で手に入れたものだそうだが……そこはどうでもいい。
つまり、イカルガはヘパイストス神の協力なしには完成しえなかったという事になる。
ならば借りを返す意味でも、ここはヘパイストス神の申し出を受けるのが筋と言うものだ」
「イカルガ……最近ミサイル防衛に出て来ていたという、父上の言っていた青い
そう言えばしばらく前に父上に炎を少し分けろと言われて分けた記憶があるな……
なるほど、私の炎を使うのならば動力には申し分ないだろうな」
「うむ。私もお気に入りの逸品だ、ぜひ後で見てほしいものだな。
それに、アレにはヘカトンケイルとヌエの人工筋肉から作ったファフニールの人工筋肉を使っている。
私の本霊がテュポーンだというならば、同族にあたる
それに、と言い置き、リンは言葉を続ける。
「それにファフニールの心臓を喰らったものは動物の言葉が分かるようになったという。
テュポーンの声はあらゆるものに通るそうだな? 私が動物の言葉が分かるようになったのもそのせいだとすれば得心が行く。
そういう意味では、期せずしてイカルガは私が操るにあたり最高の素材で組み上げられたと言っていいだろう」
「そういえば、幼女ネキは『神の力』を奪うという権能を持っていたね。確かに本霊がテュポーンなら納得だ。
かの巨人はゼウスの武器である
主神クラスの権能を奪うなんてことができる存在の影響で目覚めた力だ、そりゃあウカノミタマ神の加護も奪えると言うものかな」
「そんな話もあったな。まあその力は未だに自発的に使えてはいないが……
ともあれ、ヘパイストス神、よろしく頼む。
リンから向けられた視線に、頷く二柱。
こうして、ヘパイストス達を派遣したゼウスの思惑をよそに、この三柱の神とリンの協力体制が取られることとなった。
――――――なお。
その後開かれた懇親会でエキドナがイズナに『近親は良いわよ!』と吹き込んだ結果イズナが暴走。
幾度目かの夜這いを敢行し、例のごとく(すんでのところで)失敗。
エキドナがリンとヘパイストスからキツ目の
どっとはらい。
そんなこんなで44話でした。
幼女ネキの本霊関係、大分初期の頃からこいつだ! としていたのでようやく出せて良かった……
割と気付いていた人もいたようなので大分お待たせいたしました。
■解説
・幼女ネキ
自分の中の本霊の正体を自覚したようじょ。すぐさまどうなるものでもないけど、自分の力の根源を自覚する、というのが強くなるのに必要なファクターだとは個人的に思っています。
あとついに文ちゃんを食った。
あと実はトラウマで悪夢をよく見るので夢も見ない程に疲労してないと寝れない。
昼寝するときは大体デビルスリープをキメている。
「転生ようじょ、思い悩む」でガチ寝していたのは暴れて疲れたのとイズナの事で悩んでいた心労から。
・テュポーン
幼女ネキの本霊。『転生ようじょ、ブチギレる。』に出ていた「男」はこちらの世界におけるテュポーンなので、厳密にいうと本霊の同位体。
怒りによって生み出された存在なので、タマちゃんの行いにキレた幼女ネキが僅かに本霊と繋がったのを察知してヘパイストスに声をかけた。
この世界の彼は「負けたのだから今更足搔くのは筋違いである」と敗北を受け入れ大人しく封印され、ほとんどの時間を眠っている。
これ書いていてふと思いましたが、こいつ山に潰されて封印されてますが、セイテンタイセイも山に潰されて封印されてた時期ありましたよね。妙な符号もあるものです。
・エキドナ
近親オッケー(というか自分が近親で子作りした)系人妻。
基本的に享楽的な思考の持ち主。テュポーンの事はちゃんと愛している。
イズナにいらん事吹き込んでちょくちょくけしかけている。
割とナチュラルに幼女ネキに抱かれる気満々だけど夜這いを駆けたら幼女ネキに蹴り出された。人妻に手は出さない主義なので。
悪魔としての姿になるとラスオリのエキドナそのまんまの姿になる。
・ミネルヴァ
ヘパイストスが幼女ネキがいずれアメリカに行く、という話を聞いて連れて来た女神。
(アメリカにはミネルヴァを象徴として掲げている教育機関が多い)
データ的にはだいたいパラスアテナのそれ。レベル50そこそこ。
ギリシャ神話の神としてのアテナよりは大分おしとやかで優しい。