【冬の風物詩】地方防衛スレ(宮城) その63【軽トラin堀】
888:幼女
よう私だ。これこないだの修行風景の写真な
[画像]
(前列左右にイズナとアズサが並び、後列中央に幼女ネキが並んだうえでトリプルかめはめ波を撃っている図)
889:名無しの転生者
幼女ネキはスレに上るたびに俺らに情報の洪水を叩きつける宿命でも背負ってんの?
890:名無しの転生者
幼女ネキがかめはめ波撃てるのは知ってたけどさぁ……
891:幼女
この間かめはめ波の術理をイズナとアズサに伝授してな。二人ともさっくり習得して私も鼻が高い
ちなみにこの写真で撃ってるのは螺旋丸同様の素のMAGを放出してる無属性のかめはめ波だな
この世界に置けるかめはめ波は使い手の習得している魔法をビーム状に放出するものだから、
基本的に属性はそのベースの魔法に左右されたんだが……そこをイズナが改良してな?
こうして無属性かめはめ波をぶちかませるという訳だ。やはりあの子は天才だな……
892:名無しの転生者
イズナちゃんさあ……w
893:名無しの転生者
純粋無垢であるが故の柔軟な発想、なまじメガテン原作でのあれこれに縛られがちな俺らではマネできん発想はほんと天才だよなぁ*1
894:幼女
こういう新術は開発するたびに山梨に報告はしてるから資料を漁ること自体はできるぞ
まあスキルカード化とかはしてないから主流にはならんだろうがな、生来習得できるスキルを覚えた方が楽だし
大蛇丸ニキの【穢土転生の術】なんかもノウハウは公開されてるんだが覚える奴が居らんのだと
私もイズナもアズサも【ネクロマ】は習得しとらんからな、ネクロマベースで複数の魔法を組み合わせた術らしいし習得難度もお高いらしい
895:名無しの転生者
エドテンはそもそも使う奴の頭がおかしいレベルの禁術でしょ……
倫理観とかお持ちでない奴しか使わんだろあれ
896:幼女
あ、そうそう。アズサも面白いことやってたぞ
[動画]
(かめはめ波の態勢で螺旋丸を作る時のように魔力を集め、巨大な気弾として放っているアズサ)
897:名無しの転生者
何で真空波動拳*2撃ってんの!?
898:名無しの転生者
わあ、ホントに真空波動拳だぁ……(しろめ
899:幼女
ショタおじの書いた『魔界魔法概論』*3における『射撃型』でかめはめ波を撃ったらこうなったらしい
これだと撃った直後に移動できるからアズサの性格には合っているようだな
通常の波動拳としても撃てるようだし、私も色々応用が利くのでとりあえず習得はした
螺旋丸と違い乱回転させて圧縮するプロセスが要らんから螺旋丸よりは楽だぞ、通常波動拳なら燃費もいい
なおかめはめ波は『放射型』だが、『起点指定型』*4だとこんなこともできるぞ
[動画]
(中指と人差し指を揃えて天に向かって突き上げると、幼女ネキの周囲を吹き飛ばすような爆発が起こる)
900:名無しの転生者
ナッパの「クンッ」*5じゃねーかwwwwww
901:名無しの転生者
不敵な表情をしながらやる所まで再現しなくていいのよw
902:名無しの転生者
「クンッ」した後不敵な表情からスンッ……って素の表情に戻るのでもうだめだった
903:幼女
いやー感動したよな地味に。あとは気円斬*6もできたぞ、螺旋丸を乱回転ではなく一方向に回転させるイメージで出来た
904:名無しの転生者
息を吐くように新技開発しないで……
イズナちゃんアズサちゃんも大概だが幼女ネキもほんと大概なんだよなぁ
905:名無しの転生者
でも正直こういうの見てるの楽しいわw
俺もかめはめ波とか習得したいなあ、少年時代かめはめ波とアバンストラッシュの練習をした経験、皆もあるはずだ
906:名無しの転生者
クッ……! 否定できねえ……!
907:名無しの転生者
牙突もやったなあ
908:幼女
一応亀仙人のじっちゃんには他の奴にも教えてもええで、とは許可取ってるからな、皆も頑張って習得してくれ
……後で銀時ニキに教えに行くのもありかも知れんな……
909:名無しの転生者
ある意味原作再現*7だけどさあw
910:名無しの転生者
あー、そういえば銀時ニキ、中学生の女の子弟子にしてるらしいよな
イズナちゃんとかと話合うんじゃない? イズナちゃんアズサちゃんも幼女ネキの弟子みたいなものじゃん?
911:幼女
……たしかにそれもアリだな。暇なときに先方に打診してみるか
イズナの友達が増えるのは良い事だろう
912:名無しの転生者
そういえばイズナちゃんアズサちゃんは学校通ってんの?
幼女ネキは小学校通ってんじゃん?
913:名無しの転生者
近所だと謎のJKコンビとか噂されてるらしいが、あの子ら
914:幼女
あいつらは単純に学力が追っついてないのもあるし、後は常識がな……
一応ミネルヴァと旬に頼んで自宅学習はさせているが
915:名無しの転生者
常識か……(幼女ネキを見る
916:名無しの転生者
常識ィ……?(幼女ネキを見る
917:名無しの転生者
幼女ネキ、親の背を見て子は育つんだぞ?
918:幼女
何だお前ら、まるで私が非常識みたいに*8
919:名無しの転生者
非常識じゃんね
幼女ネキ今までの自分の言行振り返ってみ?
920:幼女
私は己の行動に何ら恥じるところはないが?
921:名無しの転生者
ほんとぉ?
922:幼女
……すまんちょっと嘘ついた。寝起きでスタンダップしてるラプンツェルのブツを週1ぐらいで寸止めのまま起床するのは悪いことをしたと思っている
923:名無しの転生者
そこなの!?
924:名無しの転生者
なんと言う残酷なことを……
925:幼女
寸止めされて苦しいのと発散したいけど言い出せない感情が入り混じった顔が可愛くて……
926:名無しの転生者
やめたげて……
927:幼女
うむ、悪いとは思っているので今後はちゃんと発散させてやろうと思っている
928:名無しの転生者
幼女ネキってたまにド直球の下ネタブッ込んでくるよな……
929:名無しの転生者
イズナちゃんもああなって当然というか……アズサちゃんに悪影響がないと良いが
930:名無しの転生者
ミネルヴァさんと旬ちゃんの双肩にすべてがかかっていると言っても過言ではないな
931:幼女
あ、もうこんな時間か。ちょっと用事があるので落ちるぞ、技術班のネキと会う約束があるのだ
新型デモニカについて協力を打診されていてな、現物を見に行くところだ
932:名無しの転生者
へー、頑張ってな
もしかしてこないだのイズナちゃんへのプレゼント関係?
933:幼女
に、なるかもしれんものだな。ちょっとデカいヤマになりそうな予感を感じたのでレン子ニキに声をかけた
先方の言っている通りの物が完成すれば、宮城支部としても新戦力の拡充ができるかもしれん
934:名無しの転生者
ほう、ならなおの事頑張ってもらわんとな
935:名無しの転生者
先方に失礼がないようになー
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『おー、宮城支部の方々、あたしの
その一角では、リンとノワール、レン子ニキとブシ子が、3mほどの王様をモチーフにしたロボットに出迎えられていた。
一同から胡乱なまなざしを向けられているのに気づくと、蒸気と共にその口が大きく開き、銀髪をした褐色の少女が顔を出す。
ロボットの口から飛び出し着地すると、少女はにっと笑って片手を差し出した。
「ええと改めまして。技術班ホビー部、カジオーネキ。今回はあたしのブツが見たいって事だっけ?」
「そうだな。以前G1-Xが完成した時に色々聞いて来ただろう? あれを覚えていたからな。
しかし……名前がカジオー*9なのに何で姿がそれなんだ?」
半眼で言うリン。言われているカジオーネキはというと、「可愛いっしょ?」とでも言いたげなポーズを取っている
ボブカットの銀髪に丈の短い和装、褐色の肌にエルフのように長くとがった耳。
その姿は、リン達の前世において人気のあった
「いや仕方ないんだって、あたし妖精の血が混じってて先祖返りで生まれつき銀髪褐色エルフ耳だもんでさ。
んで制作系の事しやすい様に専用デモニカをカジオー型にしたらカジオーネキで定着しちゃってね。
ま、そういう与太話はいいや。ささ、入って入って」
促され、カジオーネキの工房へと入っていく。アトリエとは言うが、実際のところそこは自動車工場のような場所で、
古式ゆかしい鍛冶場と最新の工作機械、デモニカと古めかしい甲冑の部品が散らばるカオスな場所であった。
「……ほほう」
それを見ていたリンの目がきらりと輝く。……が、何かを察したレン子ニキがノワールに目配せをすると、
ノワールがすまなそうにしながらもリンを抱え上げてカジオーネキの後に続いた。
「あっこらノワール、何をする」
「すいませんマスター、なんとなく何をされようとしたのかを察しましたので……」*10
「いやまあその辺のはガラクタだから弄ってもいいけどさ、とりあえず話終わってからでいい?」
「面白そうなものがたくさん転がってるのに……」
少し後。カジオーネキの工房内にある休憩室で、一同はカジオーネキの講義を受けていた。
壁の一面を占めるホワイトボードには様々な専門的な単語が並び、デモニカと思しき甲冑のようなものについての注釈が書かれている。
「――――――んで、あたしが作ろうとしているもの。それは、装着型でも展開型でもない、第三のデモニカなわけよ」
「なるほど、それを作ろうとしていた所に私のG1-X開発に出くわして色々聞きだしていったという訳だな」
カジオーネキの作ろうとしているもの。それは、G3に代表される鎧を着こむ形で装着する装着型デモニカでも、
初期型シキガミの技術を応用し、必要な時だけデモニカを展開し装着する展開型デモニカでもない、第三のデモニカであった。
そも、装着型と展開型、双方同じデモニカではあるが、実際のところ一長一短ある代物である。
一般的に普及している装着型は物体として存在しているため場所を取るしそれ単体では動かないが、その分整備しやすい。
大して展開型は展開用のCOMPを持ち歩ければよいので携帯性に優れその場ですぐに装着できるが、その分整備に手間がかかる。
「そゆこと。で、あたしが制作している第3のデモニカは、この2つの短所をある程度解決することを前提にして開発してる。
そのヒントになったのが幼女ネキのG1-X、それに組み込まれたクウガゴウラムへの変形機構なのよ」
「ああ、確かに幼女ちゃんのG1-Xは変形して自律行動するから持ち運ぶのは楽よね」
「そう! あれを見た瞬間、あたしは思ったわけだ、これ、まさに
その言葉を受けて、リンが眉根を上げ、にやりと笑う。
「カジオーネキの
つまり……『装甲悪鬼村正』の『
作中世界に古来から存在し、何らかの動物や物品の姿を取る待機形態から、使い手により装着されることで鎧となり、
身体強化・再生能力・飛行能力などを使い手に与える超常の異能を持つ鎧である。
カジオーネキはリンの言葉に満足げに頷くと、傍らからぶら下がっていた紐を引く。
すると天井から『大当たり!』と流麗な筆文字で書かれた掛け軸が垂れ下がり、カジオーネキは「ドヤッ」とばかりに程々にはある胸を張った。
「大当たり! 劔冑は大和製の者なら多くは動物や昆虫の姿を取り自立して行動が可能って設定じゃん?
あたしが作りたいのもそういう『大型車両を用いた輸送が不要で整備性に優れたデモニカ』なんだよね。
あたしはこれを『変形型デモニカ』と名付けた! あ、ちなみに劔冑だけだと売れないし、
モスピーダとかガーランドなんかをモデルにしたタイプも設計はしてあるよ。
作るのはロボ部とかに任せれば喜んで作るでしょ、ロボだし」
「なるほど……確かにG3系列最大の難点は展開型に整備性で勝る代わり物理的に場所を取るし輸送にひと手間いることだし……
それに、劔冑だったら空を飛べるし、ムラクモの艦載機・脱出艇替わりとして積んでおくことも可能ね」
「あとかっこいいからな! 有用でかっこいい、これだけで出資する価値があると言うものだ」
「そ。普通の覚醒者でも空戦ができるようになれば少しはメシア教の天使共への対抗策にもなる。
こいつぁ売れる! 少なくとも宮城支部には! ……という事で、出資してください!」
七重の膝を八重に折り、カジオーネキはいっそ清々しさすら感じさせる勢いで土下座をした。
聞けば理論を構築し実機サンプルを1つ組み上げたまでは良かったが、
そこまでで手持ちのマッカと資金を使い切り、にっちもさっちも行かなくなっていたのだという。
そこへリンからの声掛けもあり協力を打診し、現在に至るのだという。
「お願いだよぉ~……このままじゃ自分用の戦闘用デモニカなんて夢のまた夢だし、
サンプル用の実機はしっかり不具合なく動くから! ブラッシュアップしてコストダウンできれば、
量産モデルならG3-Xよりはお高いけどG4-Xよりはお得! ぐらいに落ち着くはずなのよ!」
「うーむ実に見事な土下座だな……私としては劔冑が出来るというだけで出資する価値はあると思うんだが、
レン子ニキ、どうだろう? 宮城支部としてバックアップはしてやれんだろうか?」
「正直実現できれば魅力的よね……でも、ここで即決はできないわ。支部長としては安易に決定するわけにはいかない。
カジオーネキ、とりあえず実機を見せてもらっていいかしら?」
レン子ニキの言葉を受け、カジオーネキは工房の奥、比較的片付いている空間の中にある、シートを駆けられた何かの元へと案内する。
自分の口でドラムロールを
「何作るかは大分悩んだんだけどねえ、まあシンプルに九四式*11かなって。
モノバイクならまだ今の時代乗り回しても怪しまれないっしょ。目立つけど。
あ、これ実機のテスト映像入ってるディスクね。検討の材料にでもしてよ」
それを聞きながらも、レン子ニキとリンは矯めつ眇めつモノバイクを眺め、触り、跨って見たりなどし、
カジオーネキから映像が収録されているらしいディスクを受け取ると、顔を見合わせて頷き合う。
「……レン子ニキ、私は決めたぞ、この計画に出資する。宮城支部としてではなく、私個人としてはこの計画を支持したい」
「そうね……私も、非常に心揺さぶられる魅力的な計画だと思うわ。私個人としても幼女ちゃんと同じよ。
でも、支部長としては即答はできないわ。この話、持ち帰らせてもらうけどいいかしら?」
「モチのロンよ! 少なくとも幼女ネキがスポンサーに就いてくれるだけでも十分すぎる。
実機を動かしてる映像を見てもらえば、きっとレン子ニキの首だって縦に振れる。
それだけの出来だとあたしは自画自賛してるよ」
レン子ニキはカジオーネキと視線を合わせる。その赤い瞳から、レン子ニキは自分の作品への自信を感じ取った。
そしてレン子ニキはリンと共に一礼し、その場を後にする。
そして、それから少し後。宮城支部でイカルガ・ムラクモ開発計画に次ぐ新たな計画が発足した。
『変形型デモニカ・劔冑型開発計画』、始動。
そんなわけで53話でした。通常型デモニカ、展開型デモニカと見て来て、なんか俺独自のデモニカとかも作ってみたいよな? という考えから『デモニカ自体が変形して移動手段になったら便利だよな!』という考えの元劔冑型デモニカを出してみました。
装甲悪鬼村正は大好きな作品なので……魔界編の画集とか持ってる。
■解説
・幼女ネキ
気円斬とか「クンッ」を開発したようじょ。
無属性MAGの放出が出来れば割かし習得しやすい類の技です。
実は劔冑出してみたいなあと思いつつ色々練ってたら「そう言えば旧G1まさにそれじゃん!」という事に思い至ったのが今回の話のきっかけ。
・カジオーネキ
現状本部住みの比較的真っ当な人間性を持つホビー部。宮城支部に移籍が内定している。
元々マリオRPGやってたせいでカジオー型デモニカを纏って作業してる、と言うところまでは決めてた。
中身が二世村正になったのは本当に登場する直前ぐらい。ギリギリまで茶々丸と競ってた。
シキガミは三世村正。
宮城の技術班内でのまとも具合で言うと
ウェルニキ・オラシオニキ>カジオーネキ>>>越えてはいけない壁>>>先生ネキ
ぐらいの立ち位置。