最近ホグワーツレガシーを始めました。白菜が強い……めっちゃおもしろい……
おかげでちょっとだけ更新に差し支えました。
【米国】ムラクモ計画関連スレ その22【観光】
308:幼女
よう私だ。現在ダラス、オクラホマ州突入準備が終わったぞ! これは突入準備が完了した一行の写真
[画像]
(黒地に赤い雲の描かれた外套*1に身を包み、ポーズを決めた幼女ネキ・先生ネキ、呆れている狩人ニキ)
[画像]
(同様の赤い雲の描かれた外套に身を包んだ幼女ネキの嫁+
[画像]
(同様の外套を着た10人ほどのクローンヤクザとたくさんいるナマズオ、ナマズオは諦めたような顔をしている)
309:名無しの転生者
何で全員暁コート着てんの???????
310:名無しの転生者
幼女ネキと先生ネキ以外全員呆れてんじゃねえか……
ていうかマタドールも呆れてんの草
311:名無しの転生者
クローンヤクザも暁の外套着てんのじわじわくる
っていうかほんとに買ったんかよクローンヤクザw
312:幼女
人足には丁度いいし*2……何より文句言わないからなあこいつら
ちなみに暁コートは中国で共闘した縁で日本を発つときにサソリニキが製造部で売ってるやつをくれた。*3ナマズオ達のだけはこっちで作った奴だが
サソリニキも技術部だしちょっと孔雀明王建造にも関わってるんだぞ、というかチーム暁が割と手伝ってくれてる
今も私が留守の〇〇町出張所管轄区で活動してくれてるからな
313:名無しの転生者
えっそうなの?
314:鬼鮫
ええ、幼女ネキに雇われましてね。ウチのメンバー的にも宮城にしかないものも多いので乗り気でしたよ
……幼女ネキの従姉の心菜さんには泣かれてしまいましたが……まあ顔が人間離れしている自覚はあるんですが、やはりいつまでも慣れませんね*4
315:幼女
鬼鮫ニキは暁の良心と言っていいぐらいの善人なのに*5な。失礼な奴だ
ちなみに覚醒してこうなったとかじゃなくてガチの地顔であの顔つきと顔色だ。黒札の人間離れというやつだな!*6
316:名無しの転生者
ねえド失礼ぶちかましてる幼女が目の前にもいるんだけど?
317:名無しの転生者
黒札の人間離れ(先天性)
318:名無しの転生者
やめてやれ、鬼鮫ニキは幼女ネキじゃないんだぞ
319:名無しの転生者
それもそうだな、鬼鮫ニキは普通に良い人だからおちょくるのはよそう
320:幼女
こいつらも大概失礼じゃない????*7
321:鬼鮫
まあ彼らも俺らですし……
322:名無しの転生者
そう言えばあれからあんまり経ってないけどマタドールどうよ? 暴れたりしてない?
323:名無しの転生者
さっきの写真で呆れ顔だった辺り実は割と常識人よりだったりするの?
324:幼女
結構大人しいぞ、まあ運動がてら殴り合う事もあるからその時は活き活きしてるが
ノワール達とちょっとひと悶着あったが……タマとセリリが説得したというか
夜戦に巻き込んできてひとしきり私が満足するまで食い散らかしたというか
325:先生
一晩経ったらなんかちょっとしおらしくなってんの笑うよね
何したんだろうねえ、ナニしたんだろうけど
326:名無しの転生者
草
何してんだよ幼女ネキwwww
327:幼女
だって最近バタバタしててあんまり時間取れなかったから……
特にノワールがやや欲求不満気味だったから可愛がってやらんとと思って
おっぱじまって大分昂ったあたりで巻き込んできたのでそのまま食ってしまった
まあ結果的に大人しくなったしなんかノワールらと仲間意識が芽生えたっぽいから良いんだが……*8
328:★ミナミィ
つまり魔人マタドールという闘争と死を司る魔人を生を象徴するある種の闘争で調伏したということですね!
これは中々真似できない事ですよ……! 流石は名誉スケベ部ですね!
329:名無しの転生者
うわでた
330:名無しの転生者
まあ生を象徴するというか性を象徴するというか……
というか真似したくても出来ねーというかしたくないです
331:★ミナミィ
まあそんなお話を幼女ネキから報告受けたので来てみたんですけど
実際悪い事でもないと思いますけどね? 天使封印用のシキガミ体を模倣したシキガミ体に入れて、
ショタおじ直々に封印強化したんならよっぽどでもない限り解放はされないでしょう
その上で幼女ネキという上位存在によりねじ伏せられたという事実は封印の強化にもなりえます
何より幼女ネキの本霊はテュポーン、一度はギリシャ神話の主神をも下したギリシャ神話最大の怪物
存在としての格も魔人に勝るとも劣らない存在ですしね
332:名無しの転生者
長い、もっと短く説明して
333:★ミナミィ
理解らセ○○〇で上下関係を理解らせて大人しくなった、ということです!
334:名無しの転生者
草
335:名無しの転生者
草
いやまあ実際その通りなんだろうが
336:★ミナミィ
まあ自分が司る属性(死)と相反する属性(生)で、かつ自分の属性(闘争)とある種近しい行為でねじ伏せられたのですから……
やはりエロは正義ということですね! 房中術の師として鼻が高いです!
ベッドの上というのもせいしが入り乱れ生と死が交錯する場*9、死の象徴に生の象徴で持って立ち向かうにはふさわしい場でしょう!
337:名無しの転生者
うーんなんともはや……
338:幼女
そんなこんなでオクラホマ州近辺まで来たぞ、報告によればこの先の野球ドームを避難場所にしているそうだ
もうすぐ見えてくる……うわぁ
[画像]
(天使とマシン悪魔*10が野球場近辺でドンパチやってる画像)
339:名無しの転生者
なぁにこれぇ(しろめ
340:名無しの転生者
まあアメリカ中央部だしそう言うこともある……? いややべーな大丈夫かこれ
341:先生
察するにマシン悪魔は人間殺しに来てて、天使は人間を救い()に来た感じなのかなこれ
んでマシン悪魔と天使がうようよしてるから避難民が球場に立て籠らざるを得なかったと
こりゃーどっちが勝っても人間の敵になるだけだぁねえ
342:幼女
ふむ、ならばすぐに出た方がいいな、そんじゃいくぞー
343:先生
オッケー、まっかして!
344:名無しの転生者
頑張れよー
345:★ミナミィ
ご武運を!
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
「広偉……僕はもういいよ、だから、広偉だけでも逃げて……」
「駄目だブライアン! それだけは、それだけはできない……!」
天使とマシン悪魔が入り乱れる戦場となった球場の片隅に、人間の影が2つ。
一人は大柄な、野球のユニフォームを着た疵顔の青年。もう1人は人形のように線が細く、小柄な血色の薄い少年。青年の名は逢魔賀広偉。少年の名はブライアン・ギブソン。
そう、この青年こそリンの舎弟である殺島の暴走族時代の仲間であり、アメリカ行きの最後のきっかけになった男。暴走族「聖華天」元特攻隊長、Ωと呼ばれた男であった。
「聖華天」解散後は極道になった殺島とは違い、街頭のテレビで見た野球中継に魅入られ、単身渡米。野球未経験からメジャーリーグで本塁打799本を放った誰もが羨むヒーローへとなり上がった。
しかし、世界は変わった。メシア教が幅を利かせ、半終末に陥った後、アメリカ社会は崩壊。
ガイア連合の守る日本とはまるで違う、公然と悪魔の跋扈する地獄へとその姿を変えた。
折しもその時に広偉もまた覚醒を迎えており、その時試合をしていたオクラホマ州のスタジアムに立てこもり、居合わせた人外ハンターや後に加わった覚醒者達と共に避難民を守り戦っていた。
野球はできなくなってしまったが、誰かのために力を振るい戦う日々は、広偉に新たな自信と誇りを与えてくれていた。
だが、それも今日終わりを迎えた。何が原因だったのか、それは分からない。原因などなかったのかもしれない。
元々「プルート」なる強大な悪魔の勢力圏であったらしいオクラホマ州近辺で、辛うじて糊口を凌いでいた程度の自分達。
何もなくとも崩れかけるような、砂上の楼閣であったことは誰しもが思い、目を背けていたことだろう。
だとしても、広偉は必死に戦った。一般社会で知名度のあった自分が先頭に立って戦う事で、勇気づけられていた者達もいただろうと自負している。
そうして多くの避難民を逃がし、最後に逃げ遅れたブライアンを確保することはできたが、そこまでだった。
広偉は【アナライズ】を持っていない。だが、暴走族時代に鍛えたカンは目の前の悪魔達が広偉ではどうしようもないほどの力の差があると教えていた。
今はまだ辛うじて天使にも、マシン悪魔にも気づかれてはいない。だが時間の問題だろう。
ブライアンと共に逃げるにも、悪魔の毒に侵されているらしいブライアンでは早くは走れず、彼を抱えていては戦う事が出来ない。
ならば、自分が残るしかない。ブライアンを逃がし、自分が殿となって彼が逃げ切る時間を稼ぐしかない。そう決心したその時、広偉の視界の端に人影が映った。
「うわぁ、近くで見ると本当にどうしようもないですねこれ!」
「……君は?」
怪しい人物だった。黒地に赤い雲の描かれたコートを纏い、コートに着いたフードを目深に被った上で狐面を被っている。
声からするに恐らく少女、背丈からしてブライアンよりは年は上だろうが、まだ10代半ば程だろう。
興味津々、と言った風に天使とマシン悪魔の殺し合いを眺めていた少女だったが、ふと我に変えると広偉の方を向く。
そしてコートのうちから取り出した写真と自分の顔を突き合わせ、「見つけました!」と声を上げた。
「私はイz……おっと今はキツネと名乗るのでした。キツネと申します。ええと……あう、ま、が……ひろし、えらい?
漢字むずかしいですね……こっちの方が通じるでしょうか……「おめが」殿でよろしいですか?」
「何て書いてあるかは分からないけど、俺の名前を聞いているなら逢魔賀広偉で間違いないよ。
しかし……『オメガ』か。何年ぶりに聞いたかな、それは……確かに「Ω」で間違いない。
俺を探しに来てくれた人外ハンターの子かい? なら、ブライアンを任せていいかな。
君とブライアンが逃げるぐらいの時間は、稼いでみせるさ」
「それは困ります!
あなたを生きて日本に連れて帰らなければ殺島殿やα殿、Σ殿に顔向けができません!」
狐面の少女がぐいぐいと広偉とブライアンの腕をつかんで引っ張る。
驚いたことに、小柄で細身のブライアンのみならず、筋肉質な巨漢である広偉が全く抵抗できない強さで引っ張られる。
そのまま通路の奥の扉差し掛かったところでその扉が開き、今度は狸の面を被った同じコートを羽織った人物が顔を出した。
「あ! ミt……じゃない、タヌキ! 目的のおめが殿を確保しましたよ!」
「わー馬鹿イz……ゲフンゲフン、キツネ声大きい! 気づかれるじゃん! 見つけたんならさっさと撤収!
早くリ……じゃない、ゴクウ様やツk……ゲフゲフ、ウサギと合流しないと!
……こっちの子誰? ああ、そう言えば逃げ遅れた子がいるとかって……まあいいか、ほら逃げるよ!」
「わ、分かったから手を放してくれ! 自分で走れる! しかしαにΣに
安全な場所まで逃げられたら詳しい事情を聴かせてもらうからな!」
そして安全圏まで逃げた一行を出迎えたのは、仮面の少女たちよりもなお頭二つは小さい、コートに仮面をかぶった人物。
仮面は京劇で使われるような派手なデザインで、猿を片取っているようにも見える。
子供のコスプレのような姿であったが、広偉が戦ってきた悪魔達など及びもつかない存在感を放っている。
その隣にはこれまた同じコートを着た兎の面の大柄な人物が控えており、一行を見るとほっと胸をなでおろしていた。
「……キツネにタヌキか。Ωの救出は終わったようだな、ご苦労」
「はい、
「もー、焦ったってば、キツネが大声出してるからさぁ……ちょっと怒ってやってよゴクウ様ぁ……」
「ここにたむろしてる悪魔程度お前らならどうとでもなろう。ともあれ救出完了、これで後顧の憂いなく暴れられるというものだ。
……一応聞いておくが、逢魔賀広偉だな? そっちのガキは……ああ、なるほど」
キツネやタヌキと呼ばれた少女たちよりも幼い少女の、確かな存在感と威圧感を放つ声だった。
その問いに首を縦に振る広偉。それを見て頷くと、ゴクウと呼ばれた少女が何かを納得したように顎に手を当てる。
「君たちは……一体?」
「その質問に答えるのはもう少し後だな。そら、手羽先どもが来たぞ」
ゴクウが指さす先からは、自分達の後を追って天使が数人追ってきている姿だった。
広偉達を庇うように、ゴクウが前に出る。そしてコートの裾から、小さな手が覗く。その手に握られているのは、メカニカルな外観の赤い銃。*11
ゴクウはコートを広げ両手を出すと、銃を持っていない方の手を掲げ、声を張り上げた。
「キツネ! マグナムを貸せ!」
「はい
即座にキツネが投げた同じ形の銃を受け取り、振り返らぬままにゴクウは言葉を紡ぐ。
「キツネ・タヌキ・ウサギ。そしてΩにブライアン少年。面白いものを見せてやろう。Ωには……少々、懐かしいものになるかもしれんな?」
悪戯っぽい声音でそう言うと、ゴクウは両手の銃を天使達に向け、三度トリガーを引く。。
サブマシンガンのような猛烈な勢いで発射された光る弾丸は天使達に当たることなく通路の天井や壁に当たる。
外した、と誰もが思ったが、次の瞬間ゴクウが静かに呟き、一同は驚くべき光景を目の当たりにする。
「――――――極道
銃弾が、跳ねた。つまるところ跳弾であったが、その軌跡が異様だった。狭い通路の中を、弾丸がまるで生きているかのように跳ねまわったのだ。
そして銃の軌道に翻弄される天使たちの全身にピラニアが食らいつくがごとく殺到し、蜂の巣に変え、そしてMAGに還す。
それだけでも驚くべき技巧であったが、広偉はそれを見て別の驚きを得ていた。
その技は、かつて
「それは……その跳弾、間違いない……ゴクウ、といったな、君は……君は、
広偉が絞り出した言葉に、ゴクウは振り返ると仮面を外す。
その素顔は本当に幼い少女のそれだったが、その獰猛な笑み、そして爛々と煌めく赤い瞳は、彼女が只者ではないことを伝えるのであった。
「――――――とまあ、そういうわけだな。ガイア連合の名前を聞いたことがあるだろう?
殺島は私の舎弟でな。もともとアメリカに行く予定はあったんだが……お前がいると聞いて、頼まれてな。
改めて名乗ろう。ガイア連合宮城支部幹部、鵺原リン。幼女ネキとも呼ばれているが……まあ好きに呼べ」
「大概今までで一生分驚いた気がしてたけど、さらにまた一生分驚いた気分だよ……
でも、良かった。
「元聖華天の連中は大体
私としても他所の情報を知ることのできるネットワークが出来たのは儲けものだったな」
それから少しして。球場を埋め尽くす天使とマシン悪魔の群れを駆逐したゴクウことリンは、改めて広偉と面会をしていた。
球場の上空には孔雀明王が滞空し、周囲に睨みを利かせている。球場もまた避難民たちが戻り、
現地のハンターやリン一行が周辺の警備や怪我人の治療、炊き出しなどを行っている。
「この辺りはプルートの毒による汚染が心配だったが……まあ対策が上手くいって何よりだったな。
ブライアン少年は少々他より汚染がひどかったが……まあ治療は完了。今はもう健康体だ。
まあ元々身体が弱いようだったから健康体と言っていいかはわからんが」
「良かった……本当に……ところで……リンちゃん、でいいかな? その手の中の球は?」
広偉が示すのは、リンが手の中で弄ぶ毒々しい色合いのゴルフボール大の宝玉。
覚醒者としては中堅程度の広偉でも、はっきりわかる様な危険な気配がする。
「ああ、これはプルートの毒の結晶体だな。件のブライアン少年から抜き取ってそのままだった。すまんな、しまって置く」
そう言って宝玉を消すリン。この球場近辺は魔王プルートによる毒が散布され汚染されていたエリアで、
その中でも人が何とか生存できる程度には毒の薄いエリアであった。
それでも毒がある事には変わりなく、徐々に避難民たちも蝕まれていったのだが……
リンが事前にその対策として持ち込んだピーコックメモリと孔雀明王の合わせ技による結界により、
球場周辺はその毒の一切が排除され、蝕まれていた人たちの毒も除去されることとなったのだった。
「まあ……それでもブライアン少年は除去しきれないほどの毒素が溜まっていたのだがな。
そこで私の持つ力だ。仔細は省くが、私には特殊な能力がある。なんと言うか……端的に言えば、『奪う』能力だ。
最近ようやっと意識して発動できるようになったのだがな」
リンにはもともと、
一つは、万物に通ずるというテュポーンの声に由来するあらゆる相手と言語で意思疎通ができる能力。
動物、そして異国であろうとリンはその言葉を理解し、
そしてもう1つが、ゼウスを打倒しその権能である雷霆を奪った逸話に由来する『奪う』能力。
今まで偶発的にしか発現出来ていなかった能力だったが、アメリカ行きに際し、己を鍛え直してようやく意識して発動できるようになった。
これをもってブライアン少年を汚染する「プルートの毒」を抜き取り、さらに自分に宿す悪魔の力を装備として具現化する「オーバーソウル」を併用し、一種のフォルマとして固形化させることに成功した。
「なるほど……まあ、仔細は聞いても理解できないだろうしな。……ともあれ、ありがとう。
君達が助けに来てくれなかったら、俺達はどっちみち毒で倒れるか、悪魔に殺されるしかなかっただろう。
俺なんかとは大違いだ。799本塁打のヒーローなんて言われて慕われてても、俺を慕ってくれる子供一人助けることもできなかった。
それに比べたら……俺は、なんて無様なんだろうなぁ……」
その瞬間、広偉の視界が一回転し、背中に激痛が走った。それがリンによって胸倉をつかまれて背中から叩きつけられた、と言う事を頭が理解した時、広偉の胸にリンがどっかりと腰を下ろす。
見た目通りの軽く小さな体であったが、そこから放たれる威圧感は、暴走族時代に対峙したどんな強面よりも広偉を竦ませた。
そしてその真紅の瞳は、静かな怒りと、確かな敬意の宿った光で広偉を見据えている。
「それ以上、お前に自分を卑下することを許さん。確かにお前は無力だったかもしれん。お前一人が戦った所で、現状維持が精いっぱいだったかもしれん。
だが、それでよかったのだ。お前と言うヒーローが率先して戦っていたから、ここに集まったハンターも、避難民も、誰一人諦めなかった。
そしてあのブライアン少年も、お前と言うヒーローに元気づけられ、勇気づけられたからこそ、今まで持ちこたえたのだ。
気力と言うのは案外馬鹿にできんパワーを秘めている。お前が与えた元気と勇気がなければ、ブライアン少年の命はとうに潰えていただろう。
だから、それ以上の卑下も自虐も、お前には許さん。お前は持ちこたえたのだ。お前は守り切ったのだ。お前は我々が到着するまで、人々の心を支え続けたヒーローなのだ。
礼を言うぞ、Ω……いや、逢魔賀広偉。お前が繋いだ命、私達に守らせてくれ」
その言葉に、広偉の胸に篤いものがこみ上げる。じりじりと死に向かう日々の中、やりがいもあったが、どうしようもない虚無感もまた広偉の胸に巣食っていた。
それが、今消えた。こみ上げる感情と共に、広偉の目から滝のような涙が溢れる。嬉しかった。自分の行いが無意味ではなかったと知れて。
暖かかった。窮地に駆けつけた
そして、終末後にその武名を轟かせるガイア連合宮城支部、〇〇町出張所所属の覚醒者集団「聖華天」と呼ばれる集団の中に逢魔賀広偉の姿があったことは、もう少し未来の話である。
そんなわけで63話でした。ヒーローはガイア連合だけではない、というお話。
マタドール関連に関してはうん……小ネタまとめ見てたら目にした「せいしをかけた戦い」みたいな単語が頭を離れなくて……
その上でたまに来る「下ネタぶち込みたくなる周期」も来ちゃったので……
ただ言えることは書いててめっちゃ楽しかったという事です。
■解説
・幼女ネキ
死と闘争の象徴とのせいしをかけた闘争を制したようじょ。
修行の末レベル70代後半に差し掛かったのでその分また精力も増していた。
そしてしれっと殺島から「狂弾舞踏会」を伝授されていた。
レベル70を超える覚醒者の洞察力と動体視力なら多分いける。
そのうち「進撃の極道電車道」も使い始めそう。
またテュポーンの権能を使いこなし始めている。
奪った後にオーバーソウルの要領で魔晶変化させることで奪ったものをフォルマ化することができるようにもなった。
・マタドール
幼女ネキとの戦い()に敗れた魔人。レベル60程にパワーダウンしていたのもあり精力的にも概念的にも分の悪い戦い()だった。
しかしその甲斐あったのかノワールを筆頭とした幼女ネキの嫁達からは「あ、これなら幼女ネキがいれば大丈夫そうだな」という認識で生暖かく見守られるようになった。
・Ω
この世界では半終末突っ込んだあたりで覚醒、その後オクラホマ州で避難民を守りながら自警団活動をしていた。
ただ結局じり貧だったので半ば虚しさ交じりの戦いではあったが、最終的にそれが避難民や他の人外ハンターを勇気づけ幼女ネキの到着まで持たせるというファインプレーに繋がった。
レベルはこの時点で10台後半ぐらい。
・ゴクウ(幼女ネキ、)キツネ、タヌキ、ウサギ
キツネ=イズナ、タヌキ=ミチル、ウサギ=ツクヨ。
何となく暁コート着てたから忍者っぽく正体隠すかー、みたいなノリで特に意味のない変装してた幼女ネキ以下3人。
仮面は幼女ネキの私物。(暁のトビごっこがしたかったらしい)