本編で言うと『〇【終末】渡航制限解除を見守るスレ その15』の少し後ぐらい。
「故郷防衛を頑張る俺たち」よりロボ部の皆さんお借りしてます。
【そうだ】技術開発班ロボ部【ロボ作ろう】Part.49
228:名無しの転生者
お前ら! 宮城支部から注文が来たぞ!
229:名無しの転生者
宮城? あそこはホビー部の天下*1だったのでは?
230:名無しの転生者
だいたいそう 部分的にそう
まああそこは割かし平和な地域だからな……でも注文が来たんだよ、幼女ネキから
かつて田舎ニキんところの破烈の人形で大はしゃぎしてた*2らしいあの子からだ!
あの子からの特注品のご依頼です
231:名無しの転生者
そうか……いつか来るかもしれないと思いながらも宮城におけるホビー部の台頭で切なくなったが、
忘れていなかったか……!
232:名無しの転生者
して、我らに注文が来たという事はロボなんだろ?
モビルスーツか? パーソナルトルーパーか? それともやっぱりモーターヘッドか?
233:名無しの転生者
幻晶騎士*3にござる
234:名無しの転生者
シルエットナイト……シブいとこ攻めてくるじゃんね……
235:名無しの転生者
でもナイツマ面白いもんな……んで、機種は?
236:名無しの転生者
トイボックス(Mk1ないしMk2)*6を希望されておられる
……何だこのチョイス!?
237:名無しの転生者
シブ過ぎねえか!? 確かにいい機体ではあるが!
238:名無しの転生者
あえてイカルガじゃなくトイボックスってあたりガチ感あるよな……
『無理は言わんのでマギジェットスラスタ*7・ブラストリバーサ*8だけでも再現を頼みたい』との事
うーん……デモニカ単体だと容積とか諸々の問題が噴出しかねんな……
戦術甲冑あたりの技術を使えばあるいは……? ちょっと予算的な問題とかもあるし1回幼女ネキと話すか……
239:名無しの転生者
折角ウチに頼んでくれたんだから手は抜きたくねえよな……
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250:名無しの転生者
よし、連絡ついたぞ。朗報だ、金に糸目はつけんとの事
251:名無しの転生者
さっすが幼女ネキ話が分かるゥ!
252:名無しの転生者
……して、どんな無茶振りされたんだ?
253:名無しの転生者
「欲を言えばフル装備*9にしてほしいが……」と言われた程度だな
あとは身長1m~180cmの間でのオートフィット機能をつけて欲しい、との事
シキガミたちと共用の武装にしたい、と言っていた
254:名無しの転生者
オートフィット機能か……G3系列の機能を改良すればあるいは?
255:名無しの転生者
あとはそうだな、震電の事も耳に入れていたようで、そっちベースでも、と言うてた
制御系は幼女ネキんとこの2体目のシキガミちゃんにさせるらしいので……
……もしや開発中の士魂号の技術*10を使えばいけるのでは?
256:名無しの転生者
確かに理論上は行けるか……? そう言えばホビー部の製品って電霊系の技術*11とか使ってたよな……
幼女ネキの依頼であっちの製品も関わってるならワイリーニキも手伝ってくれるのでは?
257:名無しの転生者
宮城支部や幼女ネキはホビー部の上客だしな……彼女らの利になるなら協力してくれるはずだ
258:名無しの転生者
まあ別に俺ら宗派が違うってだけで戦争してるわけじゃないしな
ヘキの相違で殴り合いをすることはあるが
259:名無しの転生者
それは同じロボ部でもあるじゃん*12
260:名無しの転生者
それはそう
261:名無しの転生者
とりあえずホビー部に連絡とって……ガワを作って……手持ち武装になんかリクエストとかあった?
ナイツマってことは武器はいいとこ銃装剣くらいか? アギ系魔法を放出する剣、みたいな体で作れば原作程脆くはならんはずだ
262:名無しの転生者
うん、銃装剣*13は欲しいと言ってたな
後は実際内装火器の類だったし……なおトイボックスになったのは外見もだが、
「イカルガはかっこいいが制作側が多分死にそうだから後で」と言ってたぞ
263:名無しの転生者
俺達を一応気遣ってはくれてるのか……
ん、『後で』? 後でって言った?
264:名無しの転生者
つまりいずれアレ作らされるの? マジで?
……もしかして今回のトイボックス、イカルガ用の習作作らされてるって意味合いもあったり……?
265:名無しの転生者
……ニコッ(ひきつった笑み
そして多分ホビー部も関わることがほぼ確定した以上手は抜けんぞ
266:名無しの転生者
やってやろうじゃねえかよこの野郎!!!!!!
267:名無しの転生者
やるぜやるぜ 俺はやるぜ
268:名無しの転生者
そうかやるのか
269:名無しの転生者
やるならやらねば
実際問題幼女ネキのシキガミちゃんも乗る以上空中爆散するようなもん作ったら幼女ネキが殴りこんでくるぞ
270:名無しの転生者
じゃあ自爆装置*14は自主的にやめといたほうが良いな?
271:名無しの転生者
やめとこうよあれは、というかあれだけは
なんぼ原作再現*15だっつってもさ
272:名無しの転生者
エルくん*16割と躊躇なく爆破したもんな……
273:名無しの転生者
この話はやめよう、物作り携わる者としてエルくんを参考にしてはいけない
いやうちらも大概ノリが銀鳳騎士団*17だけどさ
274:名無しの転生者
んでどうするよ、試作型士魂号をベースにガワを変える感じで行っていいか?
話を聞くに副座式にする感じでいいようだが
275:名無しの転生者
まあそのぐらいは必要だろう。内部のイメージとしてはコードギアスのガウェインみたいな感じでいいのか……?
まあパイロット側にはデモニカいるかもしれんけど、それはそれで幼女ネキに用意してもらおう、必要になれば
276:名無しの転生者
……なあ、ぶっちゃけ幼女ネキが生身で戦った方が強い*18よな?
レベル34のデビルシフター(しかも三種フォームチェンジする)だし
277:名無しの転生者
それは禁句じゃろ……
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「リンちゃん、リンちゃん」
世界中にミサイルが降り注ぎ、「半終末」とでも言うべき状態になってから少し。
リンが放課後、シャボン玉を吹き散らしながら廊下を歩いていると、上級生の少女に呼び止められる。
黒いロングヘアに目元が隠れるほどに伸びた前髪と、典型的な大人しい女の子と言った外見の彼女は『
ガイア連合宮城支部傘下の地方の異能者一族、藤堂家当主の娘である。
リンがこの●●町支部で暮らし始めてより、宮城支部の傘下の一族ともいくらか顔合わせをしていた。
特に彼女の藤堂家とは、家が近所であることから、小学校に入学する際に一族の娘の居るこの学校に入る際に便宜を図ってもらったりなど、それなりに付き合いがある。
文もまた覚醒者であり、レベルは1とリンからすれば吹けば飛ぶようなレベルではあるが、
それゆえにリンではうっかり見過ごすような低レベルの悪魔などが学校や町内に出現した際救援を求めてくることがある。
「なんだ、またなんか湧いたのか」
「湧いたというか、湧きそうというか……六年生の人達がこっくりさんやろうとしてて……」
「言って聞かないなら殴ればいいだろう」
「それができるのはリンちゃんぐらいだよぉ……」
弱気な文に半眼でため息を吐くリン。
文はレベル1とはいえ覚醒しているんだからそこらの未覚醒の大人よりよほど強かろうに、とは思うが、
そこはそれ、持って生まれた性分というものは変えられないものである。
特に『転校生の癖に偉そうだな!』などと言って絡んできた六年生の男子を、
問答は無用とばかりにノータイムで殴り飛ばすリンを真似しろと言うのは酷である。
「まあ、いいが。で、何組だ」
「三組……だ、大丈夫かなぁ」
「私で困るレベルならこんな学校町ごと消し飛んでいるぞ。シャボン玉の残りは……あるな」
持っていたシャボン水の残量を確認する。まだ余裕はある。
このシャボン水はただの石鹸水ではなく、聖水をベースに破魔系魔法を織り込んだガイア連合ホビー部謹製の対魔グッズである。
それを呼気で飛ばしてシャボン玉にすることで、呼気に含まれる微量のMAGを用いて破魔属性のシャボン玉として機能する。
元来学校のような大人数の集まる場所には念が溜まりやすく、それが呼び水となって低級の悪霊などが発生することがある。
滅多にある事ではないが、半終末に移行しオカルト側に傾きつつある世界ではちょくちょくある事でもあり、
ガイア連合の一員であるリンは仕事として放課後、校内にこの対魔シャボン玉を吹き散らし浄化を行っていた。
「三組は……あそこか」
文を伴って階段を上り、目的の教室へと到着し扉のガラス窓から中を覗き込む。
そこには数名の生徒が文字の書かれた紙に硬貨を置いて指を乗せる、要するに「こっくりさん」を行っていた。
こっくりさん、エンジェル様ともいうこれは、科学的には不覚筋動ともいう無意識の動きを利用した遊びである。
しかし、オカルト的に言えば低級の降霊術であり、今のご時世でそれを行えば何が出て来てもおかしくない。
実際教室の中にいる六年生たちは、こっくりさんが終わらないことに戸惑い、
その場を離れようとするも体が動かず、パニック状態に陥っていた。
視線を少し上に移せばぼんやりとした靄が人の顔を象っており、文の『
「まあ、吹けば飛ぶような低級霊だな。レベルは1もあるまい。
仕事を増やしてくれた恨みだ、もう何分か恐がらせてやるか」
「リンちゃん、気持ちはわかるけど助けてあげよう?」
「まったく文はお人よしだな。面倒だ、さっさと片付けるぞ」
リンはドアに手をかける。悪霊の仕業なのか鍵もかかっていないのに僅かな抵抗を感じたが、
身体にMAGを循環させて強引にこじ開け、シャボン水を口に含んで教室内全域にシャボン玉を吹き散らした。
口に含んだことでリンの唾液と混ざり効果の上がったシャボン玉により、悪霊は断末魔すら上げられずに消滅。
突然体の自由が戻りあっけにとられている六年生たちに「二度とやるな、やったら殴る」と告げてその場を離れた。
少し後。後の処理を一般連合員に任せ、リンは文と一緒に帰宅の途に就いていた。
「……苦い。面倒とはいえやはりシャボン水なんぞ口に含むもんじゃないな」
「あんな適当に除霊できちゃうだけですごいと思うけど……」
「このぐらいお前でもできるぞ? ハマくらいは教わってるだろう」
「まだ教わってないよぉ。見えるだけで精いっぱいだもん……」
まあそんなものか、とリンは鼻を鳴らし、前より少し空気が濃くなった気がする道を行く。
ショタおじのいう『終末』が何なのか、リンにはまだ分からない。
しかし、何が起きるか分からないのが世の常である。そのための努力は惜しまないようにしよう。
リンはそう、決意を新たにするのであった。
そんなわけでロボ部に無茶振りしながら半終末期の日常を過ごす幼女ネキでした。
大分ロボ部に無茶言ってるけど彼らなら何とかしてくれる……きっと……!
ロボ部の人工筋肉製ロボ、
(幻晶騎士は骨格に
割と好き放題やってるけどG3系強化スーツも使ってみたい感はあるんですよね……ナイツマにも
■解説
・幼女ネキ
技術班の顔を札束とマッカで叩いてデスマーチを行わせようとしているド畜生。
まあその札束とマッカを稼ぐために異界突っ込んでいくので需要と供給が成り立っていると思えば……
・文ちゃん
幼女ネキの年上のお友達。外見はブルーアーカイブの正実モブ。
小3でレベル1なので実は才能は割とあるほう。
当然ながら幼女ネキの毒牙にはかかっていない。10年後は分からん。
・トイボックス
幼女ネキの無茶振りにより建造中のカスタムデモニカ……というにはやや改造しすぎた感のあるブツ。
幼女ネキの構想としてはアイリスを制御装置として乗せ、ノワールか自分が乗り込む形で戦う予定。
技術的に進歩したらメダロットなんかをかわりの乗せて制御とかも出来そう。