【カオ転三次】TS^2ようじょの終末対策   作:タマヤ与太郎

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そんなわけで93話。いつかは起こる事だった事です。


※2024/11/18
ラストシーンに黒焦げさんからのFAのっけました。大感謝!



転生ようじょ、襲撃す。

北欧神話雑談スレ 136

 

 

589:稲荷神*1

 

ちょっとオーディン、いる?

 

 

590:名無しの北欧神

 

おっなんだなんだ

 

 

591:名無しの北欧神

 

名指しとか珍しいな?

 

 

592:隻眼

 

どうした? 日本神が私を掲示板で呼ぶとは珍しいな、確かに

 

 

593:稲荷神

 

私の契約者の黒札、というか亭主?があんたに伝言があるってさ

『今からお前らの拠点端から潰していくから謝る気があるなら誠意の証を持って土下座しに来い』だそうよ

……思い当たる節、あるわよね? ないとは言わせないわよ?

 

 

594:名無しの北欧神

 

黒札の襲撃!? ちょっとお前止めらんねえの!?

 

 

595:稲荷神

 

出来るわけないでしょ、完全に頭来てんだから。というかぶっちゃけるけど、そこの一つ目知識オタクが黒札の娘とその友達に手を出そうとしてたのが原因よ?

あいつ自分や身内に手を出そうとするやつには一切容赦ないから、早めに頭下げた方が良いんじゃないかしらね

ちなみにあいつは故あれば神主にも噛みつく狂犬だし……第一、私自身も自分の『実娘』に手出されかけて今スマホの手が天照大神のアドレス画面表示してるとこよ?

 

 

596:隻眼

 

待て! お前も黒札も誤解している! 確かに使いの者は送ったが、別に害をなそうとしたわけではない!

 

 

597:稲荷神

 

ふーん。その送られてきたのヴァルキリーだったんだけど。つまり魂かっさらうのが目的って事よね? あんたまだ懲りてないのね、大分前に盛大に終末戦争起こしかけた*2ってのに

つまりあれよね? 私の娘とその友達の命狙ってるって事でいいのよね? 言質とれたからもう襲撃始めてるわよ、ご愁傷様

 

 

598:名無しのトリックスター

 

まあまあ落ち着いて、落ち着いて。親父が粉かけようとした黒札の娘、そしてその母親が女神で云々って事はあの子だろ?

カッとならずに一度矛を収めるのが良いんじゃないかな、君たちにもデメリットがあるだろ?

 

 

599:稲荷神

 

ああ、ロキ、あんたは最優先抹殺対象よ? あんた例の黄金の林檎のとこに襲撃かけた事あったでしょ、あそこの黒札、うちの亭主の大恩人なのよね*3

こないだその黒札を蔑ろにした連合の事務方に制裁を下してたようだし、あんたにも多分容赦しないわよ?*4

 

 

600:名無しの北欧神

 

 

 

 

601:名無しの北欧神

 

 

 

 

602:名無しの北欧神

 

 

 

 

603:名無しの北欧神

 

うっわ、日本のうちの拠点がマジで襲撃受けてる! 人間には被害を出してないが、防衛にあたってた分霊が皆殺しにされてる!

 

 

604:名無しの北欧神

 

え、なんで!? 日本の黒札のとこから買ってた黄金の林檎が出荷停止になってる!

あ、理由が書いてあるな……『知人の子供に多神連合による干渉未遂があったため、先方からの謝罪があるまで出荷停止』……おいオーディン!?

 

 

605:稲荷神

 

ちなみにその林檎の所の黒札も今回の襲撃に加わってるわよ、うちの亭主とその黒札と他たくさん

その黒札にとってもうちの亭主は妹みたいなもんだしね。頭下げるなら早いうちが良いと思うわよ?

 

 

606:日本の若さの女神*5

 

私も説得を試みたんですが……にこって、微笑みかけられたんですよ。でも目が笑ってないんです。手が光ってるんです

その手が首にかかってゆっくりああああああぁぁぁっぁぁぁぁ

 

 

607:隻眼

 

……分かった。席を設けるから襲撃をやめるよう言ってくれないか?

 

 

608:稲荷神

 

その事を伝えたけど返答を書いておくわね。『お前が直接来い』だそうよ。あんたが直接来るまで襲撃を続けるってさ

ちなみに気配を察したら逃げる気満々らしいから、捕まえられると良いわね?

 

 

609:隻眼

 

ぐっ……それは了解したが、ギリシャの方も同じことをやっていたぞ?

 

 

610:稲荷神

 

知ってるわよ当然。そっちにも別口からスレに書き込んでるわよ。ちなみにギリシャ系の分霊も殺して回ってるからまあ、どのぐらい被害が広がるかしらね

あいつとしてはあんたらを多神連合の支配層から引きずりおろしてハトホルを据える気らしいわよ? ハトホルに対してはかなり高評価だしね。あいつ

 

 

611:知恵の女神*6

 

ゼウス様もですが、あなた達も私の生徒達*7に対して良からぬことをもくろんだのは明白ですからね。ただで済むとは思わぬよう

 

 

612:名無しの北欧神

 

ヒェ

 

 

613:稲荷神

 

あんたらは知ってると思うけど、この子は既に多神連合とは手を切ってほぼ完全にガイア連合についてるからね? それに娘やその友達の教育係みたいなことしてるし……今回の件で私と同じぐらい頭に来てるわよ? この意味、分かるわよね?

あと亭主から伝言。謝る気があるならば誠意を見せろ、だそうよ

 

 

614:名無しの北欧神

 

誠意、誠意かぁ……曖昧すぎるけど……謝るっつったって何したら許してくれんのよ?

ギリシャの下半神はともかく、多分今回のはオーディンなりの好意や敬意だろ? まあ『娘やその友達の命狙ってます!』なんて遠回しに言われてキレねえ親はいないと思うけど

そこんとこどう思われます、犬のエサになった北欧神話主神様?*8

 

 

615:名無しの雷神

 

今ここで俺が親父殿を叩き殺してその首捧げたら許してくれないだろうか?

 

 

616:隻眼

 

私が死ぬことが前提なのか!?

 

 

617:稲荷神

 

多分殺すなら自分の手で縊り殺したいだろうから生け捕りにするのがベターじゃないかしらね

 

 

618:名無しの雷神

 

なるほど、とりあえずグレイプニルを取って来るとしようか

 

 

619:名無しのトリックスター

 

 

 

620:稲荷神

 

言っとくけどあんたもターゲットなんだから大人しく顔出しなさいよ?

 

 

621:名無しの女巨人*9

 

とりあえずうちの宿六息子達総出でとっ捕まえたけどグレイプニルもう1本ない?

ヨルムンガンドが頑張って締め上げてるけど逆に絞め殺しそうでさ、殺しちゃまずいんでしょ? まあ蘇生させればいい話ではあるけど

 

 

622:名無しのトリックスター

 

仮にも旦那を売るとかどうなんだ!? いやギブギブ! 逃げないから! 全身の骨みしみし言ってるから! 助けて!

 

 

623:名無しの女巨人

 

息子たちに累が及ぶだろうから被害減らそうとしてんでしょうが! ったくこいつは昔っからろくなことしないねぇ!

 

 

624:名無しの雷神

 

ミョルニルで潰しておけば良いんじゃないか? いや親父をそれで潰して足止めしながらグレイプニルでロキを捕まえればいいか

 

 

625:稲荷神

 

結構サクッと売るのね、もう少しごねると思ったけど

 

 

626:名無しの北欧神

 

いやぁこのクソ親子が問題起こすの今に始まった事じゃないし……

 

 

627:名無しの北欧神

 

そりゃこいつら北欧神話の主神とその息子だけど、俺らの信者の方が大事だし……

 

 

628:名無しの北欧神

 

ま、そんなわけなんで大人しく生贄になってくれ2人共。恨むならガイア連合有数の狂犬に喧嘩売った自分を恨め

 

 

629:稲荷神

 

なんか可哀想になって来たわね……同情はしないけど。あ、これ今のうちの亭主たちね

 

[動画]

(『降伏は無駄だ! 抵抗しろ!』と叫びながら蹂躙している幼女ネキ、逃げようとする多神連合の分霊を人魚ネキが子守歌で眠らせ、そのまま永眠の誘いで始末している)

 

[動画]

(「たべほうだーい!」と快哉を上げながら敵を掻っ捌いているるるネキ、連続で転移しながら必死に抵抗する分霊たちを斬り刻むヴァーダント(先生ネキ)、銀色の女王蟻*10を呼び出し、それをデモニカとして装着し徒手空拳で敵を蹂躙するカジオーネキ)

 

[動画]

(幼女ネキが感電させた相手を【ナイス・ショート】で即死させるアイリス、セリリが眠らせた相手の急所を即座に貫くノワールやミネルヴァ)

 

[動画]

(人から悪魔に変身し、分霊や使役悪魔達を容赦なく殲滅していく推定黒札たち)*11

 

 

630:名無しの北欧神

 

Oh……

 

 

631:名無しの北欧神

 

うわ、やっべえなこりゃ……降伏は無駄だから抵抗しろって普通逆じゃない?*12

いやそのぐらい頭来てるって事だろうけど

 

 

632:名無しの北欧神

 

あ、ギリシャの方もゼウス捕獲成功したらしいぞ

 

[画像]

(煌びやかな装飾の施された椅子に拘束されているゼウスの画像)

 

 

633:名無しの北欧神

 

これ確かヘパイストスの創ったヘラ拘束した椅子だよな? 息子に裏切られてて草*13

まあうちも息子が率先して親父の首を捧げようとか言ってるが

 

 

634:名無しの北欧神

 

と、とりあえずあとは連行するだけだな! うおおがんばれトール! スレイプニル連れてくるから!

 

 

635:名無しの雷神

 

うむ、任せておけ!

あ、これ今の親父な

 

[画像]

(うつぶせに倒れた上から背中にミョルニルを乗せられて動けなくなっているオーディンの画像)

 

 

636:稲荷神

 

あ、足止まったわよー。今の画像見せたら爆笑して笑い転げてる

 

 

637:名無しの北欧神

 

よっし今がチャンスだ! 急げ!

 

 

638:名無しの北欧神

 

頑張れスレイプニル! これ以上分霊殺されないために!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――――――で、何か申し開きはあるか、知識オタクに腐れ金玉*14

 

「……思うところはあるが、少なくとも貴殿の逆鱗に触れるような行いであったのは事実。今後貴殿の許可なく宮城に立ち入ることはないとここに誓おう」

 

「ぐっ……てめえ、せめてそう言う呼び方はやめやがれ!?」

 

リンと愉快な仲間達による多神連合・ギリシャ神話&北欧神話居留地襲撃事件から暫くして。

南鳥島、日本の最東端に位置する小さな島に構築された要塞の一室で、グレイプニルでがんじがらめにされたオーディン、煌びやかな椅子に拘束されたゼウス、そしてそれを連行してきたヘパイストスとトールを前に、リンは殺気を放っていた。

事の起こりは補習授業部が発足する前後に遡る。イズナやアズサ達を遠巻きに監視する何者かの存在が感知されたのだ。

後の調査により、監視しているのは多神連合所属のヴァルキリーとニンフであることが判明。暫く泳がされていた。そしてつい最近、リンがブランカと共に異界に突入した際に行動を起こそうとしたため取り押さえられ、先生ネキらによる尋問が行われていた。

その結果判明したのが、ゼウスとオーディンが共謀し、自分達の使いをイズナらに接触させて干渉しようとしていたことだった。

かつてウカノミタマが文に加護を与え殺しかけた時と同様、この件にリン、及びミネルヴァが激怒。ノワールら、先生ネキ&カジオーネキら宮城の一部黒札及び、呼びかけにより人魚ネキとるるネキ、そしてかつて石巻沖海戦で共闘したデビルマン(デビルシフター)軍団を動員し、今回の襲撃となったのである。

『襲撃にあたり人間は殺さない(が遭遇した分霊や使役悪魔などは殺すし邪魔をされれば負傷まではさせる)』というのがリンなりの譲歩や慈悲ではあるのだが。ゼウスとオーディンの目の前には、3つの生首。イズナに手を出そうとしたヴァルキリーとニンフ、そして日頃の行いからついでに捕まったロキだ。

その生首は未だにMAGに還らず、声こそないがぐりぐりと眼球が動き周囲を見回しているようだった。これはリンによるもので、MAGで構成される悪魔の肉体という構造を逆手に取り、存在としての比率を頭部に偏らせたうえで首から下を塵に返し、生首としたもの。

捕縛されリンの目の前に引き出された3神の前にリンが女神たちの生首を転がし、その上でロキを同様に生きたまま生首とした。この行為を見せつけられたことで、オーディンは問答は無意味とまず謝罪を行ったのである。

なお、ショタおじ及びガイア連合もこの暴挙を認識してこそいるが、本気で激怒したリン及び人魚ネキを止める気がない修羅勢、そして多神連合側の擁護も出来ないやらかしとして半ば黙認されており、多神連合サイドからも黄金の林檎の生産者である人魚ネキ、及びその友人であるリンと直接敵対することを厭う神が多かったため、普段のやらかしもあり3神が早々に売られ捕縛された、というのが実情ではある。

 

「口答えか腐れ金玉(ゼウス)。反省の色が足りんな。襲撃継続。北欧系に対しては停止、ギリシャ系のみに絞ってくれ」

 

「おい!? ……クソッ、分かったよ! 悪かった! うちのニンフをつけて干渉しようとしたのは事実だ!」

 

「……そうか。言質が取れた、撤収開始。すまんな皆、後で飯でも奢らせてくれ」

 

ゼウスの『口答え』に通信で襲撃継続を指示するが、直後謝罪を受けそれを撤回する。通信を切り、2神に向き直る。

その視線には敬意など欠片も感じられず、ただゴミを見るような侮蔑の色だけがあった。

 

「それで、クソ共。謝罪は受け取ったが……目的を聞いていないな。私の娘に近寄って何をする気だった? まあ、オーディンは良い。ヴァルキリーを差し向けている時点で目的(魂を狙っているの)は明白だ。

 腐れ金玉(ゼウス)はどうだ? いや、大体見当はつくがな。皆可愛らしくて良い子達だ。かの腐れ金玉(ゼウス)のお眼鏡に叶ったのだろう。それにイズナは黒札の子だ。素質も超一級だろう」

 

「ああ、だからその興味をちょっとでも俺らの方に向けられれば、と思ったんだよ……」

 

「親である私の許可なく、な」

 

怒りの感情と共に踏み降ろした足がニンフの生首を捉え、頭骨が歪む音がする。そして次の瞬間その生首が凍結し、そのまま踏み砕かれ、今度こそ完全に死亡しMAGへと還った。

 

「あいつらは良い子だ、物を知らぬ子どもならどうとでも誤魔化せると思ったか? それに仕掛けたのも異界に突入した直後。あからさますぎて笑えて来るな?」

 

室内に満ちる怒気。直接それを向けられていないヘパイストスやトールの額にすら冷や汗がにじむほどの圧が、年端も行かぬ一人の少女から放たれていた。

次第に増していく圧が最高潮に達しようとしたその時、部屋のドアをノックする音と「入るわよ」という言葉と共に2つの影が部屋に入って来る。

片や、はだけた巫女服に狐耳と尻尾を持った美女、片や、青みがかった黒髪にドレスのような服を着た、見事な白い翼を持った美女。リンと契約している悪魔、ウカノミタマとミネルヴァだ。

 

「タマにミネルヴァか、どうした」

 

「例の手続き終ったわよって言うのと、様子を見にね。今回の件。あたしたちも無関係じゃないし? ねえ、オーディンにゼウス?」

 

「む……」「ちっ……」

 

押し黙るオーディンに、忌々し気に舌打ちをするゼウス。そう、この2人は今回の一件で、リン以外で最も腹を立てていた者達である。

ウカノミタマは言わずもがな、実の娘であるイズナやその友人たちに手が及ぶところであった事、しかもそれが外様の神による仕業であった事。

ミネルヴァは契約者であるリン直々に預かった生徒達に手を出されようとした事、またゼウスから自分に何の断りもなかった事に、非常に怒りを抱いていた。

真横で誰よりも激怒していたリンがいたからこそある程度冷静になっていられてはいたが、それでも腹立たしい事には変わりはない。

 

「よくもまあ、あたしに断りもなくあたしの娘に手を出そうとしてくれたわね? いくらギリシャと北欧の主神だからって、こんな横紙破りは許されないわよ?

 どう落とし前つけてくれんのかしらね? まあ、その辺りはリンに一任するわ。それでいいわね、旦那様?」

 

「ああ、こいつらにはきちんと落とし前をつけさせる。そうせねば示しがつかんからな。私を舐めるという事がどういうことか、しかと思い知らせるさ。

 ……で、例の手続きというのは……あれか、鞍替え(・・・)だったか? そういえばカズフサニキ達の所のヘカテーが日本神に鞍替えしたんだったな、そういうこともあるか」*15

 

その言葉に大きく反応したのはゼウスであった。瞠目し、ミネルヴァを睨む。しかし、ミネルヴァは毅然とその視線を跳ね返し、柳眉を逆立てて睨み返す。

 

「ゼウス様、今回の件、ほとほと愛想が尽きました。年端も行かぬ幼子を誑かそうとするその行い、*16本当に下劣極まります! しかもその相手が私の生徒であり、私に断りもなくそれが行われたことにも、怒りを通り越して呆れが湧き上がるほどです!

 それゆえ私はウカノミタマ様に仲介していただき、アマテラス様の許しを得て、日本神の末席に置かせていただくことにいたしました。

 これより私は白羽美錬刃媛(シラハミネルバヒメ)、そう名乗らせていただきます。かつてヘカテー様が日本神に籍を移したことには疑問を抱きもしましたが……このような形で、その気持ちを理解したくはなかったですよ」

 

「待て! お前に何も言わなかったのは確かだが、それ以前にお前は俺の命を無視してガイア連合に着いただろう!? その事についてはどうする!」

 

ゼウスの言う「その事」。それはかつてミネルヴァがヘパイストス、エキドナと共にリンのもとを訪れた事である。*17

その時はゼウスからのクレームを伝えに来た、という体でリンの下へと赴き、そのままリンと契約し、シキガミ体に入って本霊からの干渉も断っていた。*18

 

「私は元々リン様がアメリカへ赴く際の助けにとヘパイストス様により呼ばれた身。もとよりゼウス様の意向は関係ありません。

 それにその原因となったリン様に悪し様に言われたことも、元を糺せばゼウス様の日頃の行いが原因のはず。基よりリン様が咎められる道理はないと思いますが?

 今までは私自身ギリシャ系の神格であり、*19その主神たるゼウス様に義理立てもしておりましたが……それも今日まで。

 リン様もまた様々な意味で奔放で勝手気ままな方ですが、義理堅く、愛情深く、そして何より、野放図に手を付けることもなく、数多く妻を抱えていながら、それらすべてに真摯な愛情を注いでいらっしゃいます。

 このままあなた(ゼウス)に義理立てするよりも、日本神の末席としてリン様に尽くす方がよほど義理も道理もありましょう。……リン様?」

 

「どうした?」

 

ミネルヴァの問いにリンが小首をかしげると、ミネルヴァはリンの側で屈み、視線を合わせると……その頬に軽く口付け、その腕と羽根でリンを包み込んだ。

 

「かねてより私の意志を尊重して頂いていた事は聞いております。ですから、かの神(ゼウス)と決別したこの場で、あなたにお伺いしますね。――――――私を、貴方の妻として迎えてくださいますか?」

 

「何ィ!?」(ゼウス)「……ほう」(オーディン)「ほほう、中々粋な真似を」(トール)「……まあ、自明か」(ヘパイストス)「え、今!? 今すんの!?」(タマ)

 

居合わせた神々が五者五様の驚きを見せる中、リンからの返答はなかった。しかしミネルヴァの羽で隠された内から聞こえてくる息遣いと湿ったものが触れ合う音。それが、何よりの答えと言えるだろう。

 

 

 

「――――――さて、嫁も増えた事で、サクっと済ませてしまうか。謝る気があるなら誠意を見せろ、とは言ったが……少なくともお前ら以外からの誠意は受け取った。

 大人しくバカ神3人とっ捕まえてくれたわけだからな。……そこで、お前らからの誠意を受け取ろうと思う」

 

「誠意、だと?」

 

「差し出せるならば融通は効かせるつもりだが……何が欲しい? 正直、貴殿が欲しがるものというのがとんと思いつかんのでな」

 

ミネルヴァを椅子に座らせてその上に座りながら、傲岸に言い放つリンとその言葉に首をひねる2神。リンからは『誠意を見せろ』と言われたが、結局、何が誠意になるのかが分からないままであった。

実際リンは何かが欲しいと思えばすぐに自分の力で手に入れているため何か物品を差し出すにも何が気に入るのかがわからない。ので、トールやヘパイストスが代表して3神を捕縛・拘束し連行したのだが。

 

「まあそうだろうな。私も少し考えたが……結局、お前たちが今持ってるもので誠意の証としよう」

 

そう言うと、リンは足元に転がっていたロキの頭を蹴り上げ、上手く手で受け止める。そして片手で掲げるように持った後、もう片方の手でその頭を鷲掴みにした。

 

「まずはロキからだ。よく見ていろ」

 

鷲掴みにしている方の手を引くと、その手に光が纏わりつき、ロキの頭から離れていく。生皮を剝がす(・・・・・・)ような異音(・・・・・)と共に。ロキの顔は苦悶に歪み、声が出るならば、聞くに堪えない絶叫が響いている事だろう。

 

「……!? 魂……いや、違う、霊核を引き剥がしているのか!?」

 

「うむ。結構コツがいるんだぞ、存在としての魂は残しつつ霊核だけ剥がすの。まあ私はそれ程綺麗には剥がせないから、魂を引き裂くような激痛が走っているはずだ。ザマぁないな」

 

言いながらも光が頭部から完全に離れ、その頭部が不定形のスライム状に溶けた。核を引き剥がされ、【魔王ロキ】としての存在や原形を保てなくなったのだ。

光は悪魔カードの形を取るとリンの持つCOMPに吸い込まれて消え、残ったスライムもまたリンが手の中に産んだ螺旋丸で微塵に砕かれ、消え去った。

これはリンが持っているテュポーンとしての権能の1つ、『雷霆(ケラウノス)』を一度とは言え奪った逸話に由来する『奪う』能力だ。

かつて文に押し付けられた加護を抜き取る過程で部分的に発現し、アメリカ遠征の時期には使いこなせるようになったこの権能は、他者の力を奪う事が出来る。

これは要領としてはスキルカードの抜き取りや、カス子ネキの用いていた悪魔からデビルソースを抜き出す技法に近い。*20

受けた呪いや毒を抜き出す程度なら相手に負担もなく綺麗に抜き出せるが、こと悪魔の存在そのものと紐づいている霊核を抜き出すとなると事情が違い、受ける方に魂が引き裂かれる様な(実際に魂を引き裂いているようなものである)苦痛を伴う。

また無理やり引き剥がすために魂にも不可逆の損傷を起こす可能性も高く、それ故に、リンは霊核分離に限り、拷問目的としてだけ用いている。

 

「ま、高位分霊を1匹消しただけだ、本霊まで消そうとは思わん。さて、ではお前たちからも『誠意』を貰うとしよう。――――――降伏は無駄だ、抵抗しろよ?*21

 

トールはその時のリンの事を、『悪魔より悪魔らしい人というのも、いるものなのだな……』と語っていたという。

 

 

 

「……で、これが戦利品のゼウスとオーディンとロキとヴァルキリーの悪魔カードだ。あとなんかトールとヘパイストスがそれぞれ悪魔カードくれた。*22

 人魚ネキもすまんな、今回巻き込んでしまったようで。ささ、私のおごりだ、食ってくれ」

 

「別にいいですよ、私も今回は腹に据えかねましたし」

 

「いっぱい暴れていっぱい食べられたから満足!」

 

「なんだよ幼女ネキ暴れんなら呼んでくれればいいのにさぁ」

 

「いやなんでいるんだカス子ネキ」

 

後日、星霊神社。リン割り当ての部屋で人魚ネキとるるネキら三人で多神連合襲撃の打ち上げをしていると、そこに紛れ込んできたのはカス子ネキ。

横から手を出してきてバスケットに山と積まれたトリコ食材の中からロースバナナを引き抜いて食べながら、口を尖らせてリンを見る。

その後ろでは申し訳なさそうに苦笑する邪視ネキ、ため息を吐く魔人ネキ*23がドアを閉める所だった。

 

「なんか美味そうなもの食えるぞってるるネキに呼ばれた!」「沢山で食べるとおいしいからカス子ネキも呼んだ!」

 

「うちの命子*24がすいません……」

 

「大分やんちゃをしたと聞きましたが……その後、大事はありませんでしたか?」

 

「元々向こうのやらかしに対しての報復だ、あの後は大人しいものだった。しかしまあ……狭いな。河岸を変えるぞ」

 

周囲を見回すリン。場所は宿舎のリン割り当ての部屋であり、そもそも黒札1人にシキガミ1人を想定しているため2人部屋としては広めである、程度の部屋だ。

現在部屋にいるのはリンと人魚ネキ、るるネキに加えそのシキガミ達、そこにカス子ネキ達が押しかけてきたため非常に狭苦しくなっている。

リンはやれやれとため息を吐くと腰の瓢箪の口を開け、一言言ってから全員をその中へと吸い込んだ。

 

 

 

「まったく、こっち(壺洞天)での二次会はもう少し後だったんだがな。まあいい、適当にかけてくれ」

 

壺洞天内部。広大な草原に中華風の家が建ち、その傍らに巨大な倉庫がいくつも並ぶそこに降り立つと、リンは手に持ったトリコ食材入りバスケットを庭先のテーブルの上へと置いた。

「お、じゃあ新鮮なポテト取って来るわ!」と言って上空にある小型ベジタブルスカイへと飛んでいくカス子ネキを見送ってから、*25リンは家の方へと声をかける。

 

「ノワール、すこし速いが二次会を始める、カス子ネキ達もきたから何か飲む物を!」

 

「は、はい! ただいま! ミネルヴァさん、マスターのお世話をお願いできますか?」

 

「はい、了解しました」

 

家の中でバタバタと走り回る音と共に、入り口から出てくるのはミネルヴァ。椅子の前に立つリンを見ると微笑み、先に椅子に座り手を広げた。

そこにリンが当然のように座り、ミネルヴァに抱きしめられる。

 

「うむ、ご苦労」

 

「いえ、役得というものですから。皆さんも、お好きに寛いでいてください。今ノワールさん達が調理しておりますので」

 

「申し訳ありません、押しかけてしまったようで」

 

「構わんぞ、二次会とは言えこっちが本番だしな、料理ができるまで暇だから部屋で適当につまんでただけだ」

 

頭を下げ合う魔人ネキとミネルヴァ、そして抱かれたままバスケット*26から果物(虹の実)を取り、齧りながら言うリン。

そしてカス子ネキが戻りノワールが飲み物を置いて行けば、そこからは歓談しつつ料理を待ち、供される各種霊的食材による料理を貪る二次会が始まった。

 

「そういえば……命子さんから聞きましたが、ミネルヴァさん、幼女ネキの伴侶となられたそうで。おめでとうございます」

 

「いえ、数いる妻の末席に座らせていただいている、という話ですし……それでも、ありがとうございます」

 

「私には何もないのか、魔人ネキ」「あなたは少し奔放に過ぎるのでは?」*27「私は私がやりたい事をしてるだけだぞ」

 

何も言及がないのを不服そうにリンが言えば正論で返され、頬を膨らませるリン。その頬を横からつつきながら顔を出すのはカス子ネキだ。

ベジタブルスカイから採ってきたと思しき巨大などんぶりいっぱいのフライドポテトをリンに与えながら、やれやれとばかりに肩をすくめている。

なお、邪視ネキは手が足りないのでは、と調理場でノワールらに混じって調理を行っているためここにはいない。

 

「カレンちゃんはこれでも幼女ネキの事を心配してんのよ。いやあたしらも心配してっけどね? 幼女ネキ危なっかしいし。

 今は大分マシになったけどさ……幼女ネキって基本弱み見せないじゃん? 気ぃ張ってんのかもしれないけど、少しは自分をさらけ出してもいいんと違う?」

 

「……まあ、そう言う事ですね。転生者に実年齢を問うのも変ですが……それでも、あなたはまだ10にもならぬ幼子です。もう少し、周囲に甘えても良いのでは?

 今回の件も咎めだてはしませんが……それでも、多神連合の拠点を襲撃するというのは……万一があれば、様々な方に心配をかけるという事になります」

 

「……むぅ、道理ではあるな。道理ではあるが……それでも、だめだ。今回の件は流石にラインを越えている。ときには我慢が大事というのも分かるが……

 だがそれでも、ここで我慢してしまう(・・・・・・・)のは筋が通らん。年端も行かぬというならば、連中は1歳にもならぬ幼子であるイズナに手を出そうとした。

 親である私に断りもなくな。私は確かに幼い。だが、子供である以前に私はイズナの親だ。子を害されようとして、応報しないのは親ではない。人ですらない」

 

空気が変わる。先程までは不承不承といった感じに困り顔をしていたリンだったが、今は目を見開き、真っすぐにカス子ネキと魔人ネキを見つめている。

 

「知っているだろうが……私には親はいない。生みの親は死に、私を拾い育ててくれた養い親も、結果的にせよこの手にかけた。

 だから……せめて、イズナの面倒はきちんと見てやりたいのだ。実際は見れているとは言えんし、良い親であるともとても思えんが……

 それでも、私はイズナに『親に愛されて育った』という思い出だけは、与えられるだけ与えてやりたいのだ。私は……私には、本当に数える程しかないんだ。

 実の両親も、育ての親も……物心ついたころにはもう、死んでしまっていたからな。だから……せめてイズナの事は、私なりに目一杯愛してやりたい。そう思うんだ。

 子は、愛されるべきものなのだから……ぬわ、ま、魔人ネキ?」

 

リンの話を静かに聞いていた魔人ネキであったが、リンの言葉を聞くと無言でリンを抱きしめ、その頭を撫でた。

一しきり撫でた後体を離し、その頬に手を添えながら、静かに口を開く。

 

「幼女ネキのお気持ちは十分に分かりました。ですが、やはりあなたは分かっていない。イズナさんもまた幼子であるのは確かでしょうが、同時にあなたもまた、10にもならぬ幼子であるのです。

 あなたの論で言うならば、貴方もまた、愛し、守られるべき子供であるのは間違いないのですよ? なればこそ、もっと周囲を頼り、甘えるべきだと私は思いますよ」

 

その言葉にリンはぽかん、とした顔で呆けていたが……その言葉の意味を理解したのか、この少女にしては珍しく、屈託のない柔らかな笑みを浮かべた。

 

「なるほど、道理だ。まあでも実際私は私なりに周囲に甘えているつもりなのだがな……よし、ここはあれだな、魔人ネキ、カス子ネキ、人魚ネキにるるネキ!

 あと邪視ネキにノワール達! 目一杯私を甘やかしてもらおう! 手始めに魔人ネキからだな! なう!」

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

(黒焦げさんからFAいただきました! 大感謝!)

 

 

 

「……は?」

 

『だっこ!』とばかりに魔人ネキに手を伸ばすリンに、思わぬ返しに戸惑う魔人ネキ。

最終的に抱っこをせがむリンに根負けして抱き上げるに至り……それを始めとした『幼女ネキ超甘やかし大会(カス子ネキ命名)』が始まるのであった。

 

どっとはらい。

 

 

*1
タマちゃん

*2
「なろう系な俺たち 『ショタオジにSOSを頼むスレ345』」あたりの一件

*3
「終末に向けての準備するとある転生者の話 『56話:北欧神話の雑談と年末のガチャ準備』」で言及された一件

*4
ようじょ立てこもり事件の一件

*5
人魚ネキと契約しているイズン

*6
ミネルヴァ

*7
イズナ達のこと

*8
北欧神話において、オーディンはフェンリルに呑み込まれたという逸話がある

*9
推定アングルボダ

*10
二世村正

*11
石巻沖海戦で共闘したデビルマン軍団

*12
逆だけど降伏を受け入れる気がないのでせめて抵抗しろ、ぐらいの意味

*13
というかそもそも本作においてヘパイストスはテュポーンからの依頼で幼女ネキに協力している

*14
オーディン&ゼウス

*15
『アビャゲイルの投下所』(1スレ目)>>2430あたり

*16
イズナ0歳、アズサ推定中高生、一二三16歳、みちぅ&ツクヨ推定20代(覚醒後数年)

*17
「転生ようじょ、会談す」のあたり

*18
ミネルヴァのみ。ヘパイストスとエキドナは本霊がリンを支持している

*19
厳密にはローマ神話の『ミネルヴァ』であり、同一視されているアテナとは本霊を同じくするが別個の人格である

*20
「今更転生ごちゃまぜサマナー 『4話:かーっ!! なんだこの至れり尽くせりなリゾート修行場!?』」参照

*21
なお生きたままま生皮を剥ぐようなものなので無抵抗ならかなり痛い程度だが無駄に抵抗するとものすごく痛い。全力ビンタと全力パンチ程度の差だが

*22
2神『アレ見せられて自分達だけ何も出さないでいるのはちょっと怖い』

*23
「今更転生ごちゃまぜサマナー」主要3人最後の1人。道南支部支部長。外見がFateのカレン・オルテンシアらしいが戦闘スタイルの師が霊視ニキなのでステゴロ上等。とてもまじめ。

*24
カス子ネキの本名

*25
探求ネキ&KSJ研究所考案のベジタブルスカイにはフライドポテトが湧き出る煮え油の泉があり、壺洞天のベジタブルスカイにもおなじものがある

*26
空間拡張が掛かっており内容量が大分拡大されている

*27
それはそう




そんなわけで93話でした。以前の感想を受けて生えてきたお話。
そこからネタ練ってたら、あのようじょならまあ襲撃するよな……と。



■解説

・幼女ネキ
自分が舐められたら殺す! 身内が舐められても手を出されても殺す! 殺せないなら死ぬほど嫌がらせする! なようじょ。
主神コンビ最大の計算外はこのようじょが一応協力関係にある連中だからって手控えるような生き物ではない事とマジギレしたようじょの温度。

・ミネルヴァ
ついにようじょハーレム入りした女神。元々時間の問題だったけど。
元々ゼウスのやり方には思う所あったけど、今回無断で自分の生徒達に手を出されかけた件で流石に愛想が尽きて日本神に鞍替えした。でも今後も普通にミネルヴァと呼ばれる。
嫁になった日の夜例の同人誌の内容の正確さに戦慄したりもした。
日向は帰ってきたら嫁になってたミネルヴァを見て「あ、自分も多分時間の問題だな」と悟った。

・主神コンビ&ロキ(とニンフとヴァルキリー)
やらかした奴らとその使い走りと日頃の行いが悪かったのでついでに処された奴。
主神コンビも日頃の行いが悪かったので身内に速攻売られてようじょによる霊格剝奪体験会をする羽目にあった。自業自得だけど。

・道南三人娘
ようじょのソウルフレンド(精神年齢と趣味が近いという意味で)カス子ネキ、屈指の常識人邪視ネキ、なんだかんだ良いお母さんになれそうな魔人ネキ。
支部長という事であまり宮城に来る印象がないけど、多分ようじょが遊びに行ったりしてんだろうな……という思いの元顔見知りという事にした。
なお魔人ネキはようじょ超甘やかし大会準優勝者だったそうです。
(選定基準:甘やかしそうにない人の甘やかしが結構刺さった(ようじょ談))
邪視ネキは今回案ばりで万なかったのでいずれ絡む回もやりたいですねえ。

・人魚ネキ&るるネキ&デビルマン軍団
ようじょが一声かけると集まりそうなやつら、で考えてぱっと浮かんだ人たち。

人魚ネキ:前話感想より。ようじょの要請に応えてくれるあたり人魚ネキもほんとお姉ちゃんしてるな……とちょっと感動した。今回出番あんまりなくてすまねえ……

るるネキ:なんだかんだ付き合ってくれそう。多分半分ぐらい食う目的だったろうけど、流石にようじょの前で人型の連中を喰わない程度の良識はあった。

デビルマン軍団:準るるネキみたいな生活をしてた結果レベル40~50ぐらいにはなってた修羅共。リーダー格の明ニキ(アモンのシフター)を中心に大分善性の連中なのでわりとようじょとの仲が良い。面倒見が良いともいう。

・先生ネキ&カジオーネキ
一応人殺さないようについて来た保護者2人。まあ分霊とかは容赦なく始末してたけど。
カジオーネキの二世村正はカジオーネキ専用の戦闘用デモニカで、原作同様にグライ系の術式で飛行する。当人のスタイルも元々徒手空拳だったりする。

・霊核剥奪
カス子ネキのデビルソース抽出とスキルとしての方向性は違うけど出力される結果が似たようなスキル。
ざっくり言うとようじょのテュポーン由来の『奪う』権能を活用し相手から色々ぶっこ抜くスキル。
色んなものを抜けるけど、基本的に「強引に分捕る」技なので、霊核みたいな魂と強く紐づいている物を抜こうとすると死ぬほど痛いし、失敗率も上がる。
今回主神クラスの高位分霊から悪魔カードぶっこ抜いたけど、これは流石に神話クラスのアイテムで拘束されてたから。
拘束されてなければ多分スキル1つ分のデビルソースとかだった。
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