【カオ転三次】TS^2ようじょの終末対策   作:タマヤ与太郎

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そんなわけで98話。バカがバカやる話です。
新年あけましておめでとうございます! 多分今年中にはようじょ完結するとは思うんですが、やりたいことも沢山あるのでもう暫くお付き合いください。


転生ようじょ、闇鍋す。

【三馬鹿を】創造って遊ぼ part2【止めろ】

 

 

 

1:名無しの転生者

 

このスレは幼女ネキのチャンネル『ヤードポンド法とDレベル撲滅協会』で不定期に開催されているコラボ企画『創造って遊ぼ』の単独スレです。

当該企画が始まった際は爆速でスレが消費される可能性があるのでできるだけこのスレに誘導してください。

後内容によっては関係各位への通報もお願いします。

 

※『創造って遊ぼう』とは?

幼女ネキ・脳缶ニキ・カス子ネキによるコラボ企画。

色んなものを作って遊ぼうという一見微笑ましい企画ですが、特級の才能と財力を持つやつらが自重しないでやるためだいたいひどいことになります。

 

 

・幼女ネキのチャンネル『ヤードポンド法とDレベル撲滅協会』

 

ttp://〇〇〇.DDS.net/〇〇〇〇

 

 

 

 

249:名無しの転生者

 

こないだのはひどかったな……持ち寄った素材を闇鍋的に錬金釜にぶちこんで、できた素材で何か作るぜ! というクソみたいな内容

 

 

250:名無しの転生者

 

というかそもそも、宮城どころかガイア連合でも有数のド級の核弾頭幼女ネキ、

悪魔より悪魔らしい名誉ソロモンかつ名誉ベルゼブブかつ名誉ファラオの脳缶ニキ、

見た目は最高、人格はカス。道南三人娘唯一の黒い染みカス子ネキという問題児トリオがコラボ配信する時点でえらいことになるのなんて見えてんじゃん

見てる分には面白いけど

 

 

251:名無しの転生者

 

この中だと人格を除けばカス子ネキは比較的マシな方なのなんかのバグだろ

 

 

252:名無しの転生者

 

どいつもド級の問題児だけどガイア連合に貢献してる功績自体は全員下手すると幹部並みに貢献してんのが素直に褒めにくい

というか前回の配信だって素材ぶち込みまくった混沌汁から産まれたダークマターから呪いや怨念みたいなマイナスの念を浄化してプラスに転化、

その過程でエネルギーが発生して動力炉に転用できる新素材ができるとは思わないじゃん

負の念を正の念に転換する過程で発生するエネルギーが云々、って、要するにSRWのディス・レヴ*1じゃんね

 

 

253:名無しの転生者

 

一応探求ネキやセツニキ、無惨ニキ達が動画を見ながら霊視しつつ過程を観察した結果再現性自体はあるから作ろうと思えばまた作れるっぽいのがなんとも

まあ総じて深層素材バンバンぶち込みまくってるから製造コストは青天井なんですがね!!!!!!(再現しようとして必要素材と条件で心折れた製造部

 

 

254:名無しの転生者

 

「一応再現性はある」ってだけで、実際やろうとするとクソほど面倒臭いらしいけどな……*2

作った当人たちもその場のノリと勢いで作ってたから細かい制御とかよく分かってなかったそうだし

これだから天才共はよぉ……!

 

 

255:名無しの転生者

 

DDSの配信予告見ると今回もまたやるらしいぞ。あの馬鹿野郎どもまったく懲りてねえ!w

 

 

256:名無しの転生者

 

またかよ!?

 

 

257:名無しの転生者

 

いやでも何ができるのか正直楽しみではあるよな

出てくる素材見てるだけでも楽しいし

 

 

258:名無しの転生者

 

俺もちょっと楽しみではあるな

あの連中なら何かあったとして自己防衛はできるし

 

それはそれとして始まるぞ

 

[配信中]

 

幼女『よーし、配信始めるぞー。今日は前回もやった闇鍋錬金釜がメインではあるが、その前に軽く別なのやっときたいよな』

カス子『どうする? 「技教の館」*3でログボ*4でもする? それでも時間あまりそうならその時考えればいいっしょ』

脳缶『ログボして、できたスキルカードで闇鍋合体でもする? あるいは製造部で売っておやつ買おうよ』

幼女『お、それはいいな。よしじゃあ早速起動するか』

 

ぱっと見は少年少女がわちゃってるだけなんだけどね

やってることが高レベル素材をおもちゃにしてアホやってるのがすげえガイアって感じするよね

こいつら権能クラスの高レベル覚醒者だからログボするだけでも目ん玉飛び出るような額のスキルカード作れるんだよなぁ

 

 

259:名無しの転生者

 

フリスビーニキ*5が作ったスキルカード合成のできる画期的なプログラムをおもちゃにしてるこいつらすげえ罰当たりじゃない?

これで高レベルスキルカードを作って納品して稼ぐでもなく、本当に無駄になっても面白けりゃいいやぐらいでやってるよなw

 

 

260:名無しの転生者

 

まあ金に糸目をつけなければおおよそだいたいの物が手に入る、マッカなんぞ稼ぎ放題の上澄み層だもんよこいつら

確か幼女ネキもぼちぼち深層狩場にし始めたんだっけ? というか幼女ネキは下層もそんなに行ってないはずなのに何でレベル80越えてんすかね

 

 

261:名無しの転生者

 

幼女ネキ、2・3か月に1回は大型イベント発生してるクソみたいな運命力の持ち主らしいからな……

あとはレベル70代後半ぐらいまでは悪路王異界って稼ぎ場があったかららしいぞ。あそこのヌシの1人がライドウが使役したスカアハらしいからな

そいつにみっちり鍛えてもらってたんだとか

 

[配信中]

 

幼女『よーし、各自プログラム起動はしたな! ブランクカード、トランスミッション!』

カス子『カードスラッシュ――――――ブランクカード!』

脳缶『『BLANK CARD』』(声色をCV.枝村みどり風に変えている)

 

せめて掛け声ぐらいは統一せーや

ロックマンエグゼなのかデジモンテイマーズなのかスラッシュバイザーなのかどれかにしなさい

幼女ネキだけカード使う系じゃないじゃんw

 

 

262:名無しの転生者

 

こいつらほんとにフリスビーニキの発明品をおもちゃにしてやがんなw

 

 

263:名無しの転生者

 

というかどれもこれも差し込んだりする系だけど、やってることは魔法陣にポンとおいてるだけって言うね

 

 

264:名無しの転生者

 

さて、何ができたかなっと

 

[配信中]

 

幼女『じゃん! 【概念調理技術】!』

カス子『どーん! 【念糸操作】!』

脳缶『デデデドン! 【ダークスピア】!』

 

ほんとこのようじょはさぁ

カスのはナルトのチャクラ糸みたいなのを使う技術?

脳缶ニキもデビチルのスキルだしてんじゃございませんよw

 

 

265:名無しの転生者

 

全員珍しいスキルカード化してやがる……というか幼女ネキ、【概念調理技術】なんて持ってたんだ?

 

 

266:名無しの転生者

 

あのようじょデビルシフターだからなぁ、その上で探求ネキの【アナザ】も食ってるし、嫁シキガミに差し込むように複数枚買って帰ったとか言ってたぞ

多分その後スキル持ってる嫁に教えてもらって自力習得したんじゃねえかなあ。大概天才だよあの核弾頭

 

 

[配信中]

 

カス子『うわ、それ出されると勝てねーわ。てか自分でも料理すんのね幼女ネキ』

幼女『何かしら作るのは好きだし、一緒に料理したりするとノワールとかの機嫌が良くてなぁ。なんか気が付いたら覚えてた』

脳缶『幼女ネキホント小器用だよねー。じゃ、これは後で製造部に売りに行くとして……合成はやめといて、本題やりますか!』

幼女『やろう』

カス子『やろう』

脳缶『そういうことになった』

 

おい一応全員中学生以下w

夢枕獏かよw

今回はどんなブツができるやら

 

 

267:名無しの転生者

 

こいつらたぶん前回同様下層深層の高レベル素材湯水のようにブチ込むだろうから何ができるか分かったもんじゃねえんだよな……

 

 

268:名無しの転生者

 

でも多分再現性は辛うじてある程度だけど有用なんだろうなぁ……

 

 

269:名無しの転生者

 

お、錬金釜ある部屋まで来たぞ、いつものようじょ謹製のナマズとゴキ*6がお出迎えだ

 

ナマズ『あ、リン様だっぺ。錬金釜つかうっぺか?』

幼女『うむ、配信でな。好評企画闇鍋錬金釜のお時間だ」

ナマズ『またあれやるっぺか……以前もセリリさんに滅茶苦茶怒られてたのに懲りないっぺな』

幼女『面白いからな! よし、各員素材準備!』

ナマズ『てらほくん達、部屋の結界を強化するっぺな。焼け石に水だけどやらないよりはマシだっぺ。あとは危なそうなものは隣の耐爆倉庫に突っ込んでおくっぺよ』

てらほ『じょうじ』『じょうじょう』『じじじじじじじ……』『じょじょう』

 

ようじょよりようじょの制作物共の方がまともな脳味噌してんのおかしくない?

ナマズオが諦めたようにしてて草。対応も手慣れてんな……

てらほくん達も一瞬かぶりを振ってたぞw

 

 

270:名無しの転生者

 

ナマズオ達の背中がすすけている……苦労してんだなああいつらも

 

 

271:名無しの転生者

 

しかしこうしてみるとてらほくんもパワーあるし使い勝手そのものは良さそうなんだよな

宮城で作ってるガイアメモリも使えるし。これでゴキブリモチーフでなけりゃな……

 

[配信中]

 

ナマモノA『おや〇ザワ君、なんかリンちゃんが楽しそうなことをやってるよ。あ、カメラだ、いえーい』

ナマモノB『あれはこの間の闇鍋錬金釜をやるみたいですね。セリリさんに三人共バチクソに怒られたのに懲りないニャー』

 

誰!?

知らない悪魔なんだけど!? ていうか悪魔かあれ!?

あれ脳缶ニキの全書に乗ってたデビチルのデビルじゃね?

 

 

272:名無しの転生者

 

【神獣タヌキのナマモノ】と【妖魔ネコのナマモノ】*7じゃねーか!wwww

ようじょの秘密基地にいるってことは脳缶ニキの全書から買ってきたのか、まああの幼女ならやるな

 

 

273:名無しの転生者

 

あ、ようじょがなんかどでかいもん引っ張り出してきたんだけど。脳缶ニキはなんかエメラルドとターコイズを大量に……カスはなんやあれ、青い球?

 

[配信中]

 

幼女『うむ、イカルガに使われている第二動力炉『魔竜の心臓』だな! イカルガのオーバーホールついでに炉を新型に乗せ換えるので古いのを取り外したものだ!』

脳缶『ボクは悪魔達がエロ本と引き換えに差しだしてきたエメラルドとターコイズ沢山! 悪魔の所持品だったものだからMAGも十分だよ!』

カス子『あたしは探求ネキの所から今回のために買ってきた『ブルーウォーター』*8!今回も面白そうなブツが出来そうだぜ!』

タヌキ『じゃあ私はさっき〇ザワくんに没を喰らった原稿でも……』

ネコ『じゃあボクは先生がしょーもない理由で切ろうとした領収書入れときますね』

 

お前ら特級の素材を使って闇鍋錬金しようとすんじゃねえw

これだから上位修羅勢はよぉ!

そこのナマモノ共は何入れてんだwwww

 

 

274:名無しの転生者

 

うわぁ(しろめ

 

 

275:名無しの転生者

 

まーたろくでもねえもんばっか入れようとしてやがる……何ができるんだこれ、トロニウムエンジンでも出来るんじゃねえの?

 

 

276:名無しの転生者

 

コメントでも言ってるがナマモノ共もここぞとばかりに異物混入させようとしてんぞw

 

[配信中]

 

幼女『あ、じゃあ私もこないだナマモノネキから強奪してきたナマモノ同人の生原稿でもぶち込んでおくか。あいつの返り血飛び散ってるし、力作だったらしいからMAG籠ってんだろ』

カス子『こりんやっちゃなぁあいつも。幼女ネキ本? ……あー、幼女ネキ×タマさん×イズナちゃんの近親親子丼本かぁ。そりゃ怒るわ』

幼女『あいつざっくりしかこっちの事情知らんはずなのに何かやたら情報の精度高いんだよな。だから毎度殺してるんだが』

脳缶『悪魔相手に見せたらウケ良さそうだけど、流石に幼女ネキ本をあっちに出すと方々敵に回すしねー。じゃあとりあえずボクも没原稿を錬金釜にぽーいっと』

タヌキ『〇ザワくん、ナマモノネキさんってアホかなんかなのかしら』

ネコ『そりゃご主人様たちの同類ですよ先生。超ド級のバカで命知らずに決まってんじゃないですか』

3馬鹿『ぬかしおる』

 

悪魔に正論言われてらぁ

そりゃ福引感覚で特級素材ドブに捨てようとするのはバカ以外のなにもんでもねえのよ

 

 

277:名無しの転生者

 

わろた

 

 

278:名無しの転生者

 

まあガイア連合でも有数の天才共だけど人格的にはド級のバカ共だよな……

 

 

279:名無しの転生者

 

何とかと天才は紙一重っつーか、その紙一重を超高速で反復横跳びしてるキ〇ガイっていうか

 

 

280:名無しの転生者

 

悪魔が引き気味に正論いってんの控えめに言って草なんですわ

 

 

281:名無しの転生者

 

ていうか、諸々、特に幼女ネキのが鍋に入らんのだけどそこはどうすんの?

 

 

282:名無しの転生者

 

あれ確か錬金溶液と大釜の術式で量子分解するから、サイズはあんまり関係ないっぽいぞ

 

 

283:名無しの転生者

 

あ、幼女ネキが溶液を操って竜血炉溶かし始めた。他の連中も次々投入し始めたな

 

 

284:名無しの転生者

 

何ができるやら……

 

 

285:名無しの転生者

 

お、全部溶けた。あれ幼女ネキがまたなんか掲げとる……

 

[配信中]

 

カス子『あれ幼女ネキ、まだなんかいれんの? って、飛行石じゃん』

幼女『現状買ったはいいが使い道がなくてなー。まあ必要になればまた買えばいい! 投入!』

脳缶『とりあえずセリリさんに怒られる準備はしとくかぁ』

タヌキ『〇ザワくん、私猛烈に嫌な予感してきたんだけど』

ネコ『奇遇ですね先生、ボクもですよ。むこうのナマズオさん達と一緒に防爆扉の中から見てましょう』

 

あ、タヌキとネコが逃げた

まあそりゃ逃げる

幼女ネキはドラゴンロッドで鍋かき混ぜて……脳缶ニキとカス子ネキは両手を掲げて……

 

 

286:名無しの転生者

 

うーん嫌な予感しかしねえ

 

[配信中]

 

3馬鹿『タッカラプト ポッポルンガ プピリットパロ!』*9

 

ポルンガ呼んでんじゃねーよ!?

ギャルのパンティおーくれー!!!!

しっかりナメック語なあたりお前ら本当に小中学生かって思っちゃうね……

 

 

287:名無しの転生者

 

うわやっぱり爆発した

 

 

288:名無しの転生者

 

前回は天井突き破る火柱だっただけまだ今回のがマシか? 天井は壊れとらんし

 

[配信中]

 

幼女『ぬわーっ! どうだ脳缶ニキ、何ができた!?』

カス子『なんか馬鹿でかい緑色の宝石みたいに見える……』

脳缶『ちょっと待ってね、今アナライズ……うわ』

 

一抱えぐらいのでっかい緑色の宝石? 何だろな? 呪文の割にはドラゴンボールじゃないし

何であれ嫌な予感しかねえ

脳缶ニキが『うわ』っつってんだけどぉ……

 

 

289:名無しの転生者

 

脳缶ニキが『うわ』って言うレベルのブツなのあれ!?

 

 

290:名無しの転生者

 

ちょっとこれショタおじに通報した方が良いんじゃ……

 

 

291:名無しの転生者

 

大丈夫だもう通報した

 

[配信中]

 

幼女『脳缶ニキ、何なんだこれ、なんかすげーエネルギー秘めたブツなのは見て分かるが』

脳缶『幼女ネキ、こっからだと見えないけど、その宝石の中に何か文字見えない? ボクも今行くよ』

カス子『緑色の宝石で文字ぃ……?』

(3人で鍋の口に乗っかった宝石を覗き込んで『アチャー』とでも言いたそうなジェスチャーを取る)

 

やっぱなんかやべーブツなのアレ

こいつらはさぁ……

で、何なの結局

 

(ここで3人がカメラの方を向く)

 

 

292:名無しの転生者

 

お、なんだなんだ……?

 

[配信中]

 

3馬鹿『Gストーンだこれ!』

 

 

293:名無しの転生者

 

 

 

294:名無しの転生者

 

できちゃったかぁ……

 

 

295:★名無しのデビルサマナー

 

通報受けて来てみたけど、幼女ネキ達さぁ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「探求ネキ! 探求ネキいるか! ちょっと見てほしいものがあるんだが!」

 

東京、巌戸台支部、葦原荘。探求ネキは自室で日常業務をこなしていると、外がドタドタ騒がしくなり……直後、戸を蹴破らん勢いで跳び込んで来るのは友人である幼女ネキこと鵺原リンであった。

手には一抱え程の巨大な緑色の宝石を抱えており、リンが飛び込んだ後には特徴的な服装をした2人の少年少女、道南支部のカス子ネキと山梨の脳缶ニキだ。

ああ、これは何か面倒ごとの気配だな、と探求ネキはため息を吐くと、作業の手を止め3人に向き直る。

 

「……で、どうしたんです? そう言えば今日は『創造って遊ぼ』をやる日でしたね」

 

「うむ、大好評の闇鍋錬金釜をやったんだが、とんでもないものが出来てな。有識者の意見が欲しいんだが」

 

「またやったんですかあれ。前もディス・レヴもどき作って関係各位に怒られたのに懲りませんねぇ」

 

「だって楽しかったから……なあ2人共」「あの高級素材ドブに捨ててる散財感は何とも言えんものがあるよね」「セリリさんやカレンちゃんに尻に全力ローキックされる覚悟を決める価値はあると思うんだよね」

 

「はあ。じゃ、見せてもらいますね……」

 

全く反省の色が見えない3人を半眼で見ながら、探求ネキは巨大な宝石を浮かべると回転させつつ様々な方向から観察・霊視を行う。

 

「ふむ……ブルーウォーターと飛行石の混合というか……情報処理能力のあるエネルギー結晶体、って感じですか。

 ……というか、あからさまに『G』って文字が見えますし、これ、ガオガイガーの『Gストーン』ですね? 何入れたんです?」

 

「やっぱGストーンだよなあこれ。材料は……取り外したイカルガの竜血炉に、悪魔産のエメラルドとターコイズ、ブルーウォーターに飛行石……」

 

「あとナマモノネキの返り血が飛び散ったナマ原稿(ナマモノの生原稿の略)と、幼女ネキの所のタヌキ&ネコのナマモノが没原稿と通らなかった領収書入れてたね」

 

「あとボクも没原稿ぶち込んだ上でドラゴンロッドでかき混ぜながらポルンガ召喚の呪文をみんなで唱えたっけ。いやー、まさかGストーンが出来るとはねえ」

 

反省ゼロで楽しそうに語り合う3人を見てこめかみがひきつるのを感じながらも、探求ネキは解析を続ける。

原作においてはこの『Gストーン』、超高度な情報集積能力と処理能力を持つ無限情報サーキットと呼ばれるものであり、人の生きようとする意志、特に勇気に反応し莫大なエネルギーを生み出す機能を持つ。

また、その生み出すエネルギー『Gパワー』は原作において存在した人のストレスを糧に寄生した人間を不死の生機融合体『ゾンダー』に作り替える『ゾンダーメタル』の放出する『素粒子Z0』と反物質の関係にあり、

機械文明に対する強力なメタを張るようなその特性は、反物質であるGストーンを動力源としたロボットでしか倒せない厄介な性質を持っている。

 

ともあれ、この世界には少なくとも『ゾンダー』や『ゾンダーメタル』は存在しないし、そもそもこのGストーンも、Gパワーそのものを放出するわけでもないようなので、そこは考えなくともよいだろう。

おそらくブルーウォーターや竜血炉、飛行石などの光量子コンピュータや動力炉、エネルギー結晶をベースに、悪魔産の宝石や黒札素材(血液)に、制作者の念の籠った生原稿。

あとは悪魔の書いた漫画原稿を用いた上で、本霊を自覚しその力を使いこなせる高レベル覚醒者が呪文を唱えたことが一種の儀式となり、このようなものが生まれたと推測はできる。

また、現物があり解析ができている以上、相応の素材と錬金釜を用いれば廃コストではあるもののかつてこの3馬鹿の作った『ディス・レヴもどき』のように再生産も可能ではあるだろう。

ロボ部がまた騒ぎそうなものが出来たな……と黄昏ていると、またぞろ部屋の外がドタドタと騒がしくなってくる。何が起きたのか予想のついた探求ネキが音が近づいてきた頃合いでドアを開ければ、雪崩れ込んでくるのは複数人の女性や少女たち。

ノワールを始めとするリンの『嫁』であるシキガミ達と現地民の少女の文、脳缶ニキの専用シキガミのエレジー、カス子ネキと同じ道南支部の邪視ネキら、今ここにいる三馬鹿の関係者達だった。

 

「マスター、こちらに居られましたか……どこかに行くときは一言くださいとあれほど……」

 

「いきなり配信止めてどっか行っちゃうから心配したんだよ、リンちゃん……」

 

「おお、すまんな。急ぎの事態だったもんでな……だが面白いものが出来たから満足だ!」

 

ノワールや文に窘められながらも満足げに笑うリンや、保護者に叱られちょっと凹んでいる他の2人を見、探求ネキは深々とため息を吐き、リンの頬をつつく。

 

「やれやれ……あんまりノワールさん達を心配させちゃだめですよ幼女ネキ。ともあれ、これは預かってもう少し解析しましょう。

 今日は葦原荘に泊まって、東京でもぶらついてきたらどうです? 確か幼女ネキも東京近辺に知り合いいましたよね?」

 

「そう言えば亀仙人のじっちゃんとか最近会ってないな、それもいいなー。文も構わんな? 親父さん達に連絡しておけ」

 

有無を言わせない物言いに苦笑する文とノワールらから視線を外し、探求ネキはGストーンを本格的な解析をするために別所へと転送。そして開けたままの入口を見れば……

ウェーブのかかった髪をした細身のタヌキ、そして人面のついた太った猫のような悪魔がこちらを除いていた。

反射的にアナライズをすれば【神獣タヌキのナマモノ『個体名:〇バタ 契約者:鵺原リン』】【妖魔ネコのナマモノ『個体名:〇ザワ 契約者:鵺原リン』】と出る。リンの契約している方のデビルのようだ。

 

「あ、見つかっちゃいましたよ先生。あの人が探求ネキさんでしたっけ?」

 

「美人さんだねえ……まあ黒札さんだいたい美人みたいだけど。ウチのご主人様とタメ張るぐらいの剛の者で業の者ってご主人様が言ってたわね」

 

「あっお前らいらん事を言うんじゃない、怒ると割と怖いんだぞ探求ネキ」

 

「……幼女ネキ、自分の契約悪魔位きちんと管理してください」「善処する」

 

探求ネキはこめかみを揉み解す様に指をあて、リンが生返事を返す。そして一同はこの後葦原荘に泊まる事となったのだが……

三馬鹿のみセリリと魔人ネキによりとうとうとお説教をされ、頭にどでかいたんこぶを作る羽目になったのだという。インガオホーと人の言う。

 

どっとはらい。

*1
ゲーム『第三次スーパーロボット大戦α』主人公、クヴォレー・ゴードンの後期主人公機の動力炉。死霊や怨念を吸収し正のエネルギーに転換する際に発生する正負の狭間のエネルギーを用いる動力炉、らしい

*2
可能である事と簡単に作れないことは両立する

*3
『滅亡を防ぐ為、汝第七の竜を狩れ「【宣伝】高ランクスキルカードが欲しい方向けの新作アプリを開発しました【技 教 の 館】」』参照のCOMP用プログラム。悪魔ではなくスキルカード合成用のソフト

*4
ブランクカードを用いて、自分の霊質を転写してスキルカードを作る機能。1日1回という制限がかかっている

*5
『滅亡を防ぐ為、汝第七の竜を狩れ』主人公。フリスビーぐらいの装備出ないと戦闘力がガタ落ちする悲しき定めの男。電脳系に強い。「技教の館」の制作者

*6
ナマズオ&てらほくん

*7
『本霊デビルなの バ レ バ レ「タヌキのナマモノ! ドッキンばぐばぐアニマル」』で登場したゲーム版デビチルに登場した悪魔。それぞれモデルが漫画家柴田亜美とファミ通編集長チップス小沢。この個体は幼女ネキが脳缶ニキの悪魔全書から買ってきた個体

*8
『終末を約束された世界で心のままに生きていく「086:見直し×閃き×青の石」』で登場した光量子コンピュータ。元ネタは『ふしぎの海のナディア』

*9
『ドラゴンボール』のポルンガ召喚呪文




そんなわけで98話でした。幼女カス子脳缶の三馬鹿が和ちゃってる話書きたくて……
次回1話だけ東京編やってまた宮城に戻ります。

■解説

・幼女ネキ
バカの3乗でGストーンを錬成したようじょ。
財力も才能も行動力もあるので暴走するとだいたいこういう事になる。

・Gストーン
だいたい原作同様の、勇気や正の念に反応する無限情報サーキット。飛行石とブルーウォーターの特性を混合し、正の念に反応し出力が上がる特性を持つ。
この後解析・再現(ただしコストがクソ高い)に成功し、GSライドの制作に成功する。
三馬鹿はバチクソに怒られた。

・ナマモノ(デビルの方)
ようじょが脳缶ニキの全書から買ってきた奴ら。普段は漫画描いてる。
後にようじょが同人誌掻くときにアシをやらされるさだめ。

後凄まじい余談ですが、本作にカス子ネキが登場する際道南では大体リンクニキが暴れています。全裸で。
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