大海原の気高き碧い猛獣   作:布施鉱平

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ふむふむ、なんか勢いで書いてしまったぞ。
だが後悔はない!


ワンピースにエントリィイイイ!

 突然だが俺は転生者だ。

 

 名前はマイト・ガイ。

 

 これだけですでに分かるだろうが、俺が神様に貰ったチートは『マイト・ガイ』の身体能力である。

 

 なぜこのチートを選んだのかといえば、単純に一番好きなキャラだからだ。 

 

 戦闘力インフレなNARUTO世界において、ほぼ体術のみで最強の一角となった人物。

 

 かといって単純な脳筋というわけではなく、状況判断力や分析力にも優れ、指導者としても一流。

 

 情に厚く、涙もろく、仲間や弟子の為なら躊躇(ためら)いなく自分の命を掛けることができる、最高にかっこいい漢。

 

 それがマイト・ガイだ。

 

 目立ちたがりでおっちょこちょいなところも、人間味があっていい。

 

 転生先の世界はランダムなので選ぶ事は出来なかったが、俺はこの能力があれば大抵の世界ではなんとかなると思っていたし、たとえどんな世界でもガイに恥じない生き方をしてやろうと思っていた。

 

 …………

 

 ……思っていたんだけど、転生したの、ワンピースの世界だったんだよねぇ。

 しかも能力だけじゃなく、見た目もマイト・ガイだった。

 

 ゲキマユの特濃ソース顔だった。

 

 ……いや、いいんだけどね、好きなキャラだから。

 

 ただ、ドラゴンボールほどではないが、ここも強者のインフレが大概な世界だ。

 

 特に自然系(ロギア)が相手だった場合、武装色を纏えるようになってないとその時点で詰んでしまう。

 

 それにガープやミホーク、シャンクスなど、能力者ではない最強クラスの人間も複数存在しており、それらを相手にすればガイの身体能力といえど決して有利とは言えないだろう。

 

 つまりどういうことか。

 

 ……はい、修行(せいしゅん)ですね、わかります。

 

 …………よし、目標は5年以内に武装色と見聞色の覇気を実戦レベルで習得!

 

 もし達成できなかったら、俺は本家マイト・ガイと同じ髪型(おかっぱ)にして、死ぬまで緑色の全身タイツを着るぜ!

 

 自分ルールだ!

 

 そうと決まれば早速逆立ちで生まれた村の周りを100周!

 その後反復横跳び500回を10セットだ! 

 

 うおぉぉぉおおおおおおおおおおおおおっ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……はい、ダメでした。

 

 いや、言い訳をさせてくれ。

 

 めっちゃ努力はしたんだよ?

 

 毎日動けなくなるまで体を鍛えたし、瞑想とか呼吸法とかもやってみた。

 

 ただなんて言うのかな……覇気の修行法って、よくわかんないんだよね!

 原作でどんな修行してたのか、正直覚えてないし。

 

 ちゅうか、ワンピースは基本さらっと読み流してたから、全体的にあまり覚えてない。

 

 物語の根幹に関わるような大きな出来事とかは覚えてるんだけど、それがいつ起きたのかとか、誰がどんな思惑を持っていたのかとか、そういう細かいところはさっぱりだ。

 

 つまり、覇気に関しては誰かに師事しないと習得は難しいだろう。

 

 ……まあ、さすがはマイト・ガイというべきか、体術の成長に関しては凄まじかったが。

 

 岩くらいなら素手で楽々砕けるし、海面は余裕で走れるし、六式の月歩に当たるガイの空中移動『天駆(てんく)』も習得することが出来た。

 

 本来であれば天駆は八門遁甲(はちもんとんこう)全開時に使用できる技なのだが、やはり世界の法則が違うためなのか、こちらでは普通に使うことが出来る。

 

 疲れるけど。

 

 それに朝孔雀(あさくじゃく)はまだ使えないが、超高速で繰り出した拳に炎を纏うことは出来るし、劣化版昼虎(ひるどら)とも言える『飛ぶ拳撃』も使用することが出来るようにもなった。

 

 これでなんで覇気が使えないのか分からんが、分からんものはしょうが無い。

 

 さて、それで誰に覇気の事を教わるかなんだが…………海軍、はちょっとなぁ。

 

 主人公であるルフィと明確に敵対する立場になるのはアレだし、そもそも弱者を虐げたり奴隷にしたりする天竜人とかいうクソの下につくなど我慢できん。

 

 俺はマイト・ガイの誇りにかけて、弱きを護ると決めているのだ。

 

 となると、選択肢は限られてくる。

 

 海賊か、革命軍だ。

 

 ……まあ、革命軍かな?

 

 海賊はいいやつと悪いやつの差が激しすぎてなぁ……

 白髭とかシャンクスあたりは頼んだら教えてくれそうな気はするが、気に入られたらそのまま仲間に吸収されそうだし。

 

 俺は海軍に入るつもりはないが、海賊になるつもりもないのだ。

 

 ソロの賞金稼ぎが理想だが、まあ革命軍もありかな、とは思っていた。

 

 弱者の味方っぽいしね。

 

 ただ革命軍と言っても、どこにいるのかはさっぱり検討がつかない。

 俺の中にある知識だとイワンコフが革命軍なのは知っているんだが、カマバッカ王国には行きたくないしなぁ……

 

 ……?

 

 お、海岸に小さな船……というか筏が流れ着いたみたいだ。

 

 誰か乗ってる、旅人かな?

 

 よし、ちょっと革命軍の事知らないか聞いてみるか!

 

 ダイナミック・エントリィィイイイイ!!!!

 

 ……て、お前ミホークやんけ!

 

 おい、ちょ、まっ、斬りかかってくんじゃねぇ!

 

 あぶ……危ねぇって言ってんだろ、こら!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……殺されかけたよ(震え声)。

 

 なんか一発入れたら気に入られたのか、とどめは刺されなかったけれども。

 

 流石に世界最強の剣士は伊達じゃなかった。

 今の(・・)俺ではまったく歯が立たない。

 

 ただ、収穫が何もなかった訳でもない。

 

 覇気についての習得方法を軽く教授して貰えたのだ。

 

 なんでも「自分には出来ると疑わないこと」が最低限の条件らしい。

 

 ……なんだよ、簡単じゃないか。

 

 俺を誰だと思ってる?

 

 誰よりも「自分を信じる」ことに定評がある漢、マイト・ガイだっ!

 

 そうと決まれば早速修行じゃい!

 

 うぉぉおおおおおおおおお!!!!

 

 俺は自分を信じるぜぇぇえええええええええっ!!!!






もっとマイト・ガイの小説増えてくれ!
読みたい!
誰かがこの続きを書いてくれてもいい!

もっと、もっとゲキマユ成分でハーメルンを満たしてくれ!

という祈りを込めて書きました。
ただ、更新はあんまりしない予定だよ。
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