大海原の気高き碧い猛獣   作:布施鉱平

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また書いちゃった。
多分書けば書くほど原作は壊れていくと思うよ。


魚人島にエントリィイイイ!

 ────第三生門、開ッ!

 

 

 ……さて、いきなり俺が黒色・八門遁甲状態になったのには理由がある。

 

 そう、これから素潜りで魚人島に向かわなければならないのだ。

 

 マリージョアからちょっと離れた辺りには到着したんだけれども…………魚人島って、海底1万メートルにあるって言うじゃない?

 

 流石の俺でも、海中を10キロも下に向かって進むのは多分キツいのよ。

 

 無呼吸で行かなきゃならんし、だんだん水圧も強くなる訳だし。

 

 ならやめればいいじゃん、って普通は思うだろうけど、俺にその選択肢はない。

 

 なぜなら、自分ルールで決めたからだ。

 

 自分ルールは曲げねぇ! 

 

 それが俺のガイ道である。

 

 なので、息が続かなくなる前にとにかく超高速で海底にたどり着くしかない、という結論に達したのだ。

 

 そしたらもう、生門開くしかないじゃない。

 

 第三生門で止めといたのは、それ以上になると状態が解除されたときに反動で動けなくなるからだ。

 

 海中で身動き取れなくなったら、いくら俺でも死ぬしかないからね。

 

 という訳で、大きく息を吸って~~~~~っ

 

 

 ダイナミック・エントリィイガボゴmdjpwlmfッ!!!

 

 

 …………

 

 

 …………

 

 

 …………

 

 

 ……いやぁ、失敗失敗。

 

 いつもの癖で叫びながら突撃してしまった。

 

 海ん中で口開いたら、そりゃあ海水入ってくるよね!

 

 アホか俺は……

 

 という訳で気を取り直して────(ダイナミック・エントリィイイイ!!)※心の声

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 …………なん、とか、到着、したぜ、魚人島……

 

 いやぁ……ふぅ、流石に……はぁ、死ぬかと、思った……

 

 ……舐めてたな、海中。

 

 空気よりも踏みやすいから、加速して一気にたどり着けると思ってたんだけど、水の抵抗がハンパなかったわ。(当たり前)

 

 しかも、八割くらいまで進んだところで超デカイ海王類に行く手を塞がれてしまってさ。

 

 全力で直進してたせいで止まることも曲がることも出来なかったから、とっさに第四傷門まで開放して、海王類を貫通して進んだのよ。

 

 でもそこで大幅に減速してしまったうえ、もし途中で傷門状態が切れたら反動で動けなくなってジ・エンド。

 

 いやぁ、焦った焦った。

 

 正直言って、ミホーク(カカシ)と戦って以来の命の危機を感じた。

 

 これはあれだな、自分ルールをする際の抜本的な見直しが必要だな。

 

 今回の事は、二年前の俺があまりものを考えずに無茶な自分ルールを課してしまったことが原因だ。

 

 やはり自分ルールは、死ぬ気でやればなんとかギリギリクリアできるぐらいのものを設定しないと。

 

 …………あれ、でもそれなら結局、今回のこれも当てはまるのでは?

 

 …………

 

 ……

 

 まあいいか。

 

 今後は、少しミスっただけで死ぬ可能性がある自分ルールは設定しないようにする、これでいこう。

 

 はぁ~……しかし、動けんなぁ……

 

 第四傷門開くと、2~3時間は身動き取れなくなるのよね。

 

 第一、第二門はノーリスク、第三門は翌日軽い筋肉痛、第四門は上記+翌日重い筋肉痛、第五門は開門状態終了時に激痛+至る所から出血+翌日まで動けない+数日間重い筋肉痛……

 

 第五門から、一気に反動が重くなりすぎなんだよなぁ……

 

 たぶん身体能力と覇気のコントロールが成長したら反動も減って、新たな門も開けるようになるんだろうけど、やっぱりしばらくはよほどのことがないと三門までしか開けないな。

 

 勝って兜の緒を締めよ、ってことわざもあるし、戦闘後にもある程度余裕を残せるようにしておかないと、いつ新たな戦いが始まってもおかしくない世界だからな、ここは。

 

 …………

 

 …………ん?

 

 なんだ、なんかグラグラって音が聞こえる。

 

 おお? デカイ人影が近づいて来て…………って、白ひげェ!?

 

 シロヒゲ!?シロヒゲナンデ!?

 

 あっ、もしかしてあれか!?

 

 白ひげが魚人島を縄張りにしたっていう、あれにかち合ったのか!?

 

 おう、ジーザス……

 

 マジかよ、どんだけ奇跡的なタイミングで魚人島に来てしまったんだ、俺は……

 

 あれ、なんか話しかけてきた。 

 

 なんかもの凄い勢いで突っ込んで来る気配を感じたから見に来たって?

 

 ああ、それは確かに俺だね。

 

 お騒がせして申し訳ない。

 

 ……え、どうやってここまで来たって?

 

 そりゃあ、素潜りだよ。

 

 天駆……空を走る技で海水を蹴りながら、有無を言わさぬ速さで一直線に潜ってきたんだよ。

 

 目的?

 

 …………いや、特に。

 

 魚人島になにか用があるわけじゃなくて、素潜りで魚人島に到達すること自体が目的だったんで。

 

 ……グラグラ笑ってらっしゃる。

 

 なに、俺の事が気に入ったって?

 

 ……息子にならないかって?

 

 ん~……いや、お断りさせて頂く。

 

 あんたがイイ海賊……いや、偉大な海賊だってことは知っている。

 

 仲間思いだってことも、最強の男と呼ばれていることも知っている。

 

 

 だがしかし、俺には俺の目標とする背中がある!

 

 

 人生を懸けて追いかけ、いずれ追い越さなければならない人がいる!

 

 

 俺にとっての最強は常にその人で、俺に憧れという感情を教えてくれたのもその人だ。

 

 だから、あんたの息子になることはできない。

 

 せっかく誘ってくれたのに、すまないな。

 

 ……え、なおのこと気に入ったって?

 

 あれ、ちょっと、俺を担ぎ上げてどこに行かれるので?

 

 あ、船医のところ。

 

 すいません、ありがとうございます、お世話になります。






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