大海原の気高き碧い猛獣   作:布施鉱平

9 / 12
またまた捏造す、る、よ!



俺の名を言ってみろッ!!

WANTED

 

⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀

⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀

⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⣠⣶⢿⡿⣿⢯⣿⣦⣄⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀

⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⣤⢿⣿⣿⣿⣿⣽⣾⣿⣮⣷⢿⡀⡀⡀⡀⡀⡀

⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⢀⣿⣿⣿⠿⠋⠁⡀⡀⠈⠛⢿⣿⣯⣿⡀⡀⡀⡀⡀

⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡸⣟⣿⠁⢀⠤⠚⠉⠑⠂⡀⡀⠙⣿⣿⣇⡀⡀⡀⡀

⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⣿⣿⠁⡰⡀⣀⠤⠶⠤⡀⡀⢆⡀⠹⣿⣽⡀⡀⡀⡀

⡀⡀⡀⡀⡀⡀⢰⢿⡏⢠⡀⡜⡀⣠⣀⡀⠘⡄⡀⡄⡀⣿⠣⡀⡀⡀⡀

⡀⡀⡀⡀⡀⡀⢸⢻⠁⡏⡸⣠⢀⣀⡀⠈⡄⠈⡀⢸⡀⣿⣿⡀⡀⡀⡀

⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⣿⡄⡇⡇⠐⣀⡀⠈⡄⠘⡀⡃⡀⡀⢿⣸⡀⡀⡀⡀

⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⣽⣧⢇⢠⣶⣄⠈⡀⡇⡀⡀⡇⡀⡀⣿⡿⡀⡀⡀⡀

⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⠈⣿⡀⠬⠿⢋⢠⡀⡇⢠⡀⠃⢀⡀⣿⠁⡀⡀⡀⡀

⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⠙⣧⣉⣉⡠⢃⠜⢀⠃⡰⡀⡏⢀⡟⡀⡀⡀⡀⡀

⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⠈⡦⠤⠚⣁⡴⠁⡴⢀⢡⡀⣼⠰⠄⣀⡤⡀⡀

⡀⡀⡀⢠⡀⡀⡀⡀⢀⡠⠂⣏⠉⠡⡠⠪⡀⢀⣃⣴⣿⣿⣿⣿⡇⡀⡀

⡀⡀⡀⡀⣿⣿⣿⣶⣮⢬⣤⣸⣧⣶⣾⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⡇⡀⡀

⡀⡀⡀⡀⠉⣿⣿⣿⣿⡆⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⡇⡀⡀

⡀⡀⡀⡀⡀⡿⣿⣿⣿⣿⠸⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣫⣿⡇⡀⡀

⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀⡀

DEAD OR ARIVE

MASK D SASUKE

B500,000,051-

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どういうことだ、赤犬ゥッ!!

 

 

 マスク・D・サスケとはなんだぁ!?

 

 

 俺は確かに、マスク・ド・サスケと名乗ったはず!

 

 それがなぜDの一族に名を連ねることになったッ!? 

 

 こんなの絶対、海軍本部の作戦会議室で「またDの名を持つ者が……っ!」みたいな感じになっちゃうだろ!

 

 適当に名乗っただけなのに、さも秘密を抱えてる重要そうな人物として認識されちゃっただろ!

 

 初頭手配額も五億超えてるしッ!

 

 …………

 

 …………いや……いや、大丈夫だ。

 

 金輪際マスクを着けなければ、マスク・D・サスケは死んだのと同じだ。

 

 それがいい、そうしよう。

 

 もし今後顔を隠さなければならない事態になったら、暗部の仮面でも被って「俺はマダラ……」とか適当に名乗ればいいんだ。

 

 ……ふーっ、よし、気持ちを切り替えていくぞ。

 

 まずはしっかり体を治して、心配しているであろうロビンのもとに帰らなきゃな。

 

 ハンコックちゃんたちがどうなったかも気になるし……

 

 あ、ちなみに今、俺は魚人島……というか、魚人街にいる。

 

 赤犬に捨て台詞を残して、その場から全速力で逃げたはいいものの、俺は第六景門が切れた反動で意識を失い、海に落ちてしまった。

 

 そしてそれを助けてくれたのが、俺の代わりに奴隷だった人たちを先導して逃げてくれたフィッシャー・タイガーだったのだ。

 

 偶然彼らが逃げた方向に俺も逃げていたのか、それとも無意識のうちに彼らの気配を追っていたのかは分からないが、ともかく墜落したのが逃走中の彼らの船の近くだったのは幸いだった。

 

 俺の脇腹の怪我は軽いものではなかったし、第六景門を解放した反動で全身の骨がバッキバキに折れていたが、幸いなことに臓器は無事、奴隷の中に医術の心得がある人もいたおかげで、特に後遺症もなく治りそうだ。

 

 まあ、全治三ヶ月以上と言われたが。

 

 ……しかし、やはり第六景門開放の反動は酷いな。

 

 土壇場で開くことに成功したとは言え、反動で骨が折れるのは流石にキツい。

 

 このまま修行を続けていって、第七門、第八門を開けるようになったとしても、待っているのは廃人か死かのどちらかだろう。

 

 

 …………

 

 

 ……いや、待てよ?

 

 ミホーク(カカシ)は言っていた。

 

 彼の武器である『夜』もそうだが、黒刀は『在る』ものではなく『成る』モノだと。

 

 刀に武装色の覇気が浸透し、定着することで、折れることも曲がることもない刀に成長するのだと。

 

 それなら…………それならばだ。

 

 

 

 ────俺の骨を、黒色化することも出来るんじゃないのか?

 

 

 

 自分の骨なのだから、自分の覇気との相性は最高にいいはず。

 

 武装色の覇気を外に発するのではなく、内に籠もるように常時発動し続け、骨に浸透するようなイメージを持ち続ければ、骨が黒く『成る』んじゃないか……?

 

 

 …………

 

 

 なんだか、行ける気がしてきたッ!

 

 うぉぉおおおおッ! こうなったら、一刻も早く体を治して修行(せいしゅん)を再開しなければッ!

 

 三ヶ月!? そんなに待ってなどいられないッ!

 俺なら一ヶ月で治るはずッ!

 

 というか、治してみせる!

 

 もし治らなかったら、顔を隠す必要がある時は毎回あのトビマスクを被って、マスク・D・サスケって名乗ってやるぜッ!

 

 自分ルールだッ!

 

 そうと決まれば、肉をくれ、骨付き肉をッ!

 

 血とカルシウムが足りないッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 治らなかった。

 

 うん、いや、治るはずだったんだよ。

 

 でも、魚人街でちょっとしたゴタゴタがありましてね?

 

 ある人物が……ていうか、アーロンがね、突っかかって来たわけよ。

 

 尊敬するタイのお頭が自分の家に人間をかくまっているのも、その人間がタイのお頭を助けたことも、両方気に食わなかったんだろうね。

 

 それで、大体ひと月くらい経って俺の傷もあらかた治ってきた頃に、その溜め込んでいた不満が爆発した、ってわけ。

 

 人間は下等種族だとか、人間は弱いとか、弱いからそんな無様な姿を晒してるんだとか、まあ色々言ってきたので、じゃあ腕相撲でもしようか、と申し込んだ。

 

 で、黒色・八門遁甲も開かず、覇気で強化もせず、純粋に鍛え上げた俺の腕力だけで、台にした机ごとアーロンを地面に叩きつけた。

 

 そして、こう言った。

 

 強さって言うのは、人間だからとか、魚人だからとか、そういう種族の差で決まるようなものじゃない。

 

 強くなろうという意志だけが、『人』を強くするのだ。

 

 他人を見下しても、他人を見上げても、心は腐り、意志は曇る。

 

 ただ真っ直ぐ前を向き、目標に向かって全力で走ることの出来るヤツだけが、本当の強者となり得るのだ、と。

 

 で、言い切るだけ言い切って、傷が開いた。

 

 その場はなんとか格好付けて誤魔化したものの、結局全快するまでに更に半月掛かってしまった。

 

 

 …………

 

 

 ……マスクも名前も、捨てられなかった……(震え声)

 

 






【マイト・ガイにアダマンチウムの骨格フラグが立ちました】


あと、感想でマスク・ド・サスケの名前に言及してた人たち。

正解です!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。