問題児達と最強のオタクが異世界から来るそうですよ?   作:炎龍王アキラ

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本編12話目です。今回、ゲストはお休みです。え?どうせネタ切れだろって?
………そ、そんなわけ無いですよ(図星)
ま、まさかアリスさんのフルネームはすぐに思いついたけどミズキさんのは思いついていないとかそんな事は


悟 「ダダ漏れだぞ」


…‥…それでは本編どうぞ!


悟 「誤魔化したな」



12話 ペルセウスに喧嘩を売るそうですよ!

 

 

現在俺、飛鳥、十六夜、黒ウサギの四人でサウザンドアイズの支店に向かっている。耀も起きてはいたが、ギフトゲームの怪我を考慮して連れて来なかった。今はレティシアとジンに任せている。まあ駄々をこねていたので、2、3日以内に面白い事が起こるぞって言ったら渋々引き下がった。

しばらく歩くとサウザンドアイズの支店についた。入り口には前にいた店員が立っていた。

 

 

店員 「お待ちしておりました。中でオーナーとルイオス様がお待ちです」

 

 

黒ウサギ 「黒ウサギ達が来る事は承知の上、ということですか?あれだけの無礼を働いておきながらよくも……」

 

 

十六夜 「黒ウサギ、その辺にしとけ。お前も暴走すると更に悲惨な事になる」

 

 

黒ウサギは怒りつつ、十六夜の言葉を受け止め一度冷静になる。

 

 

悟 「それじゃあ、入らせてもらうぞ」

 

 

悟がいち早く店内に入っていったので黒ウサギ達も追いかける。

前回案内された部屋に入ると、白夜叉ともう一人、”ペルセウス”のリーダー、ルイオスが座っていた。

ルイオスはこちらを見ると

 

 

ルイオス 「うわお、ウサギじゃん!うわー実物初めて見た!噂は聞いていたけど、本当に東側にウサギがいるなんて思わなかったよ!つーかミニスカにガーターソックスって随分エロいな!ねー君、うちのコミュニティに来いよ。三食首輪付きで毎晩可愛がってやるぜ?」

 

 

ルイオスは地の性格を隠す素振りも無く、黒ウサギの全身を舐め回すように視姦してはしゃぐ。黒ウサギは嫌悪感でさっと脚を両手で隠すと、飛鳥も壁になるよう前に出た。

 

 

飛鳥 「これはまた………分かりやすい外道ね。先に断っておくけど、この美脚は私達のものよ」

 

 

黒ウサギ 「そうです、そうです!黒ウサギの脚は、って違いますよ飛鳥さん!!」

 

 

突然の所有宣言に慌ててツッコミを入れる黒ウサギ。そんな二人を見ながら、十六夜は呆れながらもため息をつく。

 

 

十六夜 「そうだぜお嬢様。この美脚は既に俺のものだ」

 

 

黒ウサギ 「そうです、そうですこの脚は…って黙らっしゃいッ!!!」

 

 

白夜叉 「よかろう、ならば黒ウサギの脚を言い値で」

 

 

黒ウサギ 「売・り・ま・せ・ん!もう黒ウサギも本気で怒りますよ!」

 

 

十六夜 「馬鹿だな。怒らせてんだよ」

 

 

黒ウサギ 「こんのお馬鹿様!」

 

 

スパァーン!とハリセン一閃。今日の黒ウサギは短気だった。それに対して俺は

 

 

悟 「そのくらいにしろ十六夜。後黒ウサギの脚は俺の物だ」

 

 

便乗する。怒りは収まっていないが、空気は読める男だ(悪い方向に)

 

 

黒ウサギ 「悟さんもお馬鹿様です!……ま、まあ悟さんなら(小声)///」

 

 

なんか黒ウサギの顔が赤くなったな?どうしたんだ?

 

 

白夜叉 「(ま、まさか黒ウサギもか)」

 

 

肝心のルイオスは完全に置いてけぼりを食くらっている。四人(+白夜叉)のやり取りが終わるまで唖然と見つめ、唐突に笑いだした。

 

 

 

ルイオス 「あっはははははははは!え、何?"ノーネーム"っていう芸人コミュニティなの君ら。もしそうならまとめて"ペルセウス"に来いってマジで。道楽には好きなだけ金をかけるのが性分だからね。勿論、ウサギの美脚は僕のベッドで毎夜毎晩好きなだけ開かせてもらくけど」

 

 

黒ウサギ 「お断りでございます。黒ウサギは礼節も知らぬ殿方に肌を見せるつもりはありません」

 

 

黒ウサギが嫌悪感を吐き捨てるように言うと、隣で十六夜がからかう。

 

 

十六夜 「その格好で言うか?」

 

 

黒ウサギ 「こ、これは白夜叉様がこの姿でいればゲームの審判料を三割増にするとおっしゃるので」

 

 

悟・十六夜 「「白夜叉。超グッジョブ!」」

 

 

白夜叉 「うむ!」

 

 

ビシッ!と親指を立てて意思疎通する三人。一向に話が進まず、ガクリと項垂れてしまった黒ウサギと、家屋の外から店員が

 

 

店員 「あの……御来客の方も増えたので、よろしければ店内の客間に移りましょうか?見れば割れた食器の破片も散らかってますし」

 

 

黒ウサギ 「そ、そうですね」

 

 

一度仕切り直すことになった一同は "サウザンドアイズ"の客間に向かうのであった。座敷に招かれた四人は "サウザンドアイズ"の幹部の二人と向かい合う形で座る。長机の対岸に座るルイオスは舐め回す視線で黒ウサギを見る。黒ウサギは悪寒を感じるも、ルイオスを無視して白夜叉に事情を説明する。

 

 

黒ウサギ 「ーーーー "ペルセウス"が私達に対する無礼を振るったのは以上の内容です。ご理解いただけたでしょうか?」

 

 

白夜叉 「う、うむ。 "ペルセウス" の所有物・吸血鬼が身勝手に "ノーネーム"の敷地に踏み込み荒らした事。それらを捕獲する際における数々の暴言と暴挙。確かに受け取った。謝罪を望むのであれば後日」

 

 

黒ウサギ 「結構です。あれだけの暴挙と無礼の数々、我々の怒りはそれだけは済みません。 "ペルセウス"に受けた屈辱は両コミュニティの決闘をもって決着をつけて然るべきかと」

 

 

両コミュニティの直接対決。それが黒ウサギの狙いだった。レティシアが敷地内で暴れ回ったのは捏造だ。彼女を取りもどすためにはなりふり構っている暇はない。

 

 

黒ウサギ 「"サウザンドアイズ" にはその仲介をお願いしたくて参りました。もし "ペルセウス"が拒むようであれば "主催者権限"の名の下に」

 

 

ルイオス 「いやだ」

 

 

唐突にルイオスは言った

 

 

黒ウサギ 「……はい?」

 

 

ルイオス 「いやだ。決闘なんて冗談じゃない。それにあの吸血鬼が暴れ回ったって証拠があるの?」

 

 

悟 「それなら本人を連れてくれば良いか?」

 

 

ルイオス 「吸血鬼本人!? そいつは石化しているはず!」

 

 

ルイオスは吸血鬼は石化させ、既に回収は済んでいると思っていたのである。

 

 

悟 「大切な証人だからな。話せなくなったら困るだろ?後外にお前の仲間置いといたから」

 

 

ルイオス 「くっ!」

 

 

ルイオスにとってレティシアを石化出来なかったのは完全な誤算だった。だが直ぐに落ち着きを取り戻し

 

 

ルイオス 「確かにね。でも口裏を合わせないとも限らないじゃないか。そうだろう?元お仲間さん?」

 

 

嫌味ったらしく笑うルイオス。筋が通ってるだけに言い返すことが出来ない。

 

 

ルイオス 「そもそも、あの吸血鬼が逃げ出した原因はお前達だろ?実は盗んだんじゃないの?」

 

 

黒ウサギ 「な、何を言い出すのですかッ!そんな証拠がいったい何処に」

 

 

ルイオス 「事実、あの吸血鬼はあんたの所にいたじゃないか」

 

 

黙り込むしかない、それを言われたら言い返すことが出来ない。黒ウサギの主張もルイオスの主張も第三者が居ないという点は同じなのだから。

 

 

ルイオス 「どうしても決闘に持ち込みたいというならちゃんと調査しないとね。……最もちゃんと調査されて一番困るのは全くの別の人だろうけど」

 

 

黒ウサギ 「そ、それは……!」

 

 

黒ウサギは白夜叉に視線を移す。彼女の名前を出されては手が出せない。この3年間、 "ノーネーム"を存続できたのは彼女の支援があったからだ。

 

 

ルイオス 「取り敢えず、早く返してくれないかな?それが真実かどうかは置いておいて、あの吸血鬼はウチの所有物だ。早く売らなきゃなんだから。あれも見た目は可愛いしその手の愛好家には堪らないだろう?」

 

 

黒ウサギ 「あ、あなたという人は……!」

 

 

ルイオス 「しっかし可哀想なやつだよねーアイツも。箱庭から売り払割れるだけじゃなく、恥知らずな仲間の所為でギフトまでも魔王に譲り渡す事になっちゃったんだもの」

 

 

飛鳥 「………なんですって?」

 

 

声をあげたのは飛鳥だ。彼女はレティシアの状態を知らなかったから驚きも大きい。黒ウサギは声をあげなかったものの、その表情ははっきり動揺が浮かんでいる。

 

 

ルイオス 「報われないやつだよ。 "恩恵"はこの世界で生きていくのに必要不可欠な生命線、魂の一部だ。それをバカで無能な仲間の無茶を止めるために捨てて、ようやく手に入れた自由も仮初のもの他人の所有物と言う屈辱にも耐え駆けつけたのに、その仲間はあっさり自分を見捨てやがる!目を覚ましたあの女は一体どんな気分になるんだろうなぁ?」

 

 

黒ウサギの顔は真っ青になっている。

 

 

ルイオス 「ねえ、黒ウサギさん。このまま彼女を見捨てて帰ったら、コミュニティの同士として義が立たないじゃないかな?」

 

 

黒ウサギ 「………?どういう事です?」

 

 

ルイオス 「取引しよう。吸血鬼を "ノーネーム"に戻してやる。代わりに君が欲しい。君は生涯、僕に隷属するんだ」

 

 

黒ウサギ 「なっ、」

 

 

ルイオス 「一種の一目惚れって奴? それに "箱庭の貴族" と言う箔も惜しいし」

 

 

飛鳥はこれには堪らず長机を叩いて怒鳴り声をあげた。

 

 

飛鳥 「外道とは思っていたけど、ここまでとは思わなかったわ!もう行きましょう黒ウサギ!こんな奴の話を聞く義理は無いわ!」

 

 

黒ウサギ 「ま、待ってください!飛鳥さん!」

 

 

黒ウサギの手を握って出ようとする飛鳥。だが黒ウサギは座敷を出ない。黒ウサギの目は困惑している。この申し出に彼女が悩んでいるのは明白だ。

 

 

ルイオス 「ほらほら、君は "月の兎" だろ?仲間のため、煉獄の炎に焼かれるのが本望だろ?君達にとっても自己犠牲ってやつは本能だもんなぁ?」

 

 

黒ウサギ 「……っ」

 

 

ルイオス 「どうしたの?ウサギは義理とか人情とか好きなんだろう?自己犠牲ヨロシクで帝釈天に売り込んだんだろ!?」

 

 

飛鳥 「 "黙りなさい"!」

 

 

ガチン!とルイオスの下顎が閉じ、困惑する。見かねた飛鳥の力が原因だ。

 

 

飛鳥 「貴方は不快だわ。そのまま "地に頭を伏せてなさい"!」

 

 

混乱するように口を押さえたルイオスは体を前のめりに歪める。だがしかし、命令に逆らって体を起こす、何が起こったのか理解したルイオスは強引に言葉に紡ぐ。

 

 

ルイオス 「おい、女。そんなのが通じるのはーーー格下だけだ、馬鹿が!!」

 

 

激怒したルイオスが取り出したギフトカードから、光と共に現れる鎌。鎌は飛鳥に向かって振り下ろされる、それを十六夜が蹴りで防ぐ。

 

 

白夜叉 「ええい、おんしら部屋を壊す気か!話し合いが出来んのなら主様以外追い出すぞ!」

 

 

白夜叉の言葉に十六夜は素直に引き下がる。だがルイオスは怪訝な顔をし

 

 

ルイオス 「どう言う事?誰があんたの主様だって?」

 

 

白夜叉 「そこに座っておるじゃろ」

 

 

そう言い白夜叉は悟を指差す。

 

 

白夜叉 「私は主様に隷属したのだよ。もちろん決闘で全力で戦った上でな」

 

 

ルイオス 「馬鹿な!名無し風情が!?」

 

 

ルイオスは驚愕する。弱体化してるとは言え、今の白夜叉に勝てるものなど数えた方が早いくらいだ。それをするものがノーネームに居るとは知らなかった。

だが俺の心情は怒りに満ちていた。

 

 

悟 「それより、レティシアを売りつける?返してほしいなら黒ウサギを渡せ?」

 

 

悟 「ふざけたこと抜かしてんじゃねぇぞ!!」

 

 

俺は叫ぶ。ここまで怒ったのは初めてだ。さっきのよりも何倍も腹が立つ。

 

 

悟 「そっちが決闘を受けないって言うなら、受けざるを得ない状況にしてやるよ。黒ウサギもレティシアもテメェみたいなゲスのところに行かせるかよ」

 

 

そう言い俺は十六夜に

 

 

悟 「十六夜、手伝え。二体倒しに行くぞ」

 

 

十六夜 「良いぜ。何を倒せば良い?」

 

 

悟 「まだクラーケンの方が遊び相手になるだろ。そっちはお前に譲る。俺はグライアイの方に行く」

 

 

その言葉を聞きルイオスは歯軋りする。悟達がやろうとしている事が分かったからだ。しかも悟の実力では簡単であろう事も。

 

 

ルイオス 「だけどこっからじゃ間に合うわけが無い。先に吸血鬼を取り返して売れば良いだけだ!」

 

 

俺はその瞬間時止めをする。動けているのは俺、十六夜、白夜叉だけだ。

 

 

悟 「十六夜、白夜叉にクラーケンの場所を教えてもらえ。着いたらコールカードで連絡しろ。倒す時はギフトゲームを受ける必要があるから解除する」

 

 

十六夜 「了解だ。白夜叉場所教えてくれ」

 

 

白夜叉 「うむ」

 

 

白夜叉は地図を広げ十六夜に場所を教える。俺は先に向かう。

 

 

 

 

 

 

数十分後、十六夜から連絡が来た。

 

 

十六夜 『悟、着いたぜ』

 

 

悟 「了解。時止めを解除する。倒し終えたらまた連絡を頼む」

 

 

十六夜 『良いぜ』

 

 

俺は時止めを解除する。目の前に現れたからかグライアイは驚いている。

 

 

 

グライアイ 「貴様いつの間に!」

 

 

悟 「それより早くギフトゲームを受けさせてくれ。時間の無駄だ」

 

 

グライアイ 「よかろう」

 

 

契約書類にを見終えたので

 

 

悟 「OKだ。始めよう」

 

 

グライアイ 「直ぐに死んでくれるなよ人間!」

 

 

そう言いグライアイは攻撃してくる。

 

 

悟 「時間がねぇからな、『鏖殺公(サンダルフォン)』」

 

 

 

俺は剣の形の天使を顕現させ、一閃する。

 

 

グライアイ 「ぐあああああ」

 

 

 

グライアイは倒れる。殺すのは後味が悪いので峰打ちにしておいた。目の前に宝玉が現れたのでギフトカードに仕舞う。

その時コールカードが鳴った。

 

 

悟 「終わったか十六夜」

 

 

十六夜 『ああ。蛇神の方がマシだったわ』

 

 

悟 「もう一度時止めをするから早く戻ってこいよ」

 

 

十六夜 『分かった』

 

 

再び時止めをする。数分足らずでサウザンドアイズの支店に戻ってきた。その十数分後十六夜も戻ってきた。

 

 

白夜叉 「早かったの」

 

 

十六夜 「蛇神に方がマシで遊び相手にもならなかったわ」

 

 

悟 「右に同じ」

 

 

白夜叉 「そうじゃろうな。後主様、丁度良いので言っておくが、私は近々サウザンドアイズを脱退しようと思う」

 

 

悟 「まじか。ノーネームに来るには良いが、階層支配者はどうする?」

 

 

白夜叉 「まあ、所属が変わっても出来るから暫くはやるしか無いだろう。後継を見つけたらそっちに譲りたいがな」

 

 

悟 「了解だ。一先ず続きはこの騒動が終わってからだな」

 

 

俺は時止めを解除する。黒ウサギ達は先程俺らがいなかったのにいきなり現れたから一瞬驚く

 

 

黒ウサギ 「悟さん!?一体何処に?いや、それよりその手に持っているものは?」

 

 

悟 「お土産だよ」

 

 

俺と十六夜は宝玉を机に出す。

 

 

悟 「挑戦権は集めた。これで逃げ場はねぇぞ」

 

 

ルイオス 「ちっ!だがまあ良い。俺の切り札で貴様ごと徹底的に叩き潰してやるよ!」

 

 

そう言い残しルイオスは去っていった。

 

 

飛鳥 「決闘に持ち込んだのは良いのだけれど、せめて私も誘って欲しかったわね」

 

 

悟 「悪かったな。時間との勝負だったからな」

 

 

飛鳥 「次は絶対誘いなさいよ?」

 

 

悟 「了解。黒ウサギ、これで堂々とレティシアを取り戻せるだろ?」

 

 

黒ウサギ 「悟さん。ありがとうございます!」

 

 

 

その後ゲームの開催日が三日後に決まった。

 

 

 




如何だったでしょうか?
今回の一章の方で悟君ヒロインを一人追加しようと考えています。よかったら考えてみて下さい。
後書き短いですが今回はここまで。それでは皆さんまた次回!
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