問題児達と最強のオタクが異世界から来るそうですよ?   作:炎龍王アキラ

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悟「作者、早くねぇかこっちの作品投稿?」

取り敢えずペルセウス編まで早く終われせたいんだよね。というか向こうの方のモチベもあるから大丈夫。

悟 「なら良いか。」

それではどうぞ!


YES!ウサギが呼びました!
1話 ようこそ箱庭の世界へ


 

 

 

 

手紙を開いた次の瞬間、俺は上空に居た。正確には落ちて居た。具体的には上空4000メートルから。

 

 

悟 「まあ、こんなのは日常茶飯事だよな。」

 

この男ゼウスと過ごして居た50年間で感覚が麻痺しているのである。

 

 

悟 「さてさて。十六夜君達は何処かな?」

 

 

辺りを見回すと、右方向20メートルほど先に金髪にヘッドホンを頭につけている少年。いかにもお嬢様って雰囲気の女の子。三毛猫を連れた女の子が居た。

 

 

悟 「せっかくだし俺も落ちておくかな。」

 

 

数秒後俺のは薄い膜の様なものを通った後に水にドボンした。

落ちた際に丁度魚が5匹居たので捕まえた。

そうして呑気にしながら地上に上がった。

濡れた服を乾かしたかったので加護を手に入れて乾かす。まじでこの能力便利すぎる。自分でもどのくらい加護あるか分からねぇや。料理系はコンプリートしてた気がするけど。

 

その後、3人と合流する。

 

 

??? 「し、信じられないわ! まさか問答無用で引きずり込んだ挙句、空に放り出すなんて!」

 

 

??? 「右に同じだクソッタレ。場合によっちゃその場でゲームオーバーだぜコレ。石の中の方がまだ親切だ」

 

まあ、確かに石の中にいた程度でも動けるしな俺。

 

 

??? 「石の中に呼び出されては動けないでしょう?」

 

 

??? 「俺は問題ない」

 

 

??? 「そう。身勝手ね」

 

 

まあ、よく考えたら普通の人じゃ石の中だと動けねぇもんな。

 

 

??? 「それにしても此処…‥何処だろう?」

 

三毛猫を抱えた少女が言う。

 

 

??? 「さあな。世界の果てっぽいものが見えたし、どこぞの大亀の背中じゃねぇか?」

 

 

悟 「それインド人の宇宙観じゃねぇか。」

 

 

??? 「おっ。よく知ってんなお前。正直伝わらねぇと思ってたわ。」

 

舐めるな。こちとら問題児達見てた時に必死に調べたし今や加護で一度覚えたものは忘れないしな。

 

 

??? 「まず間違いないだろうけど、一応確認しとくぞ。もしかしてお前達にも変な手紙が?」

 

 

??? 「そうだけど、まずは"オマエ"って呼び方訂正して。ーーーーー私は久遠飛鳥よ。以後気を付けて。それでそこの猫を抱き抱えている貴女は?」

 

 

??? 「………春日部耀。以下同文」

 

 

飛鳥 「そう。よろしく、春日部さん。それでそっちの翠目の貴方は?」

 

 

悟 「俺は二階堂悟。よろしくお嬢様方。」

 

 

飛鳥 「ええ、よろしく悟君。最後に野蛮で狂暴そうなそこの貴方は?」

 

 

??? 「見たまんま野蛮で狂暴な逆廻十六夜です。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子そろった駄目人間なので用法と用量を守った上で適切な態度で接してくれ」

 

 

飛鳥 「取扱説明書をくれたら考えてあげるわ十六夜君」

 

 

悟 「ついでに俺にもくれ。」

 

 

十六夜 「ヤハハ!マジか!今度作っとくから覚悟しとけ、お嬢様。後悟も」

 

 

 

心からケラケラ笑う十六夜

 

傲慢そうに顔を背ける飛鳥

 

我間せず無関心を装う耀

 

マイペースに取った魚を焼く悟

 

 

 

十六夜 「というかさっきから聞きたかったんだが、悟その魚どうしたんだ?」

 

 

悟 「さっき落ちた時丁度目の前に居たから取っといた。」

 

 

飛鳥 「すごいマイペースさね。」

 

 

悟 「みんなもいる?」

 

 

十六夜 「ヤハハ。折角だし貰うぜ。」

 

 

飛鳥 「どうせだったら貰っておくわ。」

 

 

耀 「私も。後それ三毛猫にもあげて良い?」

 

 

悟 「全然良いぜ。さっきからその猫欲しがってるしな。」

 

 

 

十六夜•飛鳥•耀 「「「えっ!!!」」」

 

 

耀 「三毛猫の言葉…分かるの?」

 

 

悟 「おう。俺は少し特殊なんでな。」

 

 

三毛猫 「(あんちゃん凄いなー。)」

 

 

悟 「いやいやそれ程でも。」

 

 

耀 「……本当に分かってるみたいだね。」

 

 

悟 「まあ、それはさておき食ってみな。多分めっちゃ美味いから。」

 

 

そういうと3人+1匹は魚にかぶりつく。すると

 

「「「「美味しい!!(にゃ)」」」」

 

 

十六夜 「何だこの美味さ!普通の焼き魚な筈なのに風味が段違いだ。」

 

 

飛鳥 「何時も家で食べていた焼き魚の何倍も美味しいわ!!」

 

 

耀 「モグモグ…………」

 

 

十六夜 「悟!何でこんな美味いんだ!?」

 

 

悟 「火の強さと焼き時間、後は俺特性の塩かな。特殊な作り方をしてるんだ。」

 

 

飛鳥 「それでこんなにも変わるものなのね。」

 

 

その頃茂みに隠れていた何者かは

 

 

??? 「(ぅぅー。何て美味しそうな匂いなのですよ。私も食べたいのですよ!)」

 

 

食べたいのを必死に我慢していた。

 

 

 

(10分後)

 

 

 

十六夜 「ふぅ。美味かったぜ。」

 

 

 

飛鳥 「そうね。また食べたいわ。」

 

 

 

耀 「……絶品だった。」

 

 

 

悟 「喜んでくれて何よりだ。また機会があったら作ってやるよ。」

 

 

 

十六夜 「で、呼び出されたのはいいけどなんで誰も居ねぇんだよ。この状況だと、招待状に書かれていた箱庭とかいうものの説明する人間が現れるもんじゃねぇのか?」

 

 

 

飛鳥 「そうね。なんの説明も無いままでは動きようがないもの」

 

 

耀 「………。この状況に対して落ち着き過ぎているのもどうかと思うけど」

 

 

 

悟 「違ぇねぇな。」

 

 

 

十六夜 「仕方ねぇなぁ。取りあえず、そこに隠れている奴に話を聞くか?」

 

 

 

(ビクッ!)

 

 

 

飛鳥 「なんだ、貴方も気づいていたの?」

 

 

 

十六夜 「当然。かくれんぼじゃ、負けなしだぜ。悟と春日部も気づいてんだろ」

 

 

 

悟 「まあ、あんなに視線向けられてたらな。」

 

 

 

耀 「風上に立たれたら嫌でもわかる」

 

 

 

十六夜 「へぇ。面白いなお前ら。」

 

 

全員が茂みに視線を向けるとそこからミニスカートにガーダーソックスを履き、うさ耳を生やした15~16歳位の少女が現れた。

 

 

 

??? 「や、やだなぁ皆々様。そんな狼みたいな顔で睨まれると黒ウサギは死んでしまいます? ええ、ええ、古来より孤独と狼はウサギの天敵にございます。そんな黒ウサギの脆弱な心臓に免じてここは一つ穏便に御話を聞いていただけたら嬉しいでございますヨ?」

 

 

 

十六夜 「断る」

 

 

飛鳥 「却下」

 

 

耀 「お断りします」

 

 

黒ウサギ 「あっは、取り付く島もないですね♪」

 

 

両手を上げて降参のポーズを取るがその目は4人を冷静に品定めしているように見える。

 

 

黒ウサギ 「(肝っ玉は及第点。この状況でNOと言える勝ち気は買いです。まぁ、扱いにくいのは難点ですけども。そして1番謎なのはあの翠色の目の御方。黒ウサギが呼んだのは3人の筈。あの御方は一体?)」

 

 

悟 「話聞くのは良いんだけど、月のうさぎが寂しさはまだしも狼が天敵はないでしょ」

 

 

黒ウサギ 「最後の方ありがとうございます……ってえ!?どうして黒ウサギが月のうさぎだと知って?いやそもそも何故月のうさぎのことを!?」

 

 

悟 「本で読んだから。」

 

 

黒ウサギ 「ああ、なるほど……ってなるわけないですよ!」

 

 

黒ウサギが突っ込みをしているうちに耀が近づいて

 

 

耀 「えいっ」

 

 

黒ウサギ 「フギャ!」

 

 

黒ウサギの耳を力一杯引っ張った。

 

 

黒ウサギ 「ちょ、ちょっとお待ちを! 触るまでなら黙って受け入れますが、まさか初対面で遠慮無用に黒ウサギの素敵な耳を引き抜きに掛かるとは、どういう了見ですか!?」

 

 

 

耀 「好奇心の為せる業」

 

 

黒ウサギ 「自由すぎるにも程があります!」

 

 

 

十六夜「へぇ? このウサ耳って本物なのか?」

 

 

今度は十六夜が右耳を引っ張る。

 

 

飛鳥 「あら。なら私も。」

 

 

 

それに便乗して飛鳥も引っ張り始める。

 

 

 

黒ウサギ 「ちょっ、見てないで助けてください!」

 

 

3人から揉みく者にされて大変なことになっている黒うさぎから救援要請が来た。このままだと話進まないし助けるか。そうして能力を使い時を止める。そのまま黒ウサギのところに行き黒ウサギをこちらまで連れて来て時止めを解除する。

 

 

 

十六夜・飛鳥・耀 「ッッッ!!!」

 

 

 

悟 「大丈夫か黒ウサギ?」

 

 

 

黒ウサギ 「は、はい。ありがとうございます。」

 

 

 

悟 「どういたしまして。」

 

 

 

十六夜 「悟、お前今何をした?」

 

 

悟 「ただ時間止めて黒ウサギを連れてきた。」

 

 

 

黒ウサギ 「じ、時間停止のギフトですって!?」

 

 

 

十六夜 「黒ウサギ、ギフトって何だ?」

 

 

黒ウサギ 「それを話す前にこの世界について話しますね。」

 

 

そうして黒ウサギは一呼吸置くと

 

 

黒ウサギ 「それではいいですか、定例文で言いますよ? 言いますよ? さあ、言います! ようこそ、“箱庭の世界”へ! 我々は皆様をギフトを与えられた者達だけが参加できる『ギフトゲーム』への参加資格をプレゼンさせていただこうかと召喚しました!」

 

 

 

耀 「ギフトゲーム?」

 

 

黒ウサギ 「そうです。既に気付いていらっしゃるでしょうが皆様は、普通の人間ではございません! その特異な力は様々な修羅神仏から、悪魔から、精霊から星から与えられた恩恵でございます。『ギフトゲーム』はその“恩恵”を用いて競い合うためのゲーム。そしてこの箱庭の世界は強大な力を持つギフト保持者がオモシロオカシク生活できる為に作られたステージなのでございますよ!」

 

 

十六夜 「なるほどな」

 

 

飛鳥 「まず初歩的な質問をいいかしら。貴女の言う“我々”とは貴女を含めた誰かなの?」

 

 

黒ウサギ 「YES! 異世界から召喚されたギフト保持者は箱庭で生活するにあたって、数多となる“コミュニティに必ず属していただきます」

 

 

十六夜 「嫌だね」

 

 

黒ウサギ 「属していただきます! そして『ギフトゲーム』の勝者はゲームの主催者(ホスト)が提示した商品を手に入るシンプルな構造になっています」

 

 

耀 「………主催者(ホスト)って?」

 

 

黒ウサギ 「様々ですね。暇を持て余した修羅神仏が試練と称したギフトゲームを主催している場合やコミュニティが力の誇示のために展開しているギフトゲームなどがあります。前者の場合は凶悪な難題で命を落とす危険もあります。その分見返りは大きく新たな恩恵(ギフト)を手に入れることも夢ではありません。

 

後者は参加のためにチップを用意する必要があります。参加者が敗退すればすべて“主催者”のコミュニティに寄贈されるシステムです」

 

 

悟 「チップって具体的には何を用意すればいいんだ?」

 

 

黒ウサギ「それも様々ですね。金品・土地・利権・名誉・人間……そしてギフトを賭けあうことも可能です。新たな才能を他人から奪えばより高度なギフトゲームに挑む事も可能でしょう。ただし、ギフトを賭けた戦いに負ければ当然――ご自身の才能も失われるのであしからず」

 

 

 

飛鳥 「……つまりギフトゲームとはこの世界の法そのもの、と考えてもいいのかしら?」

 

黒ウサギが少し驚いた様な表情をする。

 

 

 

黒ウサギ 「中々鋭いですね。しかしそれは八割正解二割間違いです。我々の世界でも強盗や窃盗は禁止ですし、金品による物々交換も存在します。ギフトを用いた犯罪などもってのほか! そんな不逞の輩は悉く処罰します。しかし!先ほどそちらの方がおっしゃった様に、ギフトゲームの本質は勝者が得をするもの!例えば店頭に置かれている商品も、店側が提示したゲームをクリアすればただで入手することも可能だと言うことですね」

 

 

飛鳥 「そう。中々野蛮ね」

 

 

 

黒ウサギ 「ごもっとも。しかし"主催者"全て自己責任でゲームを開催しております。つまり奪われるのが嫌な腰抜けは初めからゲームに参加しなければいいだけの話でございます」

 

確かにね。失いたくないなら参加しなければいいか。でもそれはつまんないね。

 

 

 

黒ウサギ 「さて、まだ聞きたいことはあると思うのですがここでの質疑応答は1回終了して、続きは我々のコミュニティで説明しようと思うのですがどうでしょう?何時までも野外という訳にも行きませんし。」

 

 

飛鳥 「それもそうね。」

 

 

 

十六夜 「待てよ。まだ俺が質問してないぜ。」

 

十六夜が不満そうにしかしその裏では期待を込めたような眼差しで黒ウサギを見つめる。

 

 

黒ウサギ 「……どういった質問でしょう?ルールですか?それともゲームそのものですか?」

 

 

十六夜 「そんなのは"どうでもいい"。腹の底からどうでもいいぜ、黒ウサギ。ここでお前に向かってルールを問いただしたところで何かが変わるわけじゃねえんだ。世界のルールを変えようとするのは革命家の仕事であって、プレイヤーの仕事じゃない。俺が聞きたいのは……たった一つ、手紙に書いていたことだ」

 

そうして少し置いて十六夜は言う。

 

 

 

「この世界は……『面白いか?』」

 

 

 

『家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨てて箱庭に来い』

 

 

それだけの価値がこの世界にはあるのか。それだけが十六夜は知りたかった。

 

十六夜の質問に黒ウサギはニッコリ笑いながら宣言する。

 

 

黒ウサギ 「YES。『ギフトゲーム』は人を超えたものたちだけが参加できる神魔の遊戯。箱庭の世界は外界より格段に面白いと、黒ウサギは保証いたします♪」

 

 

 

こうして問題児達の箱庭生活は幕を開ける。

 

 

 




如何だったでしょうか?
というか悟くんそこは黒ウサギの耳触れよ!

悟 「俺だって触りたかったわ!」


ヘタレ


悟 「うっせぇ!」


それでは皆さんまた次回
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