モンスターハンター 蝕霞の禍神   作:EpoMeta

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第15話 「斬四蟹の生態/儡灰竜の生態・破」

 甲殻種といえば、強固な甲殻で体表を覆うことで知られる種である。そして、これまで確認されてきた多くの種が、自身の急所となる部位を他種のモンスターの頭骨を用いたヤドを背負い、急所を防護する生態を持つことが広く知られている。一方で、ゾルバトギリ群峰において初確認された甲殻種「甲掛蝦 クギョウカイロウ」は自身の急所となる腹部を覆うように全身を丸めることで急所の保護を行う。これには他種の頭骨を必要としない。上位捕食者である他種と異なり、クギョウカイロウは生態系の下位に位置する分解者であるため、そうした大型の頭骨の入手が基本的に不可能ということが理由として挙げられる。

 だが、もし上位捕食種足りえる大型の甲殻種が、ヤドを背負う必要のない進化を遂げた場合一体どうなるのだろうか。そのような進化を遂げた大型甲殻種が「斬四蟹 ラセツギリガ」である。

 

 ラセツギリガは一般的な甲殻種と同様に六本の脚を持つ。だがその脚は非常に太く何より特筆すべきは、六本の脚のうち四本が巨大な鋏となっていることだ。残された二本も、その体を支えるために太く発達している。体勢は低く、大きな胴体が地表に近い位置に位置するため、非常に重心が低い。これは発達した四本の腕を持ちながら安定した行動ができるようにするためである。前肢に隠れるように潜んだ顔面には大きな単眼が正面に、そしてその側部に簡易的な複眼が一対存在する。視力はあまり高くない。

 顔面の下側、脚部の付け根辺りには口が存在する。大顎と二対の小型の顎、そして外部に突出した顎足が存在しており、強靭な腕の鋏で引きちぎった獲物を顎足で口に放り込み、内部の顎で噛み砕いて食べる。口腔の内部にはゾルバトギリ群峰における有毒の瘴気を漉し浄化する機構を備えている。そのようにして溜まった瘴気の粒子は、口元側面に位置する一対の排出口から吐き出される。このようにして吐き出された瘴気の塊は、湖沼や湿地の近くによく見られるものでラセツギリガの痕跡の一つである。

 

 ラセツギリガは肉食性の生物である。生きている獲物はもちろんのこと、まだ新しい動物の遺体も喰らう。主食とするのはモリカイロウやビアドン、フルシュカのような小型のモンスター、ズワンジアやワラルミドーなどの中型モンスターである。ラセツギリガはその脚を器用に動かし、その巨体から想像もできない程豪快に動き獲物を捕食するのである。四本の鋏は大きく稼働し、獲物を捕らえることに役立つ。同時に動く巨大な四本の鋏を一度に向けられては、逃れられる獲物は限られる。大きく広げた腕部の大きさは大型飛竜種のそれにも匹敵する。事実、湖沼フィールドではモルドゥギラスに攻撃を仕掛けるラセツギリガの姿が、現地に住むシェヴルーによって何度も確認されている。

 猛毒の瘴気によって大気を蝕む瘴胞種さえ、ラセツギリガは捕食する。腐敗ガスを溜め込み自ら飛翔する瘴胞種「サマニタリア」のような一部を除き、瘴胞種の多くは、他の動物のように自ら大きく動くということは少ない。そのため、ラセツギリガにとっては格好の餌だ。水辺に生息する「ダクキイレ」という瘴胞種がある。これはパイプ状の器官を形成しその内部に獲物を誘引、捕食する生態を持つ獰猛な瘴胞種だ。普段は水中にそのパイプを浸し、光り輝く体表が水を照らしている。

 これを、ラセツギリガはその鋏で根元から切り取り、器用につまんで口元に運び捕食している。管の内側は獲物を絡める菌糸と水と混じった酸性の体液に満ちているが、外側はあくまで多少頑丈な瘴胞種のそれであり、ラセツギリガの敵ではない。文字通りチョキンと根元から切り取り、顎足がせわしなく動き捕食している。動きが少ないこの瘴胞種は、ラセツギリガにとって簡単に捕食できる「おやつ」である。重厚な甲殻に覆われたラセツギリガが主食とするのはそうした小型のモンスターではなく、大型モンスターたちである。

 

 ラセツギリガの気性は非常に荒く、他種のモンスターを見かけると積極的に攻撃を仕掛ける。同様に希少の荒いモンスターとして、ゾルバトギリ群峰においては甲虫種ズワンジアが知られている。これは地面を絶えず掘削する生活を送っており、岩盤を砕き大地を掘り進むために発達した角と前肢が特徴的な甲虫種だ。そのエネルギーを補うために口に入るものならばなんであっても捕食する獰猛な生物だ。湖沼のぬかるんだ地盤を掘り抜き、ズワンジアが姿を現した。その視界にラセツギリガを捉えたズワンジアは、全身を震わせ咆哮する。一方でラセツギリガも甲殻をギリギリと鳴らし威嚇する。一閃、先に動いたのはズワンジアだ。後肢のバネを活かした突撃、全体重が角の先端に乗せられている。が、ラセツギリガは四本の鋏を正面に盾のように構えた防御態勢を取る。ズワンジアによる突進の衝撃が周囲の大気を揺らした。

 弾き飛ばされたのはズワンジアの方だった。一方、ラセツギリガの足元にも衝撃を受け止め、ずり下がった跡が見られる。弾かれたズワンジアは体勢を立て直すが、その首をラセツギリガの鋏が捕らえていた。ズワンジアの関節構造上、自らの首に腕を向けることはできない。せめて引きはがそうと全身に力を込めてもがくズワンジア。だが無情にもラセツギリガの鋏には一層の力が籠められ、数瞬の後、ズワンジアを斬首した。分かたれたズワンジアの死体をラセツギリガは摘み、すぐには食べない。周囲を警戒しているのである。ラセツギリガは後ろ足で器用に穴を掘ると、その中に潜り込んだ。土や泥を被ると、外側からはちょっとやそっとでは見分けがつかない。このようにしてラセツギリガは外敵との不必要な接触を避け、ゆっくりと食事にありつくのである。

 

 ラセツギリガのものとみられる甲殻を、スロインツァがクギョウカイロウの甲殻を混じり身に纏っていることがある。これはラセツギリガの脱皮跡であったり、防衛自切を行い自ら切り離したものであったり、またスロインツァがラセツギリガを倒し奪い取ったものであったりする。分厚く成長し、ズワンジアの突撃さえ無傷で凌ぐ甲殻は、クギョウカイロウのそれと比べ一段上のランクの防具である。だが、獰猛なラセツギリガの甲殻を入手するということは、スロインツァにとっても簡単なものではない。故に、スロインツァからラセツギリガの甲殻を見つけることができた場合、そのスロインツァは経験を積んだ非常に実力のあるモンスターであることが推測できるのである。

 ラセツギリガとスロインツァが戦えばどちらが強いか、というのは湖に住む子供のシェヴルー達の間で定番の会話だ。一概にどちらが必ず勝つ、とは言えず相互のサイズや周囲の環境といった条件で容易くその戦力差は変動し、どちらが強いとは言い切れない。だが、甲殻種への攻撃性に特化した進化を遂げてきたスロインツァの方が基本的にはやや有利であると考えることができる。

 

 我々が湖に住むシェヴルー達の狩猟風景を調査している際に、ラセツギリガと接触する機会があった。群れの若いシェヴルー達数人と、群れの長アクティら引率の大人たちが、「露半裂」ワラルミドーの狩猟を行う様子に同行していた際だ。ワラルミドーの皮は耐水性と耐久性に優れ、湖に住むシェヴルー達は天幕の布として活用している。その中である程度組織だって狩猟を行っているのである。とはいえ、毒性の体液と自在に伸びる舌、高い擬態能力を持つワラルミドーは人間以上の身体能力を誇るシェヴルー達にとっても脅威であり、少人数での狩りを行うことはまずありえない。この狩猟も我々調査隊含め十人程度で行われていた。

『おー、見てごらんよエリン、ワラルミドーを網に引っ掛けたみたいだね』

 そう言いながら群れの長であるアクティは沼に下半身を沈めたシェヴルー達を指さした。水辺に追い込まれたワラルミドーは、四肢の吸盤を活かした立体的な移動を活かすことができず、瘴胞菌樹の菌糸を編んだシェヴルー達の網の中に囚われてしまっている。直接触らないのは、ワラルミドーが体表から分泌する毒性の体液を警戒してのことだ。体を折りたたまれるように網に呑まれたワラルミドーは自慢の舌を伸ばすことさえかなわない。

『そーれ、よーいしょ、ほらもうすぐ陸地だぞー』

 アクティたちがシェヴルー達の音頭を取る。沼の中で作業するシェヴルー達がその声に合わせ、ワラルミドーを陸地へと引き揚げる。アクティの周りのシェヴルー達は手拍子で合図を取る。それに合わせ地面も振動し始めた。その振動にアクティの耳が逆立った。

『あーやめやめ、全員水から出て隠れて!エリンちゃんも!』

 そういうが早いか、私は首根っこをアクティにつかまれ、茂みの中に連れ込まれた。

「痛たたた。アクティ、これは?」

『エリンちゃん静かに。この揺れ方は多分ラセツギリガだ、ワラルミドーを餌にやり過ごそう』

 周囲を見渡すと、シェヴルー達もどこかに隠れてしまったようで、ワラルミドーを残してシェヴルー達の姿は認められない。地面の振動が段々と大きくなっていく。細いソラノスカビがバキバキへし折られ、ムザベランマたちが飛翔する。果たして湖沼の奥から姿を見せたのは一体のラセツギリガだ。その巨大な鋏で器用にワラルミドーを物色する。シェヴルー達に捕獲されたワラルミドーはぐったりとして動かない。

「ラセツギリガもワラルミドーを食べるの?」

『食べるね、毒の体液を沼で洗ってから食べるんだ』

 なるほど、ラセツギリガには人間のそれと近いような知性があるようだ。だが、フルシュカのように同族間で会話を行うようなそれとは異なるだろう。ラセツギリガの様子を見ると、ワラルミドーの周囲に絡みついた網についてよくわかっていないようで、鋏の先で器用にワラルミドーを掴みつつも、その網を引きはがすことはできないようだ。ラセツギリガはワラルミドーを振り回すなどしてみるのだが、網が何なのか分からないようだ。

 そうこうしているうちに、また新たな振動をアクティは感じ取ったようだ。彼女は耳を立て、周囲を警戒している。

『スロインツァ……にしてはやや重い音。デルドゥーガにしては足音が多すぎる。一体何の音……?』

「まさか……」

 湖沼を覆う白い霧が次第に黒く変じていく。まるで死神のように姿を現したのはまず飛竜の頭部。片目に傷を負ったモルドゥギラス、我々調査隊の前にしばしば姿を見せる「隻眼モルドゥギラス」だ。その証拠に、黒い霧の中から姿を現した下半身は獣竜種特有の発達したそれだ。そしてさらにそれに加え、背中には新たに巨大な甲羅が追加されている。まるで「鎧羅竜」デルドゥーガのような甲羅は一部にひびが見られる。一方で、首元や背中には未知の板状の部位が形成されている。

『アレがもしかしてエリンちゃんの言ってたモンスター!?』

「そうだけど、また新しく部位が増えてる。一体どういうことなの?」

 とりあえずはこの未知のモンスターに対してじっとやり過ごそうと、私はアクティに伝えた。アクティはそれを聞くと、周囲の大人たちに目配せし指示を出した。

 ラセツギリガとワラルミドーを視界に捉えた隻眼モルドゥギラスは双方を見比べる。その姿を認めたラセツギリガは全身の甲殻を鳴らし威嚇する。瘴気の塊を口元から吐き出し臨戦態勢を取った。それに応えるように隻眼モルドゥギラスも咆哮する。それと共に未知の板状の部位が鈍く輝いている。

 ラセツギリガは四本の鋏の内二本を顔の前に掲げた防御態勢を取りながら残りの二本を前面に押し出し、隻眼モルドゥギラスと間合いを測る。一方で隻眼モルドゥギラスはその眼球から黒い糸を放ち、狡猾にラセツギリガの目を狙っている。その糸をラセツギリガは鋏で切り払っている。隻眼モルドゥギラスに痛がっている様子は見られない。我々人間の装備のように、神経が繋がっておらず別の機構を用いて動かしているのか、あるいは瘴胞種のように痛みを感じることそのものがないのだろうか。

 黒い糸に混じり、隻眼モルドゥギラスは口元から水流ブレスを放っている。その水流の勢いはメリハリがあり、ラセツギリガを間合いに近づけない。一度止んだように見えたが、長く伸びた尾の先の戦鎚のような尖ったそれがラセツギリガの甲殻を打ち据える。強靭に成長したそれの先端にはズワンジアの角のような尖った部位が見受けられる。一層、隻眼モルドゥギラスは頭部からの攻撃を強めた。黒い糸の射出間隔が短くなり、それをボウガンの矢のように連射する。もちろん、水流ブレスも織り交ぜている。その攻撃は的確にラセツギリガの甲殻に隠された目を狙ってきている。

 絶え間ない攻撃にたまらず、ラセツギリガはその体勢を崩してしまった。そこを見逃す隻眼モルドゥギラスではない。長い尻尾をラセツギリガ向けて伸ばし、一本の鋏の付け根を絡めとった。そのまま力を込め、ラセツギリガを自らの元へと引き寄せんとする。無論、ただなすがままのラセツギリガではない。全身に力を籠め、その場に踏みとどまろうとする。だが、隻眼モルドゥギラスは翼を広げ、その内側からさらに無数の黒い糸を射出した。それらの糸がラセツギリガの動きを奪い、拘束していく。

 太い尻尾にからめとられたラセツギリガの一本の鋏が、付け根から抜け落ちた。その断面の綺麗さから察するに、いわゆる「防衛自切」危機を脱するために自ら手放したものと思われる。それを隻眼モルドゥギラスは尻尾に絡めたまま、自らの前肢に近づける。刹那、隻眼モルドゥギラスの腕からは無数の黒い糸がラセツギリガの鋏の付け根に伸びた。そのまま隻眼モルドゥギラスはラセツギリガの腕を「装着」する。そうとしか言えない。隻眼モルドゥギラスとラセツギリガの腕の付け根に黒い板状の組織が形成されると、ラセツギリガの鋏は隻眼モルドゥギラスの新たな腕となってしまった。その鋏をガチガチと鳴らすと、隻眼モルドゥギラスはラセツギリガに向け突撃した。隻眼モルドゥギラスの鋏はラセツギリガの鋏の付け根を捕らえるとそのままギリギリと締め上げる。隻眼モルドゥギラスの鋏の甲殻の隙間から黒い糸が見え隠れすると、その鋏はさらに力を増し、ラセツギリガの鋏を切り飛ばした。甲殻種特有の青黒い血が空に飛び散る。

 隻眼モルドゥギラスはその鋏を拾い上げると同様にもう片方の腕に装着する。甲殻種の腕は重いのか、隻眼モルドゥギラスの体勢は前のめりのものとなり、地表を前腕の先端が掠めている。巨大な四肢に飛竜の翼を持つその姿は、他のモンスターの枠に収まらない異様な雰囲気を醸し出していた。

 

 一方で四本の鋏の内二本を奪われたラセツギリガは、残された二本を広げ、隻眼モルドゥギラスをなおも威嚇する。がしかし、その優劣は誰の目にも明らかだ。破れかぶれか、ラセツギリガが腕を振り回し突撃する。対する隻眼モルドゥギラスは今まさに仕入れた腕の性能を試さんとばかりに、甲殻に覆われた鋏を用いた防御態勢を取った。分厚い甲殻同士がぶつかり合う衝撃。その衝撃に隻眼モルドゥギラスの体表に形成された板状の部位が何枚かはじけ飛ぶ。が、一瞬の隙を突き、隻眼モルドゥギラスの鋏がラセツギリガの鋏を抑え込んだ。そのまま隻眼モルドゥギラスは下半身の筋肉を用いてラセツギリガを無理やりに持ち上げた。鋏でないラセツギリガの足がじたばたと空を切る。身動きの取れないラセツギリガに、隻眼モルドゥギラスは尻尾をゆっくりと向けた。岩盤を貫くズワンジアの角のように発達したその先端を隻眼モルドゥギラスはゆっくりと近づけ、ラセツギリガの甲殻の奥に隠れた巨大な単眼に狙いを定めると、勢いをつけぐさりと突き刺した。角はそのまま貫通し、ラセツギリガの腹部から飛び出している。ラセツギリガの息の根が止まったことを隻眼モルドゥギラスは確認すると、尻尾を抜き取り、網に囚われたワラルミ

ドーの方に向いた。鋏を用いて器用に網からワラルミドーを取り出すと、そのままワラルミドーを生きたままぶつ切りにして口の中に放り込んだ。

 

 隻眼モルドゥギラスの猛威が去ったのち、命からがら帰還した我々であったが、その過程で私は隻眼モルドゥギラスの表面から剥がれ落ちた黒い板のようなものを回収していた。隻眼モルドゥギラス特有の素材である黒い糸は放たれたのちしばらくすると霧消してしまうので、隻眼モルドゥギラス由来の素材を入手することはこれまで困難であった。これを分析することで、あの異形のモンスターの正体に一歩近づけるかもしれない。

 あのようなモンスターをこれまで見かけたことはあるか?と私はアクティに尋ねたが、知らないということだった。ビシャクと同じで、山の上に住むというモンスターが、そうした色々な種の特徴を持っているらしいというおとぎ話がある、というぐらいの情報しか得られなかった。このゾルバトギリ群峰に長く住むシェヴルー達にとっても未知のモンスターなのだろうか。

 驚くべきは、隻眼モルドゥギラスの知性の高さだ。絶えず制圧射撃を繰り返しモンスターの隙を作ろうとする攻撃、手にした部位を移植しそれを使いこなす適応力、対象の弱点を的確に見抜き、そこを執拗に攻撃する残虐性などは、通常種のモルドゥギラスの知性に輪をかけて高いものだと言える。モルドゥギラスも瘴胞種「ドゥギラソリウム」と共生することで並の飛竜種以上に人間に近い知性を手にしていると考えられているのだが、それ以上の知性、もっと言えば狡猾さを隻眼モルドゥギラスは手にしている。ここにも何かカラクリがあるのだろうか。生命の常識を逸したそのモンスターの脅威に、私は手にした黒い板を握りしめた。

 

―続―

 

ラセツギリガ

種族:甲殻種(十脚目 短尾下目 斬四蟹上科 ギリガ科)

別名:斬四蟹(ざんしがに)

危険度:☆4

 

生態・特徴

 全身を硬い甲殻で覆った甲殻種。ヤドを必要としない分厚い甲殻と、発達した四本の鋏が特徴。四本の鋏を巧みに動かし、自分よりも大きな獲物や多数の獲物をたやすく仕留める。気性は非常に荒く、他のモンスターを見かけると積極的に襲撃する獰猛なモンスターだ。他の甲殻種に見られる、ヤドを被り肉質の柔らかい部位を保護するという習性は見られない。腹部が最も柔らかい肉質の部位であるが、それを常に体の下にして守っている。

 

素材

 ・斬四蟹の甲殻

   ラセツギリガの全身を覆う甲殻。

 ・斬四蟹の爪

   ラセツギリガの脚部先端の爪。非常に鋭い。

 ・斬四蟹の剛鋏

   ラセツギリガの発達した鋏。

 ・斬四蟹の真眼

   ラセツギリガの巨大な眼球。これで周囲を探っている。

 

 ・斬四蟹の骸甲殻

   スロインツァの体表からごく稀に採取される素材。元はラセツギリガの甲殻だが、スロインツァの体液などにより変質している。

 ・黒い板(仮称)

   隻眼モルドゥギラスの体表から剥がれ落ちた板。大きく体型が変化する場所、言葉を選ばず言うなら別パーツのつなぎ目に多く付着している。

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