ー沖縄ー
帝国陸軍第3近衛師団第8歩兵連隊は最後の戦闘を行おうとしていた。砲弾飛び交う戦場で島津豊久連隊長は最後の演説をしていた。
「諸君、貴官らはよく戦った。ここはもうすぐ落ちる。我が帝国は敗戦するだろう。しかし!ただでは負けてやらん!大日本帝国陸軍近衛師団、第8歩兵連隊はこれより最後の突撃を敢行し、帝国の意地をアメ公共に一矢報いらん!総員抜刀!」
兵たちは銃剣を着剣、士官は拳銃と刀を抜き放ち、最後の合図を待っていた。
「では諸君!参ろうか!」
「「「「「「おう!」」」」」
全員死に逝くというのに笑顔であった。それを見届けた島津豊久連隊長は獰猛な笑みを浮かべ最前線で最後の命令を下した。
「総員突撃ィィィィィィィィィィィィィィィィ」
「「「「「天皇陛下ァァァァァァ!!バンザァァァァァァァァァーイ!」」」」
全員が笑みを浮かべ敵陣に突撃を敢行した。
ダダダダダダ!パァン!
「こいつら笑ってやがんぞ!」
「ジャップ共め!」
「オー・マイ・ゴッド…」
陣の横を突かれたアメリカ軍は応戦するのが遅れ敵味方入り乱れての白兵戦になった。しかし、笑いながら突撃してくる日本兵に恐怖を覚えたアメリカ軍は心理状況がよろしくなく、この戦闘で数的有利なアメリカ軍より、第8歩兵連隊に軍配が上がっており、相当陣深くまで食い破られていた。
「首をよこせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
その先頭は島津豊久連隊長、笑いながら突撃し軍刀で敵を切り刻む
「ジーザス!」
「Nooooooooo!」
一瞬で距離を詰め一閃。確実に首を跳ね飛ばす。
「こいつら相当強いぞ!」
「マイク!ジョン!…畜生!」
「よせ!味方に当たるぞ!」
「なあ…首おいてけ!首おいてけよぉぉぉぉぉぉ!!」
だがしかし多勢に無勢、連隊長以外は討ち取られてしまった。しかし、アメリカ軍は一個師団を消費してしまっていた。
「…わたしだけ…か…だが!」
「こいつまだやる気だぞ!」
パァン!パァン!ダーン!ダダダダダダ!
「弾当たってんのに気にせず突っ込んで来やがる」
大量の弾丸が当たってすでに人間の致死量の血を失っているにも関わらず走り回り敵を斬り刻むさまはまさに死神であった。しかしそれも長くは続かず…
「ガハ…もはやこれまでか…」
最後倒れ、そのまま絶命した。
後の世に島津豊久連隊長は最後の銃剣突撃を行った軍人として、またその突撃のタイミングが最適なものであったため、アメリカ及び日本から勲章が授与されこう呼ばれた。「鬼島津」と、